こっちあっち…いや逆だ?!×名探偵コナン~新マリオネット行進曲~   作:Dr.クロ

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ある日、紫が訪ねて来る。彼女の持ちかけた依頼が事件へと導く


DETECTIVE.Ⅰ~Uからの依頼~

とある場所

 

そこである計画が立てられていた。

 

???「もうすぐ……もうすぐ私の計画が動き出す……」

 

その口から出た言葉には喜びがあふれ出ている。

 

やっと、やっと出来ると待ち望んでいたと言う歓喜で溢れている。

 

そんな人物を別の人物が笑ってみていた

 

???2「(ククク……愚かなマリオネットよ。貴様は我の手の中で躍り続けるのだ……我の力のために)」

 

目の前の笑う人物を内心見下しながら笑う…

 

 

 

 

とある日、伊御達はハチポチで集まっていた。

 

ちなみに集まっている理由は伊御の目の前にいる紫により呼び出されたのだ。

 

飲みに来ていたバディアも耳を傾けていた。

 

伊御「お久しぶりですね紫さん」

 

紫「ええ、あの鬼の国の事件以来ね」

 

挨拶する伊御に紫は笑って言った後にさてと…と真剣な顔で机に肘を付いて腕を組んで伊御達を見渡す。

 

紫「あなた達に依頼したい事があるのよ」

 

榊「依頼ってどんなのだ?」

 

正邪「また厄介な依頼なのか?」

 

半目で聞く正邪に厄介って言う所は正解ねと肯定してから紫は切り出す。

 

紫「皆はクローバーヒルズって建物知ってるわよね?」

 

咲「クローバーヒルズって言うとあのウォーターフロントの中心に建設された、超高層展望ビルのことよね?」

 

京谷「ああ、確か一周年になるんだよな」

 

出てきた建物の名前に咲が確認し、京谷もチラリと見たニュースを思い出して言う。

 

ケーキを食べていた針妙丸は首を傾げる。

 

針妙丸「ウォーターフロントってなに?」

 

正邪「簡単に言えば近くの海に人工的に作った場所だ」

 

姫「そこに建てられた大きなビルがクローバーヒルズです」

 

へぇ~と感心する中でコーヒーを飲んでいたバディアが顔を向ける。

 

バディア「それで?そのクローバーヒルズと依頼がどう関係しているのだ?」

 

紫「実はそのクローバーヒルズを作った社長さんからの依頼でね」

 

佳奈「社長さんから?!」

 

驚きの声をあげる佳奈にそうよと答えた後に紫は困った顔をする。

 

紫「ただね。丁度別の依頼と被って、他に頼む子も予定があって来れないからあなた達にお願いしたいの」

 

つみき「……そうなんだ」

 

真宵「それでどんな内容の依頼なんじゃよ?」

 

紫「あんまり大きい声で言ってはダメよ…」

 

そう言って紫は真剣な顔をし、誰もが息を飲んで言葉を待つ。

 

紫「……どうやらクローバーヒルズでテロが起きる可能性があるみたい」

 

伊御「……え?」

 

バディア「……なに?」

 

出て来た言葉に誰もが驚く。

 

紫「それをやるのは解放の花、奴らの構成員には危ない奴らもいるから何かあった時の為の対処をしてほしいの」

 

針妙丸「テロってなあに?」

 

伊御「お金を得ようとしたり、復讐のためにとか、自らを広めようとする際、暗殺・暴行・破壊活動などの手段を行使することか認める主義の事をテロと言うんだ。針妙丸に分かり易く言うなら一揆を大きくした感じかな」

 

そう言う紫の言った中の単語の意味を聞く針妙丸に伊御が答える。

 

針妙丸「お、恐ろしいことなんですね」

 

正邪「まあな。だがそれよりもっと怖いのが……それに感化された一般人なんだよな」

 

そう言われて針妙丸はイメージして…ぶるりと体を震わせる。

 

紫「さらにあなた達に頼むのはもう1つ、解放の花がガイアメモリを所持していると言う情報よ」

 

榊「なに?!」

 

真宵「ガイアメモリじゃと!?」

 

出て来た事に誰もが驚く中でバディアは成程なと言って紫を見る。

 

バディア「要するに我らにそいつらの対処を頼みたいという事か」

 

紫「ええ、そうよ」

 

頷く紫にこれはまた大変だなとバティアは呟く。

 

紫「まぁ、先方には八雲紫の代役と言えば通して貰える様にしてるから、そこらへんは安心してね。ちなみに入場料とかは基本的に大丈夫だけど食事関連は自費よ」

 

つみき「……今回の敵はテロリストか……」

 

姫「あわわわ……大丈夫でしょうか;」

 

