スマホの中の女の子と合体したらTS変身したのですが、どうしたらいいですか!?   作:Plusdriver

24 / 48
サブタイ元ネタな〜んだ?
今回は、天の道をゆくあのライダー!
戦いの神(仮)の話はしないデネ!



ウンメイノー


呪いの鏡→もう一人のヒビキ

着せ替え人形にされてから2日が過ぎた。

 

「何だかまだ疲れが取れてない気がするよ」

 

『アハハ...うん、実は私も』

 

響と共にため息をこぼす。いくら何でも楽しみ過ぎなのである。何着着たのかもう記憶にない程に着替えさせられたのだ。正直今日は家でのんびりしたいところなのだが、少し用事があるのだ。

 

『アリスちゃんからだったよね?』

 

「うん。アリスの家で研究してくれたみたいだからね。うまくいけば響達が元の世界に戻れるかもしれないからね」

 

未来が入院していたのは検査だけでなくユニゾンについての実験も行っていたのだ。今回はその結果報告会である。

 

「にしても、皆先に行っちゃうとは思わなかったけどね」

 

『声くらいかけてくれてもよかったのにね』

 

目指す場所は何時もの白雪の屋敷ではないらしく、白雪家が持つ工場の一つで行うらしい。響と共にいつもとは反対方向へと進み始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目的地に到着したが、人がいる様子はない。

 

『アレレ?本当にここであってるの?』

 

「メッセージだとここのはずなんだけど...」

 

スマホのメッセージアプリを起動させ、再度確認するも指定している場所はここなのだ。おかしい。アリスが自分の事でここまですることはないはず。まぁ風間さん関連だとやりかねないが。

 

『ッ!奏さん達だけじゃなくて、師匠達とも連絡がとれない!?』

 

「何ッ!?」

 

通信が妨害されている...しかも世界を超えて行えるはずの通信を妨害できるということは...

 

「響、ユニゾンしよう。多分あの人がいる」

 

『うん』

 

静かにスマホへとガングニールのペンダントを突き刺す。無事にユニゾンし、両拳を構える。そのまま工場へと入るが人の気配は感じられない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あひゃはハハハハハハハハハハ!!!!!!!!」

 

 

「『!?』」

 

 

 

突然、工場全体へと笑い声が響いた。勿論その声に聞き覚えしかない。

 

『やっぱりウェル博士がいる...!』

 

「.....」

 

響の声で改めて拳を引き締める。あの声が聞こえた以上罠に嵌められた可能性が高い為だ。

 

「おやおやおやおやぁ?そこにいるのは...我が英雄ではありませんかぁあぁああああああああ!!!!!!」

 

物陰から現れたウェル博士。しかし、その姿は以前のものとは異なっていた。

 

『わた、し...?』

 

見た目が、響とそっくりだったのだ。声までは変わってはいなかったが、それ以外は何処をどう見ても響そのものである。一体何をしたのだろうか。

 

「そうっ!その顔が見たかったッ!僕を、僕だけを見つめるその目ッ!素晴らしいの言葉しかありませんねぇ!」

 

響の体でクネクネしている。うん、しばらくの間あの体だったからか自分の事のように気持ち悪い。

 

『殴らなきゃ…』

 

「だね」

 

あのまま放置するわけにはいかない。

 

「さぁもう一つサプライズさぁあぁぁあああああ!!!!!」

 

のけぞりながらウェル博士はその()を口にした。

 

「Etsieorum Heldell gungnir zizzl」

 

「『!?』」

それは聖詠だった。

以前響がガングニールの融合奨励だった頃に融合が進んだ結果、身体の一部から結晶体を出現させた時の様に、全身が結晶体へと飲まれてゆく。まるで一つのクリスタルと化し、それを砕くように出てくる。

 

「ヒャッハー!これでこそ僕ッ!これで真の英雄だぁ!」

 

『わ、私だ...シンフォギアを纏った私...』

 

博士は自身を響へと変えた上、ガングニールと融合している。一体どうやって...

