スマホの中の女の子と合体したらTS変身したのですが、どうしたらいいですか!? 作:Plusdriver
最終回まで片手で数えられるくらいになりました。
長く続いた夏休みももう終わり。
きっと彼らは初夏ではなく残暑を嚙み締める事が出来る事でしょう。
ええ、きっと...
目の前に現れた完全聖遺物、ソロモンの杖。原作にてクリスが起動させたノイズのいる
宝物庫の鍵。やはりラル達の様に意識を持っているようで、フワフワとこちらを見ている様に感じる。
『...ダメ、マダカエサナイ』
「また君はッ!!...もうこれ以上望んでいないんだ。こんな事を続けて何になるッ!!」
彼のスマホからバラバラな音程の声が聞こえる。女性とも男性とも受け取れるその中性的な声の持ち主はソロモンの杖なのだろう。
『...ノゾンダノハ、アナタ。カナエル、モウヒトリジャナイ』
「ガッ!?」
ソロモンの杖は突然、
『ッ!?、ひびきさがってッ!!!』
「うわぁあっ!?」
突然の衝撃波によって吹き飛ばされたが、ガングニールのペンダントを地面に突き刺すことでどうにかその場所に止まろうとする。
「ふへッ、フヘへへッ...」
召喚されたノイズ達に囲まれ、守られる様にその姿を変えていく。全身からソロモンの杖の一部であろう突起を出し、そこへノイズが融合していく。この光景には見覚えがあった。無印にて
『何あれ...』
「祝福されているのか...!?ノイズにッ!?」
ノイズ達は自ら求めて彼に近づき姿を変えていく。
『オワラセナイ、決して終わりにはしない...この願いを、出会いを、ナカッタものにはさせないッ!!」
先程のソロモンギアとは異なり、全身にソロモンの杖のアレンジが見られる。衝撃波が止み、ようやく地面と再会したのはいいが、彼の動きは鈍い。まるで生まれたての子ヤギのようだ。
『あのぎあ、あのひびきとゆうごうしてる...』
「どうにか、助けられない?」
融合し、身体の主導権を持っていかれたのであろう。今必要なのはきっと彼女達の力だ。でも今ここに彼女達はいない。彼女たちが現在何処に居るのかも分からない。
『...止めよう。もっと他の案がある筈だよ!こんなの間違ってるッ!!!』
『賛成。このまま響を持っていかれるのはなんかヤダ』
助けられなくても、止められるはず。ここに来たのは、これ以上繰り返さない為なんだから。
『トライトーン!』
「いくよ、二人共!!」
『うん!!』
『早く終わらせよう』
スマホは最初から待っていた様で、画面が既に変化している。表示されている鍵穴に合う
『
ヒビキの姿へと変化してギアを纏う。ふと、表示された画面にはアイコンが増えていた。
「これは?」
『この日の為の決戦機能。使うなら押して』
普段とは異なり、少しこわばった声でガングニールは言う。使わない理由がない以上、遠慮なくタップする。
『
アプリで使い慣れたエクスドライブモードへと移行する。自分達がこの姿になるためにフォニックゲインが必要ないのは、この世界にそれが存在しないからであり、この姿でいられる制限時間は分からない。ギアを纏っている間に感覚をつかんだであろう彼らはこちらへとゆっくり歩いてくる。
「キミを止めれば、もう終わらせるなんてイワナイッッ!!!』
殴ってきた拳を受け止める。ただの拳、何もしていない拳。それなのにとても痛くて、何処か寂しそうだった。孤独である事を
『消えろ、消えろ、消えロッ、キえろ、キエロッ!!!」
まるで子供のように、ただがむしゃらに打ち込んでくる拳は簡単に避けられた。ソロモンの杖は自ら闘ったことがないのだろう。ただ指導者に握られ、ノイズ達に指示をする。それしか出来なかったからこそ、今の出来ることが増えた現状に対応出来ていない。消されていなければ、彼の意識を呼び戻せるかもしれない。
『考えることは一緒ッ!』
『繋ぐ為の私の拳ッ!開く為にもう一度ッ!!!』
「この力で、君達を止めるッ!!!!」
両腕のアーマーを射出し、槍を形成しそれを投げる。受け止められるのも考えの内。そのまま右手を槍の柄に合わせて殴る。柄は収納されて行き、槍と拳は一つになる。そしてそのまま回転する。羽を巻き込み回転する姿はきっと、僕自身がドリルそのものになっている事だろう。
『...負けない、負けられないッ!!!コンナところで、諦めてなるものかぁああああああああ!!!!!!!」
諦めないこと、それは生きるために必要不可欠なものだろう。諦めないから、人は生きられる。目的を持つことで、生にしがみつこうとする。身体の危機に、本来の人格が出てこないなんてことはないハズなのだ。コレが今できる彼を止められる方法なのだと、自分に言い聞かせて回転の速度を速めた。
『アアアアアッ!!!イヤダァ...ヒトリ二シナイデ...』
「ッ」
