おい、バトルしろよ   作:ししゃも丸

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みんなレッドを人間じゃないって言うお……。
でも、もし仮に長く続けられたみんなこう思うお……。

まあレッドだしって。


だから今までの弱い自分とさよならバイバイ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拝啓。

 ハナダで一夜を共にしたお姉さんお元気でしょうか。レッドは今サントアンヌ号にいます。豪華客船というのには初めて乗りましたが、いやすごいですね。これはちょっとした自慢になります。

 周りを見渡す限りの海。ぼくの周りを囲んでいるレアコイルやコイル、ビリリダマにマルマイン。そして、暴走しているエレブー。まさに絶景とはこのことです。

 叶うのならお姉さんと一緒に夕焼けを見ながら過ごしたいものです。

 つまり何が言いたいかというと、いまピンチです(当社比)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ポケモンが行方不明?」

「そうなんじゃよ。わしのケーシィも突然いなくなってしまったんじゃ」

 

 

 クチバにあるポケモンだいすきクラブ。そこでレッドは自転車引換券を貰うべく会長の話を嫌々聞いているのだが、話がなぜかとんでもない話題になってしまった。

 

 

「テレポートでどっかいったんじゃねぇの?」

「ちゃんとご飯には帰ってくるわい」

「で、それは爺さんだけじゃないと」

「そうじゃ。ここだけじゃなく他の町からもそんな被害が相次いでいるんじゃよ」

「うーん」

 

 

 腕を組んで頭を悩ませながらレッドは記憶を探る。ゲームにおいてそんなイベントはない。あるとすればいあいぎりイベントぐらいになる。隠しイベントというよりも没イベントなんて聞いたことがない。バグでなんかトラックがあるぐらいしか覚えがない。

 となると、ここはロケット団ということになるのだろうか。

 それにしても目と鼻の先にジムリーダーがいるというのにクチバほんとだめだめだぁ。

 

 

「よし。じゃあ、俺がちょっくら調査してみるわ」

「本当か! もしわしのケーシィが見つかったらちゃんとお礼はするぞ!」

「それはどうもっと」

「あ、ところでな」

「なんだよ。藪から棒に」

「き、君のピカチュウしばらく置いていってくれんかのう。このピカチュウは逞しくとても可愛くてもふもふしたいんじゃ!」

「やめろよご主人(ピカピカ!)」

 

 

 すでに会長に抱きかかえられているピカチュウが必死にレッドに訴える。だが予想外なことにレッドは一匹を除いて全部ボールから出してしまった。

 

 

「うぉおおお。なんてカッコいいんじゃ!」

「ピカピカ⁉」

「リザぁ⁉」

「お前らの言いたいことはわかる。だがな、俺は気づいてしまったんだ。お前らは確かに強くなった。これは本当だ。だがしかし、俺はまったくと言っていい程強くなった実感がないんだ」

 

 

 スピアーはその槍を器用に使いレッドにポケモン図鑑を当てた。『レッド レベル24』、たしかに強くはなっていないなとスピアーは頷く。

 

 

「いや、それはご主人が規格外なだけでは」とフシギバナは訝しんだ。

「きっと俺は知らず知らずお前たちに頼りっぱなしになっていたんだと思う。だからここは心機一転し俺自身の力で未来を切り開く! じゃああとはよろしく~!」

「ピカ──!!」

「おおぉ。なんてトレーナー想いなポケモンなんじゃ!」

「ちげぇよ!」

「……」

 

 

 スピアーはただ一人、主の背中を黙って見送っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 港に着いたレッドは観光客のふりをしながら辺りを調査した。特にこれといって怪しいと思ったわけではないが、イベントがあるとしたらここサントアンヌ号ぐらいだと思ったからだ。現に今日出港するのか、船員たちの荷物の積み込みで大忙し。大きな木箱を肩に乗せてせっせと運んでいる姿は様になっている。

 

 

「妙だな」

 

 

 レッドはある違和感に気づいた。サントアンヌ号は豪華客船。行き先はたぶんジョウトか他の地方だと思われるが、それなのに観光客がいないのだ。あるのは大きな木箱ばかり。ふとだいすきクラブの人間が言っていたことを思い出す。

 何故かサントアンヌ号にジムリーダーのマチスが関わっている、か。

 先のオツキミ山の一件のこともある。マチスがロケット団の一員の可能性は否定できない。しかし自分の憶測だけではすべてを断言できるわけもなく、ならば調査するしかない。

 レッドは残した一個のボールを投げた。

 

「ゼニゼニ!」

「頼むゼニガメ」

 

 

