スマホの中の女の子と合体したらTS変身したのですが、どうしたらいいですか!?   作:Plusdriver

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カイザ!カイザ!カイザ!

...え、ビッキーの誕生日?
はて、上手く祝えたことあったけなぁ(AXZ再視聴中)


9月13日、それは何時も

改めてこの世界が現実なのだと思い知らされる。あの日以来、ニュース番組はあのデパートに現れたコスプレをしている少女についての話題で持ちきりだ。初めは、地震だと報道されていたが、ウェルがデュアルウイングズのライブ会場を襲撃し、被害が出たことで変わってしまった。今までの常識を覆す程の破壊力を持った拳は、忠実に原作を再現していた。ネットでは現在もなお、討論が繰り返されているらしい。

 

ファストフード店内で一人、ストローをくわえる。吸い上げた甘くシュワシュワした黒い液体は、喉に少し違和感を残して通っていく。スマホで開いていたニュースの記事を閉じ、送られていたメッセージを確認する。今日は自分の誕生日の為、家は綺麗に飾り付けられている事だろう。追い出した本人のメッセージには「17時までには帰ってくること!!」とエクスクラメーションマークが文字とは違うフォントで打ち込まれている。それは彼女が大切な事を伝える際に多用するものだった。

しかし、現在時刻はその約束の帰宅時間よりも2時間以上早い。どうしようかなぁと外を眺める。天気は晴れだが行きたい場所もなく目的もない。仕方なく席を立ち、ゴミを処分して店から出る事にした。

 

 

時計を確認することなく道を行く。あまり来ない商店街を抜けると音大が見えた。高校の様にも見える校舎は何処か見覚えがある。そういえばこの近くには美味しいと評判のお好み焼き屋があるらしい。帰宅すれば誕生会だが、無性にその店が気になってしまった。探してみるとしよう。

 

「あっ、我が英雄だ」

 

背後から聞こえた声に振り向けば見覚えのある少女が居た。この辺りでは見かけない制服を着た彼女は自分の両肩を力強く掴むと一気に自身へと引き寄せた。

 

「迎えに行こうとしてたんです。良かった、ここで会えて」

 

眼を離せない。至近距離の為死角はなく、彼女の顔のみが存在している。

 

「だって今日は私達(・・)の誕生日だから」

 

突如として土煙が上がる。先程までの彼女の姿はなくその場所には槍が、ガングニールが少し斜めに刺さっている。こちらに柄が向いており、掴めと言っている様に見えた。辺りを見渡したが煙で先が見えず、この空間が何処まで続いているのかは分からない。

 

「ガングニール...?」

 

柄を両手で掴みながら思い出す。もしあの夢の様にこの力を使う事が出来るなら、きっとここでウェルを止められるだろう。でも、その力を使うためには自分以外に複数の装者が必要である。

 

「取り敢えず抜いてみますか」

 

すんなりと抜けた槍を正面に構えまじまじと見詰めていると通知音が鳴った。送り主不明のメッセージにはこうあった。

 

「『トライトーン』ね」

 

確か昔、不協和音の中でも特に不快なものとして『音楽に潜む悪魔』と呼ばれていたコードの事で以前作曲関係で朝日さんや風間さんから聞いた事があったはず。

 

「...力、貸してくれる?」

 

ガングニールへと話しかけるように声を掛ける。反応はないがきっと肯定してくれているのだろう。

 

「おっ、と」

 

再び両肩に力が加わる。視界は先程と同じように響の顔しかない。

 

「私がホントに英雄になるために、1つになろう?」

「悪いけどそれは出来ない。僕にもやりたいことがあるからね」

 

両ポケットからスマホとキーホルダーを取り出し画面に突き刺した。




...あれ、もしかして来年の9月13日?(シンフォギアライブ開催日)

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ドクターウェルといえば?

  • 僕こそが英雄さ!(2期)
  • 僕は英雄になれたかな?(3期)
  • 何時でも、貴方の記憶の中に!(4期)
  • 我が英雄〜!(本編:響の姿)
  • たまう(ただの真面目なウェル博士)
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