とある魔術の仮想世界[4]   作:小仏トンネル

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第28話 告白

 

「悪いなロニエ。色々とやってる内におやっさんに大分時間を取られちまった。本当はとっとと『跳ね鹿亭』に行って、俺とユージオおすすめの蜂蜜パイでもご馳走しようと思ってたんだが…安息日のこの時間じゃ多分もう売り切れちまってるなぁ」

 

「いえいえ、気にしないでください。とても貴重な体験が出来て私は楽しかったです。色んな可愛い金細工も見れましたし」

 

 

サードレから翡翠色の剣を譲り受けた後、上条は腰に巻く黒い革製の剣帯をついでに買い、翡翠色の剣を左腰に携えながら店を後にした。しかしその翡翠色の剣を譲り受けるまで、上条が当初予定していた退店時間から大幅に遅れてしまい、既に上空ではソルスが沈みかかって夕暮れに染まった街並みを歩いていた

 

 

「にしてもおやっさんめ、剣の銘を自分で考えろとは…普通に『翡翠色の剣』とかでいいじゃねぇかよ…」

 

「ダメですよ。折角サードレさんが思いを込めて託してくれたんですから、ユージオ先輩の青薔薇の剣みたいに立派な名前を付けてあげて下さい」

 

「あ、青薔薇の剣はお伽話で既に名付けられていたわけであって、全くのゼロから考えるカミやんさんとはアドバンテージがすごいんだけどなぁ…」

 

(にしても、白竜のいた洞窟で採れた水晶から出来た剣か…いる世界は違っても、やってることは大差ねぇな…)

 

 

などと文句を垂れていたが、上条はこの翡翠色の剣にある種の既視感を感じていた。それはかつてSAOで出会い、今も関係を持つ鍛冶師が自分のために打ってくれた翡翠色の剣と、今自分が腰に備えている翡翠色の剣に、妙な懐かしさと『彼女』がそこにいるような感覚があった

 

 

「『ダークリパルサー』だと丸パクリだし…『リズベットの剣』は…ちょっとキモいな。やめよう」

 

「え?何かいい名前が思いついたんですか?」

 

「いんや、なんでも。それにしても折角街に出たのに、剣だけ見て帰るってんじゃあ普段とそんなに変わんねぇよな…」

 

「そんな、本当に気にしないで下さい。私にとってはカミやん先輩とこうして一緒に街を歩けたことそのものが……」

 

 

沈みながら段々と橙色に変わっていくソルスをぼんやりと見ていた上条の中で、突如として何かが弾けるように頭をよぎった。それは、翡翠色の剣を見た時の既視感と同質のものだと気づくと、飛びつくような勢いでロニエに言った

 

 

「ロニエ!お前今疲れてるか!?」

 

「特別で……え?疲れてる…?いえ、特に疲労感はありませんが……」

 

「よし、じゃあ…夕陽に向かって走れ!」

 

「え、ええっ!?ちょ、待ってくださいカミやん先輩!一体どこに行くんですか!?」

 

「急で悪い!前に見つけたお気に入りの場所があるんだ!」

 

 

一昔前のスポ根ドラマで言われてそうな台詞を口にすると、上条はセントリアの街を一心不乱に駆け出した。一瞬なんの意味があるのか分からずに動転していたロニエも、上条に引き離されまいと懸命に彼の背中を追いかけた。ひたすら走り続けて街を抜けると、その視線の先には剣の学び舎が待ち構えていた

 

 

「し、修剣学院…?はっ、だったら何も、はっ、走って帰らなくても…はっ!」

 

「違う違う!敷地に入ってからが重要なんだ!後もうひと頑張りだロニエ!」

 

 

そう言うと上条は、修剣学院の門をくぐって1秒もしない内に、校舎へと続く石畳からはみ出し、敷地内の西へと走り出した。ロニエも学院の門をくぐり、西へ走る彼の跡を追い続けると、やがて二人の姿は木々の生い茂る深い森へと消えていった

 

 

「ちょっ、今の枝危ねっ!?ちゃんと手入れしてんだろうなこの敷地!?」

 

「か、カミやん先輩!この先に一体何があるって……!」

 

「後少し!ほら、もう見えてきた!」

 

「えっ!?」

 

 

遮る木々がなくなったことで、ザァッ…という風が頬をなじるのが分かった。上条の背中を追い続けて、いつのまにか森を抜けていたことにロニエは気づいた。そして、ようやく走るのをやめて満足気に両手を腰に当てる上条の横に立つと、そこには、なんとも幻想的な光景が広がっていた

 

 

「・・・わあっ…すごい!すっごく綺麗です!」

 

 

ロニエと上条の小さな瞳には、美しい水面に映る夕暮れのソルスの光が乱反射し、目に見える物全てが山吹色に染めあげられた世界が広がっていた

 

