グラント博士達はマーロウに島民達の村落に連れて来られた。
「彼らはイーウィス族、この島に古くから住む民族だ。彼らは言葉を話さない、必要ないからだ」
「コミュニケーションはどうやってるんだ?」
「目を見れば解る」
「心が通じ合ってるんだな」
「あぁそうだ。ここは島の中で最も安全な場所だ、奴らも入って来ない」
「あの壁は?」
ウチキド博士はマーロウに巨大な木で出来た壁の事を聞いた。
「あれは侵入を防ぐ為だ」
「あの亀の事か?」
「いや違う、まぁそれも含めて追々話そう、こっちだ」
マーロウは難破したのか大量の廃船が集まった一角に案内し、その中の『海竜丸』と漢字で書かれた船に入った。
「帽子を取ってくれ、ここはイーウィス族にとって最も神聖な場所なんだ」
そう言うとマーロウはハンチング帽を取った。
それに習って、グラント博士はテンガロンハットを、ニック少尉はパトロールキャップを、チェキータ大尉はベレー帽を外した
「久しぶりに見た」
「何を?」
「帽子取ったあなたの顔」
「ハハそうか」
「博士、あんたらそう言う中か?」
「「昔は」」
マーロウ達は海竜丸の中央に位置する空間に来た。
そこにはイーウィス族の人が何人か居て、所々に絵が書かれた石が置いてあった。
「あの絵はイーウィス族の歴史だ。この島にはおかしな奴らがウジャウジャ居る。イーウィス族は奴らに襲われ住みかを奪われ続けた、そこにイーウィス族が神と崇める存在が現れた」
一行は一番大きく書かれた亀の絵を見た。
「それがガメラだ。ガメラはこの島いや、この星の守護神だ」
「でもあなたの友達はその神様が……」
ウチキド博士はマーロウの友人をガメラが殺したと考えたが、マーロウはそれを否定した。
「いや、ガメラじゃない、奴らだ」
マーロウが指差した絵には鳥の絵が書かれてた。
「あれは?」
「あれはギャオスだ」
「あれが、あんたの友達を?」
「そうだ、ガメラとギャオスは俺達が産まれる何千年も前から間争ってた、いわば奴らはお互いに敵と見てる」
「だから戦ってたのか」
「マーロウ、この絵は?」
グラント博士はガメラの横に書かれた人魂のような絵を聞いた。
「オタマジャクシか?」
「いや、勾玉じゃないか?」
「マガタマってなんだ?」
スリフコ一等准尉がニック少尉に勾玉の意味を聞いた。
「日本の古代のお守りで、アダーストーンみたいな物だ」
「あぁ、どうやらガメラに関する物でそれがあるとガメラと心通わせられるそうだ。誰も持ってねぇがな」
「ちょっと待って」
メグミはポケットから先程拾った勾玉を取り出した。
「「「「「「「「!!」」」」」」」」
メグミが取り出した勾玉を見たイーウィス族は急に膝ま着いた。
「お前!これを何処で!?」
マーロウは勾玉を見て驚き聞いた。
「ヘリが撃墜されて、降りた時に見つけたの」
「それがその……マガタマってやつか?」
「あぁ………俺も見たのは初めだ」
すると勾玉が再びオレンジに輝き熱を持った。
「また」
「またって?」
「拾った時もこの勾玉、オレンジ色に光って熱を持ったんです。特に手に持ってた訳でもないのに」
「これは……メグミって言ったか?」
「はい……」
「お前はガメラの巫女に選ばれたんだ」
「私が……巫女?」
その頃ベックウィズ大佐達は湿原を進んでた。
スッ
先頭でポイントマンについていたベックウィズ大佐が止まれのサイン出し後続は止まった。
カチャ
ベックウィズ大佐はM14を構えスコープを覗き、約50メートル先に居る、ノコギリザメの顔をしたカラス位の大きさの鳥が居た。
「ふん、ブサイクな鳥だぜ」
ベックウィズ大佐はそう吐き捨てると。
カチャ
ダン!!!
鳥を頭を狙撃した。
バサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサ!
撃った直後、撃ち殺した鳥の隣の木から同じ鳥の群れが一斉に飛び立ち、木は丸坊主になった。
「ビリーへ、ここは地獄だ」
コール大尉はビリーに宛て呟いた。
「さぁ、行くぞ」
一行は前進を開始した。
「なぁ大丈夫なのか?」
「何がだ?ミルズ」
「大佐は何か脱出よりあの亀を殺す事に執着してるきがするんだ」
「確かに、チャップマンが生きたるかどうか確証もないのに」
「大佐を信じろ」
ミルズ一等准尉とレニス二等軍曹は徐々にベックウィズ大佐の行動に不信感を持ちはじめてた。
「マーロウ、3日後に島の北部にヘリが来る。君もアメリカに帰ろう」
グラント博士はマーロウに一緒に来るよう誘った。
「………ハハ、ヘリが?」
「あぁ」
「ハハ、ハハハハハ」
「「ハハハハハハハハ」」
「無理だ」
「ハハ………」
「3日じゃとてもじゃないがたどり着けない」
マーロウから3日じゃ無理だと言われメグミ達は絶望した。
「無理か?」
「あぁ…………歩いてはな」