新・世界樹じゃない迷宮   作:激遅新世界樹1ストーリークリア兄貴

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一巻終了までステータスをほとんど更新しない冒険者がいるらしい

みなさん、戦闘終了時のBGM(鉄華 至宝を得よ)を用意してくだせぇ


君はこの世界にて成長を遂げる

 

夜、PM08。君とかみさまとベルは豊穣の女主人で、舌鼓を打っていた。パン、パスタ、ステーキ、ハンバーグ、シチュー、ピザ、スープにジュースに酒、各々が思い思いに料理に手を出していく。

 

パンは外が少し硬めだが、千切ってみると中身はとても柔らかくそして、温かい。そのまま食べても甘く、シチューにつけて食べるとシチューの濃厚な甘みを、柔らかなパンの甘みで包まれた絶品となる。

 

パスタはナポリタン、ミートソース、ペペロンチーノの三種類。どれも丁寧な味付けとタネの味がパスタにしっかりと絡まり、匂いだけで食欲を増進させる。フォークで啜る度にものすごい速さで消えていった。

 

ステーキ、ハンバーグ。どちらも肉の王道と言えるがステーキには胡椒だけの簡素な味付けだが、ほとばしる肉汁と噛み応えのある肉の食感、そして何よりも大きさだろう。300gはかたくない。ハンバーグにはデミグラスのソースをかけ、ナイフで外皮を切り裂く度に肉汁が溢れ出す。ステーキとはまた違う肉の甘みと旨みを一つの塊に閉じ込めた一品はまさに芸術といっても過言でないだろう。

 

シチューはただ濃厚で甘いだけでなく、具材の野菜の柔らかさ、濃厚だがくどくない甘み、そして何よりこのトロリとした食感がたまらない。

 

ピザを覆うチーズと下地のトマトソースは、チーズの激しい主張を酸味で穏やかなものにしている。具材のサラミやベーコンは、口の中に入れる度に程よい塩気と肉の甘みでスープや飲み物へと伸ばす手を加速させる。

 

スープは胃に優しい野菜スープで人参、玉ねぎ、溶き玉子、ジャガイモやネギが入っており、主張のない心と、舌を温めてくれる味だった。

 

 

 

代金は、ベルが怪物祭(モンスターフィリア)で使わなかったお金と君の所持金の残りで支払うことができた。

 

「しかし、ベル君もハイランダー君も無事でよかったよぉ〜!ベル君はモンスターを倒したら倒れちゃうし、ハイランダー君も別の場所で傷だらけになって血まみれになったそうじゃないかぁ!君たちはどうしてボクに心配ばかりかけるんだいまったく!ホントにまったくぅ!」

「かみさま、一応僕もハイランダーさんも無事でしたしこれぐらいにして、これ以上お酒は飲まない方が…」

「何が無事でしたしだぁい!ベル君にもハイランダー君にも言ったじゃないかい、ボクを一人にしないでおくれって、なのに二人とも無茶ばっかりしてぇ!ボクの気持ちも考えたらどうなんだい、えぇ!?」

「か、かみさま、落ち着いてください!ハイランダーさんも食べてないで助けてくださいよ!」

「あ〜ん?ベル君はボクの話が聞けない悪い子なのか〜い?ボクは悲しいよ、オヨヨヨヨ」

「かみさまの話が聞けないとかじゃなくて、あーもう誰か助けてぇ!」

 

酔っ払いの泣き上戸が、いや胸に抱いている本音がベルの心に突き刺さる。君は聞きながらも料理に手を伸ばすことをやめない。ベルは君に助けを求めているが、ベルが抱きしめてやって一言、かみさまを一人には絶対させません(キリッ)ってやればイチコロなのに、そう思いながら君は麺をすする。かみさまの気持ち(乙女心)を真に理解していないベルはこの後も泣き上戸に付き合わされたとか。君は疲れたベルに変わってかみさまを背負うと、ベルとともに拠点(ホーム)へと歩み始めた。

 

 

 

翌朝、二日酔いに頭を痛ませるかみさまを横に、少しボロボロになったベルとともに朝食の支度を終える。

何やらベルが朝早くから起きて、自分と稽古をしたいと言うのだ。何でももっと戦い方を勉強して技術の強さを得たいらしい。急所を狙う、弱点を読む、そして、戦いの技術。ナイフを無くしても素手で戦うことができるようになりたいと、あの一件(怪物祭)のときに思ったらしい。素手で戦うことができるようになることは間違っていないが、前提が違うのだ。あくまでも得物持ちが素手で戦うのはその場しのぎのためであり、決して素手で自ずから戦いに行くための技術ではないのである。故にリーチ的にベルが覚えるべきは足技と呼ばれるものだ。

