【実況】掲示板でデンドロを進みたい【安価】   作:レイティス

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バトルロイヤル残り四組!
古代文明のちょーぎじゅつで有利マッチアップだ!
ラストバトルは【大海賊】チェルシーの組だ!


第九十話 海上バトルロイヤルその三

 

 □■グランバロア・決闘海域

 

(さーて、最後の一組はどう対処したものかな)

 

 快晴の海原。無数の船の残骸が揺蕩う戦場の跡に【ゴールデン・トレジャー号】が浮かんでいる。

 彼の船に乗っているのはグランバロア海賊船団に所属する【大海賊】チェルシー。決闘ランク二位でもある彼女は"海上バトルロイヤル"の最終盤面について思案していた。

 

(カイナルの爺様には勝てたものの流石にこっちは被害なしとは行かなかったし、アナウンスによれば後一組とはいえ戦闘前に軽く調べた限りでは索敵型か隠密型……どちらにしても先手はまず取られるねこりゃ)

 

 彼女は直前に【大提督】カイナル・グランライトを破っているがその海戦はとても激しく、チェルシー率いる<黄金海賊団>も一緒に参加してくれたサブオーナーがデスペナルティとなってしまった。

 仮に"人間爆弾"が残っていたら勝利の女神がどちらに微笑んでいたかは定かではないが、何にせよ今度は彼女たちが<マスター>の数的不利を背負ってしまったのだ。

 船の機動性を活かすための【蒼海術師】や【翠風術師】、【高位航海士】のティアンの船員は残っているが……後は残った相手次第となる。

 

「……ま、ここまで来たらラスト一戦、全力で当たるしかないか!

みんな、最後は相手から仕掛けてくるはずだから何が来ても対処出来るように全周警戒!」

「「「ラジャー!!」」」

 

 グランバロアの決闘は一位が【グランバロア号】と大船団長で固定されているため、チェルシーの決闘ランク二位とは事実上の一位に等しい。

 それでも、ランキングが反映されるのは一隻対一隻の真っ向勝負でありバトルロイヤル形式であれば漁夫の利、ジャイアントキリングされる可能性がないとは言えない。

 だが、事ここに至ってそれを理由に臆するようなメンバーは<黄金海賊団>にはいない。

 【ゴールデン・トレジャー号】は完全に静止し、何が来ても後手から巻き返せるようスキルを身構えていた。

 

 

「──十一時の方向! レーダーに感あり!」

 

 【高位航海士】のティアンの言葉に全員が揃ってその方角を向く。

 【ゴールデン・トレジャー号】に搭載されているレーダーの感度を考えれば特に隠蔽スキルが発動していなければぎりぎり目視出来る距離である。

 もっとも亜音速航行をすれば十数秒で詰められる距離ではあるが、レーダーが探知した相手の進みは予想よりも遅かった。

 そしてその速度の理由も……目視していたチェルシー他<黄金海賊団>のメンバーにはすぐに分かった。

 

「……飛行船はレギュレーションで禁止ですよね?」

 

 それは思わず口から出た言葉だった。

 強化された視力は艦船が海面から離れているのを確かに見つけたのである。

 距離があるから見上げる程ではなくとも、ホバーではなく有意な高度を維持したまま相手方の船──【電気之観測(トルマリン・オブザーバー)】が接近して来ていたのだ。

 

「禁止されてるのはあくまで"飛行・潜水機能を持った船舶"だからね」

 

 騒めくクランメンバーを嗜めるようにチェルシーは言葉を紡ぐ。

 バトルロイヤルに置ける戦闘回避力を考慮して禁止されたそれらを見越して、【ゴールデン・トレジャー号】も当然対空兵装や消費アイテムの備えは殆ど積んでいない。

 

「大会が止められていないのなら──あれは"ただの船を何らかのスキルで無理やり飛ばしている"って事になるね。風属性……じゃあの質量は無理だろうし、数ヵ月前に見つかったっていう重力魔法か<エンブリオ>かな?」

 

 速力は低い、AGIに換算してギリギリ四桁と言ったところだろう。

 海属性──水流操作による補助を受けず重力魔法や風魔法だけとなれば不思議ではない。

 

(問題はどう対処するか──)

 

 チェルシーはリーダーとして選択を迫られた。

 

 少ない対空砲火で迎撃する?