そう言う紫のに呟くつみきのに姫は慌てる。

 

伊御「確かに大変だけどみんなで立ち向かえば大丈夫だと思うよ」

 

正邪「そうだな。鬼の国でもそうだったし」

 

そう言う伊御と正邪のに紫はふふっと笑った後にポンと手を叩く。

 

紫「あ、そうそう。正邪、あなたに渡したい物があるのよ」

 

正邪「ん?私にか?」

 

真宵「一体何を渡すんじゃ?」

 

これよと紫はテーブルの上に渡すものを置く。

 

それは小槌の中央上部分に刃の様なのが付けられており、さらに反鬼の顔が描かれた手裏剣が置かれる。

 

榊「なんだこりゃ?」

 

真宵「なんだか打出の小槌に似ているんじゃよ」

 

紫「そうよ。これは打出の小槌をモデルにして作った打出之小槌刀《うちでのこづちとう》よ」

 

訝しむメンバーに紫は説明し、手裏剣を取り付けて廻してから地面とか空中を叩けば陣が現れてあなたの新たな力になると正邪に言う。

 

正邪「へー、そうなのか……」

 

針妙丸「良かったね正邪!」

 

打出之小槌刀《うちでのこづちとう》を手に取る正邪に針妙丸は笑って言った後に紫が立ち上がる。

 

紫「それじゃあ私はこれで…頼んだ側とはいえ、無茶はしないでね」

 

伊御「うん、分かりました」

 

姫「ふぁ、ふぁい!」

 

そう言ってあ、これ皆の分のねと自分の注文したのにバディアや伊御達の飲み物分のを支払って出て行く。

 

榊「にしても解放の花か……」

 

京谷「確かどんな組織だったっけ?」

 

見送ってから腕を組む榊の後に聞く京谷に真宵がパソコンを取り出して調べる。

 

真宵「えっと確か……お、あったんじゃよ」

 

出て来たのを誰もが覗き込む。

 

バディア「なになに……解放の花とは黒瀬 靖志をトップとしたテロリストでトップである黒瀬靖志に幹部達はそれぞれ花の名前をコードネームとしている。どれ位の構成員で出来ているかは謎との事…ただ幹部には有名な存在がいるらしい」

 

伊御「ようするに…黒瀬靖志を止めないと幹部を捕まえても再起される可能性があるみたいだね」

 

つみき「……彼らは何が目的のテロリストかしら?」

 

解放の花について言うバディアに伊尾は腕を組んでそう呟いた後につみきは首を傾げる。

 

真宵「残念じゃけどそこまで書いてないみたいじゃな」

 

榊「そうか……」

 

佳奈「このテロリストはどんな事件起こしているのかな?」

 

困った顔で言う真宵にうむむと榊は唸る中で佳奈は探すがめぼしい事件はない。

 

つみき「秘密裏に動いているからないみたいね」

 

正邪「とにかく、行ってみるしかないか」

 

伊御「そうだね」

 

みいこ「それじゃあ行きましょうか」

 

そう言う伊御達にみいこはそう言う。

 

榊「こんなとき、コナン達が居ればもっと助かるんだけどな」

 

みいこ「そうねぇ」

 

そう呟いた榊だったがまさかそのコナン達もとある事でクローバーヒルズに向かっていた事を知るのは着いた時にであった。

 

 

 

 

数分後

 

伊御「着いたな」

 

榊「ああ。にしてもスゲェなぁこのビル」

 

駐車場に車を止めて、目の前にそびえたつビルを見ながら呟く伊御の後に榊は感嘆の声をあげる。

 

佳奈「確か上から見るとクローバーの形をしているからクローバーヒルズって言うんだっけ?」

 

真宵「そうなんじゃよ。パンフレットにもそう書いてあるんじゃよ」

 

そびえたつビルを見ながら言う佳奈に先ほど手に入れたパンフレットを見ながら真宵は答える。

 

針妙丸「おっきいねー!」

 

正邪「そうだな少名姫。特に少名姫にとってはこの高さは滅多にないだろうしな」

 

感嘆の声をあげる針妙丸に正邪はそう言う。

 

正邪としては姫だけで言うのがしっくり来るが同じ名前の姫がいるので針妙丸の苗字である少名に姫を付けてそう呼んでいる。

 

姫「確かの鬼の国にはあまりなかったですからねそんなの」

 

伊御「あったとしてもあの城だけだったしね」

 

そんな針妙丸にくすりと笑って言う姫に伊御は思い出しながら苦笑する。

 

バディア「それにしてもクローバーか……」

 

つみき「……少し不吉ね」

 

針妙丸「え?なんで?」

 

