………この際ですからぶっちゃけると、実はリリカル知識って二次創作ばかりなんですよねー。なので設定間違ってたりしたらすみません‼︎
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第2章
ーデビルサバイバー2vs??ー
第2話
ー死者との出会いー
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○八神 はやてside○
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私の兄、八神 総司はお父さんとお母さんと共に、交通事故で谷底まで落ちて死んだ………はずやった。
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○ミッドチルダ○
「なんで、にーにが、ここにおるん?」
頭の中が混乱する。
世界中に響いた【ネオ・セプテントリオン】と名乗る存在によって、世界にとある言葉が放たれた。
ーーーこの世界に神の試練を与える。
ーーーこの世界のように神の試練を与えられ、前任のセプテントリオン………神の使徒達に挑んだ戦士達。
ーーーその戦いで死んだ死者達が蘇る。
ーーー戦え。戦え。ひたすらに、その瞳を赤く輝かせながら戦え。
ーーー戦えの末の敗北だけが死者達を解き放つ。
ーーーさあ、生者達よ。
ーーー神の試練に備えよ。
その言葉通り、目を赤く紅に染めた死者達が現れた。
そして今、私の前に死んだ兄が立っている。
今ではもう写真でしかその姿を思い浮かべられない兄が、そこにいた。
「………」
兄は無言で立っている。
死者達の特徴として挙げられるのはいくつかあるが、やはりその瞳である。その瞳は兄が死者であることを示していた。
「………戦わないのか?」
兄が私に声をかける。
「っ‼︎ にーに私や‼︎ はやてや‼︎」
「………」
ハッと考え込むのを中止した私は、兄に声をかけるが、聞こえてないのか無言だ。
「………戦う気がないならば、ただ何もできずに死ね」
「にーに‼︎」
私の声に応えず、兄は右手を前に突き出す。その先にいるのは私だ。
「≪メギーー」
「はやてーーーー‼︎」
ハンマーを持った幼女、【ヴィータ】が兄に、ハンマーの一撃を加える。
「ぐぅ⁉︎」
兄は吹き飛び、露店に突っ込む。
「ん?なんか今の見たことある気が………」
「ヴィータ‼︎」
私はヴィータを呼ぶ。
「どうなってんだ?はやて」
「死者の襲撃や。やけど………」
私は兄の突っ込んだ露店を見る。兄の後に続いていた黄色い制服を着た男女が、兄を慌てて救出している。
「まだやるか?」
「待つんや、ヴィータ」
「何でだよ‼︎ はやて‼︎ 早く倒して帰って貰おうぜ‼︎」
死者は倒されれば天に帰る。例え非殺傷設定でも行動不能にすれば、天に帰る。
だけど………。
「私の、兄、なんや」
「え?………⁉︎」
ヴィータが思い出したかのように兄を見る。
ヴィータは何度か兄の姿を写真で見てる。私も知っている兄のことを何度か話しているから、兄のことも分かる。
兄は立ち上がり、埃を叩いていた。
「………召喚」
兄がケータイを構える。あれは死者達がよく使う召喚手順だ。
「ーーーデカラビア」
兄の背後に星型のモンスターが召喚される。
「焼き尽くせデカラビア」
星型のモンスターが、魔法陣を展開し、黒い炎を放つ。
「「くっ⁉︎」」
私達は回避する。
「はやて、どっちにしても倒さないと………」
「分かってる‼︎ けど………」
一度失った兄を、今度は自分の手でと考えると手が震える。
「にーになんやで? 私の、私の………」
「はやては、はやての兄貴に人を殺させてもいいっていうのか⁉︎」
「ーーーっ⁉︎」
私の体がピクリと震える。
死者は目が赤い場合はただ破壊行動を行う。人を殺すことに躊躇などなく。意識が戻るのは、天に帰る時に一瞬である。
「それはあかん………うん、やる。やったるわ」
私は杖を構える。
「にーに、今解放してあげるさかい。我慢したってなぁ」
私は兄を倒し、天に帰す覚悟を決めた。
ーーーにーに。ごめんな。
ーーー地球に帰ったらお墓参りするから、先に地球で待っててぇな。
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○八神 はやてsideEND○
