スマホの中の女の子と合体したらTS変身したのですが、どうしたらいいですか!?   作:Plusdriver

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サブタイトル元ネタな~んだ?

ええ、あの方が存在しなければ今の魔王は存在しなかったのですよ。

祝え!平成仮(ここから先は文字がにじんでいて読めない)


前兆

「....」

 

今日も今日とて起きてすぐに胸を触る。うん、でかい。

 

「ハァ...」

 

ねぇちゃんに着せ替え人形にされてから既に3日が過ぎている。未だに響の声は聞こえない。ユニゾンが解除されるのも、考えられない。

 

「あのアニメ、こんなかんじだったのかな...」

 

男女が入れ替わるあの名作映画のキャラクター達を思い出しながら、ベッドから降りる。妹の自室訪問はない。

 

「おはよう、お兄ちゃん」

 

「早いね、エレナ」

 

部屋を出てリビングに行くと既に英玲奈が起きており台所で調理をしていた。本当によくできた妹だ。

 

「アリサねぇちゃんは?」

 

「まだ寝てるはずだよ」

 

ねぇちゃんはまだ寝ているらしい。マネージャーさんに夜遅くに「しばらく休暇を用意したからよろしくね」と言われたのは懐かしいものだ。

 

「起こしてこようか?」

 

「ううん、いいよ。まだ寝かせておいてあげよう?」

 

自分を着せ替え人形にした亜里沙ねぇちゃんは英玲奈と暮らしているときはよくできたオカンと化しているらしい。自分と一緒な時は暴走しがちで、未だにそれが本当なのかどうかが分からない。英玲奈の邪魔にならないようにコーヒーを用意し飲む。

 

「....今日は何だかマズイな」

 

「それっていつものだよね?どうかした?」

 

「いや、何もないよ」

 

コーヒーを飲みながら窓から外を見る。今日も今日とてこの街は晴れており、少しずつ気温が上がり始めているのが分かる。不味く感じているのは何故なのか。それを考えている間にフレンチトーストが出てくる。

 

「はい、今日の朝食」

 

「ありがとう」

 

不味く感じたことを押し込む様にフレンチトーストを口に運ぶ。砂糖の甘さが身に染みるように感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「また来るよ、未来」

 

寝たままの彼女に声を掛け、背中を向ける。今日も今日とて彼女達はまだ目覚めない。

 

『...まだ起きないのかよ』

 

借りたスマホの中で雪音さんはそう呟く。彼女にとって未来は恩人で友達だからだろう。何もできない自分にイラつき始めている。

 

「これからどうしようか」

 

『そうだな...あのバカは今日はいないんだよな?』

 

「うん。何でも家の用事らしい」

 

このスマホも本来ならアリスに返すはずだったものだ。本人に断られたが。

 

『バカはバカでもお嬢ってか』

 

「その上風間さんのことが大好きだからね」

 

そう考えると自分の周りにはよく暴走する人物が何人かいる事に気が付く。...考えないようにしよう。

 

『せっかくだからこの街を案内してくれよ。あいつと居るといつも移動が車な上、鞄にスマホをしまわれて何も見えねぇんだよ』

 

「わかった、案内するよ」

 

『あとあたしのことは「クリス」でいい。名字だけで呼ばれると何かむず痒いんだよ』

 

「わかったよ、クリス」

 

彼女が感じているのは違和感だろう。今の自分の身体と声は響のものだからだろう。いつも通りが大切なのは自分もよくわかるからだ。

 

「また明日な!」

 

「うん、また明日」

 

そう言って二度と会えなくなった友人達を思い出す。この事件は彼女達が帰ってくるこの街を守ることと日常を取り戻すものなのだ。必ず解決してみせる。

 

「でも先ずはみんなに声を掛けてからね」

 

『お前はただでさえ重要人物だってのにユニゾンしたままだからな。仕方がねぇか』

 

皆が集まるようになった会議室に行き出掛けることを告げると、一人一緒に行くことになった。何人かが手を挙げたため、じゃんけんをしている。

 

『よくやった風間!それがカッコイイチョキだ!』

 

「か、勝てた...」

 

「なんであそこでパーを出したのよ、私っ!!!!」

 

「あちゃ~、負けちまった」

 

『ここは翼たちに譲ろうぜ』

 

『翼、一応サングラスを持って行きなさい。人気者なんだから』

 

『何故持っているんだ?』

 

『内緒よ』

 

結果風間さんと風鳴さんと行くことになった。そしてアリスが置いていったイチイバルを預かった。ノイズが現れても戦えるようにだろう。

 

「一緒に出掛けるなんて、いつ振りだろうね」

 

「う~んと、丁度半年振りかな?」

 

確かクリスマスイブに少し出掛けていたはずだ。あの時は次の日がライブだったこともあり、最終調整の様な物だったのを憶えている。彼女はステージに立つ際良く緊張するのだが、前日の出来事によってコンディションが変化するのだ。あの時だっけ、マネージャーにならないかって言われたのは。

 

『雪音、立花の声は聞こえたか?』

 

『いいや、聞こえてませんよ』

 

街に出ればスマホの中の彼女たちの声は聞こえなくなった。気を使ってくれたのだろう。

 

「どこから行こうか?」

 

「えっとね、行ってみたいところがあるの」

 

この時、気が付いていればよかったのだ。自分たちに近づく男の存在に。

 

 

 

 

 

「ハハハッ、見つけたぞ!僕だけ(・・)の英雄をッ!!!」

 

 

 

 

彼女を戦いに巻き込むこともなかったはずなのに。




橘 響

ユニゾンが解除されることなく日々を過ごす。朝起きてから身体が元に戻っていないか確認するのが日課になり始めている。


雪音 クリス

響がユニゾンしたままの為、アリスに護衛を頼まれる。実はアリスの家の用事の真実を知っている。


白雪 アリス

翼と響が出かけたことを知り行動開始。家の用事?他の者に任せましたわ


橘 英玲奈

できた妹。大切な家族。


橘 亜里沙

響がいないところではしっかり者らしいが、本人の前では暴走気味なため事実かどうかわからない。パーを出して負けた模様。


日向 未来/小日向 未来

未だ眠る少女達。何時目覚めるのだろうか?


ただのやさしいマリア

サングラスを常備しているお母さん。


朝日 奏/天羽 奏

翼を見守るおねぇさん達。でも前者は少し不安な模様。


風鳴 翼

カッコイイチョキを教える。翼が勝った際に見せたドヤ顔は奏に撮影、保存されていた模様。


風間 翼

ジャンケンに勝ちデート(お出掛け)の権利を手に入れた。とても嬉しいらしく、笑顔で話し続けている。


???

最後に出てきた謎の人物。え、正体バレてるって?ま、仕方がないよね!






この作品のこの先を予想している人はどれだけいるのでしょうか?
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