スマホの中の女の子と合体したらTS変身したのですが、どうしたらいいですか!?   作:Plusdriver

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サブタイトル元ネタな~んだ?

今回は結構むずかしい...
でも、原作2期を見直せばわかるかも?


繋ぐ手と手_____もう一度、繋いでいられる様に

ぶつかり合う拳は、いつだって誰かの為に握られてきた。それを拳とするか、誰かと手を繋ぎ合うものとするかは、ヒビキ(・・・)次第なのだ。

 

それぞれの目的が違えど、彼女は立花響なのだ。橘響(自分)とは違う。確かに、彼女の様に助けたい、手を差し伸べたいとも思った。でも、それよりも、未来が心配だった。彼女だからこそ、安心できるものの、もしも(・・・)を考えてしまい、怒りが出てきそうになってしまう。平行世界への移動にも、ユニゾンは必要不可欠だ。あの時、未来がスマホを持っていなければ?鏡が無ければ?未来が入っていなければ?

 

『忘れるなよ、約束を』

 

忘れられるわけがない。もう失うのは嫌なんだ。

 

『それがヒビキ(自身)であってもかい?』

 

あの日、()や未来と離れ離れになる前にした、呪いの様な(大切な)約束なんだ。

 

『何、忘れてなければいいのさ。僕はね』

 

ヴァイス、自分はこのままでいいのかな?

 

『...変わってないね、君も。でも問題ないだろう?答えは得ているのだから』

 

...君が好きだった街を、僕らが帰る場所を守る...

 

『その為に選ばれたのさ、君は。いや、選ばれてしまった(・・・・)のだったね』

 

先ずは彼女を救い、未来と会う。

 

『...ああ、それでいいのさ。君は』

 

またね、ヴァイス______

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『僕らは会えないさ、二度とね。彼女がいたとしても、さ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トライトーンによって、人とはかけ離れた力を持つ彼女を抑え込むことに成功した。

 

『思ったよりも力が強いッ!』

 

『一応衝撃を分散してるが、長時間は持たないぞ!』

 

マリアさんや天羽さんの言う通り、威力はそれ以上に成ったものの力の差はふとしたキッカケでなくなりかねないのだ。その為、早く彼女の心に手を伸ばさなくてはならないッ

 

「姿が変わったところで、失ったことのないアンタは勝てないッ!!」

 

『まずっ____』

 

マントを使い腹部を守ったが、芯をとらえるように内側に激痛が走った。それと同時に彼女は泣いていた。まるで、自身の様に僕達をしたくないから未来を守っている様にも、考えられた。

 

「がはっ!?」

 

吐血することはないが、内側からの痛みには慣れておらず、余れてしまう。何とかジャッキを使いその場に止まったが、上手く呼吸ができないっ

 

「ごほっ、ぐっ、はぁ...」

 

「壊れたものは...元には戻らないんだ。失ってからじゃ、遅いんだよ」

 

こちらへと歩いてくる彼女はそう口にした。ああ、やっぱり彼女も立花響なんだと思い知らされた。大切なものを失った彼女だからこそ、別世界の自身にその様な思いをして欲しくないんだと。

 

「っ、はぁ...確かに、失ってからじゃ遅いもんね」

 

「...アンタも、何かを失ったの?」

 

言葉では言わず、頭を縦に振ることで肯定する。大切な人だった。未来と同じ様に、大事な幼馴染だったんだ。

 

「僕は、大切な人を失った。もうこれ以上、失いたくないんだ」

 

『響...』

 

「だからこそッ!!!」

 

両腕のアーマーを合体させて槍を創り出す。自身に力を貸してくれている3人のアームドギアを合わせた、彼女達の心のカタチ。

 

「僕は君と手を繋ぐッ!」

 

「...それが答えなんだ。ならっ!!!!」

 

槍を構えた自分に対して、彼女も両腕のアーマーを巨大化して対抗する。

 

「私を超えて、未来を守ってみせろッ!!!!!」

 

「『勿論ッ!!!』」

 

彼女はマフラーから完全に顔を出し、両腕のアーマーを起動させる。その音はこの戦場に盛大に響いた。対抗するように、こちらも槍を回転させる。

 

「『うぉおおおぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!』」

 

「うるぁああぁあああぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!!!!!!」

 

ぶつかり合った瞬間、周りの瓦礫は吹き飛ぶ。発泡スチロールを吹き飛ばす様に簡単に飛んでいったそれを、これ以上被害を出さないようにする為か天羽さんと風鳴さんが細かくしてくれている。こちらを見た彼女達からは、決着をつけるように求められていた。

 

『あの拳を突破するには、一点集中じゃ足りないッ!!』

 

『ならよ、これならどうだッ!!!』

 

強引にも分離した槍はその回転を止めることはない。分離した槍はそのまま逆回転を始め、槍を完全なドリルへと変化させる。

 

『当たると痛いこの拳、それでも未来は誰かを傷つけるだけじゃないって教えてくれたッ!!!』

 

槍からは無数のドリルが分離し発射される。それは何時しか槍と再び一つとなり、拳へと変化した。その拳は回転を続けている。

 

「だから、君も自分だけで抱え込まないでッ!!!!」

 

「!......勝てないや、わたしじゃ______」

 

拳へと、自らの拳を放つ。彼女を囲む殻を壊すように。

 

 

 

 

 

 

「...ズルいよ、アンタ」

 

「アンタじゃないよ。僕は響。橘響さ」

 

『私も立花響だよ!好きなモノはご飯&ご飯!』

 

この人なら、未来を任せられる。私へと手を伸ばしてきたんだもん。そう簡単には離せない離さない。手を伸ばして掴む。重なり合った手から彼の温もりが伝わってくる。

 

「こうすることが正しいって信じて握っている...だから、簡単には離さないよ」

 

「うん」

 

未来、私大切な人が増えたよ。だからさ、見守ってくれるかな?




橘 響/立花 響

今回、伏線とタグを複数回収した模様。


立花 響/グレ響

公式公認のグレッキー。
自身の目的に気付いた響に興味を持つ。


マリア/天羽 奏

トライトーンによってこの世界へと呼び出されたスマホの中の住民。
前者は苦労人で後者はアネキ。異論は認める。


ヴァイス/???

原作キャラであり響、未来の幼馴染。
上級者な本作の読者はもうその正体を知っているだろう?





さてさて、いよいよ中編も終了間際!
見えてきた第三章、このまま皆ついてこれるかな?


感想お待ちしています。
ではまた次回!
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