ひゃっはー猿退治だー!
PKはゲリ・フレキの餌だー!
山道での戦いは落下が最大の武器よ
■<クルエラ山岳地帯>
ルミナスたちが犯罪者の<マスター>たちと大立ち回りをしているまさにその時。
彼女たち掲示板選抜パーティ(仮)が戦っている交易路より遥か高所、<クルエラ山岳地帯>の山の一つの山頂にその一団はいた。
辺りには散乱している食べかけの木の実や瀕死のモンスターもいるが、それに頓着している者は一人としていない。
その中でもリーダーと思しき男は一人、眼鏡を掛けた美女の報告を聞いていた。
「ニアーラ、【テレパシーカフス】の途絶えた連中の詳細は掴めたか?」
「はい。《オウル》からの情報ですが……どうやら先触れの【エイプ】を察知して急行した<マスター>に迎撃されているようです。通信役を含めて四名がデスペナルティとなっています」
「え? 負けちゃってるんすか?」
「おいおい、なーにやってるんだあいつら」
「はー、セーブポイント外に設定してねーのに功を焦りやがってよぉ……」
ウィンドウを確認して戦況を報告する美女の思わぬ敗報に、周囲の者……いずれも<マスター>が落胆と軽蔑を滲ませながら野次を飛ばす。
仲間のデスペナルティを聞いて悲嘆にくれる者はいない。その全ては彼らの実力不足であり、判断力不足だからと割り切っているのだ。
だが、その中でもリーダーの赤いジャケットを身に着けた男は怪訝そうな顔で重ねて問いかけた。
「<マスター>の援軍? 事前に梟で探らせた限りでは探知範囲に目的の対象以外の通行者はいなかったはずだったよな?」
「余程の速度で爆走してるとかですかねぇ?」
「いえ、確かに今は高速で移動していますがそれでも純竜級の馬車で……!?」
「どうした!」
「か、鴉です。馬車の幌に留まっている鴉が《オウル》を見つめ返しています!」
「!??」
眼鏡を掛けた美女……ニアーラの言葉を聞いた面々の反応は劇的だった。
即座に各々の武器を手に上空を見上げ、頭上を飛ぶ全てのものを警戒する。
しかし、羽虫一匹見逃さぬようにと目を凝らす一団とは逆にリーダーはどこか納得したような顔をした。
「落ち着けお前ら、今から探しても無駄だ。……見間違いではないんだな?」
「やはり《看破》も反応がありません。本人はいませんが《オウル》の探知範囲を超えるとなると──」
「あ! そういえばスレ主ちゃんいるっすか!? 銀髪碧眼の黒い双剣を持った女の子っすけど!」
「スレ主ちゃん? ……いますね、ターゲットの隊商の方ですが」
航空偵察をしている<マスター>、ニアーラの<エンブリオ>【羽翼全一 スィーモルグ】。
それは複数の鳥類を使役するTYPE:レギオンという点では【万知双告 フギン・ムニン】と同じだが、その性質は異なる。
今も活用している偵察観測用の《スポッター・オウル》、の他にも攪乱用の《グループ・クロウ》、伝令用の《メッセージ・ピジョン》、運搬用の《カーゴ・ペリカン》、空戦用の《ファイティング・ファルコン》、爆撃用の《ジェノサイド・コンドル》とその能力は多岐に渡る。
そんな【スィーモルグ】も到達形態は【フギン・ムニン】と同じ第六形態だが、機能を分散している影響でどうしても偵察能力としては幾段と下がる。
何より、同じレギオンでも【フギン・ムニン】は単種増殖タイプ……今幌に留まっている個体以外にどれだけ自分たちをその視界に収めているかは定かではない。
「いやー、これちょっと拙いんじゃないっすかオーナー。下の奴らも撤退させた方が……」
「──その必要はない」
「そうなのか? 今は載ってないがここで交戦して<DIN>で俺らとかオーナーの<エンブリオ>の情報が売り出されたら面倒なことになるぜ?」
【フギン・ムニン】の、そして<DIN>を直接相手にした場合の戦闘自体は問題ないだろうが、情報戦となれば話は別である。
現在戦闘を繰り広げている襲撃者パーティと同様に名の知れた犯罪者である彼らとて《看破》などの妨害を行うアイテムの装備は当然しているが、それは諜報に特化した第六形態<エンブリオ>を相手にしてみれば「ぬののふく」程度の防御力しか持たない。
無論それは<DIN>を相手にして全面戦争をしても情報を公開されても平気だから──ではない。
「"大鴉"が王国に移って来たのはその筋には有名だったからな。
そう言ってクランオーナーの男、エルドリッジが【アイテムボックス】から取り出したのは一つの通信機。<DIN>が上客に渡す直通の連絡用アイテムだ。
長らく大陸中央から四方に自身の<エンブリオ>を飛ばしていた<マスター>でも随一の情報屋が妹のデンドロ開始により行動を共にしてついに所属国まで変えたニュースは<DIN>のみならず中堅以上の<マスター>であれば小耳に挟んでいるほどのものだ。
そこで作戦前の情報収集として<DIN>も利用していたリーダー……エルドリッジは、事の張本人たるアイリスに尋ねたのだ。
──不動の情報屋を辞めた今、<DIN>としての中立まで崩すのか?
