おい、バトルしろよ   作:ししゃも丸

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今更行間を一行詰めた



……女心って、難しいんだな

 

 

 

 

 

 

 センリが部屋を出て、ジムリーダー達が用意された部屋に向かったころ。残されたナギとライブ中継越しに映るミクリの二人が内密の話をしていた。

 

「それでミクリ。話は一体なんなんだ?」

『実は先程のサンレッドという男のことなんだ。実は心当たりがある』

「なんだと? しかし何故お前が知っているんだ?」

『ルネシティに住む人々がルネの民と呼ばれていることをきみは知っているかい?』

「あ、ああ。確か古の伝承を語り継ぐ一族と聞いている」

 

 元々ルネシティは一個の山であった。それが大昔隕石の衝突によってできたクレーターに人々が住むようになり、今のようにルネと呼ばれる場所になったとナギは何かの本で読んだことがあった。

 

『ルネではおとぎ話のような感覚で子供のころから聞かされているんだが、これはジムリーダーつまりルネの長になった際に我が師アダンから伝えられた伝承があるんだ』

「伝承?」

『ああ』

 

 ミクリは静かにうなずいた。彼の言う子供のころに聞かされたおとぎ話は以前、そういう仲だった時によく聞かせてくれた。

 簡単に要約すると、大地の神様が怒ると大地は裂け赤い水が流れる。海の神様が怒ると海は荒れ雨が永遠に続く。人々は天に祈り、空神様の助けを求めた。祈りが通じると、空神様は二人の神様を鎮め、空へ帰っていく。

 本来は歌に乗せて言う感じだが、生憎自分はいい年なのでもう声には出せない。確かにこのおとぎ話から察することはできる。大地の神はグラードン。海の神はカイオーガだ。では空神とは一体なにを指すのだろうか。

 

『伝承と言ってもかなりの年月が経っている所為か、所々欠けている部分もあってね。それでも、ハッキリしているのは「天より太陽の神来りて、戦を鎮めん」と、伝えられているしそれが記されている文献も残っている』

「待ってくれミクリ。ルネの伝承をバカにしているわけではないが、太陽という単語だけで彼と結びつけるのは些か早急ではないか?」

『ナギ、君の意見は最もだ。君は知ってるかい? ルネにある目覚めのほこらを』

「あ、ああ。知ってはいるが……」

 

 聞いた話が間違いなければ、あそこは古くから立ち入り気が禁止されているとある。入れるのはルネのジムリーダーあるいは族長と聞いている。

 

『ジムリーダーである今なら問題なく入れるんだけど、私は幼い頃一度だけほこらに入ったことがあるんだ』

 

 彼は懐かしいのか無邪気に笑いながら言う。

 

「やんちゃだったんだな」

『まあ、子供だったからね。で、そこのほこらにはまあ何もないというか空洞なんだけど、一枚の壁画があってね』

「壁画?」

『ああ。そこにはグラードンとカイオーガ。あと空神かな? 理由は知らないんだけど、空神の名前だけはどこかで喪失してしまってね。で、その三体の中央に太陽の神が写ってるんだ。6つの石が嵌められた左手を天に掲げている太陽の神がね。生憎写真がないので見せられないが、彼の顔はあの壁画そっくりだったよ』

「では、本当に太陽の神だと?」

『さあ? そこはなんとも言えない。でも、仮に彼が本当に太陽の神だったらとてもロマンチックじゃないかい?』

「はあ……。今がそんなロマンチックな状況に見えるか? とにかく、お前も早く合流してくれ」

『わかってるよ。ハジツゲタウンでの調査が終わったらそっちに合流する』

「頼む」

 

 ミクリとの通話が切れると、ナギは小さなため息をした。元はそういう関係だっただけに気まずい雰囲気も多々あった。互いにジムリーダー故に縁は切れることなく、未だに未練を残している自分はいるのが情けなくもあった。

 ナギは切り替えるべく、ジムリーダー達のまとめ役としてポケモン協会へと連絡を取るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 ルビーとサファイアの80日間冒険競争50日目

 