 

「だはっ!疲れた……で、すげぇだろ。ここな、去年の俺が今のロニエと同じように初等練士だった頃に、安息日だけど稽古しようってユージオと一緒に見つけた場所なんだ」

 

「そうだったんですね…本当にすごいです。目に見える全ての景色がこんな…淡い山吹色に輝いていて…」

 

「そうなんだよ。日が暮れるまで稽古してたら、いつの間にかこの光景が広がっててな。二人してすげー!ってテンション上がりまくってずっと騒いでたら夜になっちまってな。おかげで門限破った上に安息日の稽古がバレて、アズリカ先生に大目玉くらったんだよなぁ…いやアレは不幸だった…」

 

 

上条はこの光景を初めて見た当時のことを思い出しながら微笑むと、池の岸辺に生え揃った芝生の上にドカッと脚を広げて座り込んだ。そしてロニエもまた、上条の左隣に横座りになって腰を下ろした

 

 

「学院の敷地に、こんな綺麗な場所があったんですね。私こんなに素敵な景色見たの、16年生きてきた中でも初めてです」

 

「まずこの森の中にこんだけ開けた土地があんのに驚いて、更にそこにこんなデカい池があることにまた驚いたよ。剣の稽古してる時は、まさか夕方はこんなオレンジ一色の世界になるなんて思っても見なかったけどな」

 

「・・・カミやん先輩。よければ次の安息日はティーゼとユージオ先輩も誘って、ここにピクニックに来ませんか?私とティーゼで、美味しいサンドイッチを作ってきます!」

 

「え?お、おう…そりゃいいんだけどよ…」

 

「・・・?な、何かおかしなことでもありましたか?」

 

 

ロニエの提案に、上条は不思議そうな表情で横に座るロニエを見ていた。そんな彼の態度にロニエは首をかしげると、そのまま理由を訊ねた

 

 

「ろ、ロニエ…俺のこと嫌いなんじゃねぇのか?普段とか稽古の時、俺のこと怖がって距離取ってるみたいだったし、俺について色々と噂も耳にしてるだろうし、今日だって頑張って距離詰めようと呼び方変えたりしてみたけど、やっぱりどっか他人行儀だったから、てっきり俺のことが嫌いなのかと…」

 

 

上条の問いかけに、ロニエは目を見開かせて驚くと、次の瞬間には肉がねじ切れんばかりの勢いで首を横にブンブンと振り回し、両手を芝生について上条へと差し迫りながらマシンガンのように喋り始めた

 

 

「き、嫌いだなんて…!そんな、あり得ません!ち、違うんです!普段はこんな私のことを傍付きにしてくれたカミやん先輩に敬意を払って接しているわけで…!稽古の時は真剣に取り組んでいるだけなんです!それにあんな根も葉もない、カミやん先輩を中傷する噂なんて私は信じてません!!」

 

「お、おう分かった…とりあえず一旦落ち着け。この距離は非常にまずい。健全な大学生のカミやんさんにはまずい。近い。良いにお…違う。とりあえず離れてくれ。もうすぐ大人の仲間入りを果たすカミやんさんが高校生の歳の女の子と不用意に接触したら犯罪なんだ。禁忌より現実的な禁忌なんだ。頼む」

 

「今日だって、カミやん先輩の隣を歩くことに緊張していただけで、絶対に嫌いなんかじゃありません!こんなに優しい先輩のことを嫌いになんてなるはずありません!むしろ私は、カミやん先輩のことが好……!!」

 

「・・・す…?」

 

「ひ、ひゃわ〜〜〜〜〜〜っ!?!?!?!な、なんでもないんですないんです今のはどうか忘れて下さいぃぃぃぁぁぁぁぁ………」

 

 

自分が口にしようとしていた言葉と、自分と上条の顔の近さに今さらになって気づいたロニエは、夕陽よりも真っ赤になった顔を隠しながら飛び退いた。そんな彼女の奇怪な行動に上条は少し不安を覚えたが、やがて空を見上げて大きな声で笑い始めた

 

 

「あはっ、あはははは!あっはっはっは!なぁんだ。じゃあ全部俺の勘違い…というより心配しすぎだったのか。いやぁ実は俺さ、生まれてから後輩って呼べるヤツの面倒を見た覚えがなくて、ちょっと浮かれてた…ってのもあるし、少し神経過敏になってたんだ。悪かったなロニエ、俺の勘違いで安息日を丸々潰しちまった」

 

「そ、そんな!それについては私も勘違いされるような態度なのが良くなかったんです!カミやん先輩は悪くありません!他にも普段から私が…!」

 