そんな中、バディアの後のつみきの言った事に針妙丸は首を傾げる。

 

つみき「……クローバーの花言葉は主に幸せとかってのがあるけど実は復讐って言うのもあるのよ」

 

針妙丸「それは…確かに不吉だね」

 

なぜ不吉と呟いたかの理由を言うつみきに針妙丸は顔を顰める。

 

すると周りを見ていた伊御は見覚えのある姿が目に入る。

 

それはかつてとある事件で出会った江戸川コナンであった。

 

他にも毛利蘭や父親である毛利小五郎もいる。

 

伊御「あれって……コナン君たちじゃない?」

 

正邪「ん?」

 

言われてメンバーも伊御の見ている方を見てあ、ホントだとバディアと針妙丸を除いて声を漏らす。

 

針妙丸「誰?」

 

姫「前にある事で関わった人たちなんですよ」

 

真宵「あの時も大変じゃったねぇ」

 

首を傾げる針妙丸に姫は説明して真宵はしみじみと呟く。

 

バディア「んでどういった奴らなんだ?」

 

伊御「名探偵とその仲間たちってところかな」

 

一応知ってはいるがそう聞いたバディアはふうんと小五郎と蘭を見る。

 

榊「んであの蘭って人は空手の使い手でとっても強いんだぜ」

 

京谷「優勝したくらいだったからな」

 

ほほうとバディアが感心する中で蘭がこちらに振り向いてあっと声を上げる。

 

蘭「つみきちゃん達じゃない!久しぶり!」

 

そのまま伊御達へと駆け寄り、笑顔で言う。

 

つみき「……お久しぶり」

 

姫「お久しぶりですね!蘭さん!」

 

小五郎「あ、お前等」

 

コナン「伊御お兄ちゃん達だ。久しぶり!」

 

それに小五郎とコナンも気づいて近寄る。

 

彼らと共に2人の男女がいた。

 

伊御「お久しぶりです毛利さん」

 

榊「よっ、久しぶりだなコナン」

 

コナン「うん、久しぶりだね」

 

小五郎「久しぶりだな…お前等も来ていたのか…」

 

代表で挨拶する伊御と榊にコナンは頷き、小五郎もメンバーを見て針妙丸とバディアを見て増えてるなと心の中で呟く。

 

針妙丸「は、はい。ちょっと用事……」

 

正邪「そう言う毛利探偵はなんで此処にいるんだ?」

 

言おうとした針妙丸を正邪は遮って逆に小五郎達がいる理由を聞く。

 

もしも口が滑ってテロが起こるなどと言うのが明らかになったら逆にやばいと判断してのだ。

 

小五郎「依頼だよ依頼。ここの社長に依頼されてな」

 

伊御「依頼ですか?一体どんな依頼を?」

 

聞く伊御に小五郎はチラリと一緒にいた男を見た後に確認する様に伊御達へ聞く。

 

小五郎「1つ確認させて貰うが、お前等は〝あの人”の依頼で来たのか?」

 

あの人と言うのに針妙丸は首を傾げるが伊御達は誰の事を指してるのか察して伊御が代表で頷く。

 

伊御「はい。あの人からの依頼で来ました」

 

小五郎「そうか……こりゃあこの依頼、一筋縄じゃいかなくなりそうだな」

 

肯定した伊御のに小五郎は顔を顰めた後に男へと顔を向ける。

 

小五郎「小沢さん。彼らもどうやら社長に依頼された人から派遣された子達の様です。一緒に連れて行ってもよろしいでしょうか?」

 

小沢「はあ!?見るからにあなたの娘さんと同じ高校生ではないですか!?見るからに中学生な子もいますし!」

 

そう頼み込む小五郎に小沢は驚いた様子で伊御達を見る。

 

榊「中学生な子って……」

 

京谷「針妙丸のことか?」

 

そんな小沢のに榊と京谷は針妙丸を見る。

 

小五郎「小沢さん。彼らに依頼した人物は我々探偵や警察から高い評価を受けているのです。そんな人物が送って来たのなら一緒に来た方が良いでしょう」

 

小沢「う、ぬ……分かりましたよ」

 

小五郎の真剣な表情に小沢は折れて同行を渋々許可する。

 

伊御「ありがとうございます毛利さん」

 

小五郎「お前らがいた方が色々と助かると思ったからそうしたまでだ」

 

正邪「それでも助かったぜ」

 

礼を言う伊御に小五郎はそう返し、正邪も礼を述べる。

 

話してる中で姫はメールを送っているコナンに気づく。

 

姫「誰にメールしているんですか?」

 

コナン「ちょっと灰原にね」

 

