GAMERA ガメラ   作:AS365

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尋問

グラント博士達はヘリから脱出し、ブルック、サシャ、ニエベスと合流した。

「どうやらヘリは全滅したようだな」

「スリフコ、無線は?」

「ダメだ姉御、誰も出ない」

スリフコ一等准尉は無線機で交信を試みたが、誰とも繋がらなかった。

「となると、北端へ行って3日後の補給ヘリと合流するしかなさそうだな」

「ここから西に河があります。ひとまずそこに行きましょう」

「そうだな」

「?」

皆が出発の準備している初め、メグミはふと足元を見ると足下に何か落ちてるのに気付き拾った。

(勾玉?)

彼女が拾ったのは日本に古来から伝わる装身具、勾玉に似た物だった。

(鉄………とはちょっと肌触りが違うわね。そもそも何で南太平洋の島に?)

メグミは勾玉を触って調べてたら、突然オレンジに発光した。

「え?今熱を……」

「メグミ!行くぞ!」

「え?うん!今行く!」

メグミは拾った勾玉を上着のポケットに入れ、彼女らは西に向かって移動を開始した。

 

 

カチャ

一方、撃墜されたCH-53に搭乗してたチャップマン少佐はシートベルトを外して他の乗員の容態を見たが、全員死亡していた。

彼はヘリから出て無線で交信を試みた。

「こちらFOX12、誰か聞こえるか?」

ザーーーー

「………こちらFOX12、誰か聞こえたら答えてくれ」

ザーーーー

『こちらFOXリーダー、ベックウィズだ』

「ベックウィズ大佐!チャップマンです!」

チャップマン少佐の無線にベックウィズ大佐が答えた。

『チャップマンか、無事か?』

「自分は無事です、ですが他の者は……』

『そうか………今何処に居る?』

「ここは島の西側4キロの山。座標は6-4-2-0-1-7-5、こちらの搭乗機はスーパースタリオン」

 

 

「よしわかった、今からそっちに向かう。あの亀野郎を倒すにはスタリオンの武器が必要だ。お前は周囲を偵察して奴を待ち伏せられる場所を探してくれ」

『了…………て………………しま………』

「チャップマンどうした?よく聞こえない」

突然無線が途切れ始めた

『た………聞こえ…………』

「チャップマン!」

ザーーーーーーーーー

無線からは雑音しか聞こえなくなった。

「………おいレニス!いつまでもそうやって黄昏てる気か?」

「いえ、今行きます」

ベックウィズ大佐とレニス二等軍曹はチャップマン少佐と合流すべく歩き出した。

 

 

「大佐!ベックウィズ大佐!」

ザーーーーーーーーー

チャップマン少佐の無線機からも雑音しか聞こえなくなった。

「こちらチャップマン、周囲の偵察を開始する」

カチャ

カチャン!

チャップマン少佐はM4A1等の装備を持ち偵察に出た。

 

 

その頃、川原にはミルズ一等准尉やコール大尉、スティーブ、その他生き残ったブラックタイガーの隊員6人が居た。

カパ

コール大尉は岩の上に座り、レーションの缶詰を開け食事をしてた。

「……おいコール!お前よくこんな時に飯なんて食えるな!」

「あぁ、腹がへったからな」

ミルズ一等准尉は少しイラつきながら言ったが、コール大尉は飄々と返した。

「お前状況をわかってるのか!?俺達高層ビル位の亀とバカデカイ鳥にやられたんだぞ!」

「あぁ……ありゃ普通じゃないな。あぁ言うのカイジュウって言うだろうな」

「………あいつって冷静なのか頭おかしいのかよくわからねぇな」

「おい!お前達!」

声がした方を見るとブーニーハットを被ったベックウィズ大佐とレニス二等軍曹が居た。

 

 

「大佐ご無事で!」

「お前達も無事だったか」

「レニスよく生きてたな」

「あぁ」

ベックウィズ大佐達は合流し再会を喜んだ。

「生存者は?」

「7人です。カーターもウィルズもシュタイヤーもスミスも皆死にました………姉御とスリフコとニックは不明です」

ジャラ

ミルズ一等准尉は状況をベックウィズ大佐に報告すると、ニック少尉、チェキータ大尉、スリフコ一等准尉以外の死亡したブラックタイガー隊員のドックタグを全て手渡した。

「…………グラント博士達は?」

「グラント博士及びウチキド博士、それにブルック、サシャ、ニエベス、メグミって日本人の女の子もチェキータ達と同じく不明。スティーブは今俺達と一緒に」

「………ランダは何処だ?」

 

 

ランダは土手の倒木に座ってた。

そこにベックウィズ大佐が歩み寄った。

「大丈夫か?」

「あぁ………部下は残念だったな」

「あぁ」

カチャ

ベックウィズ大佐は隣の倒木に座ると、ショルダーホルスターからロングスライドのハードボーラーをランダに向けた。

「………」

「さぁ、正直に話んだ」

ベックウィズ大佐はランダを尋問し始めた。

「…………怪物が居る」

「そのようだな」

「駆逐艦ジェイソンを知ってるか?」

「知らんな」

「1954年、私はそこの水兵だった。ビキニ環礁実験における放射能汚染を測定していた時に船は突然沈んだ、生存者は私だけだった。政府は事故で沈没したと言ったが私は見た、巨大な影を、この世界には我々が知らない存在が居る、未確認巨大陸生生命体MOUTだ。それから私はそいつらを探した、そして見つけた」

「つまりお前達はあの亀や鳥の事を知ってたんだな?」

「あぁ、だが奴らの力は強大だ、今の戦力では太刀打ち出来ない。騎兵隊を呼ぶんだ」

ランダへの尋問が終わり、ベックウィズ大佐はハードボーラーをしまい立ち上がった。

「俺が騎兵隊だ」

 

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