フィルムに写るは綺麗な夕焼け 作:ENDLICHERI
最近、アタシの名前の元ネタのENDRECHERIさんの新アルバムがリリースされたのですが、そのうちの1曲の歌詞にビックリしました。歌詞が、
「HAPPY BIRTHDAY TU YOU」
だけですよ!これで3分くらいの歌にしてるんですよ!ある意味凄くない!?・・・・・・以上です。
それでは、気付いているかどうか知らないけど書き方をほんの少し変えてる本編をどうぞ!
朝起きて、朝食を食べて、身支度をして、家を出ようとしたが、
昂「さて、どうしたものか・・・・・・?」
玄関に行こうとしたら、「行かないで!」と言わんばかりにパンとソラが立ちふさがっていた。だからといって、学校に連れて・・・・・・、最終手段をするしかないか。
昂「ちょっと待ってろ。」
大きめのカバンを持ってきて、2匹をその中に入れた。
昂「お嬢さんたち、あまり声出すなよ。」
「クゥン。」「にゃ~。」
さて、まさかの展開に俺もビックリだけど、とりあえず登校中のシーンはカットな。
だって、制服着て、二眼レフカメラを首から提げて、学校で必要な道具が入ってるリュックを背負って、誰も想定してないであろう子猫と子犬が入ったカバンを肩からかけて登校してる男子高校生の描写なんて読みたくないだろ?
・・・・・・ほとんど言ったな、ごめん。
さて、こっからが本題なんだよな。タイミング良く
浩「よお!昂汰!」
昂「ん?・・・・・・あ!晴斗さん!」
浩「俺を無視すんなや!」
晴「うるさい。おはよう、昂汰君。」
良かった~!晴斗さんと会えた!・・・・・・1章の6話だと俺は『晴斗先輩』、晴斗さんが『昂汰』って呼んでたけど、学年が変わる辺りで互いになんとなく呼び方が変わっていた。互いに気にしてないけどね。
昂「晴斗さん、部室のカギを貸してくれますか?」
晴「え?・・・・・・いいけど、忘れ物?」
昂「は、はい・・・。」
晴「分かった。帰りまでに返してくれればいいよ。」
昂「ありがとうございます!」
俺は晴斗さんからカギを借りて、急いで部室に向かう。
浩「なぁ晴斗。」
晴「・・・・・・あ、いたんだ。」
浩「いるよ!!・・・・・・昂汰の奴、ちょっと様子がおかしくなかったか?」
晴「・・・・・・。」
部室に来た俺はカバンの口を開ける。
昂「ごめんな、パン、ソラ。苦しい思いさせちゃって。」
2匹を抱えると、揃いも揃って顔を狙ってくる。
昂「悪いけど、今は顔舐めたりするのは止めてくれ!さてと。」
俺はカバンと2匹を、ある程度部室の片隅だけにスペースを作って置いておいた。一緒に昨日買ったおもちゃも置いて、俺がいない時間寂しい思いをしないように出来る限りの工夫をして部室を後にした。もちろん、カギをかけて。
時間が経ち、今は昼食休憩の時間。俺は真っ先に部室に向かう。部室なら、放課後以外に来る奴はいない。そこが狙いなのよね~。
昂「失礼しま~す・・・。・・・・・・誰もいないな。」
犬猫連れてくるとこなんて見られたらどうなるか・・・・・・想像もしたくない。
昂「ごめんな、お前たちだけにさせちゃって。ほら、ご飯だぞ。」
持ってきていた食事セットをパンとソラに出した。2匹とも勢いよくご飯に食いついていて、ちょっと申し訳ないと思えてしまう。でも、それよりも可愛いと思えてしまう。・・・・・・俺、結構重症かも。
昂「さて、俺も弁当食うかな。」
さっさと昼食を取り、時間が許す限りパンとソラとおもちゃを使って遊んでいた。
\コンコン/
昂「っ!?」
マジか!?ここには放課後以外誰も来ないはず!・・・・・・まさか先生か!?