そうなんですか~と姫はほんわかしてるがそのコナンの行動が灰原や彼女と一緒に来ていた少年探偵団を救っていたのを知らなかった。

 

ちなみに時間帯は9時45分である。

 

建物に入った一同は小沢の案内の元、エグゼクティブフロアを歩いていた。

 

小沢「この先が社長のプライベートルームです」

 

小五郎「ほぉ、なかなかゴージャスなお住まいですな」

 

伊御「確かに高級感あるところですね」

 

説明する小沢のを聞いて小五郎は感嘆し、伊御達もフロアの高級感に同意する。

 

すると向こうから歩いていた女性がこちらに、特に小五郎と一緒にいた可南子に嬉しそうに近寄る。

 

????「可南子さん!ちょうどよかった!例のシステムが出来上がったんですよ!是非是非、見ていただきたいんですけど…」

 

可南子「あの……すみません、どなたですか?」

 

嬉しそうに声をかけて来た女性に可奈子は戸惑った様に聞く。

 

????「え?可南子さん?何かの冗談ですか?えと、正直……あんまりおもしろくないです」

 

可南子「ごめんなさい、でも本気なんです」

 

からかわれてると思ったのかそう言って笑う女性に可奈子は申し訳なく謝る。

 

冗談ではないと感じたのか戸惑いを隠せない女性に小五郎が話しかける。

 

小五郎「お嬢さん、可南子さんは記憶喪失に陥っているようなのです」

 

????「ええっ、本当ですか…!?……ってこんなおじさんが深刻そうな顔して私を騙す理由はないか」

 

それに女性は驚いた後にすぐさまそう言う。

 

小五郎「えぇ?ちょ、こんなおじさんって……」

 

伊御「あの、すみませんが貴方は?」

 

それに小五郎は言われた事に少し傷つき、伊御が女性に向けて聞くと女性はあ、すいませんと名前を名乗ってないのに気づく。

 

????「私はクラリッサ高嶺。このクローバーヒルズのネットワークを管理するオペレーターをしています!」

 

京谷「お、オペレーターって俺たちとほとんど歳変わらないのにか!?」

 

名乗った女性、クラリッサの言った事に京谷は驚き、真宵達も凄いと感心する。

 

そんなメンバーの反応にクラリッサは悪戯な成功した様な子供の様に笑う。

 

クラリッサ「それで貴方たちは一体?」

 

そんなクラリッサの問いに伊御達はそれぞれ自己紹介し、姫が先ほどクラリッサの言っていたシステムと言うのが気になって質問する。

 

姫「あの、さっき言っていたシステムって何なんですか?」

 

その姫の質問にクラリッサはよくぞ聞いてくれました!と楽しそうに笑って説明を始める。

 

クラリッサ「では早速この真実カードシステムの事を一から説明しますね!」

 

真宵「真実?」

 

正邪「カード?」

 

出て来た名前に誰もが首を傾げる中で小沢が苛立った様子で突っかかる。

 

小沢「クラリッサ、今、僕達は少し急いでいてね!社長の所にお客さんを案内したいんだ……また後でじゃ駄目なのかい?」

 

クラリッサ「うーん……」

 

その言葉にクラリッサは唸った後に首を横に振る。

 

クラリッサ「駄目ですね小沢さん!可南子さん、なかなか捕まりませんもの……」

 

うーーーーんと唸った後にクラリッサは妙案を思いついたとばかりに笑う。

 

クラリッサ「そうだ!どうせだから小沢さんや社長も一緒にこのシステムの話を聞いてください!そうしたら私、あとで森山コーポレーションの方々にレクチャーする手間が省けますから!」

 

小沢「手間が省けるって……それは君の業務だとおもうのだが?」

 

出て来た言葉に小沢はそう指摘し、確かにとコナンと小五郎に伊御達も小沢の指摘にそう思った。

 

クラリッサ「いいじゃないですか!一応、発注元は森山コーポレーションという事になってるんですし!可南子さんだけじゃなく、会社の人にちゃんと説明しなくちゃ!さ、行きましょう!」

 

そう言って駆け出すクラリッサにず、ずいぶん強引な女の人だなとコナンは思った。

 

コナン「(それにシステムを構築したって言うけどさっき京谷が言っていたように俺や蘭とそれほど変わらない年齢に見える……)」

 

バディア「ところでお前、我らと同い年に見えるが実際は幾つなんだ?」

 

追いついてから実年齢どれ位だと思ったコナンと同じ疑問を思っていたバディアが質問する。

 

クラリッサ「18歳です」

 

真宵「18歳でシステムを構築するなんて凄いんじゃね!」

 

榊「(いや、お前の方が凄いからね真宵;)」

 

