あくまで錬転の方がメインなので更新は遅いと思いますがこちらも楽しみに待ってくれると嬉しいです!
あと、自分はスマブラのアイクしか知らないのでもしかしたら口調がおかしいかもしれません。
では本編をどうぞ!
この世界に召喚されてどれぐらい経っただろうか…まだやり残したことがあるかもしれないが、もうこの世界にいることはできないようだ…
「もう行ってしまうのか…」
「ああ、どうやらこの世界での俺の役割は果たしたらしい」
足元が光り輝いてきた…もう時間がないな。
「守、フィトリア…俺は元の世界に帰ってしまうが俺がいなくてもしっかりやれよ」
「もちろんだよ」
「蒼炎の勇者様も元の世界で頑張ってね!」
俺のことはアイクでいいと前は何度も言っていたが今ではもう諦めた。
「じゃあな…守、フィトリア…またどこかで会おう」
「ああ、きっとまたどこかで…」
「うん!また会おうね!」
それを最後に俺は光に呑まれ、異世界から元の世界へと戻った。
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あれから3年
女神アスタルテを倒し、戦争は終わった。
戦争が終わってしばらくして旅に出た。
今は辺りが暗くなり、俺はたき火を起こして食料である野生動物の肉を焼いている。
旅を始めてからしばらく経つが俺はらしくもなく夜空を見上げながら考え事をしていた。
俺は3年前、異世界に召喚された…今でもちゃんと覚えている。
最近はよくあの時行った異世界のことを考えてしまう…俺は心のどこかでまたあの世界に行ってみたいと思っているのかもな。
すると突然俺の足元が光り出した。
この光は3年前と同じ…そうか…また呼ばれたのか。
俺は目を瞑り、何も抵抗せずに光に呑まれた。
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目を開けるとそこはどこかの建物の中だった。
「おぉ、勇者様方!どうかこの国をお救いください!」
左を見るとそこにはそれぞれ剣、弓、槍、盾を持った4人の青年がいた。
服を見る限り、俺とは別の世界から召喚されたのか。
なるほど…彼らが2代目の四聖勇者になるわけだな。
しかし…一緒にいるということは1つの国が四聖勇者全員と俺を召喚したのか。
「それはどういうことですか」
弓を持った青年…弓の勇者が周りにいるローブの男達に質問した。
「色々と込み合った事情がありますが勇者様達を古の儀式で召喚させていただきました」
「召喚…」
「この世界は今、存亡の危機に立たされているのです。勇者様方、どうかお力をお貸しください」
力を貸すことは別に構わないが…俺が3年前に召喚された時は1つの国に1人勇者を召喚していた。
先代の盾はもちろん三勇者とも面識はあるが同じ場所で召喚されたわけではない。
この国はなにか企んでいるのか…
「まぁ話だけなら…」
「断る」
「そうですね」
「元の世界に帰してくれるんだろうな?話はそれからだ」
俺が考えてる間に四聖勇者が話し始めるが盾はともかく三勇者は協力する気がないらしい…これはまた盾の勇者と行動を共にするかもしれないな。
「強制的に呼びつけたことに対する罪悪感をお前らにはないのか?」
剣の勇者がローブの男に剣を向ける。
「仮に、世界が平和になったらポイっと元の世界に戻されてはタダ働きですしね」
弓の勇者も同意してローブの男を睨み付ける。
「こっちの意思をどれだけ汲み取ってくれるんだ?話に寄っちゃ俺達がお前らの敵に回るかもしれないぞ」
2代目の三勇者は好戦的だな…俺はともかく盾の勇者は話についていけてないぞ。
「ま、まずは我が国メルロマルクの王に拝謁して頂きたい。報奨金の交渉はそれからでお願いします」
「しょうがないな」
「考える余地はありそうですね」
「ま、どいつが相手でも話は変わらねぇけどな」
そういうと三勇者はローブの男について行った。
あいつらは勇者に選ばれて浮かれているのか?
