スマホの中の女の子と合体したらTS変身したのですが、どうしたらいいですか!?   作:Plusdriver

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突然の出会い

ライブ会場となるドームは今現在都市に存在する最大規模の場所だ。もしここでアンノウンが起これば、いよいよ人々は都市から離れるかもしれない。

 

「橘、今朝のアンノウンの事知ってるか?」

 

「ええ、ちょうどテレビをつけてましてね」

 

既に昼休憩にはいり話しかけてきた先輩にそう返す。最近よく起こるもんなぁと言いながら弁当を食べている先輩を目尻に休憩所のテレビを見る。如何やら今朝のアンノウンでは局以外では被害が出なかったようだ。それを喜ぶべきか、それとも悔やむべきなのか。

 

「この街から次々に出て行っているの、知ってるか?」

 

それは初耳だ。まぁ、アンノウンは日本の、特に都市部で発生しているから納得できる。最近は行かなくなった秋葉原も、アンノウンにより崩壊したんだっけ。もう、彼女たちのカードを見ることも出来ない。サインカードくらい買っておくべきだったか?

昼食を終えて少し先輩と最近のアンノウンの情報交換を行っていると、休憩所の扉がノックされる。

誰かが返事を返したことで扉が開かれ二人の少女が入って来る。

 

「おっ、今日の主役様たちの登場だ」

 

そういわれ振り向けば見覚えのある顔をした少女達が居た。

 

「今日はよろしくお願い....ってえぇ!?」

 

「おぉ...」

 

こっちを見るなり驚いてしまった。

 

「なるほどねぇ」

 

いやあの、何が成程何ですか先輩?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

挨拶が終わり、程なくして仕事が再開される。そんな時だった。

 

「橘君...何でここに居るの?」

 

「バイト先がここでね」

 

声をかけてきたのはクラスメイトでもある風間翼さん。彼女が今日ここでライブを行うアイドルの一人だ。

 

「でも、そんな事一言も」

 

「実は3日前に仕事場が変わってね」

 

夏休み初日、いきなりのメールで驚いたのは懐かしい。仕事先が変更になったことを伝え忘れていたのだ。

 

「何で伝えてくれなかったの?」

 

「いや、確か朝日さんに伝えたはずなんだけど...」

 

「そう、橘はちゃんと連絡してくれたさ。まぁ、私が気が付かせないようにしたんだけどね」

 

朝日奏さん。風間さんと同じくクラスメイトにしてもう一人のアイドル。彼女達はデュアルウイングズと呼ばれ、様々な曲を世に送り出しているトップアイドルだ。

 

彼女達は非常に仲が良く、今も目の前でイチャイチャしている。朝日さんが男ならば、明らかにセクハラであろう。

 

「でもよかった、橘君が無事で」

 

「そのせいで翼、練習に身が入らなかったもんな」

 

ちょっとそれ言わないでよ!と目の前で繰り広げられた光景から目を背ける。流石にこれ以上仕事はサボれない。

 

「悪いけど仕事に戻るね。また後で」

 

「う、うん。また後でね」

 

「おう、また後でな~」

 

仕事に戻ると同時にポケットのスマホが震えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、久しぶりだな。橘」

 

「久しぶりと言っても、4日振りですけどね」

 

搬入の仕事を終えた自分は、そのまま関係者席に座る風間先生に挨拶をする。今回は彼女達から直々にチケットを渡された為、リハーサルから立ち会えることとなった。

 

「何時消えるかわからないからな」

 

「アンノウン、一体何なんでしょうか?」

 

「さぁな。まぁ何かあったら相談しろ。それが大人の仕事だからな」

 

リハーサルはそのままうまく進み、しばらくすると開演時間となった。

 

「あ、そういえば」

 

すっかり忘れていたメッセージを開く。幼馴染からだった。どうやら今日のライブは遅れて来るらしい。まぁ、電車が止まったのならば仕方がないだろう。

 

『翼が緊張しまくってまーす』

 

突然送られてきた通知をタップしトークアプリを起動させる。如何やら風間さんはとても緊張しているようだ。一緒に送られてきた画像からその様子が伺える。

 

『このライブ、楽しんで歌ってね』

 

彼女達にいつも贈る言葉。これだけでリハーサル以上の実力を発揮してくれる。

「貴方もマネージャーになりませんか」と彼女達のマネージャーに言われたときは悩んだものだ。まぁ、大変な時期だった為断ったが。

 

ゾロゾロと入って来る客達を見ながらも、スマホの電源を落とした。風間先生は裏から見るらしく、席を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライブが始まり、一曲目が終わると同時に、おかしなことが起きた。

 

ステージ立っていた彼女達が固まるくらいには。

 

 

『jtbtorep,;x:g[sl[@sl@』

 

 

突如異形達が現れたのだ。。そしてすぐさま人々に襲い掛かった。

 

「に、逃げろぉおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!」

 

人を灰に分解してしまった。

目の前で未知の異形により人が分解された(死んだ)。誰かが叫び、撮影しようとスマホを構えていた人々も逃げ出した。だが次から次へと灰に変られてゆく。

 

「何で...どうして...」

 

自分は、理解できないでいた。今の状況を。そして自分は知っていると。あの異形の正体をが『ノイズ』だと。

 

歓声で溢れていた会場は一瞬にして悲鳴と暴言で渦巻く空間へと変化した。人々は脱出できたのか自分以外残っていない。そんな時だった。

 

『おーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!聞こえますかぁあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!』

 

聞き覚えのある声が聞こえたのは。

 

『おっ、やっと出られたってえぇえええええ!?で、でっかい...』

 

スマホを取り出せば、勝手にアプリが起動しているし、その上懐かしの画面が表示されている。

 

『えっと、こっち向きかなっと!』

 

縦画面一杯に彼女の姿が写り込む。

 

『話は後。取り敢えず、あのノイズを何とかしないと!』

 

「え、ええっ!?」

 

するとスマホが勝手に手から飛び出し、ノイズへと体当たりを行う。如何やら少しは効いているようでノイズから反撃されてしまい、地面で転がり戻ってくる。

 

『やっぱりこのままじゃダメだ。ねぇ君!何か持ってない?』

 

「何かって言われても...」

 

この場にあるものはほとんどない。あるのは...鞄に付いたキーホルダーのみ。それを乱暴に引きちぎる。

 

「これ、使える?」

 

『!...多分、いけると思う。さぁ、早く!!!』

 

スマホに引っ張られてノイズ達の目の前に行く。

 

「で、どうするの?」

 

『う~ん、わかんない!!!』

 

あ、これダメだ。

 

「取り敢えず、やるしかない!!!!!!!」

 

そう思った時、手に持ったスマホの画面とキーホルダー、ガングニールが光り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え、な、なにこれッ!?」

 

そして自分は、橘響は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立花響(・・・)となってガングニールを纏っていた。

 

『スマホの中の女の子と合体したらTS変身したのですが、どうしたらいいですか!?』




先輩

どこからともなくアンノウンについての情報を集めている。


風間 翼

乙女な歌姫


朝日 奏

男気ある姉御


幼馴染

電車の遅れによりライブに間に合わなかった



ノイズ

異世界からの侵略者。音が好き+人が好き→触れる=灰になる→次に行く(無限ループ)


謎の少女G

ギアを纏った少女。ノイズと戦う持つ


風間 弦

裏からスタッフ達とデュアルウイングズを逃がすために壁をぶち壊した模様。流石OTONA。


主人公

アイエエエ!!ヒビキ?ヒビキナンデ!?

















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