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第5章
ー戦姫絶唱シンフォギアー
第3話
ーシンフォギァアアア‼︎ー
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○原作 響side○
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親友に引きずられるまま、フラワーから離れて公園に来た。ジプスの部下達は店に置いてきた。
「(私のお好み焼き………)」
「響なんだよね⁉︎」
親友【小日向 未来】が私の両肩を掴む。
「う、うん、そうだよ。久しぶり」
私はあははと苦笑を浮かべながら答える。
「元気そうでよかった………家出したって聞いてからすごい心配したんだからね‼︎」
「め、面目無い」
未来が詰め寄ってきて、私は一歩後退する。相変わらず未来には勝てないや。
「………今はどうしてるの?」
「ロシアのウラジオストクで暮らしてる。向こうで中学も卒業したし、高校にも通ってるよ」
嘘だ。学校なんて行っていない。金で書類上そう処理されているだけだ。まあ、勉強だけはリツに教わっているけど………。
「そう、なんだ」
未来がチカラが抜けたようにベンチに座り込む。
「未来は元気だった?今は何してるの?」
「うん、元気だよ。今はリディアンって学校に通ってて、さっきはみんなでご飯にーーー」
瞬間、サイレンが鳴り響く。それはよく知っているノイズ襲来のサイレン。
「え?」「っ⁉︎こんな時に‼︎」
あちらこちらから悲鳴が上がり、さらには何かが這いずりながら現れる。そう、それは私の見覚えのあるーーー【ノイズ】。
「ひっ⁉︎」
あのライブ会場が蘇る。次々と灰にされていく人々、逃げ惑う人々。
そして、生き残った私達へのバッシング。
私は何か悪いことした?私は、私は………‼︎
「あ、ああ………」
「響‼︎ しっかりして‼︎」
「み、未来」
腰が抜けて座り込む私を、未来が立ち上がらせようとする。でも腰が抜けて動けない⁉︎ こうなったら‼︎
「み、未来だけでも逃げて………わ、私は大丈夫だから、早く‼︎」
「ーーーっ‼︎」
未来は私の前に立つ。まるで私の盾になるかのように。
「み、未来?」
「今度こそ、私が響を守るから」
ノイズが迫ってくる。
「ーー"Rei shen shou jing rei zizzl"」
「え?」
未来が詠うと共に、未来が光に包まれる。
「今度こそ‼︎ 私が‼︎」
それは、アニメとかのバトルスーツのような装備をした未来であった。
「(え、えぇえええええ⁉︎)」
あれは見覚えがある。確かリツが異端技術知識も覚えなさいって書いた資料の中にあった。
「(シン、フォギア)」
私の胸の中に眠るものと同じもの。そしてノイズを殺すことのできる兵器。
「(なんで未来がそんなものをっ⁉︎)」
ありえない⁉︎ なんで未来がそんなものを持ってるんだ⁉︎
未来はシンフォギアを纏って次々とノイズを消滅させていく。そう、あの日の奏さんや翼さんのように………。
しかし、数が多いのか押され始める。
「小日向‼︎」
その瞬間、蒼い一閃が走る。
「翼さん‼︎」
「え?」
それはトップアーティストの風鳴 翼………あの日私を救ってくれた1人だった。
「どう、いう、こと? ねぇ、未来‼︎」
「詳しいことは後で説明するから、今は逃げてっ‼︎」
分からない分からない分からない‼︎ 何がどうなってるのっ⁉︎
「うっ⁉︎」
急に胸が痛む。こんな時に………っ⁉︎
『ガングニールの共鳴反応確認』
女の人の声がする。
『お、昼寝から目覚めて一番に修羅場ってやつか? やるね〜♪』
男の人の声がする。
『ガングニール、肉体への適合開始』
『さて、立花 響。ここが立ち上がりどころだ。踏ん張れよ?』
「くぁっーーー⁉︎」
全身に熱が走った。
『ーーーガングニール、展開を開始』
『さあ、我らが英雄譚を始めよう』
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○原作 響side END○
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○小日向 未来side○
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「くぁっーーー⁉︎」
響が突然苦悶の声を上げる。
「響っ⁉︎」
ノイズを倒しながら、響に声をかける。けど、明らかに様子がおかしく、声にも答えない。
「ーーー"Baiwisvall Nescell guanir tron(喪失までのカウントダウン)"」
響の体が光に包まれていく。
「がぁあああああ⁉︎」
響の体から機械のような何かが突き出し、響が苦悶の声を上げる。
「響ぃいい‼︎」
「待て小日向‼︎ あれはまさか、シンフォギア⁉︎」
そこにいたのはシンフォギアをその身に纏った響だった。その表情は、好戦的なまでの笑みだった。
「あはっ♪」
立ち上がった響が駆け出す。
「あははははははははは‼︎」
響の拳が、次々とノイズを消し去っていく。
『未来君‼︎ 翼‼︎』
「し、司令⁉︎」
私は司令の通信に出る。
『響君から反応があった。彼女の纏っているのは"ガングニール"だ』
「そん、な………だって、それは、奏の………」
翼さんが言葉に詰まっている。ガングニールはあのライブの事件で、奏さんと共に失われたと聞いていたけど………どうして響が?
「ふぅうううう‼︎」
響が口から黒い炎を吹き出しノイズを焼き尽くしていく。よく見ると響の体のあちらこちらから黒い炎が吹き出しており、首に巻いたマフラーの先も黒い炎で燃えている。
「響‼︎」
声をかけてもこちらに答えてくれる様子はない。まさか、暴走⁉︎
『一先ずノイズを殲滅するんだ‼︎』
「は、はい」「………了解」
私達はノイズを消し去っていく。
「ん?」
ドシンドシンという音と共に、巨大なノイズが現れる。どうやらこれが最後の相手のようだ。
「はぁああああ‼︎」
響が両手から炎を吹き出して空へ飛び上がる。そして巨大ノイズよりも上空を取る。
「≪貫通≫≪物理鋭化≫セット。≪渾身の一撃≫」
響が何かを呟くと、そのまま重力に従い、ノイズへと落ちていく。
「≪我流・撃槍黒炎衝打≫」
響の拳がノイズの体を貫いた上に、響の黒い炎がノイズの体を炎で包んで行く。それはノイズを焼く火柱であった。
「…………え?私、一体何を………え?何この格好⁉︎ み、未来ぅううう‼︎ 説明してぇえええ‼︎」
私達は基地へと向かった。勿論、シンフォギアを解除した響を連れて。
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○小日向 未来side END○
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エンド
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フラワーにて。
部下1「ボス遅いなぁ」
部下2「久しぶりの故郷だから長話じゃね?」
錬金術師の部下「ボスも人だったってこったな」
部下1「ところで、2人は何派よ?」
部下2「響さん派」
錬金術師の部下「同じく」
部下1「同じく」
部下2「あのバカっぽいところが、守りたくなるんだよなぁ」
部下1「でも、ソウさんがいるしな」
錬金術師の部下「あの人恐ろしいからな。真面目に拷問とかやりそう」
部下1「俺の元ボスもソウさんが消したんだよなぁ。消し炭も残らなかったぜ」
錬金術師の部下「恨んでないのか?」
部下1「女子供を人身売買して金を稼ぐクソ野郎だったしな。まあ、俺が生き延びただけ儲けもんだよ」
錬金術師の部下「そうか。なら、お前さんの幸運に乾杯」
部下2「乾杯」
部下1「おう、ありがとさん」
未来の友達「………何話したんだろう?(彼らの言葉はロシア語です)」