「サーナイト。あれはなんだ」

『修羅場、でしょうか』

「ソーナノ……」

 

 少し離れた場所から目の前で起きている光景をサーナイトに問うレッドに対し、彼女は淡々と答える。彼の頭の上にいるソーナノは口元を手で押さえながら震えていた。

 少し前、ルネシティのジムリーダーであるミクリと共にここヒワマキシティにやってきたルビーと、その前にここに到着していたサファイアが邂逅した。

 サファイアの話では互いにライバル的な雰囲気だと想像していたが、実際には似た者同士だということがわかった。ルビーが連れているポワルンを見て意気投合する二人を見てレッドはそう思った。

 5年前のジョウトでの出来事を知っているレッドからすれば、今の二人はあの時と正反対ともいえる。だが人の本質は変わることはない。

 野生児のように逞しい少女であるサファイアは、実際には可愛いものが好きな女の子。対してルビーはコンテストを目指し美しさを探求する少年ではあるが、彼の奥底にはトレーナーとしての本能が隠れている。

 それを二人は……いや、ルビーは隠していたのだろう。

 火山活動の停止による影響か地震が頻発し、それが先程起きたのだ。地震に驚いた野生のブービックの群れがサファイアに襲い掛かると、ルビーのグラエナことNANAが彼女を守るために本気を出してそれを止めた。

 今までバトルが嫌いだと言っていたルビーの本当の実力と、今まで言ったことがウソだと知ったサファイアは傷ついた。なによりも彼女を怒らせたのは、いまホウエンで起きている災害に彼は興味ないと一蹴。

 いい雰囲気から一転し険悪なムードになり、サファイアは服を脱いでアマゾンガールとなってどこかへ行ってしまった。

 

「……女心って、難しいんだな」

『マスターがそれを言うんですか?』

「なんで?」

『知りませんっ!』

「とりあえず、まずはサファイアと話をしてみるか」

 

 サーナイトの念力の応用で宙に浮きながらレッドはサファイアが向かった先へと移動した。

 移動した数分の距離にあるヒワマキシティの中心から離れた森に彼女はいた。垂れているツルや木々を利用して野生ポケモン達と戦っている。

 無我夢中、一心不乱と言うのだろうか。先程のことを忘れようと、または怒りを晴らすかのように戦うサファイアにレッドは平然と声をかけた。

 

「久しぶりだな、サファイア」

「れ、レッドさん? ど、どうしたここにおるんと……?」

「ま、色々とね。ところでさっきの見てたよ」

「恥ずかしいところば見せてしもうた……」

 

 そこに羞恥心はなく、むしろ表情は暗かった。

 

「サファイア。実は君に黙っていたことがある」

「え?」

「5年前、ジョウトで君に会ったことがあるんだよ」

「……え⁉」

「君は泣いていて直接俺を見ていなかっただろうけどね」

 

 サファイアの表情が先程の暗い顔から一転、今度は顔を赤くして手でそれを隠し始めた。

 

「だから気になってるんだよ。なんで綺麗な服を着た女の子が、こんなにも強さを求めるんだろうと」

「……レッドさんは、もう一人の男の子を覚えとーと?」

「ああ」

「あたしは、あの子に助けてもらいながら……傷つけてしまったんよ。こわい。たったその一言が、あの子のすべてを否定してしまった。守ってくれたのに、助けてくれたのに。だからあたしはあの子のようになろうと、強さを身に着けて誰かを守れるようになろうって」

 

 サファイアはルビーの強さを求め、ルビーはサファイアの美しさを求めた、そんなところだろうか。これは悲劇と呼ぶのだろうか、それとも運命なのだろうか。

 

「レッドさんにもおる? 守りたい人が」

「いるよ。でもね、みんな強い人ばっかなんだよなぁこれが」

「そんな強い人がおるん?」

「強いといっても力だけじゃないさ。あいつらはみんな……うん、心が強いんだ」

「こころ?」

「ああ。どんな時も諦めない強い心。けど怒らすとすげー怖いんだけど。あ、見る? これ俺の彼女!」

 

