スマホの中の女の子と合体したらTS変身したのですが、どうしたらいいですか!? 作:Plusdriver
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「お、久しぶりだな。橘」
「久しぶりと言っても、4日振りですけどね」
繰り返すのさ、日常を
バイトも休みの為、そのまま関係者席へ向かい先に座っている風間先生に返事をする。彼女達から直々にチケットを渡されたからか、いつもよりも楽しみである。久々にリハーサルから立ち会うことになったのだ。
繰り返し過ぎたのさ、この時間を
「問題なさそうだな。まぁ何かあったら相談してくれ。それが教師の仕事だからな」
戻れないのさ、これ以上は
問題なくリハーサルは進み、時間はとても早く過ぎていく。すっかり恒例となったメッセージを送る。
ギャラルホルン。しないでくれよ、無茶は
『翼が緊張しまくってまーす』
悲しむからね、彼は
返信の通知をタップしトークアプリを起動させれば、本番前の彼女達の姿が。風間さんは緊張しているようで、画像からその様子が伺える。固まってる、表情が。
...ああ、分からないさ。人でなしである僕は
『ライブ、やり切ってね』
学んだのさ、彼と、彼女から
彼女達に贈る『いつもの』言葉。これだけはどれだけお互いが忙しいとしても続けている。「貴方もマネージャーになりませんか」と小川さんに言われたのはもはや懐かしい。大変な時期だった為断ったが、今なら受けてみてもいいかもしれない。とはいえ、小川さん以上の仕事は出来ないだろうが。ゾロゾロと会場へと入って来る観客を見ながら、スマホの電源を落とす。風間先生は裏から見るからか、周りが人で埋まる前に席を後にしていた。
人の在り方を、ね
突如現れた異形により、人は灰に分解されてしまった。
できないのさ、僕らに改変は
誰かが叫び、撮影しようとスマホを構えていた人々も逃げ出した。だが異形と共に灰になってしまう。自分は知っていた。あの異形が『ノイズ』なのだ、と。忘れられてしまった物語に登場する、普通の人間では太刀打ちできないモノ。
でも必要なのさ。この世界には
会場は一瞬で悲鳴と暴言で渦巻く空間へと変貌を遂げた。
でも....いや、過ぎないね。僕の言い訳に
『....聞こえる、響』
諦められないのさ、特に、今回は
声の主を探すためにスマホを取り出せば、勝手にアプリが起動している。懐かしの画面には、見慣れた彼女
の姿があった。
変わる筈さ、この世界が
『....やっと会えたね、響』
変化だったよ、とても大きなね
「き、君は...」
僕は信じてるよ。彼女の存在が未来を変えると
『話は後。先にノイズを片付けよう。スマホに、ガングニールを』
その為さ、彼女を別の場所に転移させたのは
鞄に付いたキーホルダー。それは作品上のガングニールを模している。乱暴だがチェーンを引きちぎる。
さぁ、待とうじゃないか。彼が来るのを
「これが、ガングニール...」
...また、作るといい。彼との思い出を
『スマホに刺して。大丈夫、響は知っているはずだから』
スマホに映る作品のキャラクターに指示されたまま、スマホへとガングニールを近付ける。なぜだろうか。その感覚に見覚えがあった。
始まったのさ。融合の加速が
『...こんな感覚だったんだ...ズルい』
ライブの日から家に同居人がやって来た。
『ここは...あったかい...ネコちゃんもいるし...』
スマホの中に住んでいるのだが。スマホの中で猫関連のアプリをダウンロードし楽しんでいる彼女は『立花響』。消えてしまった作品、『戦姫絶唱シンフォギア』の主人公である。だが、彼女はタチバナヒビキではない。タチバナヒビキはタチバナヒビキだが、別の世界のタチバナヒビキなのだ。彼女はアプリであるXDUにて登場したキャラクターであり、本編とは異なる時間を過ごした響である。自分の事を知っているらしく、ライブの日の合体を、『ユニゾン』と呼んでいた。彼女は質問に対して、余り詳しく答えてはくれなかった。分かったのは、ノイズがこれから現れる事と、それと戦わないと被害が出るという事だけだった。
『...はぁ。響、ノイズが現れたよ。場所は____』
「分かった。じゃあ、向かおうか」
戦う事で分かったことがある。それは自分と彼女の相性が良い、という事だ。ノイズを殴り飛ばして、複数体同時に貫通する。マフラーを使い、ノイズを灰へと戻す。戦い方はまだまだあるが、彼女の指示が簡単に実行できるのだ。こうすればいい、その場合はその方がいい。会話していないにも関わらず、それが理解でき、実行する事が出来たのだ。
止まらないのさ、彼女であっても。融合は
「橘君!お疲れ様」
「風間さん、お疲れ様です。すいません、仕事の後なのに巻き込んでしまって」
「気にしないで、私は大丈夫だから。でも...」
灰による煙が晴れると、アンノウンによって抉られた地面が顔を出す。あったはずの収録スタジオは、いつもと変わらず跡形もなくこの世界から消えてしまった。勿論、人も消えている。