 却下。ただでさえ武装が少ないのに高所を取られた撃ち合いで勝てる道理は薄い。

 

 エンブリオ(【ポセイドン】)のスキルで迎撃する?

 保留。《天地逆転大瀑布》による噴水を使えば【ゴールデン・トレジャー号】も高所まで行くことは出来るけれどあくまで攻撃・妨害用のスキルであり船の移動のために使った経験はない。

 スキルの効果時間切れまでに倒せなかった場合海に叩き付けられてまず敗北するだろう。

 

 相手の飛行するためのMPSPが尽きるまで距離を取り続ける。

 ……却下。最初からしなかった以上MPSPその他時間制限があるのは明白、速力で勝る以上相手が飛べなくなるまで逃げに徹するのはありだ。

 

(問題はそれがバトルロイヤルの最終戦として、放送もされてる中で海の乙女がやることではないということだねぇ!)

 

 それは決して慢心ではなく、決闘ランク二位の持つ自負であった。

 彼女がここまで駆けて来た世界を思えば、この程度苦境でもなんでもなく──少しだけ高い波というだけであった。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 そして、海と空で向かい合う二隻の船が互いの攻撃射程に入った時、イベントの締めくくる戦端が開かれた。

 

「「「「《サファイア・ストリーム》!」」」」

 

 共に【蒼海術師(ハイドロマンサー)】の奥義、海竜の如き水流が海から立ち昇り、また天空から降り注ぐ。

 ルール上は船に取り付けられた旗を折れば勝利な以上最も重要なコントロールと魔法拡大スキルを含めた射程の兼ね合いだが……その練度の差は明らかだった。

 特にグランバロアの艦船は耐水、耐風のコーティングがされており、「旗を折るだけ」ならこれらが好まれる傾向にある。

 互いに射出型の魔法ならば高所を取った方が必要なエネルギーの点でも断然有利なのはデンドロでも同様だがそれでも術が放たれたのがほぼ同時であり、ティアンとはいえ決闘ランカーの一員として戦い続けて来た熟練の船乗りと<エンブリオ>で生成されたばかりの【リザードマン・カレントメイジ】ではスキルレベルが同じでも操作技術に差があった。

 

 しかし、それでも高所の有利は大きい。

 主砲の仰角が取れず一方的に砲弾を撃ち込まれる【ゴールデン・トレジャー号】であるが、その全ては障壁魔法で防がれている。

 水流操作と同時に行いながらもその障壁は微塵も揺るぎもしない。

 無論これまでの激戦から来る残MPや距離、砲弾の種類による威力増加などの問題はあるが──

 

「《天地逆転大瀑布》!!」

 

 それらの問題が訪れる前に海から立ち昇る水流の勢いが急激に強くなる。

 チェルシーの<エンブリオ>、【大海湛斧 ポセイドン】の固有スキルだ。

 【ゴールデン・トレジャー号】の周囲から鉄砲水もかくやという勢いで噴出する水流が上空で巨大な龍のようになり、空からの水流を押し返す。

 

「──!? キャプテン! 魔法の様子が!」 

 

 しかし、【電気之観測】まで迫った水流も一定の距離まで近付くと拮抗してしまった。

 それはルミナスがラーニングしている《秘跡の夜明け》の効果だ。

 自陣営の魔法効果を1.5倍化し、敵陣営の魔法効果を2/3にする……二倍以上もの差を付けられては如何に歴戦の【蒼海術師】でも突破は出来ない。

 純粋に突破しようとするならば【海神】のような超級職か、同じように<エンブリオ>や特典武具の力が必要に違いない。

 

「……なるほどね」

 

 チェルシーはその様子を見て面白そうに口角を上げる。

 時間稼ぎによる塩試合を選択肢から排し、一方的な砲撃によりこのまま様子見する時間もあまりないと見る。

 機体性能はと高所の()の利は【電気之観測】にあり、術者の腕も相手に届かせることが難しい。

 

