とある魔術の仮想世界[4]   作:小仏トンネル

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第34話 霜鱗鞭

 

「ま、待っでぐれ!そ、そんなのはあんまりだ!」

 

 

ダークテリトリーの亜人五族を率いる五人の将の、最後の生き残りであるオーク族の長。  彼はその名を『リルピリン』と言った。でっぷりとした腹と豚の頭を首に繋げる亜人の彼は、大きな鼻から漏れる息を混ぜた声を震わせながら取り乱したように喚いた

 

 

「貴様の意見などハナから聞いておらぬ。二度は言わぬ。オークの長・リルピリンよ、暗黒術師の攻撃の礎となるために、3千の人柱を拠出せよ」

 

 

オーク族はすでに第一陣の補助兵力として一千名を出し、その悉くを失っている。自分の指揮の届かないところで、ゴブリンやジャイアントどもに命ぜられるまま戦い、死んでいった彼らのことを考えるだけでも胸が潰れそうだというのに、ディー・アイ・エルの口から新たに下された皇帝の指示は、彼にとってあまりにも無慈悲なものだった

 

 

「ふ、ふだけるな!おでだちは、戦うだめにここに来たんだ!お前だちの失敗を、命で償ってやるだめではない!」

 

 

戦士としての名誉も、それどころか知性ある者の尊厳すらも認められない死に様だ。三千の部下にとっても、また自分にとっても堪え難い命の結末に、リルピリンは甲高い声を振り絞って抗弁した。しかし、腕組みをして立つ暗黒術師総長ディーは、冷たい眼でオークの長を見下ろしながら傲然と言い放った

 

 

「これは皇帝の勅令である!この勅令に背くということがどういうことか、貴様とて分からぬ訳ではあるまい!」

 

「ぐ…し、しかし!」

 

 

ディーの威圧的な言葉に、オークの長は喉を詰まらせた。皇帝ベクタの力は、暗黒将軍の叛乱劇の折に嫌と言うほど見せつけられている。十侯を遥かに超える、圧倒的な強者だ。強者には従わねばならない、それが暗黒界に於ける絶対の掟。闇の世界の唯一にして絶対なる法を前に、リルピリンが立ち尽くしたまま硬く握った両拳をぶるぶる震わせていると、彼の背後から滑らかな声が掛けられた

 

 

「長よ。皇帝の命には、従わねばなりませぬでしょう」

 

 

リルピリンが振り向いた先に立っていたのは、同族にしてはほっそりした体と優美な長い耳を持つ女オークだった。『レンジュ』という名を持つ彼女は、リルピリンにとっては遠縁にあたる豪族の出で、子供の頃にはよく一緒に遊んだこともある。その彼女は穏やかな笑みを目元と口元に滲ませ、自身が従う長に向けて言った

 

 

「私と、我が兵三千名、喜んで命を捧げまする。皇帝の…そして、我らが一族のために」

 

「そ、そんな…」

 

「リル。私は信じています。人族だけでなく、死んだオークの魂も、きっと神界に召されるのだと。いつかまた、遠き日の名残りに、そこで再会しましょう」

 

 

『お前までもが命を捧げる必要はない』と、リルピリンはそう口にしたかった。しかし、三千の兵に理不尽な命令を即座に受け入れさせるには、彼らがある意味で族長よりも崇拝している姫騎士である彼女が、運命を共にするしかないことも確かだった。故に、もうリルピリンに彼女を生かすという選択肢は残されていなかった

 

 

「すまない、レン…許しでくれ…こんなにも愚かな族長を、おでを許しでくれ…すまない…」

 

 

リルピリンは拳を開くと、姫騎士の手を握り、瞳に涙を溜めながら呻くように言った。そんな二人を厭わしそうに見下ろしながら、ディー・アイ・エルが無慈悲に言い放った

 

 

「5分以内に3千の兵を峡谷の手前100メル地点に密集陣形で集合させよ。以上だ!」

 

 

身を翻して去っていく暗黒術師を、長は燃え上がらんばかりの両眼で睨み付けた。なぜオークだというだけで、こんな仕打ちを受けなければならないのか。これまで何度も繰り返してきた問いが再び胸中に渦巻いたが、今度もまた答えは出せなかった。やがて整然とした縦列を組んで死地へと行進していく三千の兵たちは、いっそ誇らしげですらあった。だが彼らを見送る七千のオークの同族からは、すすり泣きと怨嗟の声が低く、深く響いた

 

 

「システム・コール!トランスファー・ヒューマン・ユニット・デュラビリティ!エリア・トゥ・セルフ!」

 

 

