おい、バトルしろよ   作:ししゃも丸

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どっかの誰かがいないとこの物語は平和ですね!


さあ、あの子を騙った罪をその身で味わいなさい

 

 

 

 

 

 りかけいの男を追ってタマムシ中心街にたどり着いたイエローは、先行した彼の罠に嵌まってしまっていた。

 夜中ということもあって視界は悪く、戦いなれしていないイエローにとってこの状況は仕方ないことだった。ペルシアンのいやなおとによって方向感覚を狂わせ、ガラガラのホネブーメランの攻撃を受ける。姑息な作戦であるが、このビルが並ぶ街中では有効な戦術であった。

 それでもイエローに諦めるという文字はない。

 

 

「ぐ……ピカは、この僕が……助けるんだ!」 

「ヒーヒヒヒ。威勢だけはいいな。だがいつまでそれが持つかな⁉」

 

 

 相手はいやなおとで位置を分からなくして、ガラガラのホネブーメランでひたすら距離を保っている。攻撃しようにもこちらは位置がわらかず、いやなおとによって立っているのがやっと。

 ならばどうするか。

 ──そして戦うことを、傷つくことを恐れてはいけないよ。

 ピカの言葉を思い出す。

 ──最後までポケモンを信じるんだ。そうすれば、ポケモンはきっとその気持ちに応えてくれるよ。

 あの人の、レッドさんの言葉を思い出す。

 そうだ。いまがその時のはずだ。でなければピカを助け出すことなんてできない。

 イエローは外に出していたコラッタとドードーをボールに戻す。

 

 

「ラッちゃん、ドドすけ。ピカを頼んだよ」

 

 

 再びガラガラのホネブーメランが迫ると、イエローは避けるのではなく自ら当たりにいった。

 

 

「バカか⁉ 自分から当たりに行きやがった!」

 

 

 そしてそのままホネブーメランが戻ってきて、ようやく異変に気づいた。ホネブーメランに釣り糸の端のボールが二個ついているのだ。

 

 

「な⁉ ホネブーメランにボールが!」

 

 

 ボールが付いていたことによって本来の軌道からはずれ、ガラガラの手に骨が戻ることはなくそのままりかけいの男を顎に当たると、ボールからコラッタとドードが現れて追い詰める。そしてそのまま掴んでいたピカチュウの手を離してしまった。

 

 

「しまった!」

 

 

 ピカチュウは倒れているイエローの下に駆け寄り声をかけている。りかけいの男はもう一度ピカチュウを捕まえようと動くが、それをさせない者達が現れた。

 タケシ、カスミ、カツラ。そして追いついてきたエリカが四方を囲んでりかけいの男を追い詰めた。

 

 

「さあ観念しろ!」

「アンタには色々と吐いてもらうわよ」

「……む⁉ いかん!」

「こうなったらお前ら全員道連れだ! と思わせて!」

 

 

 りかけいの男はホネブーメランにどくのこなを付けさせると、ガラガラに渡して投げさせた。ホネブーメランはそのままジムリーダーの包囲網を潜り抜けた先にいるイエローへと向かう。

 

 

「ヒーヒヒヒ! お前は死ねぇ!」

「イエロー!」

 

 

 どくのこなを人間が浴びればそれは猛毒と変わらない。イエローの傍にいるピカチュウが攻撃するが、骨にも絶縁対策がされており弾かれてしまう。ピカチュウはイエローのために自らを犠牲にして盾になろうとする。

 が、突如一人の女性が間に割って入ると、彼女が持つ三節棍によって叩き折られてしまった。

 謎の女性にその場にいる全員の視線が集まる中、エリカが驚きの声をあげた。

 

 

「お、お姉様⁉」

 

 

 

 

 

 

 

 あの子がタマムシシティに現れた。

 その情報を得た私は急いでタマムシシティに向かうことにした。だが同時にそれは嘘の情報だと分かってはいても、自分はいかなくてはいけないのだと思った。

 理由は簡単。

 あの子……レッドくんの名を騙る悪い子がいるからだ。

 ならばあの子のお姉さんとして、その不届き者にお仕置きしなければならない。それがお姉さんとしての使命なのだ。

 タマムシシティに着けばすでに大騒ぎの渦中になっていた。急行するために歩く足を速める。場所は匂いで分かる。これは確かにあの子の匂いだ。だがその中に確かに混じる下種の匂いもした。本当に汚らわしい。

 まったく。困ったものです。

 本物と偽物の区別がつかない人々に呆れつつも、小さな少女に放たれた骨を叩き折った。

 

 

「お姉様⁉」

 

 

 呼ばれたのでそちらに視線を向ければエリカさんがいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あらぁ。エリカさんお久しぶりですね」