ソロモンの杖、製作者は消え持ち主が変わってもやることは同じ。そんな中で、変わった人間を見つけてしまっただけなのだ。自分のような完全聖遺物を連れた人間を。
羨ましいかったのだ。自分に持ち主が居るのに、何故このような使い方しかしないのか。
飽きていたのだ。自分に与えられた力の使い方に。
そしてなにより、眩しかったのだ。自分の前に立ったあの姿そのものが。
起動させてくれた奴はノイズで消した。宝物庫から、相方であったソロモンの玉座へと向かう。
『私をッ!!!!英雄にぃいいいい!!!!!』
過去、スマホに録音されていた声を使い願いを叶えた。英雄になる為に必要な世界を用意したのだ。
後は時を待つだけだった。
上手くいっていたはずなのに、これは何だろうか。彼は日に日に元気を失っていく。ギャラルホルンといた時みたいに、微笑んでくれない。ナンデ?ドウシテ?ワカラナイ、ワカラナイ、ワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイ_____
『君は人間じゃないだろ?』
誰かが言ったその言葉の意味を理解した。だからニンゲンにナリタイ。そっか、
ヒトツニナレバイインダ
ワタシは知っている。我が主の記憶から知っている。あの主を救う方法を。あの玉座を止める方法を。それを行えば世界は元に戻る。世界の融合を行っていたワタシが消えれば、全部元に戻るのだから。
気が付くと回転は止まっていた。羽を元に戻せば、倒れている自分の姿がある。
「何が起きたんだ?」
確かに戦っていた筈なのに、その場にいるのは元に戻った僕らのみ。突然ユニゾンが解除される。
「ラル?響ッ!?ガングニールッ!?」
必死にスマホに訴えかけるが、誰からも返答はない。まるで、中に誰もいないかのように。何時ものようにアプリを起動させて、彼女たちを探そうとするが
「噓、だろ?」
『戦姫絶唱シンフォギア!!エクスドライブアンリミテッド!!』
アプリは無事に起動した。アンノウンが発生する以前の様に。
ソロモンギア・ピリオド
終わらせたくないと考えるソロモンの杖と終わらせようと考える響のギア。『終』の名を持つが、終わらせたくないという矛盾点、世界の歪みそのものである。ソロモンの杖、ノイズが響と融合したものであり、寂しさに負けた響が願ったソロモンの玉座により生まれたものである。簡単に言えば、主となりうる人物をミツケタ杖がウェルを消し、他の何もかもを消して二人きりになりたいという思いで動いた結果である。ノイズ達は杖からの影響をモロに受けており、彼らが一つになったことを祝っている。そう、今も___
タチバナ・ヒビキ
ソロモンの杖に眼をつけられた元一般人。平行世界の立花響であり、トライトーンにたどり着かなかった場合の可能性の存在である。姿は男性のものだがそれは一時的なものであり、ユニゾンによる融合が完全に完了してる為、どちらの姿も本人なのである。やったね393、どちらでも楽しめるよ!(なお、その世界の未来は消されている模様)世界を救う方法を見つけたが、ソロモンの杖により行う事が出来ず、可能性を待ち続けていたトンデモだったりする。
橘 響/立花 響/立花 響/ガングニール
平行世界の『何か』で繋がりのある者達がその手を繋いだ結果生まれたトライトーン。その先へと進んだ者達。大切な人達を守るために立ち上がった彼らに敵はない(OTONAを除く)。ガングニールで繋がった彼らは、条件が揃えば世界の壁すら超える事が出来る。その条件は目的の一致。たったそれだけである。
ガングニール:ひびきのへやにあった『とくさつ』っていうのみたんだ!
ガングニールの気分次第で色々と変わる。つまり常に進化し続けるのだと言う。
しかし、ガングニールが今回用意した決戦機能はただのエクスドライブではなかったのである。
残されたのは、夢か記憶か。
世界はどうなったのか、確かめる方法はもう存在しない。
「やぁ、我が英雄?夏休みは楽しめましたかなぁッ?」
変わってしまった歴史、守れなかった街。
もう戦う力は持っていない。
次回、『変わってしまった常識、手を繋ぐモノ』
感想お待ちしています。
タチバナヒビキの誕生日といえば?
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神化(肉質柔らかい)
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陽だまり奪われる(精神崩壊)
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シンフォギアライブ!(叶わぬ願い)
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茅野さんの誕生日だよね?(切ちゃん)