ベルのようにナイフを使い、ほぼ超至近距離(インファイト)のレンジにおいて取るべきは、いかに勢いを落とさず連撃を叩き込み、相手に隙を与えず、ダメージを与え続けるかが重要だ。ナイフだけではどうあがいても隙が生まれてしまう。だからそこをカバーするためにナイフの勢いを蹴りなどに転化し、持続的な攻撃をすることが効果的だと教えた。槍のように引いてタメを作るような武器には特に有効だ。タメの隙をついて連撃をかけ、相手に攻撃の隙を与えない戦い方もある。他にも魔法しか使わない、近接慣れしてない魔法職、回復職(ヒーラー)再装填(リロード)に時間のかかる弓や銃などの遠距離職、そんな奴らにも有効だ。ダンジョンにもそんな奴らがいるかもしれない。だから覚えておいて損はないと思う。他にもーー

 

 

君の授業は自分の知識を垂れ流し、ベルへと叩き込むために座学と実践を何度も繰り返す。今回は槍がないため、ベルと格闘戦をしてみたがベルはなかなか踏み込む勇気と、間合い、空気(タイミング)を掴むことができなかった。初日はこんなもんだろう。すぐに掴めたらそいつは一種の化け物だと、君の冗談にも笑うほどの体力が残ってないベルは激しい呼吸で返すのみだった。稽古を終えて井戸水で身体を流して今に至ると言うことだ。君はかみさまに水を渡すと、礼を言ってからゴクゴクと飲み干す。いくばくか楽になったようで食事を三人ですませると、ベルと自分のステータスを確認しようとのことだった。お互い強敵を倒したことで上質な経験値(エクセリア)を手に入れることができたに違いない、とのことだった。まずはベルからやってみたが、魂の昇華(レベルアップ)自体はなかったが経験は形を数字へと変え、ベルを祝福するのだった。

 

 

ベルの更新を終えて、ハイランダーの更新を行う。君は神様の報告に少しばかり驚いてしまった。なんと、自分のレベルがこんなにも上がっていたのだから。確かにレベルアップはすると思っていたが、ここまで大きく出るとは思っていなかった。だが、当たり前ではあるのだ。君はオラリオに来てからまともな経験値を得始めて一度もステータス更新をしていないのだから。経験値が溜まりに溜まって君の力となり、君を祝福する。

 

そんな風に、本当の物語(ファミリア・ミィス)とは違う、別の物語(ファミリア・ミィス)が、君を待ち受けている。君はこの物語を進めていく主人公なのだから!

 

 

 

 

さあ、キミはもっと強くなるのだ。世界樹というこの世の理を逸脱し、キミを歪に守る祝福を受けて、キミはこの世界に流れて来た理由を知るのだ。

 

 

 

【ベル・クラネル】

種族:ヒューマン

ホーム:教会の隠し部屋

職業(ジョブ):冒険者

到達階層:6階層

所持金:37200ヴァリス

武器:短刀(ナイフ)

 

Lv.1

力 :D. 539

耐久:G. 258

器用:D. 583

敏捷:C. 635

魔力:I. 0

 

《魔法》

【】

 

《スキル》

憧憬一途(リアリス・フレーゼ)

・早熟する。

懸想(おもい)が続く限り効果持続。

・懸想の丈により効果向上。

 

 

 

 

 

ステータス

name<ハイランダー>

ホーム:教会の隠し部屋

職業(ジョブ):冒険者

到達階層:6階層

所持金:100ヴァリス

武器:素手

レベル23

《魔法》

[なし]

《スキル》

[世界樹の加護]

世界の法則にとらわれない

自身の法則を書き換える

他者(ヘスティア以外)からの加護・呪いを受け付けない

 

[グリモアの継承者]

グリモアを鑑定・合成ができる

グリモアの装備・生成ができる

 

覚醒(ブースト)

強敵との戦いで危機(ピンチ)に陥った時、レベルアップ補正・スキル補正

 

[世界樹の踏破者(英雄)

地図を書く時、正確さ補正

迷宮探索時、スタミナ補正

迷宮探索時、正確な時刻の把握ができる

 

SKILL

SKILL POINT0

 

槍マスタリー10{+8}

ロングスラスト1

シングルスラスト1

レギオンスラスト1

ブレインレンド1{new}

スピアインボルブ1{new}

ディレイチャージ3{+2new}

→クロスチャージ2{+2new}

 

ATKブースト3{+3}

ハーベスト1{+1new}

ブラッドウェポン3{+3new}

 

DEFブースト1{+1}

防衛本能1{+1new}

 

HPブースト1

リミットレス1{+1new}

 

グリモア

-守護のグリモア-〈9〉

挑発5

決死の覚悟1

安息の祈り3




というわけで、ようやく一巻が終わりました。そして、書き溜めが尽きました。2話から書き溜めを始めて、投稿、書き溜め、投稿、書き溜めを繰り返しなんとかここまで続けれましたが、ステータスについてとかレベルについてあーでもないこーでもないやってたら余裕がほとんどなくなりました。

二巻はベル君には原作通りに、彼にはオリジナルの冒険をしてもらいます。

ただ予定ですし、すぐに投稿できるかわかりません、そして、スキルなどに関しての説明を一度挟んでから二巻に入る予定です。

なんだかんだでここまで続けられたのは皆様のおかげです。
ありがとうございます。



君たちがこの先にも興味を持つというなら、この物語を読み続けてもいい
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