「そ、そうではなくて。どうしてここに……?」

「どうして? はて、可笑しなことをおっしゃいますね。私はお姉さんとして、レッドくんを騙る不届きものをお仕置きに来たのです」

「お、お仕置きって……」

「あれ、あの人……」

「カスミ知ってるのか?」

「たしか……ハナダで有名な人だったような……」

 

 

 張り詰めていた空気がお姉さんの登場によって和らぐ。しかし問題のりかけいの男は邪魔をされたことに怒りを露わにし、今度はその矛先を彼女に向けた。

 

 

「なんだてめぇ! 急に現れやがってよぉ!?」

「この下種が。レッドくんの姿や匂いで誑かしても、この私には通じません。さあ、あの子を騙った罪をその身で味わいなさい」

「ヒーヒヒヒ! よく見ればすげぇ美人! だったら計画変更だ。もうピカチュウなんて知ったことかよ! ガラガラ!」

 

 

 今度は殺すまいとどくのこなではなくしびれごなを骨に纏わせる。そうはさせまいと、エリカをはじめとしたジムリーダーが応戦に入るが彼女はそれを止めさせた。

 お姉さんは耳についているイヤリングに手を伸ばす。それは小型化したモンスターボールであった。ボールを元の大きさに戻し、ポケモンの名前を呼びながら投げた。

 

 

「お願いしますね。サミュエル」

 

 

 ボールが開きボンと煙があがる。しかしそこには何もいない。それを見てりかけいの男は腹を抑えながら笑った。

 

 

「ヒーヒヒヒ⁉ ポケモンなんていねぇじゃねえかよ⁉ お嬢様は大人しく家で紅茶でも飲んでればいいんだよ!」

「──すでに終わってますよ?」

「へ──」

 

 

 ──ハッサムのつじぎり! 

 それは一瞬であった。滑らかな光線描きながらパラス、ペルシアン、ガラガラそしてりかけいの男を斬り、ハッサムの姿はすでに彼らの背後にあった。

 斬られたことに気づくことなく倒れるりかけいの男達を見下ろしながらお姉さんは言った。

 

 

「一応みねうちです。それと一つ訂正を。私は紅茶派ではなく、あの子と一緒でコーヒー派です」

 

 

 お姉さんはそのまま倒れているイエローの下へ歩みよると、側にいたピカチュウを優しくなでる。

 

 

「久しぶりですね。ピカ」

「ピカぁ~」

「おお。あのレッドのピカチュウがあんなにも懐いている! 彼女は一体……」

「お姉様です。ええ、お姉様なんです」

 

 

 驚くカツラにエリカが代わりに答えた。

 

 

「ピカ。あなたはこの子と一緒にレッドくんを探すのですか?」

「……ピカ!」

 

 

 一度イエローの顔を見て、そうだと新たに覚悟を決めた顔をして答えるピカチュウ。それに優しい笑みで返すお姉様は続けて言った。

 

 

「途中からですが見ていましたよ。この子が自らを犠牲にしてあなたを救おうとしていた。それは簡単にできることではありません」

「ああ。確かにそうだな」

「最初はこんな子に大役を任せて不安だったけど、それは間違いだったみたいね」

「身を挺してポケモンを助ける。レッドのようなことをする」

「まだまだ危なっかしい子ですが」

 

 

 彼女の言葉に続いてジムリーダー達イエローの行動を称賛する。誰もが信用していなかった。見ず知らずの少年にピカを預け、レッドを探す旅に出したなどと簡単に信用できるわけがなかったのだ。

 イエローの体を起こしながら、お姉さんは倒れているりかけいの男を見て言った。

 

 

「その偽物が着ている上着。それは確かにあの子の物です」

「なんと⁉ では、この男はレッドの居場所を知っているということか!」

「だがどこなんだ。そもそも、なんでこいつはピカチュウを攫うような真似を?」

 

 

 タケシが言う。それも問題だが、一番知りたいのはレッドの居場所だとカツラが言うとガーディを出した。

 ガーディはりかけいの男の匂いを嗅ぐと、北の方を向いて高らかに吠えた。

 

 

「タマムシの北……方向的にはハナダよね?」

「──オツキミ山です」

「お姉様。どうしてそう言い切れるのですか?」

「待て。彼女の言う通りかもしれない」

 

 

 気づけばカツラは小さな顕微鏡を使って何かを見つけて言った。

 

 

「月光線。これは月の石に帯びている特別なものだ。これが取れる場所と言えば」

「確かにオツキミ山だ!」

「と言うことはレッドはオツキミ山にいた。それをこの男がレッドの上着を手に入れたという訳か」

「ならば急いでオツキミ山に……皆さん離れてください!」

 

 

 エリカが叫ぶ。すると倒れていたりかけいの男が浮かび上がり、体の周りに黒い霧が纏わりついてる。まるで霧に首を絞められているのか悶え苦しみ始めると、それを止めようとジムリーダー達がポケモンを出す。

