新・世界樹じゃない迷宮 作:激遅新世界樹1ストーリークリア兄貴
次の朝、君が早起きして槍を手に鍛錬に
拠点では、すでに起きていたベルとかみさまが朝ご飯の支度を済ませていた。食事中、かみさまが、今度知り合い達の会合があってそこに出席するので何日か留守にする、という話をした。君はそこでダンジョンに何日も探索を続けたい、ということをベルに伝えた。ベルは少し悩んでから、やりますと一言。かみさまは君たちを心配するが、君は大丈夫、と強く言いきった。昨日の件でかみさまは君を信頼するようになった。だからその言葉を信じて拠点を空けることを決意した。
君たちはまたバベルの塔、ダンジョン入り口前にまできている。しかし二人の背中には大きめのバックパックが背負われていた。中身は寝袋や何日か分の食料といった、ダンジョン内で食事と睡眠をとるための用意である。そして、戦い続けること前提なので魔石やドロップ品を入れるためのバッグにもなっているのだ。君のバッグには他にも地図を書くための道具や、モンスターやアイテムを記すためのノートも入っている。前の世界では君ではなく、絵が得意な錬金術師がめんどくさそうに描いていたが、彼の腕はなかなかのものだった。それを褒めると彼はまんざらでもなさそうにしていた。君は彼のように描けるかが心配なのだ。しかし、やると決めたからにはやるのだ。そう決意を改めると、君とベルはダンジョンへと足を踏み入れるのだった。
では、彼らの足跡をダイジェストでお送りしよう。
1日目
B1Fを地図を頼りに最速で抜けるとB2F 〜挫折と進歩の別れる場所〜(命名ハイランダー)に足を踏み入れた。
モンスターの種類は1Fと変わらず、採取ポイントも宝箱もなく、ただ地形が1Fと違うだけに終わる。
B3F〜進歩を得た者たちの壁〜に足を踏み入れる。
新種のモンスターフロッグシューターと遭遇。カエル型のモンスターで中距離攻撃をしてくる。が舌を避けてから掴みそのまま近距離戦に持ち込むとあっさりと頭蓋を槍で穿たれ死亡。
ベルからの一言、そんな戦い方は初めて見ました…
君の一言、久しぶりにカエルを見た、氷属性で倒せないのが悔やまれる。
3Fはダンジョンリザードとフロッグシューター以外に2Fの探索と変わることは特になく探索終了。
ここでハイランダーの体内時計がPM09であることを知らせたのでキャンプを作り、交代交代に見張り番をすることで朝を待つ。
本日の接敵回数37回
撃破数103体
夜間襲撃回数14回
撃破数38体
累計撃破数141体
2日目
元気のあるハイランダーとは別にベルは寝不足か疲れが抜けきらないのか疲労があるようだ。
朝食後B4F〜変わり映えしない洞穴の中〜に到達。
しかし、3Fと代わり映えしないためマップを描き上げ次第B5Fに向かう。
B5F〜命を付け狙う怪しい影〜に到達。
B5Fからはコボルトやゴブリンが現れなくなった。その代わりに新種のモンスター、ウォーシャドウが確認された。影としか形容できないモンスターで、一応腕の部分がありそれが刃となって君たちを襲った。ベルは少し苦戦しながら、ハイランダーは久々の歯ごたえのある敵に笑みを浮かべていた。撃破成功。
フロッグシューターとウォーシャドウのコンビに出くわすこともしばしばあり、ベルが時々ダメージを受けることもあったが凌ぎきることができた。
ハイランダー初のポーション使用(ミアハファミリア製)感想:メディカより美味しかった。
B6F〜驚愕の事実を知った前階〜に到達
新種なし
モンスターの同時出現が増える。
流石に出現間隔と数が多いと対処しきれないだろうと地図を書き終え次第撤退。
ベルからの情報より次の階層には物理攻撃に耐性があり、かつ仲間をおびき寄せる習性を持つキラーアントが出没するため今の状況を鑑みて突入を断念。
ベルが戦いに慣れるため、5Fに留まりウォーシャドウと戦い続けることに決定。
就寝
本日の接敵回数25回
撃破数63体
夜間襲撃回数19回
撃破数49体
累計撃破数253体
3日目
ひたすらに戦い続けた。
途中ハイランダーの槍が壊れる。
しかし、ハイランダーはウォーシャドウ以外を素手で撲殺。
ベルは傷つきながらもナイフを懸命に振り続けた。そして、被弾率をだんだんと減らしていった。
ハイランダーの槍が壊れた段階で撤退開始。
