スマホの中の女の子と合体したらTS変身したのですが、どうしたらいいですか!?   作:Plusdriver

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毎度恒例になってきたサブタイトル元ネタシリーズ...


南極であの冒頭...あの巫女再登場&闇落ち393再び?


御・嬢・登・場

ふと、目を開くと知らない天井が挨拶をしてくる。何処だろうか、ここは。

 

「おはようございます、橘先輩」

 

「え?」

 

顔を声のした方向に向けると、顔をよく知る者がいた。

 

「あ、アリス!?」

 

一体どういうことだ!?なぜここに彼女が居る?

 

「ご自身の状況を理解していませんね?」

 

「え、あ」

 

よく見れば、ここは病室だった。如何やら一人部屋らしく、彼女以外には誰もいない。それだけでなく、先程まで一緒に戦っていた彼女達のいるはずのスマホすら見当たらない。

 

「突然、翼様から連絡で驚きましたが、如何やら大変な事件に巻き込まれているようですね」

 

「...君は、風間さん達から僕の事情を聞いているの?」

 

「ええ、もちろんですわ」

 

彼女はアリス、白雪アリス。自分の通う高校の二年生である。彼女はとあるご令嬢らしく、特定のこととなると、暴走することがある。

 

「私は先輩に感謝しているのですよ?翼様からのお願いなど、滅多に言ってもらえないのですから!!!」

 

キマシタワーと言いながらくねくねとする低身長の彼女をベッドからゆっくりと身体を起こしながら見る。彼女は、とても、とっても風間さんの事が好きなのだ。

 

「好きではありませんわ...大好きですわ!!!!愛していますわ!!!!」

 

彼女は外面から見ると美少女なのだが、中身が暴走しがちなのだ。風間さんが道端で転んだだけで救急車を呼んだり...軍を動かそうとしたり...今思い出しても頭が痛い。

 

『ああもう、ツッコミが追い付かねぇ!!!』

 

「!?」

 

突然大きな声が病室に響く。それと同時にどこからかスマホが飛び出てくる。

 

『いい加減にしろ!そういうのは家でやれ!!!』

 

「あら?ここは私の家ですわよ?」

 

『ああん、もう!!!』

 

声の主に、覚えがあった。響や天羽さん、風鳴さん達がこの世界に来ているならば、きっと彼女もこの世界にも来ているのだろうと。

 

『はぁ...このバカはほおっておいて、自己紹介だ。雪音クリス、イチイバルの奏者だ』

 

「あら、バカはヒドイですわ」

 

『ほんとのことだろうが!』

 

スマホを捕まえたアリスは、スマホの中にいる雪音さんとギャーギャー話し続けている。先程の会話から、この病室がアリスの家の中にあることが分かった。取り敢えず話が進みそうにないので、ベッドの横のナースコールのスイッチを押した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「良かった、目が覚めたんだね」

 

「三日も目覚めなかったんだ。心配したんだぞ?翼が」

 

「へぇ...」

 

ナースコールの後、部屋にやってきたのは看護師ではなく風間さん達だった。サラリと朝日さんが言った事にアリスが反応して怖い。逃げ出したいくらいには。

 

「逃げても無駄ですよ?先輩を捕まえるなんてたやすいことですから」

 

「やめてください、死んでしまいます」

 

「フフフフ...」

 

口元に手を当てて笑う彼女の姿は、とても怖い。目をそらせば、それを見てしまったのか、風間さんが震えている。

 

「アリス、そう笑ってやるな。翼が怯えてしまうだろ?」

 

「ああ、それはいけませんわ!誰か!撮影の準備を!」

 

「や、やめてよ.....アリス」

 

「はい!」

 

震えながらもアリスの名を呼ぶことで、暴走を阻止する。既に風間さんにはアリスに対する苦手意識が存在する様で、一歩引いている。

 

「...さて、翼様を愛でるのを一旦やめましょうか。本題ですわ、先輩。貴方はこれからどうするつもりですか?」

 

それは、どういう事なのだろうか。

 

「...ノイズとの戦いの事?」

 

「それだけではありませんわ。今、貴方の身体がどうなっているかをご存知で?」

 

知る由もない。天羽さんとのユニゾン中に無茶をして、風鳴さんとユニゾンした上で、三日も寝ていたのだ。

 

「今のあなたの身体は、外側からは異常がなくても、内側が大変な事になっているんですよ?」

 

「内側?」

 

リンカー切れでのギア使用で、ボロボロになっているのだろうか?

だが、ノイズは毎日現れる。闘えるのも、自分一人だ。

 

「ええ、明らかにこの夏休みをベッドの上で過ごす予定でした」

 

おかしい。その言い方ならば、内側の被害は深刻なもののはずだ。でも、自分は今何ともない。

 

「突如、とてつもないスピードで回復が始まったのですよ?ボロボロだった喉と肺が、完全に元に戻ったと聞かされた時は、耳を疑いましたわ」

 

その理由はわからない。一体、自分の身体に何が起こっているのだろうか?それよりも、だ。

 

「僕が寝ている間の三日間、誰がノイズと戦ったんです?」

 

「ああ、それなら私が」

 

そう言いながらアリスは首元からネックレスと共に赤い小さなボウガンを取り出す。雪音さんのイチイバルだった。

 

「一応、私達も戦ったんだよ?」

 

「黙って借りて、悪かったな」

 

そう言いながら、彼女たちも小さな刀と槍を見せてくれる。如何やらユニゾンして戦った様だ。

 

「そのことで、先輩に聞かなければならないのですわ」

 

そう言いながらアリスは僕のスマホを取り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「このアプリは、なんですの?」




橘 響

目が覚めると三日たっていた。その上、途轍もない回復スピードを発揮した模様。しかし、1期のOTONAの回復スピードの方が圧倒的に早い。


白雪 アリス

風間翼大好きっ子。愛してやまない彼女の頼みならば、聞かないことはない。


風間 翼

アリスの事が苦手。ユニゾンしたが、上手く戦えなかった模様。


朝日 奏

アリスが嫉妬する人物代表。しかし、彼女が狙われることはない。何故なら大切な友人だからである。響のアームドギアの展開、扱い方を見様見真似で戦い、ノイズに勝利する。


雪音 クリス

某アニメのツッコミ担当。可愛い。


スマホ

響のスマホに奏者が入っている状態で、画面にアームドギアを刺し入れることでユニゾンできる。しかし、他のスマホに奏者が入れても、決してアームドギアを受け入れることはなく、ユニゾン出来なかった。










揃い始めた奏者達。しかし、謎は深まるばかり...
皆さんは、響のスマホだけがユニゾンできる理由をご存知のはずです。
感想、お待ちしています。
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