新・世界樹じゃない迷宮 作:激遅新世界樹1ストーリークリア兄貴
感想でレベルアップの話について触れられたのでそれに関する描写があります。
君たちはダンジョンから抜け出すと、バベルの塔の中にある公共施設のシャワーを使って体についた血や匂いを落とす。君もベルも近接職だ。故に返り血を浴びてしまうのは仕方がないのである。君はあまり気にしないがどうやら君たちのアドバイザーが気にするようなので、君は素直に従うことにした。
君たちはシャワーを浴び終えると装備の汚れを取ってから着直して、ギルドの換金所へと向かう。道中に様々な人種の冒険者たちと様々な装備を見つける。君は一目でこの武器、この防具は逸品だと見抜いていく。だが、今の自分には実力と装備の質が合わないと諦めざるをえなかった。お金が入り自分のレベルが上がればいずれは、と想像しながら道を歩いていく。
時は夕暮れ、大体PM06といったところか。赤焼けた太陽の光を浴びながらダンジョンへ行き来する人々の中に、ホクホク顔の君とベルは帰路へとついていた。換金所では素材を売ってヴァリスのやりとりだけが行われる寂しい場所だった。かつての商店のような気楽さや明るさとはかけ離れていたことに、君はどんどん自分の常識が砕かれていくのを感じた。あそこでは売った素材が新たな商品になる瞬間を見せてくれる快活な店主が、いつもニコニコしながら君たちと話していた。それがここにはない。それどころか、素材は別途売るものとは別で集めて、鍛治士に報酬金とともに用意しなければ装備を作ってもらうことは無いという話だ。それ以外だと店売りの商品から選ぶか、専属契約を結ぶなどがあるらしい。素材を売れば新しい装備が販売されていたあちらとの違いに不便さを感じる君だった。
*おおっと*
話が逸れてしまった。
だがしかし、ベル曰く一層、しかもお金を等分しなきゃいけない
こうして君たちは
!!ああっと!!
いきなり奇襲を受け、君たち2人はかみさまから抱きしめられてしまった。どうやら無事に帰ってきてくれたことがとても嬉しいようだ。今夜は寝かさないぜ、と言ってバイト先からもらったジャガ丸くんでパーティーを開く。パーティーを楽しんでいるとベルはいつのまにか寝てしまっていた。普段とは別の疲労にまいってしまったようだ。その隙に君と神様はベッドへ向かい、君は上の服を脱いでベッドにうつ伏せに寝転び、かみさまは君の背中の上にまたがると針で自分の指を刺し、自分の血の一滴を君の背中に垂らす。これはステータス更新を行うための行為であった。
STATUS
name<ハイランダー>
レベル1
《魔法》
[なし]
《スキル》
[世界樹の加護]
世界の法則にとらわれない
自身の法則を書き換える
ステータス更新時にのみレベルアップとスキルアップができる
専用のスキルツリーの追加
SKILL
SKILL POINT0
槍マスタリー2
ロングスラスト1
シングルスラスト1
レギオンスラスト1
HPブースト1
グリモア
-NONE-
君の背中には
君はレベルが上がっていないことを確認すると、背中の文字が歪み、元に戻る。君はどうして敵を倒してもレベルアップしないのかを考えるだろう。そこで一つの答えを思いつく。ゴブリンたちを倒したときに、過去に感じた体の中に何かが入って来る感覚、それが集まると一つの塊となって一つまた強くなる。その体に入ってくる何かを感じなかったのである。つまり君はゴブリンやコボルトを倒してもレベルアップすることができないのだ。君はかみさまが写してくれた用紙を受け取って確認するだろう。
STATUS
name<ハイランダー>
レベル1
《魔法》
[なし]
《スキル》
[世界樹の加護]
世界の法則にとらわれない
自身の法則を書き換える
ステータス更新時にのみレベルアップとスキルアップができる
専用のスキルツリーの追加
SKILL
SKILL POINT0