「──それなら、やっぱりあたしがいかなきゃね?」

 

 そう呟き、船の縁に足を掛ける。

 勿論、やけっぱちになってのことではない。

 チェルシーが振り返ると水流を操作している【蒼海術師】の一人が頷く。それだけで十分だった。

 

「それじゃあ──いざ改めて、《天地逆転大瀑布》!」

「《サファイア・ストリーム》!」

 

 直後、再び船の外に足を向けて──飛び出す。

 海に叩き付けるように振るわれた【ポセイドン】によりスキル名の通り天に落ちる大瀑布が噴き上がる。

 チェルシーはその瀑布の上にしっかりとその足で立ち天空の【電気之観測】を見据えた。

 それは【海賊】や【船員】が持つジョブスキル《水上歩行》の恩恵であり、上級職である【大海賊】のチェルシーならば十分は連続して水上に立ち続ける事が出来る。

 そして周りにはチェルシーを守るように追加の水柱が立ち、彼女を援護する。

 

「あたしこそが決闘ランカー二位──見上げるなんてナンセンスだからね?」

 

 ()()()()()()()()()。そう言わんばかりに【ポセイドン】を向ける。

 そしてそれは決して無理なことではない事をこの場にいる全員が理解している。

 何故ならば【ポセイドン】の必殺スキル──《金牛大海嘯(ポセイドン)》は液体の黄金の召喚。

 水より遥かに比重が重いソレを喰らえば圧殺は免れない。

 また、水魔法と違い物理的な攻撃であり、その射程距離も先程水流が拮抗した原因である《秘跡の夜明け》より長い。

 そして、チェルシーは決闘ランカー二位……固有スキルの情報は国内で知れ渡っており国外でも情報の強い者ならば仕入れている事もある程の人物だ。

 彼女にしてもつい先日見つかった【煌玉魚】の存在とそれを獲得したパーティについては把握しており、それが<DIN>と関わりが深いということも聞いている。

 それならばこうして予備動作を見せれば──

 

「うん、迎撃しに来るよね?」

 

 上空の船より飛び降りる影が二つ。

 ただし相手は水流に乗り移動するチェルシーと違い、空を自由に飛んで接近する。

 勿論船を飛ばしている以上それは想定内であり──近付いて来る姿が瓜二つなことが想定外であった。

 

「「いざぁ!」」

「うわぁ双子は聞いてない!?」

 

 二人の迫る影──ルミナスはその途中で別れてチェルシーを挟む形をとる。

 そしてそのまま突撃……はしてこない。

 

「《エメラルド・バースト》!」

「《ライトニング・ドラゴンブレス》!」

 

 豪風と雷電がチェルシーに迫る。

 当然のように【海賊】や【船員】系統がジョブスキルで耐性を持つ炎属性を排した包囲攻撃。

 まともに命中すればHPの大半を削るであろう奥義級スキルをチェルシーは挟撃の位置に着いた時点で使用した防御用の【ジェム】で防ぐ。

 

「──《クリーク》」

 

 【ジェム】が展開した防壁と二人のルミナスの攻撃が激突した衝撃が水飛沫を生む。

 それに紛れるようにチェルシーが発動したスキルにより噴出し続けるばかりだった水柱に変化が生まれる。

 一本の透明な柱のようだった水柱が幾重にも枝分かれ、大樹のようにその海水の枝葉を二人のルミナスに伸ばす。

 ──勿論、その中に【ジェム】を内包して。

 

「「散っ!」」

 

 二人のルミナスは迫りくる(ジェム)を付けた水枝に対し上昇しながら旋回飛行して回避する。

 回避しながらも攻撃をし、防御をしながらも水流を操作して追撃をする。

 水の枝は飛行に追いつけず、回避しながらの攻撃は【ジェム】の防壁を打ち崩せず……互いに決め手を欠いたまま水樹はその高度を上げて行った。

 

「(ふーむ、何を企んでるのやら)」

 