 タケシのゴローンがりかけいの男を掴み、カスミのオムナイトのみずてっぽうで霧を祓おうとする。するとお姉さんの腕の中で眠るイエローが目を覚ます。

 

 

「ん……あれ、ボク」

「目が覚めましたか?」

「お姉さんは……誰ですか?」

「私ですか? 私はレッドくんのお姉さんです。しかし目覚めたばかりのあなたに言うのも酷ですが、状況はまだ終わっていません」

「え⁉」

 

 

 飛び上がってようやく今の状況を把握するイエロー。そんな彼にお姉さんは付け加えるように言った。

 

 

「恐らく口封じですね」

「なんで分かるんですか?」

「余程あの男に知られたくないことがあるのでしょう。──エリカさん。あの霧の正体は」

「ええ。ゴース、ですわね」

「ならばガーディの高温の息吹で!」

 

 

 ガーディが放つ息吹がゴース目がけて放たれる。だが、そのすぐ傍にあった木の枝の上に野生のキャタピーがいた。これではガーディの攻撃に巻き込まれてしまうのを、咄嗟にイエローが自分の身体の一部でもある釣り竿を奮る。糸の先にはピカチュウが入ったボールがあり、ガーディの攻撃に巻き込まれる前にピカチュウがキャタピーを救った。同時にガーディの高温の息吹によってゴースは吹き飛び、地上に落ちるりかけいの男。

 

 

「な、なんと。あの状態で野生のキャタピーを助けるとは。イエローくん、よくそんな体で行動した。見直したよ。改めて名乗ろう。私はグレンジムのカツラだ」

「俺はニビジムのタケシ」

「ハナダのカスミよ。みんなレッドを助けるために動いているわ」

「え……あの」

 

 

 カツラに続いてタケシやカスミが挨拶をしている中、エリカがお姉さんの隣に立ちりかけいの男を見ながら言った。

 

 

「どう思いますお姉様」

「分かることは、この男を使ってピカを攫おうとした。しかしそれが失敗し、今度は口封じということでしょうか。となると、今回の黒幕は──」

「はい。ピカに知られたくないことを知られている。ですがピカはレッドがいる場所を知っているはず。それを教えないということは」

「ええ。恐らく一時的な記憶喪失でしょう。それだけ壮絶だったということです。……あら。まだ終わってないようですね」

「え⁉ そ、そんなまだゴースが!」

 

 

 吹き飛ばしたはずのゴースが再びりかけいの男に纏わりつくと、今度は攻撃をしかけてきた。

 その時何処からか技を叫ぶ声が聞こえた。

 

 

「姐さんたまごうみ!」

 

 

 ──ラッキーのたまごうみ! 

 ラッキーのお腹のたまごが放たれて周囲を明るく照らすと、纏わりついていたゴース本体が露わになる。そこに火球がゴースを貫いた。そして今度こそりかけいの男は起き上がることはなかった。

 

 

「ゴースは吹き飛ばしなどで払うよりも、その本体にある核を破壊しなければ意味がない」

「そのリザードンはグリーン! ならば、いまのラッキーのたまごうみは」

「はーい。リーフちゃんです!」

「あらぁ。リーフちゃんじゃないですか。お元気そうで何よりです。でも、どうしてここへ?」

「マサラタウンにいたんだけど、タマムシから連絡を貰ってね。それで駆けつけたの」

「それとこのゴースを操っていた者のこと話していたようだが、それは恐らく四天王のキクコだ。俺は以前ヤツと戦ったことがある」

「わたしは知らないんだけどねー」

「四天王! ジムリーダーを凌ぐ実力を持った四人で、チャンピオンの盾って言われてるあの四天王のよね?」

「それがなぜそんなことをするんだ?」

 

 

 カスミとタケシがグリーンにたずねる。

 

 

「さあな。だがわかるのはチャンピオンのレッドが、それだけ四天王にとって邪魔な存在だったってことだろう。俺もキクコと戦って以来、パソコンやポケギアでの連絡を絶った。キクコ自身はおじいちゃんの孫である俺達が目的らしいしな」

「なぜかわたしのところには来ないけどねーおかしいねー」

「それとお前」

「ぼ、ボクですか?」

 

 

 グリーンはイエローの前に立つと、厳しい言葉を浴びせた。

 

 

「四天王はお前が思ってるより手強い相手だ。ポケモンを守るのはいいが、優しさと甘さをはき違えるな」

「ちょっとグリーン。それは言い過ぎよ」

「ならばリーフ。あいつだったらどうしてた?」

「……ゴースをあの男共々自分で何とかしてたわね。アハハ……」

 

 

 リーフの乾いた笑い声につられて他の者たちの顔も何かを思い出したのか、否定できない素振りをして顔を横に向けていた。お姉さんだけは嬉しそうにニコニコしているのだが。

 

