お久しぶりです!
会社の先輩にしごかれながら仕事を覚えるのに必死なうp主です
やっと、書き上げる事が出来ました!
ゆっくりしていってね!
〜明久side〜
明久「……あれ?」
美琴「……駅、見当たらないね」
警察署から駅に向かって歩いていた筈が、いつの間にか田舎の方へ来てしまっていた
明久「……とりあえず、人が居たら聞いてみよう」
美琴「…うん」
僕達は歩くのを再開した
ー数十分後ー
歩いていると、左手の方に民家が見えた
明久「誰か居るかもしれないから行ってみよう」
美琴「そうだね」
僕達は民家の方へ歩を進めた
玄関前に辿り着くと、インターホンを押す
明久「すいませーん、誰か居ませんかー?」
シーン…
美琴「…居ないみたいだね」
明久「うん……あれ?」
どうしたものかと悩み、ふと右を見てみると畑があり人が立っているのが見えた
明久「あの人、ここの家の人かも」
美琴「…行ってみよう」
僕達は畑で作業している人に近づき、声をかけた
美琴「あの……すみません…」
「……ん、どうした?アンタら、人の畑まで入ってきて」
明久「菊川駅に行こうと思ったんですが、道に迷ってしまって…。どう行けば良いですか?」
「菊川駅?そりゃお前さんら、こっからずっと西の方だよ」
明久・美琴「「………え?」」
おじさんの言葉に、僕達は顔を見合わせた
何故なら、おじさんの言う西は…僕達が歩いてきた方向なのだから
「こっから先は田んぼしかなかばい。菊川駅に行きたいなら、元来た道引き返した方が良かよ」
明久「……分かりました」
美琴「どうも、ありがとうございました…」
おじさんは僕達の言葉を聞くと、作業を再開する
僕達は元の道を戻る事にした
ー数時間後ー
明久「……おかしい」
美琴「…うん。同じ場所を通ってるよね」
僕達は周りの景色を見ながらそう呟いた
あれから西へと歩いているが、自動販売機の置いてある道から先に行こうとすると霧に覆われ、おじさんの居た民家の道に戻されてしまうのだ
明久「…おじさんに聞いてみよう」
美琴「…うん」
おじさんの居る畑に入ると、足音に気づいたおじさんが振り返った
「……またアンタらか。一体どうしたの?」
美琴「あの…驚かないで聞いてください。こう言うと変なんですが……さっきから同じ所をぐるぐる回ってるんです」
「……は?」
美琴ちゃんの言葉に、訳が分からないという顔をするおじさん
明久「どんなに歩いても同じ道に戻ってしまうんです。菊川警察署からここに来るまでは、そんなに時間はかからなかったんですけど…」
「そらアンタら…狐に化かされとるんじゃなかね。はっはっは!」
美琴「本当なんです!」
「……本当かね?そんなら、ちょいと様子ば見に行こうかね」
美琴ちゃんの真剣な表情におじさんも真面目になり、畑を出て行く
僕達もおじさんの後を追って、畑を出た
「……確かに、どこか風が嫌な感じばい」
おじさんは辺りを見回しながら呟く
美琴「どんなに歩いても、元の場所に戻ってしまうんです。……何か起こってるんでしょうか?」
「…田舎には稀に、こげな変な事が起こる。ま、ワシらにはどうしようもない事だで。こういう変な事は放っとくのが一番良か」
明久「…そうですね」
「ここで突っ立っとってもどうする事も出来ん。収まるまでワシの家で寛いでいきんしゃい」
美琴「あ、ありがとうございます」
美琴ちゃんがお礼を言うと、おじさんは民家へと足を向ける
僕達もそれに続こうとすると、美琴ちゃんが何かに気づいた
明久「…美琴ちゃん?」
「どげんしたね、そんなとこさ立ち止まって」
美琴「いえ、大した事じゃ無いんですが…あそこに白いモヤみたいなのがあるんです」
美琴ちゃんはそう言うと、ある方向を指差す
その方を見ると、確かに白いモヤの様な物が見えた
その白いモヤはおかしな動きをしているように見える
「ん?…よう見えんばい。どれどれ」
おじさんは眼鏡をかけて、美琴ちゃんの指差した方を見つめる
美琴「何か、変ですよね。まるで生き物みたいに動いてるんですけど…」
「………」
美琴「…あの、ちゃんと見えますか?」
「………ワカらナい、ほうガいイ」
美琴「え…?………ひっ…!?」
明久「どうしたの、美琴ちゃ…!」
美琴ちゃんの悲鳴が聞こえたので振り向くと、おじさんが変な動きをしながら西の方へ去っていった
目は完全に瞳孔が開いていたし、動きもくねくねした動きでとても正常な状態では無い
明久「一体何が……」
おじさんが去っていった方を見ていると、目の前に先程の白いモヤが現れた
その白いモヤを見た瞬間、本能的にマズいと思い美琴ちゃんの手を掴んで駆け出す
白いモヤは奇声を上げて僕達を追ってきた
明久「くそッ、まさか氷室さんの言ってた怪異か!?」
美琴「明久君、あそこ!」
美琴ちゃんが指差した方を見ると、草むらの中に砂利道が見える
草は僕達の背丈くらいあるので、逃げ込むにはもってこいの場所だ
僕達は砂利道へと入り、走り続ける
すると、一本松と別れ道が現れた
明久「っ…どっちに行けば……」
美琴「…こっち!」
明久「…え?うわっ!?」
美琴ちゃんに手を引かれ、草むらの中を進むと少し開けたスペースに出る
振り向けば、すぐ近くで白いモヤが僕達を探していたが少しすると霧のように消えてしまった
僕達はそれを確認すると草むらから這い出た
明久「美琴ちゃんのおかげで助かったよ」
美琴「どういたしまして(ニコッ」
お礼を言うと、美琴ちゃんは笑顔で返してくれた
だけど、悪夢はまだ始まったばかりだ……
〜明久side out〜