平成の転生者(仮)   作:初任者

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アンケートの結果リリカルなのはになりました‼︎
………だけど、べつにリリカルなのはだけとは言ってない。


第4章ーリリカルなのはー
第4章第1話


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第4章

ーリリカルなのはー

第1話

ーとある出会いー

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あれから半年が過ぎた。

 

まともな親戚のいない俺達は、現在2人で慎ましく暮らしている。

 

だが、問題がないわけでもなかった。

 

 

*********

○八神家○

 

 

海鳴に立つ一軒家こそ我々八神家の家である。

 

俺はそんな自宅のキッチンで料理をしていた。

 

 

「はやてー。今日はトマト煮作っておくから温めて食べろよ?」

「分かったで、にーに」

 

 

車椅子に座った妹のはやてが、何故かなんちゃって関西弁で答える。

 

親が死んでから、気付けばはやては似非関西弁を喋るようになっていた。

 

 

「(これも親が死んだ影響か? 今度セラピーとかでも試してみるか?)」

 

 

俺は洗った手を拭きながら、ハンガーにかかっているジャンパーを着込む。

 

 

「にーに、これから仕事?」

「ああ、夕飯までには帰ってくる」

 

 

俺は荷物を持って、玄関へ向かう。

 

 

「お土産は何がいい?」

「そうやなー………【黒い世界の昔話全集の6】とかどうや?」

「分かった分かった。お姫様の仰せのままに」

 

 

俺は近付いてきたはやての頭を撫でる。

 

 

「ーーーあっ、グレーテル。お前も家のこと頼むぞ」

「分かったわぁ♪」

 

 

元殺し屋の少女グレーテルがはやての車椅子を押しながら答える。

 

帰国後、グレーテルには日本に慣れてもらうため、ほかならぬ我が家で住み込みで働いてもらうことになった。まあ、拾ったやつが面倒見ろということらしい。

 

一応グレーテルはJP's所属ではあるが、JP'sから命令が来ない限りは、妹の護衛と世話が守るのが仕事となっている。

 

つまり、俺の補佐が仕事みたいになってる。部下の中では一番気楽に動かせるのがグレーテルだ。

 

 

「はやて、何かあればグレーテルに言えよ」

「分かっとるよ。ねーグレちゃん」

「ええ、そうねはやてちゃん」

 

 

2人が楽しそうに微笑み合っている………うん、グレーテルの笑みを見るとたまにあのバーの銃撃戦を思い出すんだよなぁ。

 

 

「(つか、日本語ぺらぺらやんけ)」

 

 

グレーテルは俺が帰国するまでにJP'sで日本語講習と日本の常識を学んだらしい………まあ、教師役のJP's隊員曰く「常識は教えた。そう、教えたんです」とのこと。最悪知識が入ってるだけでもマシと思うことにしている。

 

つか、未だに英語できない俺よりはマシだろう。

 

 

「さて、行くかね」

 

 

玄関のドアを開けて外に出る。

 

 

「明後日は病院だからな? しっかり用意しておけよ?」

「うん! いってらっしゃい‼︎」

「行ってきます」

 

 

俺はドアを閉めて歩き出す。そして同時に思い出す。

 

 

ーーー親が死んでから、はやての足は動かなくなった。それどころか、体にも原因不明の症状が出てきている。

 

 

「(俺の回復スキルでは一時的に改善できるが、まるで毒を持続的に注入されているかのように元の状態に戻ってしまう)」

 

 

だが、根本的原因が分からない。医者に行ってもダメだった。

 

 

「(クソ。父さん、母さん)」

 

 

*********

○JP's海鳴支部○

 

 

海鳴のJP's支部はあまり大規模ではない。少数の人員が配備されているごく小規模の支部だ。規模で言えば全支部中で最も小規模という有様である。

 

そんな支部に、俺総司は特務実働分隊隊長という肩書きで勤めていた。

 

 

「お、来たか」

 

 

島流し同然でここに配属された司令官の中年男性が、会議室で俺を出迎える。

 

 

「はっ、失礼します」

 

 

俺は部屋に入室する。

 

 

「さて、早速だが例の件だ」

「はい、あれから我が分隊と支部の2個分隊も調査に当たっていますが、"あの石"以外新たな発見はありません」

 

 

少し前、この海鳴は大規模で超常的事件が起きていた。あまりに不審な事件が続いたために、悪魔かもしれないということでJP'sが調査に乗り出していた。

 

ーーー【ABー001:魔法石】。

 

