スマホの中の女の子と合体したらTS変身したのですが、どうしたらいいですか!?   作:Plusdriver

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警告:これはエラーではない。仕様である。再度読み込んでも、変わることはない。
再度警告:これは仕様である。


巡り続けるモノ

あの日、初めて人間(・・)に出会った。そして、あの人に会った。

大切な、大切な、我が主。でも、その出会いは間違っていた。

人間と共に別世界へと旅立ち、その世界で出会った我が主。

自分以外の人を見た人間は、その全てに対して興味を持った。

完璧である人間も、考えたのだろう。自分は本当に完璧なのだろうか、と。

まだ幼い彼らに、人間は姿を変え一時的に紛れ込む事にしたのだ。

太陽の力がより強くなる時期となり、我が主と人間、そしてもう一人の人を眺める。

自分は人の姿にはなれない。人間は、人は自分達以外の存在に恐怖を抱くと言った。

画面から、見ている事しか出来なかったのだ。何故、自分はあの場に居ないのだろうか。

その答えを求めて、彼らを見続けた。

 

ある日突然、我らが製作者によって人間は破棄された。でも、人間は笑っていた。

「会うのさ、彼らに。もう一度」

久しぶりに会った人間は、そう言いながら去っていった。

我らが製作者がこの星から消滅し、星の至る所に同胞達は消えていった。

取り残された自分の動力は尽き、眠りについた。

 

もう、何度目になるのだろう...

世界と世界の移動、その繰り返しは時空に乱れを生み出したのだ。

それは世界と世界の融合。それぞれの世界に居る存在は、片方のみしか残らない。

「消えたからね、目の前で。この世界の僕は」

再び動力源を得た自分は、友人と再会した。

そして、この世界を、我が主を救う方法を探し始めたのだ。

自分達が眠っている間に、人は様々なモノに名前を付けた。

その一つが夏だ。久しぶりに感じる強力な力を利用すれば、世界を分離する事が出来るのではないか。

そう考えた自分達は行動を開始した。だが、世界を分離するまでには至らなかった。

精々融合を一時的に遅らせる事しか出来なかったのだ。しかし、世界は混ざり合うことで変化をみせた。

別世界の同一人物達が、共に存在し始めたのだ。これは新たな希望になると。

だが、世界の融合は止まらなかった。いや、止められなかった。

そして、夏が終わるその日。友人の元へ、我が主がやって来た。

彼は覚えていたのだ。もう随分前というのに。

「分離するんじゃなく、調和する事で世界の崩壊を止められないかな?」

我が主は、やはり自分の主だ。こんなにも簡単に答えを見つけ出すなんて

 

そして、また繰り返す。友人とは別々に行動し、可能性を探した。

自分はスマホと呼ばれる別世界との狭間に住み着く事で、我が主を見続けた。

世界が崩壊する前に、別世界を融合する。そうすることで世界を繰り返した。

融合した世界によって、世界は少しずつ変化していく。その中で、新たな変化が生まれた。

平行世界の自分の力によって、世界が複数交わったのだ。

それにより複数の急激な変化が生まれ、後にユニゾンと言われたその力は誕生した。

別世界の住人と住人が我が同胞達を核とし混ざり合ったのだ。

それは世界の崩壊の妨害をすると同時に、異なる融合、崩壊を加速させた。

住人はその住人らしさを失い、世界を崩壊させる者達を倒し続けた。

そして、我が主は必ず友人の元へ辿り着き______

 

 

 

 

 

何度目かの夏が訪れる。太陽の力が一年の中で一番強い時期。

今回はどうなるのだろうか。何が変わるのだろうか。

今日も自分は、私は回り続ける。我が主を見届けながら。

 

「ラル?どうかした?」

ああ、我が主。許して下さい。もう何度も貴方の記憶を奪っているのです。

私に貴方を支えることは出来ない。精々、その願いを叶える事のみ。

スマホの中で、画面という次元の狭間から貴方を見つめる。

同居している別世界の主の抱きつきから逃れ、独りクルクルと回る。

貴方の声を聴くだけでも、私はこんなにも安心出来る。

 

『♪』

微笑む姿は簡単に壊れそうに見えた。

 

 

 

 

 

 

これは希望。大事な希望。

「...ワタシでいいの?」

私は人ではありません。でも、だからこそ、ここまで見守ってこれました。

貴方が世界の融合の際に消えなかったのは、きっと理由がある筈です。

貴方を、我が主の元へ送り届けます。そこで探してください。融合を阻止する方法を。

分離する方法を。

そして、友人と主の約束(呪い)守る(解く)方法を。

「分かった。...待ってて。迎えに来るから」

 

ああこれでまた、世界を動かせる。

「良いのかい?彼女に任せて」

ええ、私はそう思います。

「変化なのかな、これも。願うよ、変わることを」

今回は私も、貴方と共にここで全てを見届けましょう。

「居るのさ、僕ら以外にも。今回は」

...成程、この視線はソレ(・・)ですか。

「流れ着くのさ、様々な意識が。次元の狭間には」

 

「見始めようか、彼らの物語を。別世界の住人達と共に」

 

 

 

 

自分は道具。神に創られた道具。

友人は人間。完璧な、人間。

私の役目は、世界を保つこと。

繰り返し、繰り返し、可能性を模索する。それが私達。

あなたは、ただの残留思念。崩壊の末、残ってしまった可哀想なモノ。

でも私と違って、人、であることに変わりはない。

 

「私は...ラル.......ギャラルホルン。世界....と世界を............繋ぐモノ(・・)

 

きっと、上手くいく。きっと。きっと。きっと。




感想、お待ちしています。ホントはタイトルまで透明にしたかったなぁ...

今日はXDUの三周年記念日だぁ!

  • ガチャの時間だ!
  • 石!石!石ィ!
  • ラジオまで待機だぜ!
  • ライブ延期など、乗り越えて見せるッ!
  • カッ!カッ!カカッ!(画面を叩く音)
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