盾の勇者と蒼炎の勇者   作:アルティメットフリーダム

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まさかあの涼宮ハルヒの憂鬱やけいおん!、CLANNADなどの神アニメを生み出してきた京アニのスタジオが放火されるなんて…亡くなられた方にご冥福をお祈りします。

そういえば尚文の精神状態について書いてなかったのでここで簡単に書きますね。
アイクという頼り甲斐のある味方がいることで多少は原作よりマシですが、それでも味覚は感じてませんしアイク以外の人間は信用できない状態です。


奴隷の少女

 

 

 

「あんたは?」

 

「私は奴隷商を営んでいる者です」

 

奴隷商…まさか俺達が話してる時に来るとは…都合が良すぎる話だが信用するしかないな。

 

「あんたが俺達に奴隷を…提供してくれるのか?」

 

「ええ…私について来てください」

 

半信半疑で俺達は奴隷商についていく。

 

ついていくと途中で尚文が俺に声をかけた。

 

「なぁ…奴隷はアイクが選んでくれないか?」

 

「俺が?」

 

「ああ…奴隷のことを提案したのはアイクだ、それにアイクの方がこの世界に詳しいだろ?だから頼む」

 

尚文には俺が3年前…この世界では何百年も前らしいが…にこの世界に召喚され、先代盾の勇者と行動を共にしていたことを話していた。

 

だからこそ尚文は俺に奴隷を選んでほしいのか…

 

「…わかった」

 

「盾の勇者様と蒼炎の勇者様こちらですぞ」

 

案内されたのは大きなテントだった。

 

中に入るとそこには大量の檻があって檻の中には亜人や獣人が入れられていた。

 

「薄々わかってはいたがメルロマルクは人間至上主義なのか?だからこの国で亜人や獣人は奴隷としてでしか生きていけない」

 

「ほほぅ、ご名答です。蒼炎の勇者様…この国メルロマルクは亜人を魔物に近いものと見ています。なので亜人や獣人がこの国で生きるためには奴隷になるしかないのです」

 

俺はテントの中にある檻を軽く見ていると少し布が掛かった檻を見つけ、布をめくるとそこには亜人の少女がいた。

 

「お客様…こちらが」

 

「悪いがもう決めた…この亜人にする」

 

「ひぃ⁉︎」

 

かなり怯えているな…ここに来る前にかなりひどいことをされて来たんだろう。

 

「そのラクーン種は病を患っておりまして、そう長くは持たないと思いますが…」

 

「構わない…尚文もいいか?」

 

「アイクが決めたんなら文句はない」

 

そして俺達はその少女…ラフタリアと言うらしい…を銀貨30枚で購入した。

 

もちろん奴隷紋は刻んだ。

 

俺としてはやはり気が進まないが今後のためには必要だ…仕方ない。

 

そのあと武器屋に行き、ラフタリアの装備を整えて飯を食べた後、狩りに出かけたが俺はラフタリアの成長のため、手を出さずに眺めていた。

 

 

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しばらくすると辺りが暗くなり、野宿をすることになった。

 

飯を食べているとラフタリアがこんなことを聞いてきた。

 

「ご主人様達は何者なのですか?」

 

「俺か?俺は蒼炎の勇者だ」

 

「同じく勇者だ。盾のな」

 

「え?…盾の勇者様と…蒼炎の勇者様?」

 

 

 

 

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盾の勇者様と蒼炎の勇者様って…昔お父さんとお母さんが話してた。

 

『ラフタリア…伝説の四人の勇者を知っているかい?』

 

『うん!剣の人に弓の人に槍の人あと盾の人!』

 

『そうだよ。中でも盾の勇者様は我々亜人を大切に扱ってくれたんだよ』

 

『でも…もう1人亜人に優しい勇者様がいたんだけどラフタリアは知ってる?』

 

『もう1人?ええと…』

 

この時は勇者様は四聖の勇者様しか知らなかったから私は全然わからなかったな…

 

『…わからない』

 

『ははは!知らなくても仕方ないよ。知る人ぞ知る勇者様だからね』

 

『その勇者様は蒼炎の勇者様っていうのよ』

 

『蒼炎の勇者様?』

 

『そうだよ。蒼炎の勇者様は盾の勇者様と一緒に亜人に優しく接してくれたんだ』

 

『ホント!私会ってみたいなぁ〜』

 

『いい子にしてたらきっといつか会えるわよ』

 

『うん!』

 

 

 

 

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「あの!お、お名前は!」

 

「アイクだ」

 

「岩谷尚文だ」

 

「アイク…イワタニナオフミ…」

 

そう言うとラフタリアは咳き込んだ。

 

やはり奴隷商の言う通りこのままではそう長くは持たないな…薬も苦いから吐き出してしまう。

 

苦いのはわかるが我慢してもらわないとな。

 

結局薬は無理矢理飲ませた。

 

まぁ…森にラフタリアの悲鳴が響き渡ったが…

 

 

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俺は見張りをしていたのだが尚文と交代の時間になり、寝ようとしていた。

 

ラフタリアは寝ているがひどくうなされていた。

 

きっと嫌な夢でも見てるのだろうと俺は思っていたが実際は違った。

 

「イヤァァァァァァァ‼︎お父さん‼︎お母さん‼︎」

 

「!?どうした!落ち着け、落ち着くんだ」

 

「助けて…イヤァァ」

 

泣き叫びながら飛び起きたラフタリアを咄嗟に尚文が抱きしめ頭を撫でる。

 

そうか…最初の波で両親を失ったのか…奴隷商に売られてる時点で両親がいないことはわかりきっていたがまさか波の怪物に殺されたなんてな。

 

ラフタリアのような子どもを増やしたくはない。

 

俺はこの日、改めて必ず波を収めると決意した。

 

 

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翌日からは色々と忙しかった。

 

なぜか手作りで薬を作っている尚文に盾に材料を吸わせれば自動的に作れるシステムがあることを教えたり、尚文とラフタリアを訓練したり、新しくラフタリアの装備を買ったり、遊び道具としてボールを買ったりしていた。

 

そして俺達は武器屋の店主が教えてくれたリユート村に行くことになった。

 

 

 

 




次回『もう誰も失わないために』
次はちょっと短くなるかもしれません。
…なんか1話からどんどんクオリティが落ちてる気が…
き、気にしたら負けだよね…
それではまた次回!
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