犯罪者クランのオーナーたるエルドリッジとも情報の売買を行っているように、<DIN>は別に法の正義に溢れた情報機関ではない。
むしろ、"国境なき情報屋"を自称している<DIN>は国の法に縛られる事なく、各国で情報を集めているし、たとえ戦争中の二国間でも情報のやり取りをするとの話だ。
そして、扱う情報を明らかに選別している事も一部の上位層の中では周知の事実だ。
<マスター>の増加後は特に顕著であり、「情報収集に特化した<エンブリオ>を持つ<マスター>集団」が属する組織としては売られている情報は他の一般的な情報機関より一段階上で国の境がない
その気になれば隠密・隠蔽に特化した<エンブリオ>や超級職、特典武具でも関わらなければ事件の全てを丸裸にすることすら可能であるにも関わらず、だ。
<
中でも<マスター>の個人情報、<エンブリオ>の確定情報などは滅多なことがなければ売らない主義だったが、肉親と共にデンドロを楽しんでいるところを邪魔されれば話は変わる可能性は否定出来ない。
そのような思いと共に問うたエルドリッジに返された答えは、若干の苦笑が伴っていたそうだ。
──勿論ルミナスも私も出来るものならデスペナにしても問題ないですし情報を上げることはありませんよ。妹なんかは大歓迎なんじゃないですかね?
「だ、そうだ。理由については……フェイが詳しそうだな?」
「はいっす! スレ主ちゃんはラーニング系のスキル持ちのTYPE:アームズっすからね!」
「スレ主ちゃんってことはどっかの掲示板……って姉が
「は、そうっすね! ちょっと待ってて欲しいっす!」
クランメンバーの言葉にウィンドウを操作し掲示板を閲覧する盗賊風の少女、フェイを見守る面々。
その目は役に立って活躍したいという思いが透けていて当事者たるエルドリッジ以外のメンバーはその視線に生暖かいものが混じっていた。
……視線を上下していた彼女の顔に焦りが浮かぶまでは。
「おい、どうしたフェイ?」
「まさか人違いだったか?」
「……っす」
「は?」
「うちらの襲撃が実況されてるっすー!?」
山の頂上で、多大な驚愕と少しの嬉しさが混ざった悲鳴が響き渡った。
◆
「うう……つい想定外の事態に叫んじまったっす……」
「いつものことじゃん」
「うっさいっす!」
orzのポーズで抗議をするフェイにモヒカンのメンバーは堪えた様子もなくオーナーを見る。
「それで、どうするよオーナー。このままじゃ下の連中全滅しちまうぜ、文字通りの意味で」
「そうだな……」
「もう撤収でよくねぇ? そもそも依頼とはいえこんなん
「決めるのはオーナーです」
エルドリッジは顎を手に乗せ少しの間──AGIにより引き延ばされた時間──思案した。
その様子を見てメンバーの二人が反応をしているが彼は当然のように気付いていない。
(やるかやらないかで言えば、
クランオーナーとして依頼の窓口も務めているエルドリッジは今回の依頼に掛けられている報酬額の大きさを知っている。
成功報酬とは別に支度金として渡された前報酬でさえ普段の襲撃の平均額を上回る額であり、ニアーラが《看破》した敵戦力と交戦するリスクを負っても尚、引き時ではないと判断していた。
そもそもアイリスがその手の盤外戦術を使わないと明言している以上、そもそも交戦はリスク足りえないのだから。
掲示板などに情報を載せたりはせずともパーティ間で連携を取るために流すことはあるだろうが、<DIN>の通信で彼女が告げた以上はその線から別の所に漏れる事はない。
エルドリッジが悩んでいるのは、先に襲撃したパーティについてだ。
確実に相手パーティを殲滅するならば簡単だ、今のパーティで
報酬の大きさから連れて来ているクランでもトップのレベルカンスト、<エンブリオ>も第六形態のPKに手馴れた<マスター>パーティとの連続戦闘ともなれば流石に持たないだろう。馬車が<クルエラ山岳地帯>を抜けるまでまだかなりの時間的余裕もある。
しかし、その場合先に襲撃したパーティは全員デスペナルティとなるだろう。
元よりレベル上げ途中の二軍パーティだったが、モンスターの支配能力を持つ<エンブリオ>が護衛を倒すのに有効だったから先鋒を任せていたのだが、<マスター>の乱入により焦ってしまったのだろう。
エルドリッジは再三主な活動国以外でのセーブポイントの取得を推奨して来たが、思いがけないチャンスが掌から零れそうとなれば無理もあるまい。
(まぁ──新入りの尻拭いもこの程度なら可愛いものだ)
