「やったな、カミやん」
「あぁ」
立ちはだかった最後の敵を打ち倒した二人の少年は、互いに笑い合った。キリトは右手の一撫でで失われた左腕を再生させると、ユージオの残り香を漂わせながら宙に浮かぶ青薔薇を掴み取り、右手の夜空の剣と共に背中の鞘に納めた。それから彼は上条に向けて右拳を差し出すと、上条がそれに応えるように自分の右拳を打ち合わせた
「「どわあああああああ!?!?」」
「「「「「やったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」」」」」
そして次の瞬間には、二人の体は次々にのしかかってくる体重に押し潰された。アスナ、美琴、だけではない。シノン、リーファ、リズベット、シリカ、クライン、エギル、レンリ、ソルティリーナ、ロニエ、ティーゼと…とにかくキリトと上条に関わりを持った全員が、歓喜の叫びと共に雪崩のように覆いかぶさっていた
「重いわっ!嬉しいのは分かったからとりあえず全員退けゴラァァァ!!!」
上条が怒鳴り声で言うと、二人の少年にのしかかった全員が、はははと口々に笑い合いながら、笑い泣きと、感動によって瞳に浮かべた涙を拭き取って立ち上がっていった。しかし、その中でも二人の少女だけは、キリトと上条、それぞれの体を強く抱きしめて離さなかった
「キリト君、すごく、すごくカッコ良かったよ…みんなの想いを、願いを。綺麗な夜空に、自分の力に変えて…本当に…本当に……」
「アンタは、昔っから…本っ当に、バカなんだから…私の気持ちなんか知りもしないで、後先考えずに無茶して。でも、今回だけは…特別に、許してあげる……」
アスナは、堪えきれなくなった涙をキリトの胸で拭くように顔を埋め、美琴は優しい微笑みを浮かべながら、上条の肩に頭を預けていた。上条とキリトは横を向いて視線を合わせると、顔がニヤけそうになるのを我慢して、ほぼ同時に頬を掻いて恥ずかしげに笑い合った。そして彼らは、それぞれ自分を抱いている少女の体を優しく引き離すと、ゆっくりと立ち上がって周りの仲間へと言った
「みんな、本当にありがとう。俺とアスナやスグ達の世界の窮地に駆けつけてくれて。みんながいてくれなかったら、きっと俺は心を失ったまま、立ち上がれなかったと思う」
「俺もだ、みんな。元を正せば俺の不祥事だったってのに、多くのプレイヤーにまで呼びかけて来てくれた時は、嬉しくてたまらなかった。もちろん、今もそうだ」
「ほんじゃ、帰ったらALOで宴会やらなくっちゃあなぁ。もちろん、キリの字とカミの字の奢りで」
「おう、俺の店で盛大にやってやるぜ」
クラインとエギルに言われたキリトと上条は、揃って苦い顔をしたが、特に現実の財布事情が困るわけではない為、まぁそれくらいは…と渋々頷きかけたところに、リーファとシノンが言った
「はいはーい!それじゃあたし、お兄ちゃんにナノカーボン竹刀奢ってほしー!」
「お、おい冗談でもやめてくれスグ!あのよく分からん竹刀べらぼうに高いんだぞ!?」
「あっ、そうね。それなら私もカミやんに、いつか言ってた『学舎の園』のケーキでも奢ってもらおうかしら。男子禁制だから、お金だけくれれば私が勝手に買ってくるわよ」
「お金だけくれって!?それ奢りとか通り越してカツアゲなんですがシノンさん!?」
ついに現実の経済にまで影響を及ぼしてきた要求に、キリトと上条が泣き叫ぶと、またもみんなの明るい笑い声が続いた。そしてその場の全員が一頻り笑い終えると、御坂美琴がパン!と手を一つ叩いて言った
「さて、何はともあれ。まずはみんな元の世界に帰りましょう?今も果ての祭壇に向かってるアリスさんは、キリトさん達の世界に行くことになるんでしょうけど、私たちもお見送りくらいはしたいわ」
「あぁ、そうだな。みんな疲れてるだろうし、後は気ままにゆっくり行けばいいさ。言っても南の端までどんくらい距離あるか分かんねぇし、みんな疲れてるだろ。多分アリスも、俺たちの心意が収まったのが分かってるハズだ。アイツなら色々と察して、俺たちのことを待ってくれてるハズだ」
「あ、いいわねそれ。あたしも一目くらいはアリスって子を見てみたいし」
「えへへ、そうですね。私も帰ったらお友達に聞かせる飛びっきりのお土産話がほしいです」
上条が答えると、リズベットとシリカが続けて言った。それを機に、この場においては年長者であるエギルとクラインが、あぁ〜っ…という親父臭い声を漏らしつつ軽い伸びをして歩き出すと、女性陣も談笑しながら南へと歩き始めた。その背中を上条も追って歩き出そうとした時、キリトがこめかみに手を当てて立ち止まっているのが見えた