「あん…あなたはどうするんですか?」
「…行くしかないだろ」
四聖勇者で信用できるのは盾の勇者だけだな。
ローブの男についていき、王座にたどり着いた。
「ほぅ…この者達が古から伝わる四聖勇者と蒼炎の勇者か…儂がメルロマルクの王、オルトクレイ・メルロマルク三十二世だ。勇者達よそれぞれの名を聞こう」
「天木錬、年齢は16歳、高校生」
「俺は北村元康、21歳大学生だ」
「次は僕ですね。川澄樹、17歳高校生です」
「じゃあ次は俺だな。俺は…」
「ふむ。レンにモトヤスにイツキか」
…どうやら王は盾の勇者と俺を嫌っているようだな。
よく周りを見れば亜人が1人もいない…このメルロマルクは亜人を良く思ってない国なのか?亜人を良く思ってないなら盾の勇者、そして行動を共にした蒼炎の勇者は裏切り者扱いされてしまっても仕方ないか…
「俺の名前は岩谷尚文、20歳大学生だ」
一応、俺もしておこうかと思ったが王は俺を無視して話を進めた。
尚文がいいのか?と聞くような目で見てきたが俺は気にせず、王の話を聞いた。
要約するとこの世界には終末の予言というものがあり、それによると世界を破滅へ導く波が幾重にも重なって訪れる。
波が振り撒く厄災を跳ね除けないと世界が滅ぶというがそんなことは知っている。
この世界で俺が元の世界に帰ってから何年経っているかはわからんがまだ波は終わってないんだな。
1回目の波はなんとか退けたが2回目は勇者がいないとダメだと判断して俺達を召喚したそうだ。
「話はわかった…だが召喚されて、まさか無報酬ってわけじゃないだろうな」
錬が質問すると家臣と思われる男が答えた。
「もちろん波を退けた暁には報酬を差し上げます」
「へぇ…ま、約束してくれるならいいけどさ」
「敵にならない限りは協力してやる…だが飼い慣らせると思うなよ」
「ですね。甘く見てもらっては困ります」
王にまで上から目線とは…こいつらに勇者の資格はないと思うのは俺だけか?
「そ、そうだな」
盾の勇者は場の空気に乗ったが戸惑ってるだけまだまともか。
それから王にステータスを確認するよう言われ、視界の端にあるアイコンに意識を集中する。
アイク 蒼炎の勇者 Lv95
いきなりレベル95ということは3年前のレベルを引き継いでるのか…ステータスは3年前より高くなってるな。
だが四聖勇者のレベルは1らしい。
これは俺のレベルは言わない方がいいな。
だから旅に出て四聖武器を強化しろと言われている。
そして四聖武器は反作用が発生するから別々にパーティを組まないといけないそうだ。
だがラグネルは四聖武器じゃない…俺には関係ないな。
「もう日も暮れてきておる…今日は休み、明日旅立つがよい。勇者の仲間はこちらで逸材を用意しておく」
「…必要ない」
ここで俺は王座に来て初めて口を開く。
「俺は1人で十分だ。仲間が必要になったら自分で見つける」
「そうか…では蒼炎の勇者には用意しないでおこう」
「お部屋に案内します。こちらへどうぞ」
そのまま俺達は部屋に案内された。
なぜか四聖勇者とは別の部屋だったがあの三勇者と一緒にいるよりはマシだ。
少し嫌な予感もするが今日は寝るか。
そして俺は眠りについた。
嫌な予感が的中することをこの時の俺はまだ知らない。
次回『冤罪』
ここで軽くアイクの説明をしますね。
アイク 蒼炎の勇者
先代勇者の時に召喚されたイレギュラーな勇者
どこの国が召喚したかのすら不明
最初は1人で行動していたが盾の勇者と知り合ってからは行動を共にし、フィトリアとも仲が良い(フィトリアはアイクのことが気になっているようだが本人は全く気づいていない)
今、考えてるのはこれぐらいです…なんか色々と足りない気がする…
えっと…次の更新がいつになるかはわかりませんが、楽しみに待っていてください!
それではまた次回