バーサーカーになったら会話が出来なくなったんだがw 作:きらきら
時系列はダクネスがパーティー参加希望をして、もし断られずに試しに一度受け入れられたならっていうifです
辻褄が合わない点がございましてもどうか温かい目で見逃してくださいm(_ _)m
「だぁかぁら!俺はこのアクセルを裏で牛耳ってるスゲえ奴なんだぞ!それをあの衛兵どもは…」
ドンッと乱暴にクリムゾンビア・クリムゾンネロイド、いわゆるシュワシュワが入っているジョッキをテーブルに叩きつける。
「おいダスト。いい加減昼間っからそんなに飲むのやめろって。」
「るっせぇ!飲まなきゃやってらんねぇよ!」
グビグビと飲むダスト。やがて空になり、
「おーい!もう一杯追加だ!」
その様子をパーティーメンバーは呆れて見ていた。
「おいおい、ダストまたずいぶんと荒れてんな?あいつ今回は何やらかしたんだ?」
「ああ、本屋で立ち読みしてた女のスカートの中を這いつくばって見ていたら、気付かれてそのままハイヒールで頭踏まれてから衛兵に突き出されたらしいぞ。」
「あいつも懲りねえよな…。」
「ったく、俺ほど謙虚に慎ましく生きてるヤツは中々いねぇのによぉ!酒と肉と女と金!それさえあれば何もいらねぇ!」
ダストには是非とも一度、辞書で謙虚と慎ましいの意味を繰ってほしい。周囲がそう思っていると、突然何かに気が付いたように一人の冒険者が入り口を凝視する。すると他の人もつられて首を動かし、そのまま動かなくなった。
「ったっく何だ?お前ら俺の話聞いてんのかぁ!さっきから黙りやがってよぉ!一体何見て…っ!?」
(何だよアレッ!?)
周囲の喧騒もいつの間にか止んでいたので首を入り口付近に向けると、そこには鉛色の巨人がいた。
そのまさに鎧のように発達した筋肉は見る者を圧倒させ、右手にはその体躯に釣り合った、常人では振るうことさえ叶わないだろう大きさの斧剣を持ち、全身から容易にわかるほどの強者の風格が立ち上っていた。そしてベットリと斧剣と身体の至るところに血が付いていた
巨人が一歩進む。それだけの動作なのにまるでぽっかりと大きく口を開けた、絶対的な捕食者が近づいてきたように感じられた。
周囲の音が一切存在しなくなったかのように感じられる中を、巨人は床に大きな悲鳴をあげさせながら受付けへと進んで行く。
そして受付けカウンターの前で止まった。
「ぼ、冒険者ギルドによ、ようこそ…!きょ、今日はどうされまひたか…?」
職業意識からか、声を何とか捻り出す受付け嬢ルナ。
その巨人はしばらく動かずに停止していたが、そして…
〜〜〜
「あっ、あれが冒険者ギルドです!」
うっひょw とうとうやって来ましたよ冒険者ギルド! 中世っぽい建物とか、エルフ耳とか、もういかにもRPGに出てきそうな服着た人とか歩いてっし、もう街の中だけで興奮やべぇw
「冒険者登録は受付けでするんですが…」
『わかった。』
よし少年たちよ!行ってくるでw
「カズマさん、カズマさん。登録するとき手数料かかるんだけどアルちゃんお金持ってそうに見える?」
「いや俺今から説明しようと思っ…ってアルちゃんって何だよ!?めっちゃ気安いなお前!?」
「えー、だって何かシンパシー感じるしー?こう、神的オーラっていうか?んー、人と神のハーフ的な?」
「何ですかそのかっこいい設定!?あの筋肉だるまには勿体無いです!」
「黙れめぐみん。てか筋肉だるまなんて絶対にアルケイデスさんに言うなよ?まあ目が合うだけで気絶するようなビビリならそんな度胸ねえか。」
「プークスクス!どう考えても漏らしてた男の言うセリフじゃないわね!」
「なっ!」
「えっ、カズマ漏らしてたんですか!?どうりで変な匂いするなって思ってたんです!バッチぃ!下ろしてくださいっ!」
「も、漏らしてないし!てか背中で暴れるな!」
「漏らす程のプレッシャーとは…くうっ、私も味わってみたい!そしてゴミのような目つきで見られたい!」
おーおー。何か入ってたらめっさ見られてるんですがw えっ何でこんなに俺ちゃん注目されてんの?(困惑)
ハッ!…なるほど、そうか…。
俺ちゃん上半身裸だからかww
そっかw いきなり上半身裸で筋肉ムッキムキの男が来たらそりゃビビるよなw ←違うそうじゃない
やっべw やばいヤツって思われてっかもw ←別の意味で思われている
取り敢えず受付けのお姉さんのとこに行きますかw
受付けカウンターまで来たんだが、このお姉さん大っきいw(どこがとは言わない)
やっべ、めっちゃはみ出そうじゃんw 俺ちゃんの大っきなお手手で隠してあげましょうかw(ゲス顔)
「ぼ、冒険者ギルドによ、ようこそ…!きょ、今日はどうされまひたか…?」
おっと、胸を見ていたことがバレちゃいましたかw 声が上ずってらっしゃるw てかあなた噛みまみたよね? ごほん!まあ取り敢えず冒険者登録しますか。自分は立派な紳士だからネ!
