スマホの中の女の子と合体したらTS変身したのですが、どうしたらいいですか!?   作:Plusdriver

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サブタイトル元ネタな~んだ?

今回は、名(迷)台詞が多いあの作品から_____ウェイ!


第二章:日が昇り陰る中編
運命の適合者達


『溶けるぅ~』

 

人間の適応能力とは恐ろしいもので、この夏に出会ったスマホに住む彼女達に対して違和感を感じなくなってきた。未来に連れられて行くのを尻目にスマホの冷却アプリを起動させる。どうやらこれだけでも効果がある様なのだ。

8月になり、より一層熱く感じる。近年夏の気温の変化が激しくなり始めており、体調を崩す人が増えているのだとか。

 

「...やっぱりか」

 

スマホのトークアプリを起動させれば、先輩から連絡が着ていた。内容は実にシンプルだった。

 

「『風邪ひいた。お見舞い頼む』、ね」

 

自分と先輩は学校が同じ、というわけではない。年齢は同じだがバイトの先輩なのだ。情報を集めるのが趣味らしく、中々腕のたつハッカーなのだとか。

 

『響、お見舞いに行くの?』

 

「そうだね...缶詰とか揃えていくことにするよ」

 

スマホに現れたのは未来だった。ユニゾンが解除されて以来、未来は未来のスマホと自分のスマホを行き来している。

 

「因みに響は?」

 

『溶けちゃった...』

 

画像が表示されるとそこには溶けた響の姿が。なるほど、物理的に溶けてますね。

 

「って、物理的に溶けてるけどッ!?」

 

『え?問題ないよ?』

 

頭部にしか原形が残っていない、まるで溶けたアイスクリームの様な響はこちらに気が付くと跳ねている。アッ、液体が...

 

『何でもここに入ってから出来るようになったんだって』

 

「はぁ...」

 

彼女達はすっかりスマホの中に馴染んでいるようだ。以前クリスが浮いていた事を思い出して無理矢理自分を納得させる。

 

「取り敢えず、行ってくるよ」

 

『ええ、いってらっしゃい。響のことは任せてね』

 

スマホの中から未来の姿が消える。もう響の元に戻ったのだろう。

 

「行ってきます」

 

自分は必要なものを持って家を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや~、すまんな」

 

ベッドの上で上半身だけを起き上がらせた先輩が返事を返してくる。

 

「いえ、ちょうど出かける用事もあったので」

 

それは嘘ではない。今日はこの後、亜里沙ねぇちゃんを迎えに行かなくてはならないのだ。というか、昨日の夜に電話で「迎えに来てッ!迎えに来なきゃ、もうハナサナイカラネッ!!!」と念入りに言われてしまったのだ。今考えると、断らなくて正解だったのだろう。自分の感は当たる。何時も嫌な方向に。

 

「でも、何故僕だったんですか?」

 

「ああ、簡単な話だよ。今、友達が旅行でいなくてさぁ_______」

 

先輩の話を聞きながら、缶詰を開け、スーパーで貰った箸の爪楊枝を指して桃を差し出す。

 

「、まぁ、それだけじゃないんだけどな...」

 

「えっ?」

 

ベッドの隣の勉強机に備え付けの椅子に座れば、先輩の言葉に疑問を持つ。それだけじゃない...?

 

「もしかして、アンノウンについて何か分かったんですか?」

 

「ああ、いやいやそうじゃないんだけどな...」

 

言葉を濁らせている間に、玄関が開く音が聞こえる。

 

『『ただいま』なのです!』

 

「丁度、帰ってきたみたいだな」

 

先輩の部屋に入ってくる人物には、見覚えしかなかった。

 

「切乃、ただいま帰ったのですッ!」

 

「戻ったよ、おにぃ」

 

『お待たせしたのデース!』

 

『ぶぃ。今日はお肉が安かった』

 

お揃いのスマホから響いてきた声で、現実へと戻される。ああ、なんだ。問題解決じゃないか。

 

「お帰り、キリ。シラ。お客様だぞ!お前たちの会いたがっていた我が後輩こと、橘響だ!」

 

ゲホゲホと咳をしているあたり、無茶して大きな声を出しているのが丸わかりである。

 

「ああもう、大人しくしててください」

 

「んぐっ、もう大丈夫だ。後で缶詰代を払うよ」

 

かき込むように桃を口へと流し込んでいく先輩。さて、先輩はこれで大丈夫そうだ。

 

「貴方がもう一人の私が言ってた...」

 

「シラ、気を付けるのです!人違いかもしれないのです!」

 

フム、警戒されてしまっている様だ。ならばスマホの二人と話をするしかないようだ。

 

『ねぇ響!調と切歌が見つかったって本当なの!?』

 

『『マリア!』』

 

『ああっ!!!良かった...二人共無事なのね...』

 

声が聞こえた時点で、マリアさんに連絡しておいたのは正解だった様だ。スマホの中で3人が感動の再会を果たしている。その画面を二人に見せれば、その警戒を解くこととなった。

 

「えっと、僕は橘響。君たちの名前を教えてくれないか?」

 

「...神無月調」

 

「私は神無月切乃と言うのです!よろしくです、響さん!」

 

神無月、ということは先輩の身内であることは確定である。取り敢えず二人から二人に出会ってからの話を聞く。どうやら彼女達はつい最近来たばかりの様で、先輩に相談した結果自分に話してみることにしたようだ。

 

「貴方が、もう一人の私が言っていたマリア...」

 

「おお~~!!アリサに似てるのです!」

 

そこで、自分は約束を思い出した。時計を見れば、迎えに行くにはもう時間がなくなっていた。ま、マズイッ!?

 

「ごめんね二人共!もう行かなくちゃっ!先輩、お大事にっ!」

 

二人に断りを入れ、荷物を持ち駆け抜ける。

 

「おう、またな~...って、お金渡しそびれた」

 

「あ、私が...」

 

「私も一緒にいくのです!」

 

二人に付けられているとは知らずに、全力で駅まで駆け抜けた。




シンフォギア...、終わってしまいましたね。作者はあの終わり方では満足できていないのですよッ!!

映画化ッ!映画化ッ!映画化ッ!


橘 響/立花 響

前者はバイトの先輩の家へと向かい、後者はドロドロに溶けてしまった。原形を留めていた部分は溶けているのではなく、まるでクッションの様に柔らかい模様。393はそれを枕にグヘグヘ言っていたらしい。

日向 未来/小日向 未来

前者はアリスの家に捕まっており、後者は響と未来のスマホの中を飛び回っている。
未来が捕まっているのは、前回の逃走により検査入院だからである。響に「逃げないでね」と言われたため、大人しくしているらしい(・・・)

橘 亜里沙/マリア・カデンツァヴナ・イヴ

仕事に引っ張られてもう5日も響と会っていない為、ほぼ暴走状態。響の身が危ないところだった。マリアはそんなアリサから離れられて内心喜びながら響の元へ来た模様。

先輩/神無月

未だ苗字しか登場しないバイト先の先輩。大事な友人であり、情報源でもある。

神無月  調/月読 調
神無月 切乃/暁 切歌

双子の姉妹で調が姉で切乃が妹であるが、二人にとってそこはあまり重要ではないらしい。普段から渾名で呼び合っており、兄が大事な模様。
キリシラコンビは転移されて来た時間がほかのメンバーとは異なっており、時間差があるようだ。ん?CMの2人がかわいかったって?当たり前じゃないか(確信&尊い)


まだまだ続く物語ッ!
映画化を待ちながら、XVを再走だ!
感想お待ちしています、ではまた次回ッ!
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