そう言う真宵に榊は心の中でツッコミを入れる。

 

確かにライダーシステムを普通に作り上げてるから、真宵も真宵で凄い部類に入る。

 

クラリッサ「そう言えば貴方……もしかして片瀬真宵さんですか?」

 

真宵「え?私のこと知っているのん?」

 

するとふとそう聞くクラリッサのに真宵は聞き返す。

 

クラリッサ「確か新聞で学園祭にて凄いことしたって書いてあったのを見てね」

 

伊御「あーそう言えば」

 

つみき「……屋台をオール電化にしてたわね」

 

真宵「ソーラーパネル設置したりとか電子管制システム作ったりしたんじゃっけ」

 

小五郎「(実際に見たが、学園祭でそこまでするかって思ったからな……;)」

 

コナン「(ははは;)」

 

そう言ったクラリッサのに伊御達は思い出して言い、実際に行った小五郎とコナンは呆れる。

 

するとしびれを切らした小沢が咳払いする。

 

小沢「そろそろ社長が待っているから話なら社長室でして貰えるかな?」

 

小五郎「おっと、そうでしたな」

 

話は社長の自室でも出来ると言うので話しはそこでしようと一同は社長の自室へと向かう。

 

小沢「社長、入ります…」

 

目的の場所に着いて、ノックをしてそう一言断った後に小沢は扉を開けて中に入る。

 

小沢「……………あれ?」

 

ただ、そこには誰もおらず、小沢は首を傾げる。

 

小五郎「ん?留守のようだな」

 

伊御「ホントですね……」

 

後ろから入って言う小五郎と伊御におかしいな…と小沢は頭を掻く。

 

小沢「会社にも、自宅にも不在の時は必ず連絡を欠かさない方なのに…あんなに覚えていたのに…どこかに1人で出かけるなんてあり得ないと思うんですが…」

 

何処に行ったのだろうか…と小沢は困った顔をしてると続いて入って来たコナンと伊御の鼻に海で感じる匂いが通り過ぎる。

 

コナン「(この匂いは……)」

 

伊御「なんだか海の香りがしないか?」

 

なんで海のする匂いが漂っているのか疑問に感じた後にコナンはカーテンが揺れているのに気づく。

 

コナン「あれ?カーテンが濡れてるよ?」

 

姫「あ、ホントですね」

 

小沢「おかしいな……社長は新鮮な空気がお好きで、いつも窓を開けてらっしゃって屋上や非常階段のセキュリティに、自信を持っていらっしゃいますが…今日は雨が急に降ったなどないですし…」

 

さらに濡れている事に気づくコナンに姫も気づいて言い、濡れてるのを見て小沢は思い出して言う。

 

小五郎「取り敢えず社長を探しますか」

 

榊「後、この部屋に何処に行ったかの何か手がかりがあるかもしれないな」

 

針妙丸「だけど手分けして別々の場所を探して一々合流するのをしてたら手間じゃない?」

 

元刑事として関心出来んなと小沢の言った事にそう思いながらそう提案する小五郎に榊も部屋の中を見渡す隣で針妙丸がそう言うとクラリッサがふふふと自慢げに笑う。

 

クラリッサ「そういう時にはこの真実カードシステムを使うといいですよ!」

 

小沢「クラリッサ、どういう事だそれは?」

 

バディア「どんなのだそれは?」

 

告げられた事に誰もがクラリッサを見る。

 

クラリッサ「真実カードシステムはスマホアプリの一種で操作している人が見たり聞いたりした情報を文字にして打ち込んだり、カメラで写したりしてまとめる。すると真実カードシステムを使っている人全員にその情報が送られる超便利なシステムなのよ!」

 

笑顔で真実カードシステムがどう言うのかをクラリッサは説明する。

 

コナン「なるほどね……でもそれってメールで代用できないの?」

 

正邪「そういえばそうだな」

 

感心した後に質問するコナンに正邪はそこんとこどうなんだ?と聞く。

 

クラリッサ「メールアドレスをいちいち登録するのは面倒でしょ?知り合いでもない人とアドレスを教え合うのも不安よね?でもこれなら相手が同じアプリを使っていれば重要な情報を共用することができるのよ!」

 

榊「おー!それは確かに便利だな!」

 

佳奈「凄いシステム作ったねクラリッサさん!」

 

可南子「地震や火災が起きた時にも役に立ちそうですね…クローバーヒルズの管理者担当者が全員、このアプリを使っていれば情報の共有が一瞬で出来ますし…」

 

答えたクラリッサのに榊と佳奈は感嘆して可南子がそう言う。

 