 【アイテムボックス】から在庫の【ジェム】の配置、水流の操作、パーティメンバーのHPMP確認。

 それら全てを滞りなくこなしながらチェルシーは鳥のように空を舞う二人のルミナスを見据える。

 

「(少なくとも攻撃自体は両方本物。事前情報から船を飛ばしてるのもこの<マスター>だとすれば回避優先なのは納得出来るけどねー?)」

 

 自身のデスペナが=チームの敗北に繋がる以上ある程度消極的な攻めになるのは当然とも言える。

 妨害を続けながらも既にチェルシーと【電気之観測】は数十メテルという距離まで近付いており、必殺スキルの射程にもあと数秒で入るといった具合だ。

 

「もう一人、【電気之観測】の所有者の<マスター>と同時に事を起こすつもりか、でなきゃ《金牛大海嘯(必殺スキル)》の隙にこちらを落とす算段なのかーってところかな?」

 

 必殺スキルである《金牛大海嘯》は使用時に【ポセイドン】を消失し、その座標に液状の黄金を召喚するための"穴"を作製する。

 そしてTYPE:アームズの常として装備状態でない場合は固有スキルを発動する事が出来ず、《クリーク》による水流制御も必殺スキルの間は行う事が出来ない。

 

「(海上なら事前に流して置いたジェムで対応出来るけど空中ならば持続操作が必要だから……って事かな?)」

 

 無論それだけで対処出来るほど甘くはないとチェルシーは思っているが──何にせよ事ここまで来れば決着の時は近い。

 

「《金牛(ポセイ)──」

 

 チェルシーが手にしていた両刃の斧が消える。

 そして勝負を決定付ける必殺スキルの前兆に動いたのはルミナスからだった。

 瞬間的に超音速機動にも達した飛行速度は操作の途切れた水の枝を振り切って接近しての()()()()、再びの暴風と雷轟がチェルシーを襲う。

 しかし、勿論チェルシーはそれを見越して事前に準備を重ねていた。

 チェルシーが()()にしている水柱より先んじて高みを目指していた細い水の枝葉。

 《秘跡の夜明け》の射程ぎりぎりまで延ばされたそれらが《クリーク》の制御を失い時間差で実を落とす。

 水流操作によりセットされた防御用の【ジェム】が稼ぐ数秒の間に落下する【ジェム】が発動し──あたりを白氷に染めた。

 最後に流していたのは【白氷術師(ヘイルマンサー)】の奥義、範囲氷結攻撃である《ホワイト・フィールド》の【ジェム】だった。

 高さが十分稼げていた水の大樹はその枝葉を凍て付かせ──接近して来ていたルミナスを貫く茨と化した。

 前後左右上下、埋めるように広げられた氷の枝葉により超音速で飛行していた二人のルミナスが氷に貫かれ──

 

「《水破──斬》!!」

 

 姿を現した()()()()()()()が水の大樹を切り倒した。

 

 

 

 その実、ルミナスはチェルシーが水柱で接近して来るのをずっと《隠蔽する東風》で光学迷彩を施しながら重力魔法で浮遊していた。

 そしてルミナスの<エンブリオ>である【神貪双牙 ゲリ・フレキ】が第六形態発現した必殺スキル、《黒蝕双狼(ゲリ・フレキ)》を嗾けたのである。

 

 《黒蝕双狼》は装備状態の【ゲリ・フレキ】をガードナー態……否、二体の黒狼のレギオン態に変化させる必殺スキルだ。

 レギオンになった「ゲリ」「フレキ」はそれぞれ上位純竜級に近しいステータスを持ち……それぞれ独立した《赤》《青》《緑》《黄》《水》《紫》の枠を持つ。

 それぞれ飛行用スキル、変装用スキルに枠を割いている都合上最大戦闘力を持った状態ではないが、それでも決闘のトップランカーに完全な不意を打つ事に成功したのであった。

 

 

 

 ルミナスの眼下にて水柱の支えを失ったチェルシーが落下していく。

 勿論《空中跳躍》などに類するスキルを用意していれば落下死はしないだろうが、専用のビルドでもなければ汎用的な装備スキル一本で空で戦う事は難しい。

 空間に空いた穴からは液状の黄金が滝のように放出されているが、それを操る<マスター>なしでは【電気之観測】には届かない。

 