「え……あんたか、菊岡さん? システム・コンソールもないのにどうやって……」
「・・・あ?なんだキリト、ついに電波少年デビューか?」
キリトはどこか不思議そうな顔で、アンダーワールドの空を見上げながら喋っていた。その様子を見た上条が冗談交じりに訊ねたが、キリトはそれに答えることなく、ただずっと上空を見つめ、周囲のみんなには一切見えもせず、聞こえもしない対話の相手に頷き返していた
「うん。とりあえずはみんな無事だ。色々と込み入った事情は諸々増えたけど…なんとか片付いたよ。程なくしてそっちに……」
「む、無視ですかそうですか…なんだったら手遅れになる前に、カミやんさんの右手で打ち消して差し上げましょうか?」
「あぁ、あぁ…うん。大変なこと?急げって?一体なんのこ……え、ええっ!?」
変わらず上条の言葉を無視し続けていたキリトだったが、突如として上空を見上げる目をひん剥いて、何かに驚愕したように大声をあげた。その声に、南に向かって歩き始めていた一行が振り返ると、彼らもまた何事かと思い、不思議そうな表情でキリトを見つめていると、二刀の少年は一際強まった声と共に口を開いた
「解った、なんとかコンソールからの脱出を目指してみる!もちろん、アリスも連れていくからそのつもりで準備しといてくれ!心配するな、必ず戻るよ。それと、菊岡さん。半年前……いや、夕べは酷いことを言って悪かったな」
「・・・菊岡さん?」
一見して独り言のように見えるキリトの言葉の中に登場した、人の名前のような物に反応を示したのは、リーファだった。すると彼女は横にいたアスナと視線を合わせて頷き合うと、そろってキリトの元へと駆け付けた
「・・・あぁ。じゃあ、また10分後に向こうで会おう。菊岡さん」
「・・・キリトくん、菊岡さんから連絡があったの?何か、大変なこと…?」
「どうやらそうらしい。気ままにゆっくり行こうって言ってた手前だけど、もうグズグズしちゃいられなさそうだ。リアルワールドから来たみんな!聞いてくれ!」
その表情にどこか不安そうな色を滲ませながら訊ねてきたアスナに、キリトは深妙な面持ちで答えた。そして彼は、前方にいる日本人プレイヤー達に聞こえるように叫ぶと、彼ら全員の注目が集まったのを確認してから、再び口を開いた
「どうかまずは、落ち着いて聞いてほしい。今しがた俺の方に、このアンダーワールドを管理してる人から連絡があった。そう間もない内に、STLがFLA…時間加速機能を再開するらしい。でもそれは、俺たちの協力者に敵対する組織が仕掛けてきたものだ。断じて、意図的に時間を加速させようとしているんじゃない」
「そうなると、まずアミュスフィアでここに来ているみんなは、STLの時間加速機能に対応してないから、強制的にログアウトさせられることになる。だから悪いけど、みんなをアリスの見送りには連れて行けそうにない。時間加速までに残された時間は、もう10分しか残されていない。そんな短い時間で、ここにいる全員が果ての祭壇に辿り着くことは、多分できな……」
「ちょ、ちょっと待て!時間加速が再開すれば、現実の時間と辻褄が合わなくなるから、STLでログインしてる俺たちが、時間加速してる間はどうやってもログアウトできないってのは俺も分かってる!だけど、なんでキリトはそんなに重大そうに話すんだよ!?もうアンダーワールドに来た敵は全員倒したんだから、要するに後はその時間加速が終わるのを待つだけだろ!?ちょっとこっちに長居する時間が増えるだけだ!だったら……!」
「その長居する時間が問題なんだっ!!」
キリトの話を遮って詰め寄ってきた上条に対し、唯一これから起こる現象の重大さを知る少年は、彼よりも鬼気迫る表情で叫んだ。そんな自分の言葉に、上条が驚いて肩をびくりと浮かせるのを見たキリトは、申し訳なさそうに顔を曇らせたが、やがて深呼吸を一つしてから再び口を開いた
「ごめん、怒鳴るつもりはなかったんだ。そう言った手前、説得力はないだろうけど、どうか落ち着いて聞いてほしい。これから再開される時間加速は、ナマの人間の魂の寿命を考慮した上限の2000倍でも、内部が人工フラクトライトだけ、つまり外部からの観察が可能な上限の5000倍でもないんだ。それらを全て無視した、STLのハード的な限界…『限界加速フェーズ』が始まろうとしてる」
「き、キリト君…その限界加速フェーズの倍率って一体…?」
「・・・・・・500万倍」