下のパーティで残っているのは二人で、戦況もかなり劣勢だが
そう判断を決めたエルドリッジは顔を上げた。
そこには自分の指示を待つ頼もしいクランメンバーの顔があった。
「下のメンバーを回収して依頼を達成する。モヒカン
「承知しました」
「オーナーはどうするんで?」
「え、アタシは!?」
即座に己の<エンブリオ>やジョブのスキルを用いて任務を遂行する者。
ニヤニヤ笑いながら分かり切ったことを尋ねる者。
名前を呼ばれずあたふた困惑する者。
様々な反応にエルドリッジも野性的に笑い、告げる。
「フェイは手を一本借りる。俺は──オーナーとして下の奴らを助けてくる」
そう言い、山下に視線を向ける。
戦闘領域までは<マスター>の強化されている視力でも点ほどにしか目視出来ない距離。【
それでも、彼一人であれば問題ない。
「──それでは、ミッションスタートだ」
その言葉と共に、エルドリッジの姿が掻き消える。
だがその様子に驚く者はその場には一人もいない。
彼こそがPKクラン<ゴブリンストリート>のオーナー、【
◆◆◆
【実況】掲示板でデンドロを進みたい37【安価】
1 :【神貪双牙 ゲリ・フレキ】[sage]:2044/06/09(木)
このスレは【神貪双牙 ゲリ・フレキ】の<マスター>、アバターネーム「ルミナス」が楽しく<Infinite Dendrogram>を遊ぶのを実況したり安価したりするスレです
荒らしとかはスルーして楽しく安価!
次スレとかは970を超えたら私が立てるのでそのあたりで減速してね
前スレ
【実況】掲示板でデンドロを進みたい36【安価】
http://dendro141624/thread/642135/
2:【神貪双牙 ゲリ・フレキ】[sage]:2044/06/09(木)
そぉい!
3:【転星史書 テトラビブロス】[sage]:2044/06/09(木)
立て乙
ややこしくなってきたな……
4:【匿名希貌 ジョン・ドゥ】[sage]:2044/06/09(木)
すれたておつ
5:【呪血製薬 ファーフナー】[sage]:2044/06/09(木)
おつおつおつ
6:【愛癒天使 ヴァーチャーズ】[sage]:2044/06/09(木)
でぃふぇーんす!
7:【匿名希貌 ジョン・ドゥ】[sage]:2044/06/09(木)
なろう名物! テンプレなろう名物じゃないか!
8:【神貪双牙 ゲリ・フレキ】[sage]:2044/06/09(木)
なーんでこの隊商
奴 隷 商 なのぉ!?
9:【変成繊維 セントラルドグマ】[sage]:2044/06/09(木)
所属国だけどちょっとアルターさぁ
10:【異速流譚 ヘルラ】[sage]:2044/06/09(木)
心配するな
奴隷商ぐらいどの国にもある
11:【花彩顆粒 ハナサカジイサン】[sage]:2044/06/09(木)
西方三国は公的な奴隷は割としっかりしてるから……
大体借金奴隷と犯罪奴隷ぐらい
12:【匿名希貌 ジョン・ドゥ】[sage]:2044/06/09(木)
なお、大陸中央
13:【死剣爪甲 オオカミ】[sage]:2044/06/09(木)
おっと公然と奴隷狩りしてるような国の話はそこまでだ
金がないなら当然だよなぁ?
14:【匿名希貌 ジョン・ドゥ】[sage]:2044/06/09(木)
その言い方だと借金奴隷との違いが分からんぞ!
より正確には(正しい案内に)金が(出せ)ないなら奴隷狩りの犯罪者集団の根城にご案内されるんだぞ
15:【転星史書 テトラビブロス】[sage]:2044/06/09(木)
こわい
16:【神貪双牙 ゲリ・フレキ】[sage]:2044/06/09(木)
ドグマ「おっま、離れたら狙われるだろ!? 馬車ン中にいろ!」
隊商主「うるさい!! おい! 早くこいつら全員どうにかしろ!! 中にいるやつらを囮してもだ!」
護衛「えぇ……」
えぇ……
17:【呪血製薬 ファーフナー】[sage]:2044/06/09(木)
見事に錯乱している
これが物語だったら次の話で死んでるやーつ
18:【蛮勇印力 ゲッシュ】[sage]:2044/06/09(木)
これには護衛の冒険者も苦笑い
モンスター+<マスター>+<マスター>とか一般ティアンにはどうしようもないぞ!
19:【大天蓋 アトラス】[sage]:2044/06/09(木)
……この狼狽ぶりは錯乱というより非認可の奴隷商では?
