「おいおい、マジかよ」
達也たちが図書館前に着くと、既に七割八割ほどの敵が倒されている状況。その原因たる蒼司もまだ他の一高生たちを庇いながら戦っていた
「達也、要るとは思わないが俺はここに残る」
「わかった、先にいくぞ。レオ」
「おうよ!」
達也たち一向は、自分から残ると言ったレオを置いて、三人が図書館内部へと侵入した
「ふぅ。ここもこれで終わりか」
達也たちが図書館内部に入ってからある程度時間がたったとき、図書館前の敵は全て鎮圧されていた
「うーん。そうそう強いやつはいないか」
「蒼司、無事……そうだな」
「ああ、レオか。そういや、達也たちはどうした?」
「ああ、三人なら中にいったぜ」
「なら向かうか。困っている……………可能性は無いとは言い切れないからな!」
「間が空きすぎだろ。わかるけどよ」
と、二人が図書館に入ると、入り口からみて少しした先にある階段にて、三人とエリカが女子生徒を一人抱えていた。
蒼司が声をかけようとすると、エリカの口から驚くべき言葉が飛び出した
「三人ともだいじ「達也くんって……ゲイ?」は?」
「あ、蒼司くん。外はどうなりましたか?」
何事も無かったかのように話してくる深雪に驚きつつも図書館前の現状を伝える
「既に全員捕縛してあるよ。んで、達也。さっきの話は本当か?俺に近づいたのは体目当てか!?」
「そんなわけあるか!!」
「信じられるか!どうせ仲良くなってから家で何かしらヤるつもりだったんだろ!エロ同人みたいに、エロ同人みたいに!」
このやりとりをみたエリカは大爆笑しながら蒼司によくやったと言わんばかりに肩を叩いていた。深雪も少し肩を震わせて笑っている。レオも似たようなものだ
「まぁ、この件は持ち越しということで」
「持ち越さなくていい!全く……」
「ほら、さっさと戻るぞ。トロトロすんなよ、達也」
「誰のせいだ!」
達也が壬生紗耶香を抱えるのを確認して、蒼司たちは保健室へとむかう
その後保健室では、意識が戻った紗耶香に対して尋問が行われていた。一高にテロリストを招き入れた司甲も風紀委員の実力者二名に捕らえられてはいるが話せる状態ではないため、唯一の情報源であるため、生徒会長、風紀委員長、部活連会頭の三人も揃っていた。が、蒼司は紗耶香の口から語られることに興味ないのか話は全く聞いていなかった
(父さんのことだ………どうせ暇だからって、あの人に頼んで探ってもらってブランシュ潰してるとこだろうな。ブランシュの面々は御愁傷様)
「……はどうする?」
「んぁ?」
「……蒼司まさか、今までの話聞いていなかったとかいうんじゃ」
「うん、全く」
「枳殻。今、ブランシュの元へ襲撃する者を決めているが、お前は残れ」
「理由をお聞きしても?」
「今回のテロリスト襲撃に対して、敵兵を一番撃破したのはお前だ。そのことは、戦闘を見た生徒は理解しているはずだ。そんなお前がいたら生徒は少しでも安心出来るだろう」
「この装備で安心できるとは思いませんがね。ですがわかりました。学園に残り警戒を続けておきます。それでは。達也、気をつけ……ブフッ」
「なぜそこで笑う!?」
「悪い。図書館でのやりとりを不意に思い出した」
蒼司は達也たちと保健室で別れ、生徒会長の真由美の指示を形式上受け、校内を探索。残党がいないかを確認していた。と、同時に人目にある程度はつくが、それほど多くない場所で、自宅へと電話をかけていた
『はい、もしもし』
「あ、木綿季母さん?」
『蒼司、どうしたの?』
「父さんはいる?」
『終夜ならさっき帰って来て、お風呂入ってるよ。何か用だった?』
「ううん、特に。あ、晩ごはんなに?」
『今日は鮭のホイル焼きだよー』
「わかったー」
(………さっき帰ってきた。ってことは達也たちが行ったときには、既に終わってそうだな)
「残党もいないし、さっさと帰るかー」
蒼司の予想通り、達也たちがブランシュのアジトに着いたときには、リーダーである司一を筆頭に全員が捕縛された状態で発見された。アンティナイトを付けていたであろう場所にアンティナイトがない状態のため、達也は終夜たちがやったと考えており、アンティナイトを集めるその意味が計りかねず頭を抱えることになるのだった
今回で入学編は終了です。
次回から九高戦編に入りますが、章の振り分けを初めてやるので、間違えてたら教えて下さい。次話を投稿し次第やる予定です。というかやります