スマホの中の女の子と合体したらTS変身したのですが、どうしたらいいですか!? 作:Plusdriver
今回は2007年のあのライダー!
個性豊かな仲間と共に、未来からの敵と闘うのさ!
クライマックスフォームが奏者複数人とのユニゾンで可能かどうかだって?
それh「おっと、この話はまだ少し未来の話でしたね」
...ウォズに邪魔されました
暗闇を独りで歩いている。周りには何もなく、誰もいない。空間の出口も分からない。手を伸ばしても、壁にすら到達しない。
【....もう大丈夫。アイツは私がヤる。その代わりに貰っていくよ_____】
...あの声は一体何だったのだろう。響に似た声だったけど、何処か暗かった。まるで大切な何かをなくしてしまったように______
『響ッ!』
目が覚めた。突然全身の苦痛に襲われる。そうだった。さっきまで博士と戦っていて、スマホを剥がされかけて____
『良かった~、目が覚めないのかと思ったよ』
響の声が胸元から聞こえる。意識がない間にユニゾンは解除されていたらしい。
「ッは、ひびき...何が、あったの?」
ゆっくりと身体を起しながらスマホを持ち、響へと質問を投げかける。正直寝たままの方が楽だが、そんなことをしている場合ではない。既に辺りは薄暗く、太陽が海から顔を出し始めている。
『...ごめん、私もほんの少し前に目が覚めたばかりなんだ』
スマホをはぎ取られそうになっていた時は自分にしか痛みはなかったが、強制的にユニゾンが解除されると奏者の方にもダメージがあるようだ。
正直今知るべきではない情報を頭の片隅にやりつつ、無理やりにでも立つ。周りをみて驚愕した。
『何、これ...』
「港が、消えてる...」
工場があった場所には残骸しか残っておらず、周りは綺麗に無くなっていた。アンノウンが発生した場合に起こる突然の消滅の様に。
『通信はまだ出来ないみたい』
「こっちも駄目みたいだ」
連絡を取り合おうとそれぞれ連絡してみるが誰一人として繫がることはなかった。このままここに居ても何も始まらない。
「取り敢えず、アリスの家に向かうしかないかな」
『うん、そうしよう!』
不安を隠すように笑顔を見せる響。その表情を何処かで見たことある気がした。...そうだよ、みたんだ。何回も。繰り返してみたんじゃないか。
「...忘れたくないんだ」
『酷い...こんなの、見てられないよ...』
「...」
痛む身体に鞭を撃ち始発を使い最寄りの駅に来れば、そこには瓦礫しか存在していなかった。
通信を再開したスマホに何通ものメッセージが送られてくる。一番最初に眼に入ったのは未来からの、たった一言だけのメッセージだった。
『ごめんね』
ユニゾンし瓦礫を退かしていく。独り黙々と、終わりがない作業だ。もう少し明るくなればここも政府によって『アンノウン発生』として片付けられてしまう。その前に、どうしてこうなったのかを調べなくてはならない。アンノウンが発生すると、特定の範囲を
『皆、何処にいるの?』
ユニゾン出来るスマホを持っている人物が二人いたのだ。きっと無事なのだろうが、万が一もある為考え続けてしまう。
「ん?」
瓦礫を退かしていると、違和感を覚える空間があった。そこに何かがあったようなそこへと手を入れる。
こつんと、硬いものに手が当たった。それはどうやらモノの様で瓦礫と地面に挟まれてはいないようだ。
「よいしょっと」
瓦礫に当たらないように暗闇から引っ張り出した
「『ギャラルホルン』...」
『どうしてこんなところに!?』
この世界には存在していないはずの特徴的な笛を見つめる。これがあるという事は、もしかして平行世界へと非難している可能性がある。
既に太陽は空を登り、いよいよ政府が動き出すだろう。考えている暇はない。
「響、これを起動させてみよう」
『え、でもそんなことできるの?』
聖遺物の起動などやり方は一つしか知らない。大量のフォニックゲインで起動させるしかないのだ。そのための
「歌だよ。フィーネが言っていたじゃないか」
『うん、今でも信じてるよ。私の『胸の歌』』
願いを込めて歌うのだ。平行世界へと通じるゲートを開くように。そのゲートの先に彼女達がいる事を。
瓦礫の山の上で、ギャラルホルンを抱きしめ歌う。人目に付くがそんなことはどうでもいい。大切な人たちに会えるのならば、全てを先送りにすればいいのだ。
歌いきると同時に、空に穴が開く。ギャラルホルンは先程よりも優しく光っていた。
『行こう、みんなを助けるんだ』
「うん」
瓦礫を蹴飛ばし空高く飛び上がる。ゲートの中を見つめ続けることは出来ずに突然重力化へと戻された。
『あわわわわわわ』
「ガッ!?」
閉まらないことに顔面から着地してしまった。痛いが気にしている余裕はない。立ち上がりながらユニゾンを解除する。辺りには木々が生い茂り、ここが何処なのかを判断することは出来ない。
「ギャラルホルンは?」
『ここにあるよ。だけど...』
ギャラルホルンはスマホの中にフワフワと浮いていた。響が手を伸ばせばそれをヒラリと交わす。どうにかして掴もうと響はするが、全て交わされてしまった。
『なんでぇ...』
掴む事が出来ず悔しがる響。それを理解しているのか機嫌が良さそうに浮いているギャラルホルン。意識があるのだろうか。
「ギャラルホルン、ゲートを閉じてくれる?」
返事はないが、空に開いていたゲートは閉じた。きっと分かってくれたのだろう。
「ありがとう」
クルクルと回るギャラルホルンを見ている響は何処か不満げだ。それよりも、ここが何処なのかを調べなければならない。木々を抜ければ、いつもと違う様で違わない街並みが顔を出した。
ユニゾン
強制解除された場合、奏者にユニゾン相手が受けた同等のダメージが入る。
アンノウン
発生すると様々な範囲を消滅させる謎の災害。
橘 響/立花 響
目が覚めたらウェル博士がおらず、工場のあった港が消滅していた。アリスの家へと向かうも家の周りは瓦礫の山へと姿を変えていた。瓦礫の下から発見したギャラルホルンにゲートを開かせて平行世界へと飛んだ。
歌った歌は読者の皆様がお好きなように決めて下さい。
ギャラルホルン
魔法少女事変の終息後に散発的に起動するようになり、カルマノイズの発生や並行世界のノイズが流入する事態が発生したことから、S.O.N.G.全体で対処に当たることになる。各並行世界の事件解決後も世界間の繋がりは残っており、S.O.N.Gは並行世界の二課や装者とも協力関係を築いている...のが原作の話でのギャラルホルンである。本作ではサラッとスマホの中へと入り込んでいた。現在響と同居中←重要。
まさかのウェル博士は名前のみの登場。響達以外のキャラクター達も登場しないという...
物語は新たなステージへと進んで行きました。
平行世界で一体どんな出会いがあるのか?
ギャラルホルン『♪♪♪』
...この完全聖遺物、この状況を楽しんでやがる
感想お待ちしています。
それではまた次回ッ!