終始重苦しい口調で説明に区切りをつけたキリトに訊ねたのは、同じくSTLでアンダーワールドにログインしているアスナだった。そして彼女の消え入るような声に答えたキリトの声もまた、か細く小さなものだった。しかし、その数字を聞き逃した者は、誰一人としておらず、STLでログインしている者も、そうでない者も、血の気が抜けたように顔が青ざめていった
「う、嘘でしょ!?500万倍の時間加速なんて、現実で1分経つ頃にはアンダーワールドで10年経つことになるわよ!?その限界加速フェーズが解除されて、私たちがログアウト出来るようになるまで、現実では後どれくらい時間が必要なの!?」
学園都市序列第三位に席を置く御坂美琴は、自身の能力に由来する驚異的な演算処理でその暗算を瞬時にこなした。そして、その認識のままに美琴が口早に聞くと、キリトはどこまでも落ち着き払った声で答えた
「・・・限界加速フェーズの開始まで、残り10分。STLの切断までにかかる時間が、最低でも30分…差し引き20分。つまり……」
「に、200年……!!」
またしても驚異的な速さでその暗算を終えた美琴は、その解答を呟くのと同時に、どうかその解答が何かの間違いであってほしいと願った。しかしそんな彼女にキリトが返したのは、ゆっくりと頷く動作だけだった。そんなやり取りを聞き、見た上条当麻は、瞳孔を激しく揺らして叫んだ
「おいおいおい!200年はヤベェって!?あと10分でこの世界から出れなかったら、俺たちは向こう200年、リアルから出禁くらうってことかよ!?そんなん聞いて落ち着いてられるか!早く、早く行こうぜ!?」
「この中でSTLを使ってログインしてるのは!?」
上条の慌てふためく声に続いて、周囲に集まっている全員に問いかけたのはアスナだった。彼女の問いかけに、美琴、リーファ、シノンと、三人の右手がほとんど同時に上がった。それを確認すると、アスナがキリトに指示を仰ぐように視線を向けると、キリトは黒い外套の裾を鋭く翻しながら言った
「よし、もう落ち着く必要も、別れを惜しむ必要もない。後10分、俺たち6人はとことん急いで、みんなとは後で必ず再会しよう!行くぞ!!」
瞬間、キリトの黒いコートは蝙蝠のソレに似た黒翼へと変化し、アスナとリーファの手を掴み取ると、翼で一度中空を叩いて上空に浮かび上がった。するとそれを見た上条は、慌てふためきながら叫んだ
「お、おいちょっと待てキリト!お前まで飛べるなんて聞いてねぇぞ!?」
「は?い、いや聞いてないって言われても…これはただの心意の応用だよ。ちょっとイメージすれば、カミやんにだって出来る」
「はぁ!?出来るわけねーだろうが!カミやんさんは現実じゃ無能力者なんだぞ!?」
「えぇっ!?だ、だってさっきまでカミやんも右手ぶんぶん振り回したり、高校の制服に着替えたりしてたじゃないか!それと同じことだって!」
「そりゃ出来るって思えるからイメージ出来るんだよ!そんなこと言われてすぐさま出来てたら俺だって好きで無能力者なんかやってねぇよ!!」
「あぁもう面倒臭いわねぇ!ほら!美琴もカミやんも私に捕まって!」
「おわぁっ!?」
彼らのやり取りが、そもそも時間の無駄だと感じたシノンが苛立ちを露わにした。そして乱暴に上条の左手と美琴の右手を取り、翼による飛行ではなく、ソルス・アカウントに付与された無制限飛行能力を行使し、二人の人間を抱えているとは思えないほど軽々と空に浮かび上がった
「よし!みんな準備はいいな!最大速度でぶっ飛ぶぞ!振り落とされるなよ!?」
そんなキリトの叫びの直後に、ドウッ!!という空気を叩く強烈な音が尾を引いて、STLでダイブした六人はあっという間に人界守備軍の衛士達や、日本人プレイヤーの視界から消えていった
「うおぉおぉおぉ!?ちょ、ちょっとシノンさんスピードダウン!!落ちる!マジで落ちるって!?」
「ひゃあ!?ちょっとカミやん!どさくさに紛れてどこ触ってんのよ変態!」
「てかスピード落とすわけないでしょアンタ馬鹿なの!?このまま内部で200年締め出し食らうかどうかの瀬戸際なんだから、シノンさんのスピードに振り落とされたらアンタだけ甘んじてここで200年過ごしなさい!!」
「ただでさえ約2年この世界で頑張ってきたカミやんさんにそれは酷すぎだと思うんですが!?」
ジェット機じみた速さでワールド・エンド・オールターへと飛行を続ける中、学園都市からログインしてきた三人は、実に騒がしく揉み合っていた。そんな彼らを横目で見ながら、キリト達はため息混じりに落ち着いた飛行を続けていた