 レッドは自慢したいのか、旅のお守りでもあるナツメの写真をサファイアに見せる。髪を撫でながらカメラに向けて笑顔を送るナツメ。それを見て彼女は同じ女性として憧れの眼差しを向けていた。一方サーナイトは不満げな表情を浮かべていた。

 ただ途中で首を傾げ、ジッとナツメを見て唸り始める。

 

「この人、どこかで見たことある……?」

「おっと。それ以上はダメ」

 

 ナツメの事を知られると不味いと悟り、サファイアから写真を取り上げてしまう。未だにバレずにいるのは嬉しいことだが、ここまで来て正体がバレるのも嫌なのだ。

 

「にしても、君達二人は本当によく似ているね」

「似てる? あたしとあいつが? そんなわけないったい!」

「まあ、そう思うのは無理はないだろうけど、傍から見ればすごくお似合いだと思うよ?」

「れ、レッドさんはあたしをからかっとーたい!」

「あはは。けど、悔いが残らないようしておきな。この先に待っているのは、今までのような戦いじゃないぜ」

「え?」

「それじゃまた会おう、サファイア」

 

 サーナイトのテレポートでその場から離れるレッド。残されたサファイアは少しの間ルビーのことを考えるが、彼の事がわからずその苛立ちを先程と同じように野生ポケモン達との戦いで忘れようとしていた。

 一方レッドはヒワマキシティ上空でルビーを探していた。辺りも暗くなってきてたためすぐには見つからないと思っていたが、意外にも彼はすぐに見つかった。仲間であるヌマクローの進化の光でその場所が分かった。

 しかしポケモンが進化したというのにルビーの表情は暗い。そんな彼にレッドは容赦のない言葉を送った。

 

「そんなに本当の自分を見られるのは嫌なのか?」

「あなたは……レッド、さん? どうしてここに、それよりもその子は……」

「サーナイトを見ても、以前のように興奮しない所を見ると相当参っているようだな」

 

 最初に出会った時のソーナノを見た反応をみれば、この色違いのサーナイトにも同じような反応をするかと思っていた。実際にはむしろサーナイト自身に何か思う所があるようにも見える。

 

「見ていたんですか?」

「たまたまね。何故そこまで悩む? 別に見られて困ることなのか?」

「あなたには関係ありませんよ。それに一々ボクがあなたに何かを教える義理もありません」

「アレが君の本当の姿だろう?」

「⁉」

「どんなに綺麗な服や丁寧な言葉を使おうと、君の目は戦う者……まさにトレーナーの目をしている」

「なんでそんなことがあなたに分かるんですか! ボクのことなんて知りもしないくせに!」

「知ってるとも。5年前の君は、突然現れたボーマンダから一人の少女を守るためにその力を奮っていた」

 

 サファイアと同様に5年前のことを打ち明ける。いまになって言うのは、これ以上伝える機会がないと思ったからだ。なによりも隠していても意味はないし、彼女と違いルビーの本心を聞くにはこの方法しかないのもあった。

 真実を告げるとルビーは動揺していた。肩にかけていたバッグから一枚の布を取り出した。それは彼にも見覚えがあるものだった。

 そしてルビーは被っていた帽子を取った。そこにはボーマンダとの戦いで出来た傷痕が深く残っている。自分にも似たような傷は身体のあちこちにあるが、それが人の目がいくおでこであれば隠したくもなる。

 

「じゃ、じゃあ、あなたがあの時ボクを助けてくれた人だったんですか……!」

「そう、なるな」

「あの時はお礼も言えずに、本当に……ありがとうございましたっ。これは、いつかあなたに出会えたら返そうと思っていたんです。いまと違って上手く縫い合わせられなくて、こんなにも変になってしまいましたけど」

「ありがとう、ルビー」

 

 ターバンを受け取りそれを広げる。二つに千切ったところがハッキリとわかる。ミシンではなく手で縫ったのだろうか。別にこれに対してそんなに未練はなかたったのであるが、ここまでしてもらえるとかえって情が湧くというもの。

