ACE COMBAT Skies of Memory 作:翔田美琴
「諸君、集まったな?地上兵力の輸送活路を確保するにはアルロン地方を走るルート171を奪還しなければならない。この幹線道路にはそれぞれアーレ川、エムス川、跨ぐ3つの橋が架かっており、現在はベルカ機甲部隊による厳重封鎖が行われている。陸路確保はウスティオからベルカを一掃する我が軍の重要な足掛かりとなるであろう。幹線道路を封鎖するベルカ地上部隊に打撃を与え我が軍とオーシア軍を結ぶ兵站ルートを確保せよ」
今回の作戦は「ローゼライン作戦」という対地攻撃任務である。
この作戦からガルム隊の航空管制に「イーグルアイ」と呼ばれる航空管制指揮官…通称AWACSが参加する。このイーグルアイは本名はオグスといいなかなか肝が据わった航空管制指揮官で知られでいる。だがジョークも持ち合わせている様子で意外にお茶目な航空管制指揮官だ。
エリオットは前回の初陣で搭乗したあの蒼いイーグル『F-15C』に乗り空の戦場に舞い上がる。
その前に自分の担当メカニックであるアネットと会話を交わしていた。
「アネット。機体の整備は万全かな?」
「エリオット。ええ。きちんとキャノピーまで磨いておいてあげたわよ。特殊兵装は対地爆弾で行く?」
「ああ。イーグル用の対地爆弾はあれしか無いのだろう?ならそれで行くよ」
「今回の作戦からイーグルアイさんが参加するんだよね。あの人、結構バシバシ来るから覚悟はしておいた方がいいわよ?」
「なかなか面白そうだな。そうするよ。じゃあ行って来る」
「必ず帰って来るのよ〜」
「わかっているって」
そうしてヴァレー空軍基地から飛び立った二つの翼は、171号線奪還任務に就いた。
「こちら空中管制機『イーグルアイ』。ガルム隊へこれより幹線道路を封鎖するベルカ地上部隊を撃破する」
「AWACS、きちんと空から見張りを頼むぞ?」
「了解。ではこれよりベルカ地上部隊を撃破する!」
そこでエリオットはターゲットに赤と黄色のターゲットがあることに疑問を抱いた。質問するエリオット。
「イーグルアイ。このイエローターゲットは何だ?」
「奴らは脅威レベルか低いターゲットだ。撃破するかは君の判断に任せる」
「あの建物はベルカ地上軍の兵器格納庫だ。撃破していいんじゃないか?」
「なら、この特殊兵装の実験台になってもらうかな?」
「ガルム1、特殊兵装、投下!」
エリオットは早速、特殊兵装を投下した。よく狙って撃つと複数のターゲットを破壊出来る。
上空からミサイルで攻撃されるベルカ地上部隊は混乱状態だ。
「こいつら、ウスティオから飛んて来たのか!?」
「格納庫に被弾!消火を急げ!」
「対空ミサイルを撃て!」
「おい!相棒!SAMに気を付けろ!派手に打ち上げて来るぞ!」
「作戦は順調に進行中。その調子で攻撃を続けろ」
今回の作戦も彼らにとっては準備運動に過ぎない。
エリオットも初めての対地攻撃任務だが、緑溢れる草原と街並みを見ながらの作戦は悪くないと思っている。
上空から爆弾の雨が降って来るベルカ地上部隊にとっては地獄の戦場になる。
彼らに成す術も無く容赦なく戦車を対空ミサイルを対空砲もスクラップにされたベルカ地上部隊。
ものの10分程で作戦は終わったことをイーグルアイからの通信で聴くガルム隊。
「作戦は成功だ。ガルム隊。基地に帰投せよ。…悪運は今日も味方だったな。『片羽』」
それに対しでピクシーはこう応えた。
「もう翼無しの帰還は御免だ」
早速ジョークを飛ばしたイーグルアイにエリオットはこうジョークを飛ばした。
「はは。君もなかなか、キツいジョークが得意そうだね。イーグルアイ」
「サイファー。お前もなかなかそういうのが好きそうだな。これから宜しく頼むぞ」
「ああ。よし、基地に帰ろうか?ピクシー?」
「ああ…そうだな。相棒」
そうして彼らは、171号線を奪還した。