装甲猪にまたがる姫騎士に率いられた三千のオークは、暗黒騎士団と拳闘士団の陣のあいだを堂々と抜けていき、峡谷の入り口から少し下がった地点で方陣を組むと、それを待ちかねていたかのように、先の巨大爆発に吞まれなかった二千の暗黒術師たちが不吉な姿を現し、方陣を取り囲んだ。その術師たちの口から紡がれた詠唱は、ひどく耳障りな不協和音を伴って大気を震わせた

 

 

「ぐあああ!」「ゔおおお!」「ぎゃいあああ!」「うわあああ!」「ぐううう!」

 

「あ、あああ……」

 

 

突然、人柱となったオーク兵たちが苦悶するように身を捩り、地に崩れた始めた。その光景を目の当たりにするしかないリルピリンは、掠れた声で呻いた。のたうつオーク達の体から、白く瞬く光の粒が間断なく吸い出されていく。それらは術師どもの手許へ集まると同時に黒く変色し、次第に奇怪な長虫のような姿へと変貌していった

 

 

「「「オーク万歳!オークに栄光あれ!」」」

 

 

しかしてその中で、三千の兵たちの悲鳴が口々に喝采へと変わり始めた。直後、兵たちの体が立て続けに爆ぜ始めた。血と肉片をばら撒きながらいっそう大量の光を放出し、たちまち術師たちに奪われた。いつしかリルピリンは両膝を突き、右拳を地に打ち付けていた。溢れ出した涙が、大きなの両側を伝い、音を立てて黒い砂利に落ちた

 

 

「れ、レンジュ……!」

 

 

歪んだ視界の中央で、ひときわ目立つ鎧を着た姫騎士の全身から、真紅の花のように鮮血が迸った。そして喉からその名前を絞り出すと同時に、レンジュは静かに地面に倒れ、その姿を消した

 

 

「ゆるざない…絶対に許ざぬぞ…!ヒトめ…人どもらめが……!!」

 

 

リルピリンの口から漏れ出す呪詛と共に、食い縛った牙が唇を引き裂き血が滴った。しかし不思議とその口元に痛みはなく、怒りと怨みの絶叫が頭の芯で弾けるたびに、なぜだか右の眼窩が強く痛んだ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

時を遡ること十数分前。人界守備軍本陣では、二分された衛士たちが、互いの再会を誓い合って、固い握手や抱擁を繰り返していた。進む部隊と留まる部隊、どちらの兵士たちの顔にも等しく緊張と気遣いが満ちていた。実際、どちらがより危険なのかは定かでない。敵軍の何割が囮部隊を追跡し、何割が峡谷攻撃を続行するかは、神のみぞ…否、敵軍の総指揮官たる暗黒神ベクタのみが知っていることだ

 

やがて、囮部隊に加わるベルクーリ、アリス、レンリ、シェータの上位騎士四人とその飛竜、千人の衛士隊、二百人の修道士隊、五十人の補給隊の準備が整った。エルドリエは自分も囮部隊に加わりたいと食い下がったが、アリスに強く諭されてしぶしぶ引き下がった。見習い騎士のリネルとフィゼルも散々駄々をこねたが、騎士長に「後を頼む」と言われては、さしもの彼女らも納得するしかなかった

 

そして物資の輸送用には、四頭立ての高速馬車が八台用意された。その一つに、車椅子のキリトと、二人の少女練士も乗っているはずだ。 アリスは、ティーゼとロニエの同行を許すべきか否か大いに迷った。しかしキリトの世をする者は必要だし、加えて何があったのか、上位騎士のレンリが命に代えても彼女たちを守ると誓ったのだ。これに関しては上条も賛同し、ようやっとアリスの懸念は落ち着くべきところに落ち着いたのだった

 

 

「よし、峡谷を出ると同時に竜の熱線を敵本隊に一斉射!向こうにはもう遠距離攻撃手段はほとんどないはずだが、竜騎士にだけは気をつけろよ!」

 

 

緩やかな速度で飛ぶ飛竜に跨り先を行くベルクーリが振り向いて叫ぶと、すぐ後ろから「はいっ!」という幾つもの鋭い声が返ってきて、騎馬と徒歩で突進する衛士たちの足音が追いかけてくる。この奇襲じみた分断作戦は、敵に気づかれないようにしてこそ意味を成す。故に彼らが夜の闇に紛れながら、最小限の音で駆け足で移動していると、狭く暗い峡谷の前方に無数の篝火が見えてきた

 

 

(ーーーやっぱり結構多いな。アリスの神聖術であんなに倒したのに、まだ三万は下ってなさそうだ)

 

 

衛士隊に混じって駆け足になる上条がそう考えていた時のことだった。騎士長ベルクーリの飛竜に続いて、愛竜の雨縁に跨るアリスは、風切り音の下から届いてくる、低くうねった呪詛のような唱和を耳にした

 

 

「これは…術式の、多重詠唱…!?」

 

 