クラリッサ「ええ、可南子さんが私にシステムの開発をお願いして来られた時も災害があった時、適切な対応ができるようにしたい……そう、おっしゃっていたんですよ!」

 

姫「ふぇ~そうなんですか」

 

笑顔でそう言うクラリッサに姫は感嘆する。

 

人の事を考えてるな…と京谷も感嘆する。

 

可南子「確かにそんなことをお話ししたような気がします」

 

小五郎「ほぉ、さすが可南子さん!建築家というのはそういったところにまで気を配るものなんですなぁ!」

 

そんな可南子の気配りに小五郎は褒める。

 

可南子「っ……!」

 

つみき「……どうしたの?大丈夫?」

 

すると可南子は頭を抑えて、呻き、つみきや蘭が近寄る。

 

蘭「大丈夫ですか可南子さん!?」

 

バディア「もし辛いなら病院に行った方が良いぞ」

 

可奈子「ごめんなさい、大丈夫です…何かを思い出せるような気がしたんですが……………お気遣い感謝します」

 

心配そうに声をかける蘭とバディアに可奈子はそう返してから礼を言う。

 

そんな可奈子を憎々しげに見ていた小沢はクラリッサへと顔を向ける。

 

小沢「………だいたいの事は僕にもわかった。クラリッサ、もういいだろう?」

 

クラリッサ「えぇ、でも……」

 

小五郎「ん……?なんだこれは?」

 

物足りなさそうなクラリッサだったが部屋を歩き回っていた小五郎は社長の机の近くで何かを見つける。

 

伊御「これは……手紙?」

 

小五郎「えっと何々……『…今すぐに水族館へ来い。お前が最も欲しているものを渡してやる』」

 

拾い上げたのを見て呟く伊御の後に小五郎は内容を読み、何じゃこりゃあ?と呟く。

 

榊「呼び出しの手紙の用だな」

 

咲「この手紙を見て、社長さんは水族館に行ったのかしら?」

 

コナン「(お前が最も欲しているものを渡してやる、か…この部屋にいないんだ…社長は取引に応じる為に、出かけたんだろう…だが、何かに怯えていたらしいのに危険を冒して出かけたってのは…嫌な予感がするな…)」

 

それを見て言う榊と咲の隣でコナンはそう考える。

 

伊御「取りあえずこの水族館に行ってみませんか毛利さん」

 

小五郎「ああ、そうだな」

 

それを伊御も感じ取ったのかそう進言し、小五郎も同意して移動しようとした時にクラリッサがストップをかける。

 

クラリッサ「その前に皆さん、すいませんがお手元の携帯やスマホを貸していただけますか?」

 

姫「ふぇ?」

 

バディア「何をするつもりだ?」

 

言われた事に誰もが首を傾げるが良いから良いからとクラリッサに急かされて、小沢以外のメンバーはそれぞれの携帯やスマホを渡す。

 

受け取ったクラリッサはこれをああして、こうして…と瞬く間に作業を終える。

 

クラリッサ「はい、これで真実カードシステムはインストールされました!じゃあ早速さっきの怪文書を登録して見ましょう!」

 

小五郎「お、おう…でもどうやればいいんだ?」

 

京谷「確かにどう操作すればいいんだ?」

 

笑顔で言うクラリッサに小五郎と京谷は聞く。

 

コナン「お姉さん、僕やってみたい!」

 

クラリッサ「あら、君がやるの?好奇心旺盛ね。とっても良い事だわ!」

 

笑って言うコナンにクラリッサは嬉しそうに笑ってコナンに近寄って説明を始める。

 

クラリッサ「まず、ここのボタンを押してスピーカーに向かって説明するの」

 

言われた通り、先ほどの手紙についてコナンは自分的に纏めてスピーカーに向かって話す。

 

コナン「うん、それで?」

 

クラリッサ「それからカメラを起動させるわ」

 

ヴィン

 

そう言ってクラリッサはカメラで手紙のを撮ると画面に手紙のがカードとなって出て来る。

 

クラリッサ「はい、これで真実カードシステムにさっきの怪文書が登録されました!」

 

姫「こ、これだけで!?」

 

真宵「これなら確かに誰にでもできそうじゃね」

 

その簡単な操作に誰もが驚き、感嘆する。

 

クラリッサ「でも一つ注意して欲しい事があるの!」

 

針妙丸「注意?」

 

姫「なんですか?」

 

するとクラリッサが真面目な顔でそう言い、全員の目が集まってからクラリッサは注意を言う。

 

クラリッサ「登録しただけじゃ、同じアプリを使っている人の所に真実カードは行かないのよね。だから接続ボタンを押してはじめて私のコントロールするネットワークを通じてみんなのケータイにデータが行くってわけ!」