 

「つまりアイツを助けるには、それだけの力が必要ってことだ。まあ、精々頑張るんだな」

「待ってください! ボクも連れて行ってください! レッドさんを助けるために、ボクを鍛えてください!」

「……好きにしろ」

「──はい!」

「素直じゃないんだから」

 

 

 兄であるグリーンのツンデレにリーフは肩をすくめた。旅立つイエローにタケシとカスミがゴローンとオムナイトを託している中、グリーンはリーフに言った。

 

 

「リーフ。お前はどうする?」

「ごめん。先に行ってて。ちょっと寄るところあるから」

「わかった……行くぞ」

「はい!」

 

 

 飛び立ったリザードンを見送り、リーフはお姉さんにあることをたずねた。それを聞いて彼女は表情を崩さす静かに教えた。

 

 

「はい。彼女はあれからずっとジムにこもっているそうです」

「そうですか……」

「行くの?」

「はい。お姉さんはその……」

 

 

 リーフの問いに顔を横に振る。それには彼女も少し驚いたらしい。てっきりすでに会いに行っているかと思っていたからだ。

 ならば行って確かめないと。リーフはプテラを出してその背に乗って「行ってきます」と、お姉さんに告げてヤマブキシティへと飛んでいく。

 残されたお姉さんはふと北の方角。レッドがいると思われるオツキミ山の方へ向くと、一瞬だけ大きく瞼を開く。そしていつものような笑み浮かながら小さく笑い始めた。

 

 

「あらあらあらぁ。となれば私はハナダに帰りましょうか。うふふ」

 

 

 誰にもその意味を悟られることなく、彼女は夜のタマムシシティへと消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 タマムシシティにある商業ビルの屋上で先程からの茶番劇を見ていた四天王のキクコは、通信機でカンナと連絡を取り合っていた。

 結果から言えば作戦は失敗である。偶然オツキミ山を訪れたあのりかけいの男を使い、逃げ出したピカチュウを捕まえて連れてこい。そう金で釣ったはいいが、所詮はコソ泥。まったく使い物にならなかったのだ。

 そしてりかけいの男を始末するのも失敗に終わり、彼らによって身柄を確保されてしまったことをカンナに問われる。

 

 

『でもいいの? あの場所を知っている人間よ』

「フェフェフェ。まあ構わんさ。目覚める頃には作戦は始まっている。どちらにせよ、手遅れさね」

『そう、ね。けど問題はあのピカチュウよ。アレは捕まえるなり、始末するなり早くした方がいい』

 

 

 その言い方にはどこか引っかかる。まるで怯えているようだ。それはキクコにも分からない話ではなかった。だからあえて聞いた。

 

 

「怖いかえ、カンナ」

『ええ。本当に恐ろしいわ。ピカチュウもそうだけど、あのレッドが』

「だが奴は死んだ。お前が仕留めたはず」

『そうよ! 完全に氷漬けにした。それでも恐ろしい。キクコ様だって見ていたでしょ? 私達の攻撃を食らってもなおピカチュウを逃し、あの男とリザードンとスピアーは歯向かった。そして一人になっても、その身が氷によって侵される直前までたった一人で戦った。そして一人で私達の戦力を3割、全部で6割も削られてしまった』

「予想外の痛手なのはわかる。それはワタルも承知の上で挑んだ。そうじゃろ?」

『わかってるわよ。でも、私が躊躇わず最初から氷漬けにしておけばよかったと思うと……それに頭から離れないのよ。あの最後の言葉が』

「今は忘れることだね。それと、あのイエローと一緒にいた男の正体は掴めたのかい?」

『え、ええ。それなりに有名だったからすぐにわかったわ。あれはポケモン評論家のマサキよ。場所はハナダの岬』

「なら一応始末はしておこうかね。色々と探られても困る」

 

 

 一匹のゲンガーに指示を出す。このゲンガーを通じてシバの手持ちポケモン達に命令をだす。ただ一言。

 マサキを始末しろ──

 これだけで済む。シバは協力といっても、この過激な作戦に反対していた。だから都合のいい時だけ(?)操らせてもらっている。

 

 

『一度私は島に戻るわ』

「ワタシも戻るかね。ワタルがクチバへ行くと言っていたことだし」

『そう。じゃあまた』

「さて。本当に死んでも忌々しい男だね。フェフェフェ」

 

 

 カンナとあの時の話を折り返した所為か、あの日のことが脳裏に蘇る。本当に忌々しいと思う。やはりあのオーキド同様、嫌な人間が生まれる町だ。マサラタウンという町は……。

 

 

 

 

 

 




ハナダのお姉さんにはね、お姉ちゃんパワーがあるんだ。
つまりそういうことである。

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