 現れたのはゼニガメ。レッドはクチバに来た際に真っ先にゼニガメを回収していたのだ。連れてきたのもレベルが低いのでレベリングも兼ねているというのもある。

 海に入ったゼニガメの背に立って乗るレッド。腕を組んで進むその姿は子供らしかぬ貫禄があった。ゼニガメはサントアンヌ号の反対側に回ると、レッドは錨に掴まり無事侵入に成功した。ゼニガメを頭にのせて船内を捜索する。

 やはり船内にある部屋にはどれも積み荷ばかりがある。元の豪華客船ではなく本当に貨物船と化しているようだ。数多くある部屋の一つに入り、小さめの積み荷の中をあける。

 

 

「やっぱりな」

 

 

 中にいたのはプリンだった。ポケモンバトルではあまり強いイメージはないが、愛玩用という意味では高い人気を誇る。このような可愛いポケモンなどはコレクター達には高く売れるのだろう。

 するとペチペチと頭にいるゼニガメが顔を叩く。どうやら何かを見つけたようだ。

 目を向けると何故か床にボールが転がっていた。気になって手を伸ばそうとする。

 

 

「なんでこんなところに……マズい!」

 

 

 咄嗟にゼニガメを抱きかかえて伏せると同時にボールが突如電撃を放った。それはボールではない。ポケモンのビリリダマだ。

 電撃が掠めるがなんとか無傷ですむ。急いでここから離れなくては。来た道を戻ろうとした矢先、出口には大きな男が立ちはだかっていた。

 レッドは自然とその男の名を口に出した。

 

 

「ジムリーダーのマチス……」

「そういうお前は最近噂のマサラタウンのレッドだな。まったくよ、オレたちのビジネスを邪魔しやがって」

「ビジネスだと? 人間の屑がこの野郎……」

「へ、ガキの癖によく吠える。ポケモンは所詮道具。だからこそ、オレたちがもっとよりよいやり方でポケモンを導いているんだ。ま、それが金で取引されているとしてもな!」

「道具だと? マチス、お前だって組織の道具にすぎないだろうが。お前もポケモンと変わりはしないな!」

「フフフ。威勢だけはいいな、だからこそ殺し甲斐がある。おい!」

 

 

 パチンと指をならすと奥から鎖でつながれているエレブーが電気を放ちながらゆっくり姿を現した。

 

 

「こいつはここの番犬よ。見たところお前の手持ちはそのゼニガメ一匹。多勢に無勢。今ならそのゼニガメをよこせば命だけは助けてやるぜ。ただし、人体実験としてな!」

「それはどうも……」

 

 

 レッドは冷静な顔を崩さず答える。それでもマチスの言う通りここは自分が圧倒的に不利。狭く、逃げ場もない。自分だけなら何とかなるがゼニガメがいる。できることはただ一つしかなかった。

 

 

「ゼニガメしろいきりだ!」

 

 

 ゼニガメから放たれたしろいきりがすぐに部屋全体を包み込む。狭いことが幸いしたようだ。レッドはすぐさま腕をクロスし壁に向けて走った。

 レッドのとっしん。壁はこわれた! 

 

 

「けほけほ。ガキの癖に戦いなれてやがる。なんてやつだ……まぁいい。お前はここから逃げられないぜ、レッド。HAHAHA!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 現在。

 レッドはなんとか船の中から脱出はできたが案の定船首側に追い込まれてしまい絶体絶命であった。背後は海。周りは電気ポケモンに凶暴なエレブー。この状況では逃げるのが最善の選択であるのは間違いないだろう。だがしかし、ここで逃げてしまえばマチスはおろか盗まれたポケモンたちは二度と戻ることはない。

 それだけはダメだ。

 別に正義感で動いているわけではない。自分しかいないのだ。ここでこいつらと戦えるのは。レッドの目に恐れや恐怖はなかった。しかしポケモンは違った。

 レッドの足元でゼニガメは小さく震えていた。当然だ。ゼニガメは今日仲間になったばかり。まともに野生ポケモンとバトルもしていなければトレーナー戦だってしていない。

 それにゼニガメには自信というものがなかった。自分以外はみな強い者たちばかり。なぜこんなひ弱な自分を仲間にしたのか理解できなかった。それだというのに今マスターと共にいるのは自分だけ。助けたい、なんとかしたいと願っても力がない。逆立ちしたって目の前のコイルにだって自分は勝てないだろう。だってそうだろう、水ポケモンが電気ポケモンに勝てるわけがないんだから。

 しかし、レッドはそんなゼニガメに語り掛ける。怖いかと。

 

 

「ぜ、ゼニ?」

「怖いよな、ゼニガメ。正直申し訳ない気持ちでいっぱいだ。だけどなゼニガメ。タイプ相性はたしかにある。けど、それだけがポケモンバトルじゃない。いや、これこそが本当のポケモンバトル。トレーナーとポケモンが共に戦う、これこそが真のポケモンバトルよ!」

