グラント博士達はベックウィズ大佐達と合流しチャップマン少佐を救出すべくマーロウの反対を押しきって島の西に来た。
「恐竜の………骨?」
彼らが到着したのは草木の生えない窪地に恐竜らしき生物だった骨が飛散し、黄色いガスで覆われた所だった。
「古生物学者として、調べてみたいんじゃ?」
「今はそんな気になれない」
ウチキド博士はグラント博士をちゃかすように言ったが、当の本人はそこまで非常識ではなかった。
カチ
「っ……はぁー」
そんな中コール大尉はタバコを吹かしてた。
「コール、吸ってる場合?」
「わかったよ」
チェキータ大尉に注意されコール大尉はタバコを捨てた。
その捨てたタバコは偶然にも地面に開いた穴に落ちた。
ドーーーン!!!!
タバコが落ちた穴が爆発した。
「ガスだ!気を付けろ!」
「可燃性ガスが充満してるのね」
「大佐、中毒症状の危険があります。なるべく早く抜けた方が良いかと」
「わかった。ニック、念のためサーマルゴーグルを用意しておけ。この霧の濃さでは視界が効かない可能性がある」
「了解」
キャァァァァァ
「ギャオスだ!走れ!」
ギャオスの鳴き声が聞こえて全員骨の影に隠れた。
ズン ズン ズン ズン
霧の中からギャオスが現れた。
「1日であんなに大きく……」
「成長速度が早すぎる」
ギャオスは30メートル強あり、サシャとメグミはたった一晩で最初の3倍になってる事に驚いた。
ガッ ガッ ガァァァァ
するとギャオスは口を開け苦しいそうにした。
ガッ
「………っう」
「静かに」
ギャオスの口からあたりに広がった強烈な酸性の匂いにミルズ一等准尉は吐きそうになった。
キャァァァァァ
ベチャッ
ギャオスは口からペレットを吐き出した。
「「!」」
グラント博士とウチキド博士はそのペレットに巻き付いて居たドックタグに気付いた。
そのドックタグには J Chapman と彫られてた。
キャァァァァァ
ズン ズン ズン ズン
ギャオスはペレットを吐き出すと霧の中に消えた。
「行くぞ」
ベックウィズ大佐は前進を命じ全員警戒をしながら霧の中を進んだ。
カシャッ
ビッ
ランダのカメラが誤作動をおこしフラッシュが出た。
キャァァァァァ
「………しまった」
グシャ!
ダダダダダダダ!!!
「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」
「ランダ!!」
グシャグシャ
フラッシュに気付いたギャオスがランダを頭から捕食し、スリフコ一等准尉が乱射したM4の銃声に気付き全員が後ろを向いたが、既にランダは捕食されてた。
ダダダダダダダ!!!
「うあぁぁぁぁぁぁ!!」
ダダダダダダダ!!!
ダダダダダダダ!!!
ドン!!!カシャン
ギャオスに向け全員が発砲した。
ギャァァァァ!!!!
ズン ズンズンズン
ギャオスは再び霧に消えた。
「また来るぞ!」
「キャリバー!」
ガン
ジャラ
カシャン!
ベックウィズ大佐の指示でブラックタイガーの機銃手が恐竜の頭蓋骨の上にM2重機関銃をセットした。
キャァァァァァ
霧の中からギャオスの鳴き声がするが霧が濃く姿は見えなかった。
カチ
キュイーン
ニック少尉がサーマルゴーグルを起動させギャオスを探した。
カチャ
カチャ
ゴーグルにギャオスの熱が映った。
「居た!12時の方向!距離約60!」
ニック少尉の報告で、全員臨戦態勢に入った。
シャキン
マーロウはシャシュカを抜き備えた。
「соединяйтесь(団結せよ)」
マーロウは生前、キリアコフから教えられたソビエト連邦の標語の一文をロシア語で口ずさんだ。
ギャァァァァァァァァァァァァ!!!!
霧の中からギャオスがマーロウ目掛けて飛び出して来た。
「!」
シャキン!
マーロウはギリギリで避けシャシュカでギャオスの脚を伐りつけた。
「走れ!!」
だがギャオスはお構い無しにグラント博士達に向かって来て、全員がその場から離れた。
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!
機銃手がM2重機関銃を発砲した。
ギャァァァァァァァァ!!!!