 帽子を被っているので頭には巻かず、首に巻いておく。

 ルビーは唇を噛みしめると、ゆっくりと語り始めた。

 

「……レッドさんはあの女の子を覚えていますか?」

「ああ」

「今でもボクは、あの子がとても美しいと思っています。一目惚れって、言うんでしょうか。初めて会った子にボクは恋をしたんです。だからあの時、ボクはあの子を必死に守るために戦った。この傷を負っても、あの子を守れるなら全然痛くもない、絶対に倒してやるって。きっとありがとうって、言ってくれると思ってました。けど実際は違った。むしろボクはあの子を心を汚してしまった」

「汚した?」

「はい。あの子は、ボクの戦う姿を見て恐怖してしまったんです。その時のことはレッドさんも覚えていると思います。ボクは守るどころかあの子に涙を流させてしまった。そのあと、父も突然家を空けるようになりボクは一人ぼっちになりました。大好きなポケモンバトルのせいだ、その所為であの子も傷つけてしまった。だからボクは強さを求めるのではなく──」

「美しさを求めるようになったんだね」

「美しかったあの子のように、ボクもああなれるように。そしていつか、今のボクを見てもらえるようにって」

「本当に似た者同士だな、君達は」

「え?」

 

 

 サファイアと同じことをレッドはルビーにも告げた。互いに想っている子が自分達だとは知らず、あの日から離れ離れになっても想い続け、自分の生き方変えて今日までそれを磨いてきた。二人が本当に伝えたい人はずっと傍にいて、でもそれに気づけなくてすれ違う。

 まさに青春。茶化すようで悪いが、本当にそう思えた。

 もう付き合っちゃえよ。そう言ってやりたい。

 

「だがルビー。本当の自分を隠すことは美しいことなのか?」

「それは……」

「それだけじゃない。以前俺は言ったな。外見では、目に見えるものだけで判断するようでは真の美しさに気づけないと。今のホウエンを見てみろルビー。火山は停止して地震が起きるようになったこの土地を。そこに人々の笑顔はない。ポケモンも怯えていてそこに美しさはない。戦いが始まろうとしているんだ。そのためにあの子も、サファイアはジムリーダー達と共に戦うだろう。君はどうするんだ?」

「ここには……師匠やジムリーダー達がいて、ホウエンの危機に立ち向かうために集まっている。ボクは邪魔なだけです。サファイアにだって言われた。二度と顔を見たくもないと。ふっ、ボクは女の子を泣かしてばかりだ」

「なら君はどうしたい?  いや、どうすべきだと思ってるんだ?」

「……っ!!」

 

 何かを言いかけるとルビーは背を向けるとラグラージの背に乗り、ヒワマキシティを流れる川に乗って去っていった。それを見たサーナイトがレッドにたずねる。

 

『いいのですかマスター?』

「よくはないよな。でも、こればかりはルビーの問題だ。いま自分が何をすべきなのか。それに問題はない」

『なぜですか?』

「彼がルビーなら、絶対に戻ってくるよ」

 

 ここはホウエン地方。物語の主人公はルビーとサファイア。なら、絶対に立ち向かうに決まっている。原作の知識という絶対的な自信ではあるが、それ以上に自分は知っている。

 カントーではグリーン、リーフ、ブルー、イエローが。ジョウトではゴールド、シルバー、そして会ったの事ないクリスタルが事件に立ち向かった。

 二人もまた図鑑所有者。ならば、オーキド博士が言うように彼らもこの戦いへと立ち向かうはずだ。それに未だに自分がオーキド博士の言う、図鑑所有者なんて大層な資格を持つトレーナーだとレッドは思ってはいなかった。

 最初は自分がレッドだからロケット団と戦った。次は色々と建前はあったが、結局は怒りに任せて戦った。なら今度も同じだ。

 自分がこの地でやるべきことは決まっている。

 すると上から何かが飛ぶ音が聞こえた。上に顔を上げれば、エアカーがこちらに降りてきた。

 