「ゼニ……!」

 

 

 レッドの言葉でゼニガメの目に光が、闘志が宿るのを彼はたしかに感じていた。だからこそ余裕の笑みを浮かべる。

 しかし、そんな二人をマチスは笑う。

 

 

「なにがポケモンバトルだ! これはただの蹂躙! しかしだレッド。お前にもチャンスをやる」

「チャンスだと?」

「俺の部下になれ。お前は使える。ここにいるどの下っ端どもよりもな。それにお前なら幹部にだってなれる。金も女もポケモンも好きなようにできる! 悪くはないだろう?」

「部下になれだぁ? 寝言言ってんじゃねぇよぬへへ!」

「それが答えか……なら、食らいなレッド! お前らかみなりだ!」

「!」

 

 

 咄嗟に甲羅を掴み後ろに放り投げられるゼニガメの目に、電気ポケモンたちが一斉に放ったかみなりがレッドを襲う姿が映る。

 

 

「イワァアアアアアアク!!!」

 

 

 それは一瞬だった。かみなりが止むとレッドの声は途絶えその場に倒れる。ゼニガメは慌ててレッドに駆け寄り叫ぶ。

 

 

「ゼニィ! ゼニィ!」

「馬鹿なヤツだ。俺の提案を受け入れれば死なずにすんだのによ」

「ゼニィイイ!」

「お、なんだお前。死んだご主人を守ろうってか。いいねぇその眼。怒りに燃えた眼だ。お前ならうちで強いポケモンになるだろうぜ。おい、やれ。ただし殺すなよ」

 

 

 マチスはエレブーにゼニガメを瀕死にさせるようにと命令を下す。それでもゼニガメは一歩も引かない。レッドの前に立ち、彼を守るのだ。

 そしてエレブーがゼニガメ目がけて右手のかみなりパンチを振り下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 体が今までにないぐらい軽い。ああ、そうか。俺は、死んだのか。

 いくら鍛えても、あのかみなりを耐えられるほど自分は丈夫ではないのだ。そう悟ると同時に残念な気持ちをレッドは抱き、ちょっと弱気になったというか死んだことでふと考えしまった。

 なんであんなに鍛えていたのだろうか――と。

 こちらに来て物心ついた時に自分がレッドだと知った。当然喜んだ。別にレッドになったからではない。この世界に生まれたことに喜び、感謝をしたからだ。けど、両親が二人とも死別していたのは喜べるはずもなかった。

 ある日あることに気づいた。レッドはマサラタウンの生まれだ。アニメのサトシはその驚異的な生命力でマサラ人とネタにされていた。

 ならば自分にもできるだろうと思った。だから見様見真似、なんちゃって格闘技をして鍛え始めた。何度も木に拳をぶつければ、いずれは砕けるはずだ。たくさん走れば、誰よりも速く走れるはずだ。

 例えポケモンだろうと対等に渡り合えるはずだ。どんなに強いポケモンの攻撃だろうと耐えられるはずだ。何度も10万ボルト食らったサトシのように耐えられるはずだと信じてきた。

 ……そうか。俺は信じなかったんだ。

 さすがにこれは死ぬなと諦め、だからこうなってしまったのかと。

 なら、答えは簡単だ。信じればいい。

 俺はレッドでポケモントレーナー。かみなり程度の攻撃で死ぬはずがないんだと――。

 だから今までの弱い自分とさよならバイバイ。

 そしていま――限界を一つ超えるんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!」

 

 

 ゼニガメは目を瞑った。すまないご主人、無力なオレを許してくれ……。

 しかしいつになってもエレブーの攻撃は届かない。ゼニガメはつぶっていた目をあけるとそこには──エレブーのかみなりパンチを受け止めているレッドがいた。

 

「ぜ、ゼニ⁉」

「なんだと⁉」

「ふぅー。ありがとなゼニガメ。よくやってくれた、偉いぞ」

「ぜ、ゼニィ……」

「ありえなぁい! あれほどのかみなりを食らって生きているはずが⁉」

「ああ。確かにそうだ。俺は一度死んだ(・・・)

「は、はぁ⁉」

「まずお前に感謝しよう。マチス、本当にありがとう。俺は悩んでいたんだ。鍛錬してもどんなに強いポケモンと戦っても強くなれる実感を得られなかったんだ。だけど、いま理解した。更なる高みへと昇るためには人間のいや、トレーナーの限界という名の殻を破らなければいけないんだと。そして俺は進化した、死と言う名の殻を破って!」