商紋付けていませんし、私たちが残っても困るということではないですかね
20:【匿名希貌 ジョン・ドゥ】[sage]:2044/06/09(木)
あー!!!!
21:【転星史書 テトラビブロス】[sage]:2044/06/09(木)
あー……
22:【愛癒天使 ヴァーチャーズ】[sage]:2044/06/09(木)
愛がない……不正義ですねぇ……
23:【神貪双牙 ゲリ・フレキ】[sage]:2044/06/09(木)
そっちかー
まあ、どうせ障害にはならないし片付けてから考えればいいや(後回し
そのためにあと二人!(二人とは言っていない
24:【匿名希貌 ジョン・ドゥ】[sage]:2044/06/09(木)
嗚呼無常
25:【匿名希貌 ジョン・ドゥ】[sage]:2044/06/09(木)
まあまだ二パーティ目が残ってるからね仕方ないね
26:【砂状楼閣 タイフォン】[sage]:2044/06/09(木)
思うに犯罪者クランなんだしさっさと壊滅させるべきそうすべき
27:【変成繊維 セントラルドグマ】[sage]:2044/06/09(木)
このスレ主遠隔固有スキルセットしてたのにラーニングのためな白兵戦してましたよ皆さん
遅延行為では?
28:【匿名希貌 ジョン・ドゥ】[sage]:2044/06/09(木)
いや草
29:【神貪双牙 ゲリ・フレキ】[sage]:2044/06/09(木)
なぜばらしたし
30:【転星史書 テトラビブロス】[sage]:2044/06/09(木)
しってた
31:【花彩顆粒 ハナサカジイサン】[sage]:2044/06/09(木)
まあスレ主だし
32:【大天蓋 アトラス】[sage]:2044/06/09(木)
日頃の行いです。早く倒してください
33:【万知双告 フギン・ムニン】(管理人)[sage]:2044/06/09(木)
あ、劣勢を見て敵二パーティ目が動き始めましたね
34:【異速流譚 ヘルラ】[sage]:2044/06/09(木)
おっとついに
てーか遅くなーい? 同時に来ればよかったものをぉ!(建前)戦力の逐次投入で壊滅もっとしろ(本音)
35:【神貪双牙 ゲリ・フレキ】[sage]:2044/06/09(木)
君たちぃ!
そしてようやくか、んじゃさくっと
36:【万知双告 フギン・ムニン】(管理人)[sage]:2044/06/09(木)
接敵五秒前、一応防御用意
37:【匿名希貌 ジョン・ドゥ】[sage]:2044/06/09(木)
はや!?
38:【呪血製薬 ファーフナー】[sage]:2044/06/09(木)
超スピード!?
39:【断界絶劈 クサナギ】[sage]:2044/06/09(木)
AGI特化系か? でもなきゃなぁ
40:【神貪双牙 ゲリ・フレキ】[sage]:2044/06/09(木)
仲間の危機に颯爽参上!(敵
まあ知ってたので狙い撃つぜふぉとんぼむー!
ふっいくら速くても予測地点が分かれば直撃させられなにぃ!?
41:【転星史書 テトラビブロス】[sage]:2044/06/09(木)
1レス内で勝手に負けフラグ立てて回収しないでくれるか
42:【匿名希貌 ジョン・ドゥ】[sage]:2044/06/09(木)
展開が早すぎて笑うわ
43:【変成繊維 セントラルドグマ】[sage]:2044/06/09(木)
何事もなかったかのように砂埃の中から無傷で現れる敵……えっ無傷
あの赤がイメージカラーの手配書にも描かれているやつは管理人に教えてもらわなくても知ってるな……
44:【神貪双牙 ゲリ・フレキ】[sage]:2044/06/09(木)
謎の男「うちのメンバーが世話になったみたいだな?」
襲撃犯B「オーナー!!!(すごく嬉しそう」
改めオーナー「全く、【テレパシーカフス】はあるんだから予定外の<マスター>が来たら連絡すれば良かっただろう」
C「すみませんオーナー……」
私「上でふんぞり返ってれば良かったものを」
45:【死剣爪甲 オオカミ】[sage]:2044/06/09(木)
犯罪者マスターだころころしなきゃ
頑張れスレ主応援してる
46:【鞭才天 サラスヴァティー】[sage]:2044/06/09(木)
王国最強と噂されるPKクラン
熱くなって来たねぇ!
47:【匿名希貌 ジョン・ドゥ】[sage]:2044/06/09(木)
好戦的か!
いやいや逃げようぜ
48:【大天蓋 アトラス】[sage]:2044/06/09(木)
同感です
おのれ団長……<UBM>のスキルをコピーするとはなんて野郎だ!!!(特大ブーメラン
当然のように原作に能力が追い付かれましたがスレ主は元気です。