「そこの君! 赤い服を着た少年を知らないかい⁉」

「赤い服って……ルビーか? それにあんたは、ミクリ?」

「そうだがyouと自己紹介している暇はないんだ。彼がどこに行ったか聞いてないか?」

「いや、聞いていない」

「そうか……となると──」

 

 やけにルビーに対して親身になっているミクリを見て気づいた。先程ルビーが師匠といった言葉。もしかして彼がそうなのではとレッドは思い、そのまま彼にたずねた。

 

「なあ。あんたルビーの師匠か?」

「そういうことにはなっている」

「ならルビーを頼む。色々言うだけ言って何もしてやれてないからさ」

「君はルビーとどういう関係なんだ?」

「んー簡単のようで難しいな。分かりやすいのだと、俺も図鑑を持って旅をしたってことかな」

「君はもしや……」

 

 影の所為でミクリからはレッドの顔はちょうど見えないでいた。彼からすればそれは不幸中の幸いだと言えるだろう。

 だがミクリもジムリーダーだ。噂に聞く図鑑を持った少年達がいることは知っていた。

 

「ところで俺からも一ついいだろうか」

「なんだね」

「ルネはここからどの方角だ?」

「ルネなら……あっちだ。だがルネに行ってどうする?」

「待つのさ」

「待つ? 何を?」

「いずれ分かる。ただ、あんたの町は悲惨なことになっちまうかもしれないけど、そこは先に謝っとくよ」

「待ってくれ。それはどういう──」

「じゃあ、互いに頑張ろうや」

 

 ──サーナイトのテレポート! 

 テレポートによって姿を消したレッドとサーナイト。

 残されたミクリは今の言葉の意味が気になって仕方ないが、今は弟子であるルビーが優先だと切り替える。

 

「恐らく次のコンテスト、ハイパーランクがあるカイナシティ!」

 

 

 

 

 それから二日後。

 ルビーはカイナシティでハイパーランクに出場した。

 未だにサファイアの言葉が重くのしかかる中最後の部門、うつくしさ部門で飛び入りで彼の師匠であるミクリが参加。その結果自分の思うように演技をしないヒンバスのMIMIに辛く当たってしまい、彼女の心に深い傷を負わせてしまいMIMIはルビーのもとを去ってしまう。

 そしてミクリに今の自分の愚かさ、無様な姿を指摘されてようやく自分の犯した過ちに気づく。

 だが、同時に海底洞窟へとたどり着いたマツブサとアオギリがグラードンとカイオーガを目覚めさせてしまう。

 ナギと共に事の事態に当たっていたサファイアは陸に打ち上げられていたジーランスを助ける。そこで送り火山で二つの宝珠を守っていた老夫婦が止めるべき相手がいる、戦うべき場所である海底洞窟を教える。

 しかし潜水艇もない今の現状でそこへたどり着けることは不可能であった。

 

 翌日。

 ショックの連続で気絶したルビーが目を覚まし、今起きている事態を知る。そこで映像に映るサファイアが抱えていたジーランスを目撃し、自分だけがこの事態を何とかできることに気づく。

 ルビーは悩んだ。悩んで悩んで悩んだ末に、ついに答えを出した。

 彼は戦うことを決意し、サファイアと共に海底洞窟へジーランスの力を借りて向かう。たどり着いた二人はマツブサとアオギリから二つの宝珠を奪還するための戦いを挑む。

 その間地上ではマグマ団とアクア団と戦いながらグラードンとカイオーガの移動を阻止しようとするジムリーダー達が奮闘。

 同じころ。センリは空の柱でレックウザを目覚めさせるためにミツルの修行を開始。

 

 さらに二日後。

 ルビー達の奮闘虚しく、マツブサとアオギリは宝珠を介して逆にグラードンとカイオーガのエネルギーに飲み込まれて暴走。グラードンとカイオーガが宝珠の力を呼び寄せたため、その際にルビーとサファイアはマツブサとアオギリによって海底洞窟から地上へ飛び立つ。

 そこは決戦の地ルネシティ。

 そして──あの男がついに動く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




第5章も後半です。
始めに言いましたが第5章はギャグなのでシリアスなんてないよ(当社比)
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