よし、かきかきっと。このペンってマジでどうなってんだろうな?
『冒険者になりたい』
「そ、そうですか…。えーっと、では最初に登録手数料がかかりますが…?」
……は?金取んの?
プギャwww 俺ちゃん無一文なんですけどw
詰んでるw え、どしよ?カズマたちに借りるのもいいけど、話聞いてたら毎日が苦しそうだしなー。馬小屋で寝るってw
おっ、あそこに酒持ってる冒険者(仮)いんなー。こんな昼間から酒飲むとかいい身分だなおい。羨ましい!まあそんな訳でお金に余裕あるっしょ。頼みに行きますかw
「おいあの大っきいやつこっちに来るぞ!」
「もう威圧感やばすぎでしょ!?」
「おいキース!リーン!テイラー!待てよ!?」
ダスト以外は立っていたためそそくさと逃げることが出来たが、座っていたダストは一人取り残される。
「っ!?何だよ!」
鉛色の巨人はダストのすぐ側に立つ。近くで見ると、その巨体はより大きく感じた。
その巨人はどこからともなくカンペを取り出し、
『冒険者登録用の金』
ペラっ。
『貸してくれないだろうか?』
とめくった。
「は、はあ?何でこの俺がてめえに金貸さなきゃなんねぇんだよ?」
ビビっていたが、持ち前の反骨精神で何とか取り直す。
その瞬間、巨人から放たれるプレッシャーが一気に重くなった。
身体がガタガタ震える。どう足掻こうが勝てない。無様に為す術もなく殺される。そんな思いが湧き上がる。
そして生存本能が囁く。今すぐ逃げろ。泣いて許しを乞えと。
巨人が顔を近づける。赤と金の瞳と目が合う。それだけで心臓がもう爆発してしまうんじゃないかと思うほど早鐘を打つ。
一体どれくらいの時間が経っただろうか。まだほんの数秒かもしれないし、一時間経ったのかもしれない。極度の緊張感に晒されて、時間の感覚がわからない。もう限界だった。
「っこれやるよ!」
そう言って金が入った袋を投げ出す。
『こんなにもらっていいのか?』
「いいよ!」
早く自分の前からいなくなってほしい。その一心で叫ぶ。
『感謝する』
そして目の前から
(助かった…!)
助かったという安堵により、一気に緊張感が緩んだダストは、
「ブリュっ!」
白目を剝いて失禁をしながら脱糞をして床に倒れた。
ヘイ!そこのお兄さん!この恵まれない俺ちゃんにマネー貸してくんない?
「っ!?何だよ!」
おっと書かなきゃわかんないよねー。よしこれでよしっと。
『冒険者登録用の金』
ペラっ
『貸してくれないだろうか?』
「は、はあ?何でこの俺がてめえに金貸さなきゃなんねぇんだよ?」
カッチーン。今のはちょっとさすがの俺ちゃんも傷付いちゃいましたわー。もっと言い方ってあるでしょ?まあ確かに金貸す理由とかないけどさー?
もう思わず眉間に皺が寄っちゃたよー。ここはもう少し粘ってお願いしてみますかね?ほらこっちも人にお願いするときは目合わせなきゃ、誠意足りてないしね。
ジッーと見てみる。ねぇーお願ーい。お金貸してよぉー。
何か急に汗かき始めたなー。どうしたんだろ?どっか具合悪いんかな?このどこかチンピラじみたお兄さん。
「っこれやるよ!」
おっ、何か袋投げてきた。キャッチしたらチャリンって小気味いい音したしお金めっちゃ詰まってんじゃんw 結構入ってんだけどしこんなにもらっていいのかな?一応聞こうっと。
『こんなにもらっていいのか?』
「いいよ!」
いやー助かったなー。このお兄さんには本当に感謝しないとなー。ありがたやーありがたやー。
『感謝する』
さーてやっと冒険者登録だw
「ブリュっ!」
何か音したから後ろ振り返ったら、お兄さんが白目剥きながら股間を濡らして、ケツの方から嫌な音を立てて床に倒れていた。
……よっぽどトイレに行きたかったんだろうなー(震え声)
「うわっ!ダストのやつ、失禁しながらクソ漏らしてやがる!」
「きったね!てか臭っ!おい誰か
「嫌よ!近付きたくないし!」
その後、ダストは意識を取り戻すまでそのまま放置された。
「よかったわねカズマ!漏れ友が増えたわよ!」
「よかったですねカズマ。あっ、匂い移るんで半径3メートル以内に近づかないでください。」
「くっそぉおおおおおお!」
『これで足りるか?』
「はい…。」
お姉さんが目を合わせようとしないのは俺ちゃんの気のせいなのかな?かな?