だがギャオスはそれにも構わず突っ込んで来た。
ガン!!
「あぁぁぁぁぁ!!」
ガッ
ギャオスは恐竜の頭蓋骨を体当たりで破壊し、機銃手は弾き飛ばされ、そのままギャオスに捕食された。
「カティア逃げろ!!」
ギャオスは次にウチキド博士に狙いを付け彼女は逃げた。
ギャァァァァ!!!!
ギャオスはウチキド博士を追った。
ダダダダダダダ!!!
ダダダダダダダダダダダダダダ!!!
ダダダダダダダダダダダダダ!!!
その間にも他の者はギャオスを銃撃した。
ザザザザ!
ウチキド博士は恐竜の胸骨の中にスライディングした。
「ああ!」
ガッ!ガッ!
ギャオスはそれでもしつこくウチキド博士を狙った。
「火炎放射器だ!焼き殺せ!」
ゴォォォォォォォォォォォ!!
ベックウィズ大佐は火炎放射兵に命令し、隊員はギャオスに火炎を浴びせた。
ギャァァァァ!!!!ギャァァァァ!!!!
これにはギャオスも悲鳴を上げた。
「カティアこっちだ!」
その隙にグラント博士がウチキド博士を救出した。
ギャォォォォォォォォ!!!!
バッ
「あぁぁぁぁぁ!!」
ギャオスは火炎放射兵を翼で弾き飛ばした。
「…………ぁぁぁぁぁ!!」
ガッ
ドーーーン!!!!
火炎放射兵は岩にぶつかり燃料タンクに引火し爆発した。
「うわ!」
ドサッ
「っ!」
「スリフコ!」
近くに居たスリフコ一等准尉は爆風で吹き飛ばされ頭を打ち付け気絶してしまった。
ジューーー
スリフコ一等准尉が落としたスモークグレネードが火で熱せられた。
「ガスだ!」
ボーーン!!!
スモークグレネードが暴発し緑色の煙が上がった。
バサバサバサバサバサバサバサバサバサバサ
すると煙に驚いて、骨に営巣してたノコギリザメのような鳥が飛び上がった。
「気を付けろ!そいつらは毒がある!」
ダダダダダダダ!!!
ダダダダダダダ!!!
マーロウが鳥に毒がある事を伝え、飛んできた鳥を撃ち落とすべく小銃を乱射した。
「ああああ!!」
だが隊員の1人が取り付かれ毒爪で引っ掻かれた。
シャキン!シャキン!
マーロウはシャシュカで飛んで来る鳥を斬り落とした。
ダダ!!!ダダダダダ!!!
バサッ
「っが!」
ドサッ
ニック少尉も鳥を撃ち殺して居たが、背後から来る鳥に気付かず取り付かれた。
「っ!くそ!」
カァァァ!
ガッガッ
鳥はニック少尉を啄もうとしニック少尉はそれを必死で押さえた。
拳銃を抜こうともしたが鳥の力が思ったより強く一瞬も力を抜くことができなかった。
ガッ!
カァァァ!
カチャ
ダダダダダダダダダ!!!
メグミがニック少尉が落としたM4カービンのストックで鳥を殴り倒し、鳥は思わぬ攻撃に突飛ばされ、メグミは鳥を射殺した。
「ありがとう」
「子供の頃、よく助けてくれたよね」
ガッ!
「あぁ!!」
ドン!!!
その間にもギャオスは隊員2人を1人は捕食し、1人は踏み潰した。
「スリフコ!しっかりしろ!」
グラント博士はスリフコ一等准尉を救出した。
ギャォォォォォォォォ!!!!
バッ!
「そっちに行ったぞ!」
「「「!!」」」
ギャオスはグラント博士とスリフコ一等准尉に近付いた。
ギャォォォォォォォォ!!!!
ダッ
カチン!
そこにウチキド博士が駆け付けグラント博士のオイルライターを着火しそれを目の前の穴に放りこんだ。
カン ボッ!
ドーーーン!!!!
ギャァァァァァァァァ!!!!
「「「うぁ!」」」
ライターの火が穴に充満したガスに引火し、丁度ギャオスが真上に来た時に大爆発を起こし、グラント博士達は爆風で吹き飛ばされた。
キャァァァァァ…………キャァァァァァ………
ドサッ
ギャオスは倒れ、そのまま絶命した。