気がついたら冬木のキャスターになっていた件について。(再投稿)   作:黒江碧

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間違えて消してしまったので再投稿しました。ふと思い付いたネタな為、続くかどうかは未定です。読み専が書いたものなので、優しい目で見て下さい……
一応ピクシブの方にも投稿しています。


気がついたら冬木のキャスターになっていた件について。(再投稿)

 

 ーー目が覚めると、辺り一面が燃えていた。慌てて消火器を取りに行こうとして周りを見回すと明らかに自分の家では無かった。何を言っているか分からないとは思うが、安心してほしい。オレにもさっぱり分からない。ドッキリだとしてもこれはやり過ぎじゃないですかね(白目)

 

 そもそも、オレは確か寝る前まで狂ジュナガチャを回していたハズ。その後いつも通り爆死してそのままふて寝したのに……ハッ!これはあれか、最近流行りの異世界転生だな!…いやいや、それにしては最初からハード過ぎだろ。神様に会ってもないし。そもそも死んだ覚えも無いしなあ……寝てる間に心臓発作とかなら有り得なくもない、か?ガチャで爆死したショックで心臓発作起こして逝っちゃいました、なんて死因は嫌なんだが。せめてベッドの下に隠したウス=異本を処分する時間は欲しかった。

 

 

「ーーさて、これからどうするか……ん?」

 

 待て。ちょっと待て。

 

「オレの声こんなイケボじゃ無いんですけど!?」

 

 

オレの何の変哲も無い声がCV神奈になっていた件について。嬉しいとは思うが何か落ち着かないな、コレ。なにせ自分の声があのアニキになってるんだぜ?SNのアニメ放送していた頃に放課後誰もいない教室で箒を使って友達と槍ニキのゲイボルクごっこをしていたオレとしてはガチャで星5が出てきた時位には興奮している。

 

 それはさておき、今は建物を出たら視界に入ってきた『アレ』についてだ。

 

「アレってもしかしなくても冬木大橋だよな?」

 

ーーそう。どう見てもFate/zeroのアニメに出てくる冬木大橋にしか見えない橋が目の前に存在しているのだ。しかも炎上なう。……古いな。

 

 冬木大橋がある以上、此処がFateの冬木なのは間違いない。そして、冬木が燃えているということは第四次聖杯戦争終盤で聖杯の泥が溢れて英雄王がキャストオフしていたり、切嗣が士郎を拾っていたりするあたりか。もしくは、FGOの特異点Fか。この2択である。

 

 もっとも、どちらなのかは大体察していた。何故なら衣装がキャスニキだったから。杖もあるし。キャスニキがいる(ただし中身は不在)ということは、特異点Fとしか考えられない。

 

 流石にこれは夢だろうと思って頬をつねってみたが痛かったので残念ながらこの状況が現実だということも判明した。まさかリアルにキャスニキになるとは……ん?じゃあこの特異点を解決したらオレ消えるのか?座に還るのか元のオレに戻るのかは分からないが。どうなるのかも分からずに消えるのは怖い。怖すぎる。いっそ何もしないで引きこもっていたい。

 

 

 だが、だからと言ってFGOの世界が現実になってしまった今、人理焼却されるのを放っておくのも胸糞悪い。多分キャスニキがいないとマシュは宝具の擬似展開すら出来ず、主人公一行は大空洞まで辿り着くこともなくメドゥーサかハサンあたりに倒されてしまうだろう。主人公補正が働く可能性はあるが、それで黒王まで倒せるとは思えない。黒王は聖杯のブースト受けてるしな。

 

 ……あれ?キャスニキいなかったらカルデア軽く詰んでね?それにも関わらず現在進行形で特異点Fには本編と違って、頼りになるキャスニキはいねえぞ。ガワがキャスニキでも中身がオレという頼りにならねェ残念なキャスニキ(笑)ならいるけどな!……自分で言ってて悲しくなってきた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 脱線しながらも色々と考えた結果、レフの爆弾テロのせいでカルデアは壊滅的な被害を被っているはずで、そんな中すぐにサーヴァントの召喚が出来るとは思えないという事に気が付いた。ただの一般人のオレにどうしろってんだ……オレ以外黒王とエミヤとシャドウサーヴァントと骸骨兵しかいねえぞこの特異点。凶骨と虚影の塵が落ちそうだな!(ヤケクソ)

 

 

 

 

 しばらく絶望していたオレだが、ふと名案(?)を思い付いた。その名も「オレが…オレ自身がキャスニキになることだ!」作戦である。(名前は今考えた)

 

 内容はごく単純。オレが本来のキャスニキが担うはずだった役割を演じるだけである。そもそも、オレなんかにキャスニキが演じきれるのか?などの不安材料しかないが、やるしかない。文芸部の幽霊部員とかせずに演劇部に入っておけばよかったと心の底から後悔した。

 

 ーーまあ、憑依するのがギルガメッシュとかじゃない分マシだが。アニキの口調はオレの素に近いからまだ楽な方だが、あの人達の言葉遣いは難しい上に台詞がやたらと長い。例えば「頑張れ」の一言が「雑種、精々励めよ?そしてその足掻く様で(オレ)を楽しませるが良い」といった感じに変換され、一言で済むはずの台詞が倍以上に長くなるのだ。そんな口調を自分で言い回しから考えなければならないと思うだけで気が遠くなりそうだ。自分の著作から台詞を引用してくるシェイクスピアとか論外である。

 

 

 ーー閑話休題 。

 

 

「とりあえず街の探索でもするか」

 

 

 ……キャスニキの口調こんな感じでいいよな?一応アニメは何回も見返していたし、大丈夫だとは思いたい。だってバレたら説明するの面倒くさいし……。特にエミヤはアニキと何回も聖杯戦争で遭遇してるから少しでもボロが出たら気づきそうで怖い。

 

 

 ーー不安を抱えながらも、男は一人歩き始めた。本来なら存在するはずが無い彼がこれから先、どうなるのか。それは誰にも分からない。

 

 




最後まで読んで下さりありがとうございました!

もしもこの話が続くとしたら……?

  • カルデアにやってくる。
  • 第五特異点に野良鯖として召喚される。
  • 第五特異点にメイヴの将として召喚される。
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