 

小五郎「なるほどな……でも俺、細けぇ操作はつい、忘れちまうんだよなあ……」

 

注意にそう言う小五郎に確かにと榊は同意する。

 

人と言うものはあんまり細かすぎるのもつい忘れがちになったりしてしまうものだ。

 

クラリッサ「しょうがないおじさんね……。もし、接続するのを忘れた時は私がフォローしてあげるわ!」

 

コナン「ねえねえお姉さん!他の人にもこのアプリをインストールしてもらいたい時はどうすればいいの?」

 

そんな小五郎に呆れるクラリッサへとコナンが質問する。

 

クラリッサ「あら、良い質問ね!アプリ自体を転送するモードがついているからそれを使ってくれればいいわ!」

 

伊御「なるほど。それは便利ですね」

 

正邪「それって同時に複数に転送とかもできるのか?」

 

つまり教えれば簡単に出来る事に納得する伊御の後に正邪が聞くともちろんと返される。

 

小五郎「ほぉ、そりゃ便利だな」

 

榊「これならもしもの時の連絡は安心できるな」

 

誰もが感嘆してると見ていた小沢が口を開く。

 

小沢「でも、クラリッサ。クローバーヒルズは最先端の技術をもって建設された建物なんだよ?天地がひっくり返ったとしてもそんなアプリが必要になるとは思えないが……」

 

クラリッサ「それは、そうかもしれませんけど備えあれば憂いなしって言いますしね!」

 

コナン「(真実カードシステムか……これがあれば、何があっても服部や灰原と同時に連絡が取れるって事か……)」

 

しばらくして社長を探そうとした時、コナンのスマホに着信が来る。

 

コナン「ん?」

 

誰からだ?とコナンはスマホを操作し、服部からだとメールを開き…驚愕する。

 

伊御「どうしたのコナン君?」

 

コナン「す、水族館で社長さんの死体が発見されたって……」

 

「!?」

 

出て来た言葉に伊御や他のメンバーは驚いた後にコナンは真っ先に走り出し、伊御とバディアも続く。

 

時刻は10:00でコナン達は案内図を見ながら水族館に辿り着くと水槽の前で服部が立っていた。

 

コナン「服部!!森山コーポレーションの社長が殺されたって……!!」

 

伊御「こ、これは……!」

 

服部に近づき、彼が見ている方へと顔を向けて3人は驚く。

 

そこでは海藻の様にゆらめく…行く前にインターネットなどで確認した森山社長の姿があった。

 

コナン「(クソッ、なんて事だ………!)」

 

それにコナンは顔を歪める。

 

伊御「コナン君、今は驚いている場合じゃない」

 

服部「そうや!まだ社長さんは生きとるかもしれんのや!」

 

コナン「ああ、急いで引き揚げないと!!警備員さんカギは!」

 

2人の言葉にコナンは頷いた後に服部と一緒にいた警備員と思われる男性へとそう聞く。

 

警備員「いや、俺はこの水槽に続く通路のカギを持ってなくて……」

 

服部「なら持っとる奴を早く呼んでこんかい!!」

 

警備員「は、はいぃっ!!」

 

コナン「(クソッ……森山社長はおっちゃんに助けを求めてたってのに俺は助けられなかった……!)」

 

怒鳴られて慌てて走る警備員を見届けた後に悔しがるコナンは何か証拠はと水槽の中を見る。

 

コナン「(んん……?なんだアレは……?)」

 

その際、コナンは森山社長の頭に注目する。

 

コナン「頭に傷があるみたいだな……」

 

伊御「そうだね。なんか重いものでも殴られたのかな?かなり血が出ているみたいだし……」

 

服部「くっ、早く社長さんを引き揚げたらんと……!!」

 

同じ様に気づいた伊御の後に服部が警備員はまだかと焦る。

 

コナン「ああ……!それにしても妙じゃないか?」

 

バディア「む?なにがだ?」

 

服部のに頷いた後にコナンが呟いた事に伊御達はコナンを見る。

 

コナン「森山社長はどうしてこんな風に手を上げているんだ?この状況なら腕はぶら下がった状態なのが普通なんだが……」

 

そう言われて3人も確かにと森山社長を見る。

 

なぜ腕を下げてないで上げているか…ヒントになるだろうか

 

警備員「服部さん!カギを持ってる人、連れてきました!」

 

???「どうも、当館副館長の原田良太郎です。探偵さんがいらっしゃったと聞きましたが一体何が……!?」

 

すると先ほどの警備員が1人の老齢な男性を連れて来て、男性、原田は名乗った後に水槽の中の森山社長に驚く。

 

コナン「原田さん!しっかりして……!!」

 