あり得ない。この一帯にはもう、大規模術式を行使できるほどの神聖力は残っていないはずだ。何よりそれをやってのけたのは、他でもない自分自身のはずではないか。そう己の心でアリスは自分の呟きを否定しようとした時、すぐ前を飛ぶベルクーリが吐き捨てるように叫んだ

 

 

「奴等め…!なんて外道な真似を!!」

 

 

暗黒術師総長ディー・アイ・エルは、両手を天にかざして全身を震わせていた。ディー以下二千名の暗黒術師たちが差し出す両手には、黒い靄が凝集して出来上がったような、無数の足を持つ醜悪な長虫が何匹もまとわりついている。それは闇素から生成された『天命喰らい』の疑似生物だった

 

 

「ああ!なんという力か!なんと素晴らしい!これほどまでに凄まじい空間暗黒力が未だかつて存在しただろうか…!」

 

 

その術式は、どんなに高優先度の剣や鎧だろうと、実体あるものでは防げない。暗黒力の変換効率では火炎攻撃に劣るが、三千もの命と魂という豊富な供給源があれば話が違ってくる。貴重な部下を千人も焼き殺してくれた、敵の『光の術式』れの意趣返しとしてディーはこの悪趣味極まりない暗黒術を選んだのだった

 

 

「よし…『死詛蟲術』発射用意!!」

 

 

高らかに叫んだディーの両眼が、何を血迷ったのか、峡谷の奥から進軍してくる四騎の竜騎士を捉えた。しかし一瞬の驚きは、すぐさま歓喜へと変わった。このまま、敵の最大戦力である整合騎士とその飛竜を一掃できる。の前に差し出された最上の蜜へと、彼女が手を付けない理由はなかった

 

 

「焦るな!充分に奴らを引き付けるのだ!まだ…まだだ……今だ!放てぇぇぇッ!!!」

 

 

ゾワアアアァァァァッ!!!と。全身の毛がよだつほどの怖気と、耳にべっとりと残る振動音を撒き散らして、無数の黒い長虫たちは、人界守備軍目指して一直線に飛びかかっていった

 

 

「チィッ…!反転!急上昇っ!」

 

 

漆黒の大波となって押し寄せてくる敵の術式を視認した瞬間、一般の衛士のみならず、上位整合騎士までもが数秒にせよ思考を停止させた中で、最も早く思考を蘇らせて叫んだのは騎士長ベルクーリだった。しかしその彼でも、対応策を即座に指示することまではできず、ただ叫ぶしかなかった。何より敵の術式が、あまりにも規格外すぎた

 

 

「ーーーッ!?いかん!!」

 

 

整合騎士の駆る四匹の飛竜が、ベルクーリの叫びを受けて螺旋を描くように身を翻し、まっすぐ峡谷の上空を目指して急上昇した。長虫の群れも、おぞましい羽音とともに向きを転じる。しかし、追ってくる蟲たちは、全体の半分にも満たない量だった。残りは全て、地上を走る衛士たちと、補給部隊に向かって直進した。それを目の当たりにしたベルクーリは、再び大きく叫ぶしかなかった

 

 

「と、通せっ!通してくれえええっ!!」

 

 

衛士隊の中からそれを視認した上条は、あの大量の蟲の術式が自分に打ち消せるかどうかなど特に考えもせず、闇雲に衛士隊の中を駆け出した。しかし、他でもない衛士隊の人垣が邪魔になり、思うように最前列に行けなかった。通してくれとどれだけ大きな声で叫んでも、自分の前にいる衛士達は眼前の光景に狼狽するばかりで、上条の行く道を塞いでしまっていた

 

 

「俺の右手があの蛆虫に触れれば!全員は無理でも少しなら救えるんだ!あの神聖術を防げるんだ!だから俺を一番前に…通してくれえええっっっ!!!」

 

 

どれだけ叫んでも、人垣が超えられない。少なくとも10メートルは人の壁が続いてる。無理やり押し通るには、この壁は厚すぎる。間に合わない、大勢が死ぬ。その最悪な末路が上条の脳裏にチラつき始めた

 

 

(いっそ右腕を切り落として……いや!不確定要素が多すぎる!次はちゃんと『竜』が出てくる保証はどこにも…!?)