「んぁ〜…分かった、じゃあこうしよう。俺は今度、跳ね鹿亭の蜂蜜パイを奢る。ロニエは次の安息日に、美味いサンドイッチを作ってここに来る。これでチャラにしよう。いいか?もしまだ引きずるようなら、明日は校舎を一日中雑巾がけの懲罰命令を科す」

 

「・・・分かりました。カミやん先輩がそう言うのであれば…」

 

「よし。じゃあ一回これまでの事も全部チャラにしよう。こんだけ盛大に勘違いした後だ。ケジメはつけるに越したことはない」

 

 

そう言うと、上条はロニエと向かい合って正座すると、大きく喉を鳴らしながら二、三回咳払いした。ロニエも目の前の上条に倣うように正座すると、互いの真剣な眼差しが重なり合い、やがて上条が口を開いた

 

 

「え〜…ロニエ・アラベル初等練士!カミやん上級修剣士の名において、貴殿を我が傍付き練士に任命する!」

 

「・・・はいっ!ロニエ・アラベル初等練士、カミやん上級修剣士殿の傍付き練士の任、ありがたく拝命させていただきます!」

 

「あははっ、そういうわけだ。こんな冴えない先輩だけど、改めてよろしくな。残り物には福がある…というと語弊があるけど、ロニエの指導生になれて嬉しいぜ」

 

「ふふっ…いいえ、私の方こそ光栄です。これから一年間ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い致します」

 

 

そう言って笑い合うと、上条はロニエに握手を求めて右手を差し出した。ロニエはそれに多少戸惑いながらも、ゆっくりとそれを握った。そしてゆるりと力を抜いて手を離すと、二人してむず痒そうに笑い合った

 

 

「これからは困ったことがあったら、なんでも頼っていいし、なんでも聞いてくれ。俺はそれに必ず応える。俺はたとえ何があっても、絶対にロニエの味方だ」

 

「・・・本当になんでも、聞いていいんですか?」

 

 

それは、もうソルスが沈む直前だった。ロニエが少し俯いて、上目遣いになりながら上条にそう聞くと、先ほどまでうるさいくらい吹き荒れていた風がピタリと止み、まるで夕凪のように静まり返った空間が辺りを支配した

 

 

「え?お、おう…まあ今自分で言ったからな。男に二言はありませんのことよ!」

 

 

上条はそんな異様な空気に多少の戸惑いを覚えたが、誤魔化すように胸を叩いてそう言った。そしてロニエは服の胸元を右手でキュッと締め付けると、自分の勇気が許す限りの大声で言った

 

 

「・・・カミやん先輩には!そのっ…しょ、将来ご婚姻をお約束している女性は、もういらっしゃるんでしょうか!?」

 

 

上条はロニエの予想外の質問に、口をあんぐりと開け、しばらく固まってしまった。唇の両端を引き絞って、瞳を潤わせているロニエとしばらく見つめ合いながら頭の中を整理し終わると、呆れたように言った

 

 

「け、結婚相手ぇ?急に何を言い出すかと思えば…いねぇよそんなの。カミやんさんは昔から全然モテなくてなぁ、むしろ出逢いが欲しいくらいだ。こんな俺でも結婚を約束してくれる女の子がいれば、それはそれで嬉しいんだがなぁ…」

 

「!!で、でしたら…その、カミやん先輩…私とっ…!」

 

「あぁでも、今いたらちょっと困るかもな。好きなヤツいるんだ、俺」

 

 

静まり返っていた夕凪の時間が、終わりを告げた。びゅうっ!と、ロニエを押し返すような風が吹いた。まるで、熱を帯びた彼女の頬を冷ますように、勇気を振り絞った彼女の心を、かき乱すように。右手で締め付けていた胸が彼の言葉を聞いた途端、どうしようもなく苦しくなり、涙が溢れそうになった

 

 

「・・・・・ぇ?」

 

 

どうか、自分の聞き間違いであってほしかった。しかし、彼女のそんな淡い期待をかき消すように、上条はもうほとんどソルスの写っていない池を見つめながら話し始めた

 

 

「いやなぁ…どうも俺のことを気にしてくれてる節が見当たらなくて、フラれるのが怖くてずっと告白できてないんだけどな」

 

 

どこか遠くを見るように話す上条の、その視線の先にあるのが池ではなく、そこにはいない誰かに向けられているのは明白だった。そして、それが間違っても自分ではないことを、ロニエはもう分かっていた

 

 

「最初に出会った時は、何だコイツってずっと思ってた。言ってる事、やってる事の意味もよく分かんねぇし、なんで事あるごとに突っかかってくんだってムカついた時もあった。俺の好きなタイプと真逆もいいとこだったしな」

 

「だけど、あの死と隣り合わせの二年間でも、アイツは変わらなかった。なにかと俺のことを気にかけてくれて、ピンチになったら助けてくれて、なんつーか…救われたよ。アイツがいなきゃ、俺はとっくにダメになっちまってたと思う」