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頭がぼーっとする。思考がうまくまとまらない。
「(俺は、何を)」
目の前で少女が飛んでいる。何か言っているようだが聞き取れない。いや、聞こえていても言語として理解できない。
「(ーーーとにかくだ。俺は戦わなくてはならない)」
それだけは、理解していた。
「(何故だろう。周りのJP's隊員は俺の指示に従うのが分かる)」
俺が右手をあげると、JP's隊員達が召喚を開始する。
「(全員エンジェルかイツマデか。支援程度の戦力と考えるべきか)」
俺の目の前に佇む(浮いているが)デカラビアが、攻撃指示を待っている。
「(さて、現状の敵は目の前の4人か)
ハンマー幼女と羽を生やした少女と成人男性2人………色々と疑問がないわけでないが、倒せない戦力ではないだろう。
「(こんな街中であまり強い悪魔を使う訳にもいかんだろう。ここはデカラビアやパズスレベルで片付ける)」
方針は確定した。あとは行動あるのみ。
「攻撃開始」
デカラビアが敵に突っ込む。それを援護するようにイツマデ4体が突っ込む。
「(エンジェルは護衛に残す、か。流石戦い慣れしている)」
敵がビームや光の玉で悪魔達を迎撃している。
「(なんだあのチカラ。一見すると魔法のようなチカラのようだが………?)」
デカラビアが攻めあぐねている。初期値のデカラビアならまだしも、悪魔合体用個体とはいえ強化したデカラビアがである。
明らかに強い。そしてイツマデでは相手にならず撃ち落とされる個体もいる。足止め程度にしかなっていない。
「成る程、なかなかやる」
俺はもう1体の悪魔、パズスの召喚に入る。
「(パズスと突撃して一気に制圧ーーー)」
パズスと共に突撃して一気に片付ける。そう決めた瞬間、背後が爆発したーーー爆発したぁあ⁉︎
「がっ⁉︎」
爆風で吹き飛ばされた俺は、建物の壁にぶつかる。
「うっぐ」
空から白い純白の服をまとった少女が降りてくる。
「うぅ………」「ぐっ」
俺の指示に従っていたJP's隊員達が呻いている。エンジェルはダメージが大きすぎて消えたようだ。
「くっ、≪常世の祈り≫」
回復魔法スキルにより、JP's隊員達が立ち上がる。
「ふぅ、やりやがったな? クソッタレ」
回復した俺も立ち上がる。
「ーーー」
白い服の少女は、俺に機械みたいな杖を突きつける。
「………ちっ、街の損害とか考えている場合じゃなさそうだな」
俺は高レベル悪魔の召喚を決める。
「(さて、もうしばらくは俺1人か?)」
JP's隊員達は、悪魔を倒された。ほかに悪魔を有していなければ俺1人だけで5人を抑えなければならない。
「ヴァアア‼︎」
そんな予想を裏切る形で、JP's隊員が白い服の少女の背後から鉄パイプで襲いかかる。うん、ワイルドってか犯罪臭がするぜぇ。
しかし、その少女はひらりと鉄パイプを避け、空へと飛翔する。
「ぐぅうう‼︎」
悔しそうにJP's隊員が唸り声を上げる。
「(………一旦引くべきか)」
俺の視線は、白い服の少女の少し先に飛ぶ、敵の増援の姿を捉えていた。
撤退を決めた瞬間、背後に黒い穴が現れる。丁度大人が1人通れるサイズだ。
「ちっ」
俺はためらわず穴の中に飛び込んだ。
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エンド
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新章に悩んでいます。よければ参考までに意見をお聞かせください。
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知識がなくとも、とらは
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異世界へ、GATE
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魔法足りてないよ、りりなの
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もっと魔境へ、??ルート
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いやいやもっと別の、その他