 

 

行く手を阻む衛士達が腰に帯びている剣を見て、そんな考えが頭をよぎる。しかしそれは、今の上条にとっては禁じ手にも等しいものだ。もしもライオスを殺した『アレ』がもう一度顔を出せば、あの蛆虫達を食う前に、周りにいる衛士達を食ってしまう。その逡巡が彼を苛んでいた時、上空で叫び声が響いた

 

 

「雨縁ッ!!」

 

 

上昇していたハズのアリスが騎竜を反転急降下させ、下方を這い進む暗黒術の先頭めがけて、真っ逆さまに突進していく。それを視界の端で捉えたベルクーリは、懸命に愛弟子を引き止めようとした

 

 

「嬢ちゃん無理だ!嬢ちゃんの完全支配術じゃあソイツは…!」

 

 

一対多数の戦闘ならば圧倒的なまでの威力を示す金木犀の剣の武装完全支配術だが、属性はあくまでも剣と同じ金属。実体の薄い呪詛を斬ることはできない。アリスにも、それはいやというほど理解できている。しかし、それを理由にして衛士たちが襲われるのをただ見ていることなど、彼女にできようはずもなかった

 

 

「ぐっ!うううっ…!!」

 

 

急転直下で天を降りるアリスに、莫大な風圧が襲いかかる。しかし、そんなものにかまけて速度を緩める気は毛頭なかった。口の端から呻き声を漏らしつつも、人界守備軍に襲いかかろうとしている蛆虫の群れの後ろに追い付いた…その瞬間のことだった

 

 

「エルドリエッ……!?」

 

「行け!滝刳ッ!!」

 

 

整合騎士、エルドリエ・シンセシス・サーティワン。彼は飛竜の手綱を握りながら、ただひとつの言葉だけを脳裏で繰り返していた

 

 

(守る。師を。アリスを。剣を奉げ、献身を誓った人を、何としても…守る!!)

 

「ま、待ちなさいエルドリエ!止まりなさいっ!ダメッ!!」

 

 

主の意志を感じ取ったかのように、滝刳が力強く翼を羽ばたかせ、一気に加速した。降下してくる雨縁とすれ違う瞬間、エルドリエを引き留めようとするアリスの声が聞こえた。しかし速度を緩めることなく、殺到する長虫の群れを目掛けて急上昇すると、エルドリエは左手に白銀の鞭を握った

 

 

「蛇よ!我が神器に宿りし古の神蛇よ!お前もその名に恥じぬ蛇の王ならば、あれら如き長虫の群れなど喰らい尽くしてみせろッ!!」

 

 

エルドリエの神器『霜鱗鞭』は、遥かな昔に東帝国の山間部で神蛇と呼ばれた巨大な蛇を源とする武器である。その記憶を解放することで射程を数倍に伸ばし、軌道を自在に変化させられることが出来る。とは言えど、その力は呪詛系の術式の前にはほとんど役に立たない。それでも彼は、確固たる決意のままに声高に叫んだ

 

 

「リリース・リコレクションッ!!」

 

 

瞬間、霜鱗鞭が眩い銀光を放った。輝きの中で鞭が無数に分裂し、何百本もの光条となって、闇色の長虫どもに襲いかかっていく。やがてその白光は、輝く蛇たちへと姿を変えた。エルドリエの左手から放射状に放たれた蛇の群れは鋭い牙を剥き、死の長虫に喰らいついた

 

 

「付いて来い!汚らわしい虫どもめ!」

 

 

際限なく伸びた七つに別れた鞭の先端からそれぞれ、ゾブッ!という音と共に体を千切られた長虫が闇素に戻って舞い散った。途端、衛士たちを襲おうとしていた一群と、上空の飛竜を追っていた一群が、どちらも光の蛇を最優先の敵と認識したかのように向きを変えると、白蛇たちはたちまち無数の長虫に纏わりつかれ、呪詛は蛇の体をさかのぼり、その源であるエルドリエの手元へ殺到していった

 

 

「あ、アイツまさか…!自分を犠牲に…!?」

 

 

その光景は、依然として衛士隊に埋もれていた上条にも見て取れた。エルドリエは、この状況で唯一干渉可能な敵術式の属性である『自動追尾属性』を利用し、自分ひとりの身に全ての威力を集中させたのだ。それを理解した瞬間、上条は闇雲に天へと右手を伸ばした

 

 

「ま、待ってくれ!ダメだ、そんなの…ダメだあああああぁぁぁぁぁーーーっ!!!」

 

 

また、誰かが死ぬ。自分の目の前で誰かが、その命を落とそうとしている。守り切れない。この右手が、届かない。その現実を否定しようと、必死に指先を尖らせるようにして右手を伸ばす。けれど、どうしようもなく遠い。そんな上条の努力にも、悲痛な叫びにも、呪詛の虫は目も耳もくれず、騎士の全身を漆黒の闇に飲み込んだ

 

 

「「エルドリエーーーッッッ!!!!!」」

 

 

上条とアリスの絶叫が、峡谷に反響した。それに続くのは、エルドリエの五千を少し超える天命が底をつく、抗いようのない死の宣告…そのハズだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ちょっと。人が来て早々に気色の悪いモノ見せないでくれる?私、ヘビも虫も嫌いなんだけど」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドガァンッッッ!!!という爆発音が…否、『雷鳴』がアンダーワールドの大気を揺るがした

 


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