「それでは改めて説明を。各冒険者には職業というものがございます。そしてこれが登録カード。冒険者がどれだけ討伐したかも記録されます。」
やっと調子が出てきたのか声に震えが無くなって来たお姉さん。にしてもそのカード便利じゃね?マジでどういう仕組み?
「レベルが上がるとスキルを覚えるためのポイントが与えられるので、頑張ってレベル上げしてくださいね!」
溢れ出るRPG感ww ジョブ選んだらそのその職業のスキルツリーが開放されてくって感じねw おけまるw
「それではこちらの水晶に手をかざしてください。」
へー、ステータスとか出てくるんですね分かります。
にしても注目されてんなw 背中にビンビン視線を感じるぞいw
おー、手かざしたら水晶から光が出てカードに何か刻まれてくw すっげえw
「これでステータスが分かりますのでその数値でなりたい職業を決めてくださいね。」
「はいありがとうございました。えっと…アルケイデスさんですね。はぁあああ!?知力だけ他より劣っていますがその他の全パラメータが高ランク冒険者と同等、いやそれ以上ですよ!?特に筋力の数値が桁違いです!こんなステータス見たことありませんよ!規格外ですよ!?」
はへー、やっぱバーサーカーはスゲえー。(小並感)
「魔法使い職は無理ですがそれ以外だと何でもなれますよ!?」
「クルセイダーやソードマスター、アークプリーストなど上級職も全て開放されてますし!?」
周囲からざわめきが響く。んーキモチぃですわw
でもお姉さん?これって盛大な個人情報の暴露ですよね?(真顔)
「うー、いくらアルちゃんだって女神である私の初期ステータスを超えているなんて許せれないわ!」
「そうですよ!というか魔法使い系職になれないなんてやっぱり脳筋じゃないですか!?」
「お前らマジで黙ってろぉおおおお!」
「それで何の職業を選びますか!」
お姉さん興奮してんなー。あれだわ。興奮してる人見てたら逆に冷めるってやつだわ。てか職業なんてとっくにもう決めてっし。
『
お!お姉さんの顔が引き攣ったぞい?
「狂戦士ですか…?狂戦士は確かに攻撃力はソードマスターに並び、それ以上の火力も
『
「えっ!なら…」
狂戦士とは確かに攻撃力はトップクラスの攻撃力を誇っているが、狂化スキルを使うと味方を巻き込んでも一切無視し、また防御系スキルも存在せず、突撃するだけが脳で協調性皆無であるため、パーティーに余り誘われない不遇職である。そのためルナは説得を試みていたが、無言で『
よし!ひたすら『
「えぇー…狂戦士か…。」
「あんなのの攻撃に巻き込まれたら死ぬぞ…?」
「狂戦士はちょっとね…。」
「ごほん!それでは冒険者ギルドにようこそアルケイデス様、スタッフ一同心より今後の活躍に期待しております!」
まあもうすっこと終わったし、街の中適当に歩いてみっかw 幸い金はあるしw おっば…おっと、お姉さんありがとねw 明日からクエスト受けに行くよw
嵐のようにやって来た鉛色をした巨人は堂々と入り口から出ていった。そして後に頭のおかしい
〜〜〜
その夜…
まさか自分が寝れるベッドなくて馬小屋に泊まるとか草w はよ寝よっとw
「はぁー、今日は疲れたなー。」
「ねぇカズマ!アルちゃん私達のパーティーに誘わない?絶対に活躍してくれるわよ!」
「え…。まあアルケイデスさん確かに強いし、1回だけ仮になら…」
(ん…?何かいつもの俺らの寝てるとこの横に黒くて大きいもんが…ってアルケイデスさんじゃん!?めっちゃ爆睡してるし!)
「あらアルちゃんじゃない!ちょうどいいわ!ねぇアルちゃん、この水の女神たるアクアがいる私達のパーティーに入らないかしら!」
「おまっ!アルケイデスさん寝てるんだから起こすなって…!」
「んもー。アルちゃんなかなか起きないわね。ほら頬つんつーん。」
(あぁああああああ!)
アクアが屈んで頬をツンツンしようとした瞬間バーサーカーは寝返りをし、アクアの顔面目がけて裏拳が飛んで、食らったアクアは吹っ飛んでいった。
「アクアぁああああ!」
「おいこらさっきからうっせえぞ!」
「すんません!」
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↑騒ぎに対して一切起きる気配がなく爆睡
見切り発車なので投稿が不定期になるかもです
すみませんm(_ _)m
現在単行本読み直しています
次回はキャベツです(予告)