「なんていうか、カミやん君って結局は最後までカミやん君だよね…。今回の事件だって、カミやん君がお兄ちゃんの世界から色々と知識を持ち出したからこうなったんでしょ?」
「ま、まぁそこは大目に見てあげようよ。結果的にカミやん君やミコトさん達が駆けつけてくれてなかったら、私達だってどうなってたか分からなかったんだから」
「ていうか、俺のことを目覚めさせる手助けをしてくれた白いシスターさんといい、カミやんの人脈って一体どうなってるんだ?中韓のVRMMOプレイヤーと戦ってた人達の戦い方なんて、もうアレALOの魔法ですら再現できないぞ」
「そんなに気になるんなら、今度はお兄ちゃんがカミやん君たちの世界の知識持ち出してみる?その後は知らないけど」
「え、遠慮しておきます……」
「あっ!なんか見えてきたぞ!アレがそうなんじゃないか!?」
自分の両手に捕まっている、リーファとアスナとキリトが苦笑混じりに談話を交わしていると、不意に上条が地平線の先に浮かび上がっている、宙空に佇む小さな浮島を指差しながら叫んだ
「・・・アリスの雨縁と、滝刳が麓にいる…よかった、アリスはもうたどり着いてるみたいだ!」
上条に言われるがまま、段々と近づいていく浮島に目を凝らすと、小さな点が二つ地上に鎮座しているのをキリトは見た。アンダーワールドの赤い日差しを、銀色に反射する鱗を持つその二つの点が、二匹の飛竜だと認識するや、彼は心の底から安堵の声を漏らした
「ねぇ!誰か体内時計に自信ある人いる!?今何分くらい経ったか分かる!?」
「んなの知るか!カップ麺作っててタイマーセットし忘れた時じゃあるまいし!とにかく走れえええぇぇぇ!!!」
美琴と上条が叫び合ったのを尻目に、ついに世界の最南端へと到着した六人は、感慨に耽る暇もなく地上から伸びる階段を無視して浮島へと飛び降りた。円形の浮島には、溢れんばかりに色とりどりの花が咲き乱れていた。花畑を貫いて白い石畳が延び、中央の神殿めいた建物へと続いている。その光景はまるで一幅の名画のようにも思えたが、上条の視界は、そんなものには目もくれず、神殿の奥にいる黄金の少女を見据えていた
「アリス!無事だったんだな!!」
「ッ!?カミやん!それに、キリト…よかった…ようやく目覚めたのですね…本当に、本当に……!」
背後から駆けてくる上条の声に振り向いたアリスは、彼に続く五人の少年少女達の中から、この半年ずっとそばにいた少年が、二本の足で走り、二本の剣を背負っている姿を見て、涙がこみ上げてくるのを我慢できなかった。しかし、当のキリトはそれを分かった上でアリスを完全に無視して、彼女の傍らに設置されている、この世界のシステム・コンソールである水晶板に手を掛けた
「悪いなアリス!感動の再会はまた今度だ!とりあえずは君を最優先でこの世界から叩き出す!」
「・・・え?ま、待ちなさいキリト!半年間付きっきりで看病した私に掛ける最初の一言がそれですか!?私が一体どれだけ心配したと思って……!」
「リアルでもう一回再会したら土下座でもなんでもいくらでも謝るって!それじゃ!」
「ちょっーーー!?」
そうして。キリトが無我夢中でキーボードを叩き終えた瞬間。実に呆気なく、世界初の真正ボトムアップ型人工知能、アリス・シンセシス・サーティはアンダーワールドを去った。そのあまりにも唐突すぎる別れに、彼女の代弁だと言わんばかりに上条は叫んだ
「お、おいキリト!?アリスをイジェクトするなら先に一言くれよ!?俺たちはもうこの先あのアリスと会えることなんかないんだから、色々と言っておきたかった事とかあったんだぞ!!」
「じゃあ後でアリスに伝えておくから、この場で俺に言ってくれ!準備できたらカミやん達もすぐにログアウトさせるぞ!」
「えっ!?そう、だな…え〜っと……」
言い残したいことがある、と言った手前だったが、上条は特にこれと言って何かメモ書きや、予め言いたいことを考えていた訳ではなかった。そして、キリトが水晶板を叩く電子音を耳にしながら、少し黙り込んで考えていると、不意に彼の肩を叩いて美琴が言った
「そんなの、改まって考えるまでもないでしょ?アンタ誰かと別れる時、いつもそんな気の利いたこと言おうとか思ってるわけ?」
「・・・ははっ、それもそうか」
気づけば、彼らを送り出す準備が整ったのか、キリトが水晶板を叩く手を止め、上条と美琴達の方へと振り返っていた。そして上条当麻は、ほんの少しの笑顔と共に、いつか来る『その時』を、少しも疑わずに言った
「『またな』って、そう言っておいてくれ」