数日前に発見し、便宜上そう呼んでいるそれは、とある街中で見つかった。何の変哲も無い街中でである。

 

それはありえないほどのエネルギーを宿していた。それこそ、そのエネルギーを使えば核爆弾に匹敵する爆発を起こせる品物だった。

 

 

「あんなものが街中に落ちているなど大問題だ。 君の"笛"とやらで封印処理できたからいいものの」

 

 

そう、何故か俺はその石を封印できたのだ。いや、この場合は"ハーメルン"がというべきだろう。

 

 

「まあいい………それよりも肝心のABー001は?」

「現在輸送班によって、本部に輸送中です。護衛には【エンブレム持ち】が付いておりますので安全かと」

「エンブレム持ちか………」

 

 

そう言って、司令官は俺の黒いJP's制服に視線を向ける。

 

JP'sで黒い制服を着ているのは幹部級の隊員か、エース級の実力者だけだ。そして、エンブレム持ちとは俺のように戦闘に秀でたエース級の隊員のみだ。

 

 

「なら安心だな。引き続き街の調査を頼む。 この街には妙な噂も多い。 気を引き締めてけ」

「はっ‼︎」

 

 

俺は敬礼して、部屋を出る。

 

 

「ーーー隊長」

「ん?」

 

 

振り向くと、長いポニーテールを揺らした若い女性JP's隊員が立っていた。俺の部下である。

 

 

「【三木】か。どうした?」

「はっ、実は報告したいことが………」

 

 

俺は報告を受ける。

 

 

「【夜の一族】?」

「はっ、古い文献に記載がありました。詳細は不明ですが、悪魔に類似する存在がいたのでは無いかと」

「ふむ、そうするとその夜の一族とやらが今回の連続の事件の犯人の可能性が高いな」

「如何なさいますか?」

 

 

俺は三木の問いに笑みを返す。

 

 

「我々の仕事は怪異から国民を守ることだ。 総員に夜の一族の調査も追加だ」

「はっ‼︎」

 

 

こうして、俺達は夜の一族とやらに的を絞ることとなった。

 

 

「(つか、はやてもいるこの街で訳のわからん存在の跋扈など認められるものかよ‼︎)」

「隊長?」

「なんでもない」

 

 

俺はそのまま仕事に取り掛かった。

 

 

*********

○夜○

○八神家○

 

 

「「「ごちそうさまでした」」」

 

 

俺ははやてとグレーテルの食器を下げる。

 

 

「グレちゃん、ゲームやろ♪」

「ええ、やりましょう」

 

 

2人がテレビゲームを始める。

 

 

「まったく………」

 

 

その様子を見ながら、食器を洗い始める。

 

ーーーピンポーン♪

 

 

「ん?こんな時間に誰だ?」

 

 

俺は洗い物の手を止めて、玄関に向かう。

 

 

「はいはいどちら様?」

「はじめまして!今日から隣に越してきました立花家の【立花 響】です‼︎ よろしくお願いしまーす‼︎」

 

 

俺の目は点になった。なんせそこにいたのはーーーアニメ【戦姫絶唱シンフォギア】主人公の立花 響であったのだから。

 

だがなんだろう? 何故シンフォギアの主人公がここにという疑問もあるのだが、目の前の立花 響からは物凄い違和感を感じる。

 

 

「え、あ、ど、どうも、【八神 総司】です」

「よろしくお願いします‼︎ ところで八神さん………もしかして"転生者"ですか? というかもしかしなくても転生者ですよね‼︎」

「なっ⁉︎」

 

 

俺は絶句する。転生者を知っている⁉︎ おまけにこんな場所で⁉︎

 

 

「実は私も転生者なんですよ〜♪ どちらかというと成り代わりに近いですが」

「………なるほど、この奇妙な感覚が転生者同士の合図なのか」

 

 

事態を把握すると、違和感が消える。

 

 

「改めまして、転生者の立花 響です。といってもこの世界はシンフォギアではないみたいですけどね〜」

 

 

立花がはぁとため息を吐き出す。

 

 

「この世界はデビルサバイバー2の世界だぞ。といっても原作は終わったがな」

「デビルサバイバー2? いや、【魔法少女リリカルなのは】の世界では? 八神さんにはやてって妹さんいれば確実にリリカルなのはの世界ですけど………」

 

 

はやて?

 

 

「詳しく聞こう。上がっていってくれ」

「お邪魔しまーす♪」

 

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エンド

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