槍マスタリー2
ロングスラスト1
シングルスラスト1
レギオンスラスト1
HPブースト1
グリモア
-NONE
かみさまは君の背中に不安そうな視線を向ける。事情はすでに昨日の夜ベルが寝た後に2人で話し合っていた。レベルのこと、スキルのこと、君のもっと詳しいこと。もしこの
君はかみさまの雰囲気を感じ取ると、かみさまの頭を撫でる。相棒だった彼女にも時々こうしていたことを思い出しながら、君はかみさまへ自分なら大丈夫、いざとなったら1人でもなんとかやっていける、あなたとベルには迷惑はかけない、という旨の内容を伝えた。
かみさまは突然君に頭を撫でられてヒャイ!?と悲鳴をあげた。
「ななな、なんだいいきなり!?言っとくが僕のハートはベル君のもので一途な想いは撫でられただけなんかじゃ決して揺らがないぞ!」
しかし、君の語る内容に次第にテンションは下がっていき終いには俯いてしまう。
「ごめん、ごめんね。僕が弱くなければ、僕がロキのとこみたいに強ければ君を守るって言い切れるんだ…けど僕には君を守りきるための力もベル君を守りきる力も無いのかもしれない。
震え声が混じるかみさまの声をしっかり聞き届けると君は、
「俺とベルがあなたを守る。
俺とあなたでベルを守る。
あなたとベルは俺を守る。
そうすればみんなを守ることができる。
1人でみんなを守りきるのは無理なんだ。盾を持った人1人では何もできない。回復することができる人がいても、その人1人だけじゃ意味がない。術式を使って敵を倒すことができても1人だといずれ力尽きる。1人で戦い続けても隙を突かれたら倒されてしまう。たとえ銃を使って戦っていてもいつかは弾が尽き蹂躙されるだけだ。
だから、盾がみんなを守り、盾を回復して守る、盾に近づく敵を倒して守る、盾に補助をかけて守る。その逆もパーティ全員にあるんだ。
だから、俺たちもそうやって守りあえばいい。そうすれば
君の言葉にかみさまはだんだんと笑顔を取り戻していった。かみさまも自信ができたようで喜んでいる。
「そうだ、そうすればいいんだ!すごいよハイランダーくん!君は天才だ!君を僕とベルくんで守って僕と君でベルくんを守ればいいんだ!それをどうして早く気がつけなかったんだろう!こうすれば僕たちは無敵だぜぃ!!」
ひゃっほーい!と喜声をあげてかみさまは拠点から飛び出していった。ベルはかみさまの騒がしさに起きることなく眠り続けている。君は苦笑いをしながら床につくとベルと同じように眠りにつくのだった。
経験値が入らない理由は世界樹を発売しているアトラスさんの別シリーズ、ペルソナシリーズやメガテンシリーズを参考にしました。
ペルソナ、メガテン共に自分より弱い敵からの経験値は少ないです。そして自分より強い敵(ボスなど)を倒したときの経験値は多いです。つまり、自分が強くなると弱い敵から経験値があまりもらえないということです。ですのでゴブリンたちを倒してもレベルが上がらないのです。全く経験値が入らないわけではないですがレベルアップに満たないほど少ないということです。
この先新世界樹1のネタバレあり。(wikiでも見れば簡単にわかることですが一応但し書きしておきます)
問題ない方はこのままお進みください。問題アリな方はブラウザバックをオススメします。
この設定に至った理由ですが、メガテンシリーズはよく東京が舞台になります。ペルソナシリーズも3は都心に近いでしょうし5に関してはモロ東京です。そしてまた、ネタバレになりますが新世界樹1の第五層は新宿、つまり東京が舞台です。つまり、新世界樹1の舞台は実質東京(の真上)で、ペルソナシリーズやメガテンシリーズに何らかの関係性、もしくはそういった成長の法則が世界を超えた際にハイランダー君の中に取り込まれてしまった、というこじつけ満載の理由です。かなりガバガバな理由なので深く考えない程度にしてお楽しみいただけると幸いです