帰りはガッツと気合、素手のハイランダーを戦わせまいとベル奮闘。
ベル、ハイランダー
3日間のダンジョントライを生還
累計撃破数384体
約80000ヴァリス(魔石+素材込み込み)
一人当たり40000ヴァリスの成果
疲れとバックパックの重さにヘロヘロになりながらも、バベルになんとか帰ってきた君たちは、笑顔で出迎えてくれるハーフエルフの少女を見つけた。
そして、君たち二人はギルドアドバイザーのエイナに涙目で説教されるのだった。
「まだ冒険者になりたてなんだから無茶しないでください!というか冒険者は冒険しちゃダメってあれほど言ったでしょ!?それなのに三日間もダンジョンの中で過ごすってバカなんですか!?しかも一気に6階層まで進んだそうじゃないですか!ハイランダーさんは私の説明にしっかり頷いていましたよね!なんであなたが発案者なんですか!?常識的な人だと思っていた私の気持ちを返してください!!」
そんなこんなでエイナにプンスコ怒られる君たち。冒険者用応接室の中から飛び出してくる声はギルド内の視線を大きく集めたのだった。
結論
「二度とこんな無茶しないでください!」
エイナにしこたま怒られた君たちは、手に入れたお金の使い道を考える。君は手に入ったヴァリスを使って借金の返済と新しい槍を買う予定だ。が、明日はとにかく休みたいと思っている。ベルはとにかく美味しいものが食べたいと思っていた。何を買おうというより味気の無いダンジョン飯、帰って来てから鼻腔をくすぐる美味しい匂いにお腹が鳴り続けて仕方がないのだ。
ベルは君にオススメの店があると君に提案する。君はこの提案に乗ってもいいし、乗らなくてもいい。
君は今、ベルの案内で豊穣の女主人という店に来ている。中に入ると冒険者たちの自慢話や笑い声が騒がしい。美味しそうな匂いの中に酒の匂いが混じっている。君は直感的にここが酒場であることを理解した。すると君はふと思い出すだろう。君の仲間には酒癖の悪い騎士がいた。彼女のように酒に弱いわけでは無いが強いわけでも無い君だが今日だけは無性に酒を飲みたい気分になった。
「いらっしゃいませ!あっ、ベルさんまた来てくれたんですね、しかも新しいお客さんも連れて来てくれるなんて、嬉しいです!
ささ、今日もたくさん食べていってくださいね!」
君たちは元気なウェイトレスに誘われカウンター席に腰を下ろす。ベルは君にここの料理は量も味も凄いんです!と笑顔で言う。
しかし君はメニューは見ずに店主を呼んだ。それはそうだろう、君は文字が読めないのだからメニューを渡されてもどうしようもない。
カウンター越しに店主は君の目の前に現れるだろう。店の名前通り店主は女性のようだ。雰囲気はまさにオカンというやつを彷彿とさせる。
「何の用だい?注文ならウェイトレスどもに言って欲しいんだけど?」
「俺が食えるだけの料理と酒を頼む、絶対に残さないし料金も払う。全部あんたの裁量に任せたい」
瞬間、君の目の前にいた店主の雰囲気がガラリと変わった。君の言葉に怒ったのだろうか?店主は額に手を置いて表情が見えなくなる。隣にいるベルは、ウェイトレスの名前を呼んで注文をしている。どうやら、君たちを案内してくれた銀髪の少女はシル、と言う名前だそうだ。しかし、シルは店主の雰囲気に怯えているのか少し震えている。
すると、表情の見えなかった店主からクックックと、笑い声が聞こえたかと思うと大声で笑い始めた。君はしたり顔で店主に、お願いするよ、と言った。店主は
「あっはっはっは!いいねぇ私に任せるとはなかなかに面白い客が来たもんだ!いいよ、あんたを満足させたげようじゃない!
シル、何ぼさっとしてんだい、さっさと注文取りな!」
「は、はい!」
快活に笑うと、固まっていたシルに喝を飛ばしてと厨房へと入って行った。
料理と酒(ベルはジュース)が出されると君とベルは乾杯をして料理に手を出した。
君とベルは満足するまで料理に舌鼓をうった!
君とベルは拠点に帰ると、かみさまはまだ帰って来てないことを確認する。そして君たちはすぐに眠りにつくのだった。
三日間ダンジョンにこもりっぱなしで二人分のバックパック限界まで素材と魔石を詰め込めば多分このくらいだよね…(遠い目
一方その頃
とある神のホームにて
?「だまれドチビィ!」
?「うるさい無い乳!」
?「うふふ、あの子の魂、とても綺麗だわ…奪ってしまおうかしら」
醜い