「びくとりぃー……」

 

 身の丈程の大剣を振りぬいた姿勢のままルミナスが勝利の余韻に浸る。

 アームズ(装備品)からレギオン(モンスター)態への変化は装備制限にも影響を及ぼし、別武装でも<エンブリオ>の固有スキルが使えるようになったのだ。

 

「(まぁレギオンとしての【ゲリ・フレキ】にも《短剣強化》が乗ったのは嬉しい誤算だったけど……今度は《魔獣強化》とかとも重ね掛けしてみようかな?)」

 

 思案を重ねながらも警戒は怠らない──怠れない。

 ルミナスにしても適宜《空中跳躍》で落下速度を落としているチェルシーを追撃する余裕はなかった。

 その原因は氷の枝に貫かれて今も継続ダメージ(DoT)を受けている「ゲリ」「フレキ」にある。

 【電気之観測】を浮かしているのは勿論ルミナスの重力魔法によるものだが、《秘跡の夜明け》の1.5倍を入れてもルミナス単体で船を浮かす事は難しい。

 「ゲリ」「フレキ」にそれぞれ重力の影響を小さくする《地よ楔を外せ》や一時的にパーティメンバーの魔法効果を更に上げる《魔力譲渡》を使わせ、重力魔法の許容量を増やしているのだ。

 二体が消滅したらルミナスがデスペナルティになるのと同様、【電気之観測】は高所の有利を失うどころか落下の衝撃で破壊されるかもしれない。

 再び、三度《水破斬》で彼女(?)らを氷の大樹から解放し、【電気之観測】へ引き上げる。

 

「こういう時回復魔法の【ジェム】があれば便利なんだけどね──?」

 

 そうして救出した二体を連れて上昇しようとした時に気付く。

 《金牛大海嘯》が液状黄金の放出を続けているのだ。

 必殺スキルにより召喚された液状黄金は持続時間である数百秒の後に消滅するが、液状黄金の放出量自体は注いだSPに比例する。

 つまり、今もチェルシーは《金牛大海嘯》にSPを消費し続けているということだ。

 魔法職でもない以上《空中跳躍》にSPを必要としているのに──となれば。

 

「あっやばっ」

 

 急いで液状黄金から離れようとしたルミナスに耳にジェムの起動音が届く。

 事前に取り決めていたのか、液状黄金の滝が渦巻くように広がり、まるで黄金色の檻のように煌めく。

 流体を操作して渦潮を作り出す《蒼海術師》の魔法スキル、《メイルシュトローム》によって拡散された黄金が逃げ遅れたルミナスたちを包む。

 そして──黄金に輝く視界の中の更に下で稲光を見た。

 

「み゜っっ」

 

 落下しながらも位置を調整しながらチェルシーが更に【ジェム】から放った【金雷術師】の奥義、《ゴールデン・グリッド》。

 放出され続ける黄金に向けて放たれたそれは海水よりも更に導電率の高い液状黄金を文字通り"金雷"で染め上げた。

 

 そして、効果時間が終了し落下していく金色の渦に光の塵が混じり合い……数十秒後、"海上バトルロイヤル"の勝者が決定したのであった。

 

 To be continued

 

 





〇《黒蝕双狼(ゲリ・フレキ)
 双剣をTYPE:レギオン態である「ゲリ」「フレキ」に変化させる。
 「ゲリ」「フレキ」に変化している間、それぞれ秒間MP/SPを1ずつ消費し、消費出来ない場合解除される。
 「ゲリ」「フレキ」のステータス総量は「ストック」しているスキルの数により強化され、選択されているスキルに応じて配分される。
 自身と「ゲリ」「フレキ」は、《神蝕の赤》《神蝕の青》《神蝕の緑》《神蝕の黄》《神蝕の水》《神蝕の紫》で同じスキルを選択する事が出来ない。
 クールタイム24時間。


 バトルロイヤルもひと段落ついたところで書き溜めが尽きたので次回から二~三週間投稿間隔になることをご連絡!

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