晴「昂汰君、いるか?」
昂「は、晴斗さん!?」
晴斗さん、今年3年生で写真部の部長だけど・・・・・・、このこと教えたらやっぱり怒るよな・・・。
俺は恐る恐る扉を開ける。もちろんパンとソラは見えない位置に移動させてからだけど。
昂「ど、どうも~・・・。」
晴「昂汰君、何か困っていること無い?」
昂「え!?えっと・・・?」
晴「例えば、
昂「っ!?」
晴「ちょっと失礼。」
昂「あっ!?晴斗さん、待って!・・・・・・ん?」
さらっと部室に入り、
晴「・・・・・・なるほど。それは隠したいよね?」
昂「あー・・・、本当に申し訳ございません!!」
端から見れば素晴らしい勢いで土下座した。
晴「・・・・・・昂汰君。」
昂「は、はい・・・。」
終わった・・・。もうこの部活にはいられない・・・。これからは帰宅部として生活するのか・・・。
晴「・・・・・・可愛いね。」
昂「・・・・・・え?」
晴「この子たち、本っ当に可愛いね!!」
昂「え?は、晴斗さん?怒らないんですか?」
晴「なんで?君のことだから何か理由があるんでしょ?それにこんな可愛い子たちなら僕は大歓迎だよ。」
昂「いやいや!学校に動物連れてくる時点で説教ものでしょ!?」
晴「・・・・・・そっか。ごめんね、この子たちの可愛さに思考回路が少し麻痺してたようだ。」
自分で「説教しろよ!」って言って首を締めたけど、ここはきちんと怒られないといけないと思ってね。
晴「よし!今日の部活は無しだ!」
おおおい!!思考回路がまだ麻痺してんぞ!!
さて、また時間カットして・・・・・・思考回路が麻痺してる晴斗さんと一緒に、今は部室にいまして・・・、
晴「ねぇ、この子たちの名前って何?」
パンとソラと戯れていた。
昂「晴斗さん、もしかして動物好きです?」
晴「う~ん、好きってほどじゃないけど・・・・・・こういった可愛い子は好きなんだよね~。で、名前は?」
ちょっと面倒くさい・・・。
昂「えっと、子猫がソラで、子犬がパンです。」
晴「へぇ~!ソラにパンか~。可愛い名前だな~♪」
・・・・・・さて、ある意味面倒くさいこの状況をどうしようか?
晴「あ、そうだ!なんで学校に連れてきたの?」
昂「・・・・・・上だけど言いますよ。今さら!?」
晴「・・・・・・うん。」
昂「はぁ・・・。・・・・・・家に今誰もいなくて、面倒見てくれる人がいなくて・・・。」
晴「それで、連れてきたんだ。この子たちの生活とかは大丈夫なの?」
昂「生活とかって言うと・・・・・・、やっぱりちゃんとした飼い方を学ばないといけないですよね。」
晴「え?もしかしなくても野良?」
昂「野良って言うか・・・・・・捨てられてたんです。」
晴「・・・・・・そっか。ちょっと待ってて。」
晴斗さんは2匹から離れて、部屋の片隅で電話をし始める。その瞬間、パンとソラはテチテチとこっちに来るからめっちゃ愛でる。
昂「はいはい、お嬢さんたちおいで。・・・・・・膝上で寝るんかい。」
胡座かいてちょっと撫でたら、膝上に乗って睡眠モードに入りやがった。
晴「お待たせ・・・・・・動ける?」
昂「・・・・・・抱えれば?」
晴「・・・・・・ならいいのか・・・・・・な?とりあえず、今犬猫の飼い方に詳しい人が知り合いにいるって人と会えるようにしたから、一緒に行く?」
昂「行きます。・・・・・・ただ、少し時間をください。この子たちをカバンに移動するので。」
晴「・・・・・・うん、手伝うよ。」
とりあえず、蘭に連絡しとかないと。
昂汰、早く帰ってきてソラと・・・・・・パンの面倒見てるよね?あれ?思ったよりパンって言いやすい。
\ピンポーン/
蘭「・・・・・・ん?昂汰?」
\ピンコン/
蘭「ん?誰からだろう?・・・・・・昂汰だ。」
インターホン鳴らしても出ないから、2匹置き去りと思った瞬間連絡来るから見てみたら、思いもしない内容だった。
昂『パンとソラと一緒に学校から、飼い方に詳しい人のとこに行ってくる。』
蘭「・・・はぁ!?」
近所迷惑なのは知ってるけど、思わず声に出してしまった・・・。
いかがでした?晴斗の豹変振り。それと、若干昂汰がパンとソラの可愛さの虜になりつつあることを。
やっぱり、学校に動物連れてくるのはアウトだよね~。・・・・・・作者はそんな経験、一っっっっっ切無いけど。
あ、それと・・・、ペット描写が書いてあった沙綾がヒロインで大学生の時の小説を参考にしようとしたのですが・・・・・・無いんですよね~。なので、仕方なく独自で書いてます。
今日明日と休みなので、多分明日も投稿出来ると思いますので、またいつか~!