スマホの中の女の子と合体したらTS変身したのですが、どうしたらいいですか!? 作:Plusdriver
今回は猫舌で携帯電話で同じ様に姿を変えるあの人の復活からっ
「素晴らしい!流石は我が英雄ぅ...だからこそ、貴方が欲しい。誰にも渡したくないんだ。そう、だって僕は立花響を愛しているのだからぁああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
『ふぇ!?』
『おぉ...』
『噓でしょ!?あのドクターが、他人を愛しているですって!?』
ウェルの突然の告白により、スマホの中の3人がそれぞれ異なる反応をみせている。そういう自分も少し後ろへと下がってしまった。アニメで見たことある腰を痛めそうなそり方をしたまま告白を続ける男から少しでも離れたいのは何故だろう。
『えっと、私にはもう未来っていう
『へぇー、大胆だな。翼にも見習わせたいぜ』
『ぁあッ、理解できない!というか頭が理解しようとしてくれない!?』
皆が混乱している中、ウェルは手を休めることなくノイズを召喚している。アルカ・ノイズが建物を分解し始めた為、すぐさま槍を構え、腰アーマーのブースターを起動させる。
「うぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
マントを纏いながら回転し自身をドリルの様に扱いノイズを複数同時に貫く。着地と同時に振り向き、槍を一段階、二段階と分離し、それぞれを時計回り、反時計回りに回転させる。
『行けるよ!』
「分かった!!」
響からの準備完了の合図を聞き、槍をその場で一回転するように振るう。すると、分離していた槍から複数の
『おぉ、これ便利だな』
『セレナ、マム、助けて...』
あ、マリアさんがヤバイ。思ったよりもダメージを受けているみたいだ。早めに終わらせないといけない。
「響、天羽さん、マリアさん!」
『うんっ!』
『行けるぜッ!』
『狼狽えるなッ!...間違えた』
マリアさんの間違いには触れることなく、槍を一旦分解し、両腕のアーマーへと戻す。そしてアーマーを変形させ、一部アーマーを外し回転させる。両腕をドリルとし、それぞれの軸の制御を響と天羽さんに任せて走り出す。
「マリアさん!!」
『っは!...ええ、任せて頂戴!』
マントを触れることなく外し、マリアさんにその制御を任せる。マントは風に吹かれることなく広がり、残りのノイズを巻き取りかき集めていく。
「ああ、我が英雄が僕の元にぃいいい!!!!」
正面からの両腕ドリルを見ても逃げるどころか喜びを露にするウェルを無視しその横を駆け抜け、マントによって巻き込まれて集められたノイズ達へと連続で突き刺した。
「....ああ、やった!我が英雄が、この、僕を_____」
ウェルの言葉は続かなかった。アルカ・ノイズを倒した衝撃の余波によりその体ごと吹き飛ばされたのだ。
______パリン
「あ、ああ、ああああ!!!!!」
声に反応して振り返るが、突然体が重くなりその場で動けなくなってしまう。それは以前天羽さんとのユニゾン時に問題となった
「っく、思ったよりも早く、そしてキツイ...」
『響君!』
『こんな所でリンカー切れかよ!?』
『マズイわね、視界が晴れた時が勝負よ!』
視界は倒したノイズの残骸により悪く、声のした方向を見てもウェルの姿を確認できない。取り敢えずその場で待機して、晴れるのを待つしかなさそうだ。
「...我が英雄よぉ...僕は必ず、貴方を、貴方を!僕だけのものにぃいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!」
ウェルの声だけが視界の悪い辺り一面に響き渡る。そして、視界が晴れるとそこにウェルの姿は無かった。
「逃げられた...?」
『OHANASHI出来なかった...』
『あれは!』
『見ろよ響!あそこにアイツの!』
「あ、」
ウェルが居たであろう場所には、画面をバキバキに破壊され真っ二つとなったスマホがあった。どうやら最初の目的であったウェルから闘う力を奪う事には成功したみたいだ。
「上手く、いったんだ、」
『やったね!』
ふと、安心からか全身から一気に力が抜けた。その場でユニゾンが解除される。
『奏さん?マリアさん?』
地面に転げ落ちたスマホから響の声が聞こえる。どうやらユニゾンの解除と同時に二人も元の場所へ戻ったようだ。でも、身体に残るこの感覚は、一体何なのだろう
「響。僕達元に戻ってるよね?」
『うん、そうだよ』
逃げたウェルとか、街案内の事とか、他にも心配を掛けた人達に謝らなくちゃなぁ...
でもその前に、言わなくちゃね
「『響!!!』」
お帰り、みらい____
橘 響/立花 響
遂にユニゾンが解除された。響にはリンカー切れのデメリットが体力消費として表れている。
己の陽だまりが目覚めた事が嬉しい。
天羽 奏/マリア
これからトライトーンによりどこにいても強制的にユニゾンさせられる模様。
マリアさんの中の人はつい先日のライブにて懐かしの放課後なお茶会へと参加。
いやはや、お帰りなさいませ。
日向 未来/小日向 未来
翼とクリス(スマホ)を回収後、一旦屋敷に戻るも再び飛び出した。その理由は後に語っており、「何か呼ばれている気がした」とのこと。
ドクターウェル
我らがドクター。冒頭にていきなり告白をブチかましてくれた。以前から彼が言っている通り、彼の行動原理は全て『愛』から来ているのだ。
因みに、彼のスマホには立花響の世界のウェルは存在していない。それはその人物が亡くなっているのが原因である。
現在逃亡中。お土産に割れたスマホを捨て、ガングニールの飛ばしたドリルを持っている。
トライトーン
響、奏、マリアの3人と響、ガングニールとスマホにより行われる特殊なユニゾンを指す。それは上記の3人が欠けていては行えず、行う場合は強制的に呼び出され、そのままユニゾンさせられる。それば次元をも超えられるとされ、例え別世界に居ようが強制召喚である。ユニゾン解除と同時にそれぞれが元々いた場所へと返されるが、やられた側(特に奏とマリア)は堪ったものではないだろう。
しかし、各自がユニゾン状態であれば更に特殊な状態へと変化することとなる。
ガングニール
響が名付けた、トライトーンによるユニゾン形態時の名前。しかし、本編で呼ばれる事は少なく、基本的に聖遺物の名前として登場する。
いかがだったでしょうか?
XV本編では大変な事になっていますが、こちらはこれにてひと段落となります。
感想お待ちしています。それではまた次回、お会いしましょう