 

 

上条の脳裏に浮かんだのは、自分よりもずっと元気で、鋼鉄の城を共に戦って生き抜いた、ある種の憧れに近いものを抱く、体から有り余る電気を迸らせる少女の姿だった

 

 

「でもそれから…俺だけが帰ってきて、寝たきりのままのアイツを見続けるのは、どうしようもなく苦しかった。目を覚ましてもう一度名前を呼んで欲しいと、何度も思った。こんなに近くにいるのに、何で俺の心はコイツに届かないんだって、やりきれない気持ちでいっぱいだった」

 

「そんでアイツが無事に目を覚ましてからの日々は…本当に楽しかった。色々とバカをやって、色んなところを冒険して…そんな日々の中で思ったんだ。俺が欲しかったのは、コイツと過ごす時間だったんだ…ってな」

 

 

彼女と過ごした日々を思い出すと、自然と頬が綻んでいくのが分かった。ただ思うのは、今も会いたいという願い。それを恋だと、自分は彼女が好きなんだという心に右手を当てても、それは消えなかった。この想いが幻想ではないと、上条はとっくに気づいていた

 

 

「はは、なに言ってんだろうな俺は。そんだけ分かってんだったら、とっとと告白しろって話だろうが。悪かったなロニエ、こんな先輩の下らない話に………」

 

「・・・ひうっ…ふぇ…えぐっ、…うぅ…」

 

 

水面から視線を戻した先にいたロニエは、しゃくり上げるように泣いていた。瞳から溢れた涙を両手で何度掬いあげても、次から次へと流れる雫は留まるところを知らず、彼女の灰色の制服にいくつもの染みを作っていた

 

 

「ど、どうしたんだロニエ…!?まさか、走ってる時にどこか痛めたのか!?」

 

 

彼の優しさが、胸に染みる。どこか痛いのかと聞かれるのなら、痛いのは心だ。だが、目の前の彼にそんなことを言えるはずもない。自分が言うべき言葉は、そうではない。ちゃんと、憧れの先輩の…大好きな人の背中を押してあげないと。でないと自分は、この心を精算できそうにもない

 

 

「い、いえっ…なんでも、なんでもないんです…ひくっ…」

 

「なんでもないのに人間が泣くわけあるか!今すぐに治癒の神聖術を…!」

 

「いえ、ずっと…ずっと分かっていたことですから…もう、いいんです」

 

「・・・え?分かっ、てた…?」

 

 

嗚咽まじりに話す彼女の言葉の意味が分からず、上条は彼女に触れようとした手を止めて呆然としていた。ロニエは細い指で頬を伝う涙を拭くと、今にも消え入りそうなか細い声で囁いた

 

 

「そんなに…そんなに好きだったんですね…ユージオ先輩のこと…」

 

 

瞬間、目に見える全ての事象が凍りついた。上条の体感する時間が完全に止まっていた。『好き』という感情の名と『ユージオ』という人物名が激しく脳内を交錯する。それら全てを理解した時、上条は凍りついた世界にヒビを入れるが如く叫んだ

 

 

「は…はああああああぁぁぁぁぁ!?!?」

 

「すいません…ひっく、私…心のどこかでそうじゃないって決め付けてて…カミやん先輩の気持ちを全然考えてませんでした……」

 

「ち、違ぇよロニエ!俺とユージオは別にそんなんじゃねぇ!ただの親友だ!男友達だ!それ以上にも以下にもなることはねぇ!」

 

「誤魔化さなくても…分かってます。カミやん先輩とユージオ先輩は、命を賭して故郷の村でゴブリンと戦ったことがあるって、ティーゼから聞きました。お二人は、私には想像のつかないような過酷な二年間を…お互いに繋がりあって過ごしていたんですね……」

 

「いやっ!そりゃ確かにその通りだが、違うぞ!過酷だったのはどちらかと言うとゴブリンと戦ったその時だけでありまして!それ以降は多少山や谷はあれど別に普通に過ごしてたんですよ!?」

 

「ぐすっ…カミやん先輩。私、応援してますから。周りの目なんて、気にすることはありません。たとえ禁忌に反して同性を愛することになったとしても、カミやん先輩のユージオ先輩を想う気持ちがあれば、お二人はきっと幸せになれます!」

 

「だから違げエエエエエええええええEEEEEェェェェェぇぇぇぇぇeeeee!!!!!」

 

 

その後、上条はロニエを泣き止ませるのと誤解を解くのに夜まで苦戦した挙句、二人仲良く寮の門限を破ったことで、アズリカ女史にこれでもかというほど叱られた。そしてその翌日に、懲罰として二人で校舎を一日中雑巾がけをすることになるのだが…それはまた別のお話

 

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