「ちょと何を言っているのか分からないデース!」

「さぁ、バトルをしようぜ! いくぞゼニガメ!」

「ゼニ!」

 

 

 ゼニガメは甲羅に籠りレッドはそのままサッカーボールのように扱い叫んだ。

 

 

「ゼニガメを相手のポケモンにシュ──―!!」

 

 

 レッドが放ったゼニガメは微弱な電気を纏い周りにいるポケモンに当たっては弾かれて次のポケモンへとまた当たり弾かれる。さながらそれは……ピンボールのようだった。

 そして最後にはレッドの下に戻ってくる。

 

 

「超エキサイティング!」

「……は! エレブーもう一度奴にトドメを刺せ!」

「いくぜ、マチス……とぉう!」

 

 

 レッドのイナズマキック! エレブーはマチスを巻き込み大きく吹き飛ばされた! 

 

 

「マチス、お前もまた強敵だった……」

「ゼニィ!」

 

 

 こうして死の淵から蘇ったレッドとゼニガメの活躍により、ポケモン密輸作戦は阻止されたのであった。

 

 

 

 

 

 

 警察との聴取のあと、レッドはポケモンだいすきクラブへと戻り会長と話をしていた。

 

 

「おぉおお! レッドくんのおかげで解決とは! わしの目に狂いはなかったわい!」

「よく言うよ、この爺さんは」

「ところで、わしのケーシィは……」

「ああそうだった。そのことなんだけど……これがそう」

「これ?」

「うん」

 

 

 レッドが指を差したのはケーシィにしては大きく、とても逞しい体つきをしている……フーディンであった。

 

 

「なんでぇええええ⁉」

「いやぁ、不思議なこともあるもんだね。盗まれてユンゲラーに進化したのはいいけど、まさか盗まれただけで進化条件を満たすとは。まだまだポケモンの奥は深いぜ!」

「そんなぁああああ!!」

「じゃあこの自転車引換券は貰っていくから!」

 

 

 レッドはリザードンの背に乗りハナダへと向かうのであった。

 可愛いケーシィから逞しくなったフーディンになってしまい悲しんでいる会長を残して。

 

 

 

 

 

 

 

 クチバの港から少し離れた堤防。そこにはレッドによって吹き飛ばされたマチスが横たわっていた。彼は目を覚まし一体何が起きたのかまだ理解できないでいた。そんなマチスの問題を解決するかのように一人の女が答えた。

 

 

「お前は負けたんだよ、マチス」

「な、ナツメ⁉ どうしてここに」

「ふん。そんなことはどうでもいい。それよりも感謝してもらいたいな。海へ沈みかけていたお前を助けたやったんだからな」

「けっ。誰がお前みたいな小娘に礼を言うか」

 

 

 マチスの問いにナツメはふんと鼻をならし宙に浮かびながら足を組み彼を見下ろす。

 

 

「しかし無様だな。たかが子供一人にやられるとは。幹部を辞めたらどうだ?」

「お前はあいつ……レッドと戦ってないからそう言えるのさ。オレは確かにあいつを殺した。何十体といる電気ポケモンのかみなりを食らわせてな! だがあいつは生きていた。それに動揺しないはずがないだろうが!」

「言い訳は見苦しいな。キョウに続きお前も失敗とは。ボスもそこまで寛大ではない」

「なんとでも言え。レッドは普通のトレーナーじゃねぇ。まさにバケモンだ。お前と同じで──―!!!」

 

 

 突然マチスは自分の胸を押さえつけるようにその場に膝をついた。目の前ではナツメの手がマチスに向けられている。

 

 

「て、て……め……!!」

「言葉に気を付けろ。お前の心臓を潰すことなど容易いんだからな……!」

 

 

 そう言うとナツメはサイコパワーを解きマチスを解放した。ぜぇぜぇと肩で息をするマチス。これほど空気が恋しいと思ったことはないだろう。

 

 

「兎に角ボスからの伝言だ。今回の件は目に付き過ぎた。しばらく大人しくしていろとのことだ」

「へいへい。了解です!」

 

 

 手を振ってマチスは表向きであるクチバジムへと歩き出す。ナツメは少しだけ彼の背中を眺めると、視線を沈みかけている夕日へと向けた。

 

 

「マサラタウンのレッド、か」

 

 

 そう呟くとナツメはテレポートをしてその場から消えた。

 

 

 

 

 

 

 適当データ

【レッド レベル26】

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ポケモンよりトレーナーが戦ってるね。おかしいね。
感想などでレッドのことを予想されている方がおりましたが、一応これ2話目投稿時点で完成済みでした。

あと最後に。メインヒロイン(人間最強格の一人)のナツメ登場です、やったぜ。

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