 

「我が英雄には話しておくべきですねぇ」

 

そう言いながら身体から生えてくる結晶を砕いている。

 

「僕は叶えたかったッ!英雄になるという夢をッ!だが、それを否定されたんだッ!貴がアニメとは割り切れなかったッ!自分と同じ名前を持つものが英雄になることなくただ犯罪者として捕まるなんてッ!認められる訳がないッ!!!」

 

それはウェル博士の本音だった。彼は見たのだろう。そして自分の様に忘れなかったのだろう、あのアニメを。

 

「『戦姫絶唱シンフォギア』ッ」

 

「ッ!!流石だよ我が英雄ッ!やはり覚えていたッ!だからこそ、君たちの、君の様になりたかったんだよ、タチバナ・ヒビキッ!!!」

 

自分が漏らしたそのタイトルに反応するように全身から結晶が生えてくる。先ほどとは異なり、その速度は早い。いや、早すぎた(・・・)

 

「ガッ!?」

 

博士を核に発生した結晶は全方向へと急速に延び、工場を崩壊させた。内側から破壊された工場にはもはやその面影はなく、何とか見えているものの、背中と腹部に痛みが残ってしまっている。

 

「...あ~あ、やっちゃった。折角はった妨害用のフィールドも無意味に終わりそうだ。だけれどもッ!」

 

ズンッと立ち上がろうとした全身に重みが増す。この感覚には覚えがあった。

 

「アンチ、リンカーッ」

 

「その通りッ!!!!!やはり融合を果たした僕には一切の効果はないみたいですけどねぇ」

 

バキバキと結晶を壊しながら博士は自分の元へと向かってくる。

 

「さぁて、目的を達成させてもらいましょうかぁッ!」

 

彼の手が目指すその先には、自分のスマホがあった。

 

「ぐっ、あぁあああぁあああああああああ!!!!!!!!」

 

「どうやらしっかりと張り付いているみたいですが、この体なら簡単にはぎ取れますねぇッ!!!」

 

い、痛い痛い痛い痛い痛いッ!!!!!!

他に何も考えられなくなるほどに全身へと痛みが走る。

 

『響ッ!』

 

響の声は聞こえるが、視界がチカチカと点滅を繰り返し安定しない。痛みは今迄闘ってきた何よりも酷く、抵抗すらできない。

 

「君さえいなくなれば、僕が英雄だッ!」

 

そんな時、突然ウェル博士が吹き飛ばされた。

 

「な、なんだ!?何が起きたんだッ!」

 

ウェル博士の声が聞こえるが、痛みからか身体が動かない。現状を把握できないのだ。

 

「....もう大丈夫。アイツは私がヤる。その代わりに貰っていくよ_____」

 

「だ、誰だっ!?」

 

声がするものの、その主を視界に収めることは出来なかった。

 

『響ッ』




キーワード:以前響が攻撃に使ったドリル
     :シンフォギア『G』


橘 響/立花 響

ウェル博士により罠に嵌められ、スマホを奪われそうになる。視力が低下しており、全身にも激痛が走っている。


????/ジョン・ウェイン・ウェルキンゲトリクス

本名不明のウェル博士。アニメ2期を視聴した結果、自身が決して英雄にはなれないのだと思い知らされてしまう。その結果、作中で英雄的行動をしていた響を『我が英雄』と呼ぶようになった。
現在は響とそっくりな容姿をしており、ガングニールと融合している。


???????

スマホを奪い取られそうになった響を救った謎の人物。この章の重要人物であり、サラリと大切なことを言っている。

因みに名前自体は既に登場しており?はその文字数を表している。


白雪 アリス

お嬢様な平行世界のクリスちゃん。未来の検査入院をきっかけにスマホを調べ始めた。





さてさて、ついに帰ってきた我らが博士ッ!聖詠の意味を当てられた方にはとっておき『とろけたビッキー』をプレゼントッ!(嘘)
今までの伏線を回収しながらも進んでいきます。
感想お待ちしています。
それではまた次回ッ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。