「...音響さんがね。消えてしまったの...」
「...うん」
「...お礼も言えなかったっ」
「...」
また、この街は泣いている。原因不明の災害によって。消えてしまった
本当に 君は
「...その人が居たことを忘れないであげて」
約束したはずの自分が、その幼馴染の事を覚えていない。それなのに、何故この様な言葉を使う事が出来たのだろうか。
泣き始めた彼女を優しく包んだ。
奏者が全員こちらの世界に来ているわけではないらしい。ギャラルホルンによって飛ばされてきたのは、天羽さん、風鳴さん、マリアさん、クリス、平行世界の響ことグレ響の計5人。だが、ユニゾンを行うことが出来るのは自分と亜里沙ねぇちゃんのみ。それは、少なからず作品の記憶を持っているのが影響しているのだろうか。それだけでなく、それぞれのユニゾンに必要な聖遺物も足りていない。ガングニール、アメノハバキリ、イチイバル、アガートラームそれぞれ一つずつしかない為、ユニゾンできる人数が限られているのだ。そして、つい最近連絡が付いていなかった未来と再会したのだ。それも災厄な形でだ。
『未来が、敵....』
「戦える?」
『...あの気色悪い機械を破壊しよう。あんな未来、私は見てられないッ』
未来を助ける事に成功したが、結果として響と一つになってしまった。彼女の姿だけを借りて、日々を過ごしていく。
「響…」
大丈夫だと話しても、未来はその表情を変えることはない。誰もいないスマホの画面は、何故か寂しく見えた。
『響と一つに______』
二人だった自分達は、何時しか無意識に
「...未来、ワタシは、タチバナヒビキでいられてる?」
「...どんな姿をしていても、響は響だよ」
僕は、ワタシは、守れているのだろうか。約束を_____
...ああ、分かっているとも。僕だからね、原因は
「会ってしまったね、僕たちは」
まだだよ。諦めが悪くてね、僕は
「...アダム」
壊させはしないさ、この世界を
「覚えてないだろうね、君は」
『約束という名の夢は、何時しか呪いとなって_____』
「教えて、この世界はどうなるの?」
変えるのさ、未来を
ここ3年程で世界は原因不明の災害により崩壊し始めていた。目に見えないソレは、何時何処で発生するのか誰も予想出来ていない。それでも、地球は回転を続け明日を得る人々が居続ける。
「なんだかなぁ」
いつ終わるかも分からない世界で、今日も生き続ける。日常を維持する為にスマホでアプリを起動させる。終業式後一人残った教室で、日差しから逃げるようにカーテンを広げる。窓が開いているために機能しているのか怪しいところだが、気にせずスマホへと視線をやる。
「まだ残ってたのか、響!」
「げ...」
「げ、ってお前なぁ...まぁいいや、この後クリスの家で映画見るんだけどよ、お前も来いよ!」
「...もしかして、先生のチョイスした映画かい?」
「おう!俺も好きな_____」
別クラスの幼馴染から声をかけられて、スマホの画面を暗転させる。
「クリスを待たせちまってるし、さっさと行くぞ!」
「...いい加減、スカートでその動きはやめなさい。翼」
「大丈夫だって!短パンはいてるし!」
そう、今日も日々は過ぎていく____
ん?あれ?もしかして見えてる...?え、あ!ま、マズイ!この場所バレてるのかい!?
本来なら見えないはずなんだけどなぁ...
えと...取り敢えず言っておくよ?まだまだ世界は繰り返すよ。細かく変わりながらも、その結果はほぼ同じ。アダムが辿り着こうとしている未来は、この変化の中から見つけ出さなきゃいけないんだ。しかも、あるとは限らない。まぁ、ワタシはいつも通り仕事をするだけなんだけどね。それじゃあ、また会わない事を願うよ
皆様、お待たせいたしました。久しぶりの投稿です。あのウイルスの登場以降、仕事に支障が発生し続け、今なお問題は山積みです。それでも、書き終えてはいたのでこのタイミングでの投稿となりました。
ゆっくりになりますが、投稿は続けますのでお待ち下さいませ。
感想による考察などは大歓迎です。それではまた。
シンフォギアライブにて重大発表があると思う?
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ある!
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...ない、かも...
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拳を開いて、掴み取る!(可能性を)
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防人の歌を聞くがいい!!(ライブ楽しみ)
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イヤイヤ待て待て待ちなさい!(続編確定)