伊御「早く、珊瑚の夢に続く通路の扉の鍵を!」

 

服部「まだあの人が息をしている可能性があるかもしれないんや!はようせい!」

 

それにコナンと伊御達は声をかけて、命がかかっていると言う事で原田も我に返る。

 

原田「わわわ……わかりました!どうぞこちらへ!」

 

急ぐ原田の案内の元、コナン達も急いで走り、原田は水槽上部の扉を開ける。

 

原田「こちらです!」

 

コナン「うん…!でも原田さん、ごめん!ちょっとそこで待っていてくれる?伊御さんとバディアさんは森山社長を引き上げて」

 

そう言って向かおうとした原田をコナンは止めて伊御とバディアにそうお願いする。

 

伊御「分かった。バディア」

 

バディア「ああ」

 

2人は頷いて急いで森山社長の所へと向かう。

 

原田「な、なぜあの二人に?」

 

服部「その前にや、望月さん。アンタは、このカギのかかった水槽には入れなかったんやな?」

 

質問する原田にそう言ってから服部は警備員へと確認する様に聞く。

 

警備員→望月「ああ、その通りだけど……」

 

服部「やっぱりな、社長を引き上げるのはあの2人に任せて、俺らはあんま現場を乱さん様に待って置くんや」

 

頷く望月や原田にそう言う。

 

しばらくして森山社長は引き上げられるが結果として死亡している事を確認された。

 

コナン「脈拍も呼吸も認められない…体は冷え切って軟らかい…残念ながら、森山社長はずいぶん前に息を引き取っていたようだな…」

 

伊御「そのようだね……」

 

バディア「にしてもずいぶん酷いなこれは……」

 

そう言うコナンに伊御も確認して頷き、バディアは森山社長を見て言う。

 

殴られた頭もそうだが膝部分が破けて膝を露出しており、足には浮かない様にする重りまで付けられていた。

 

すると入口から会話する声が聞こえる。

 

???「鍵が開いていて良かったわ。さあ行くわよ高木君!」

 

???2「すいません、ちょっとどいて―――ってあれ…?服部くんと音無くんに…」

 

???3「毛利探偵の助手くんじゃないか」

 

少しして2人の男性と女性が来る。

 

その内の男女が佐藤刑事に高木刑事でもう1人は服からして鑑識官みたいだ。

 

伊御「あ、高木さんに佐藤さん」

 

コナン「それに鑑識の柳下さんまで!!」

 

佐藤「あら、こんにちわコナン君。今日は服部君に…君はあの時の音無伊御君ね。君も一緒なのね」

 

気づいた伊御とコナンに佐藤は気づいて言う。

 

伊御「ええ、遊園地の事件以来ですね」

 

佐藤「そっちの女の子は?初めて見る顔だけど知り合い?」

 

頷く伊御の隣にいるバディアを見てそう聞いてからもしかしてガールフレンド?と茶化す様に聞く。

 

バディア「誰がガールフレンドだ。我はバディア。伊御とはただの……じゃ失礼だから仲の良い友達だ」

 

憮然として返すバディアにあら、ごめんなさいねと佐藤は謝る。

 

ただ、内心バディアはガールフレンドと言われてドキドキしていた。

 

高木「えっと、コナン君はともかく、伊御くんと服部くんはなんでここに?」

 

服部「俺はテレビに出演するために来て、待ってる時にプロデューサーを務める人から人が死んでるって話を聞いてここに急いで駆け付けたんや」

 

伊御「俺はある人からの依頼で、コナンくんを通して平次から教えられたんです」

 

佐藤「なるほどね…」

 

隣でそう聞く高木に服部は答え、伊御も続く。

 

柳下「相変わらず、事件に出くわす才能に恵まれているようだな…」

 

伊御「よく言うあれですかね?探偵が行く先に事件が起きるっていう」

 

呆れ交じりに言う柳下に伊御はそう返す。

 

高木「(確かに毛利さんが行く先々で事件に遭うよな…)」

 

佐藤「…っと、のんびり挨拶してる場合じゃないわね」

 

服部「ああ、そうやな」

 

バディア「殺した犯人の罪を暴かなくてはな」

 

伊御のに思わず納得する高木の隣でそう言う佐藤に服部も真剣な顔で森山を見る。

 

コナン「(服部達の言う通りだ…。真実に近づくために……まずはこの場所と遺体を調べてみよう!)」

 

それにコナンはそう考えた後に捜査を開始する。

 

起こりし社長殺害事件、伊御達とコナンは……




針妙丸「次回!『Iの調査』!Iって何?」

正邪「事件って意味のインシデントの頭文字ですよ少名姫」
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