こっちあっち…いや逆だ?!×名探偵コナン~新マリオネット行進曲~   作:Dr.クロ

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正邪(コナン)の推理で明らかになる真実。だが、その時…想定外のことが


DETECTIVE.Ⅻ~天邪鬼な少年の推理/Sの初陣~

犯人と言われた矢口は慌てた様子で弁解を始める。

 

矢口「そこの刑事さんの言う通りです!私はなんかより小沢さんの方がずっと犯人らしいじゃないですか!!ホントは高所恐怖症なんかじゃなく、犯行が不可能だと言うアピールの為に自称しているだけかもしれませんよ!医者でもないのに彼の高所恐怖症が本物だと言い切れるんですか!?」

 

小沢「なっ!?何を言うんですか矢口さん!!」

 

向けられた言葉に小沢は怒鳴る。

 

服部「ほぉ、随分と小者らしい口を聞くやないか」

 

正邪(コナン)「残念だが小沢さんが犯人ってのはあり得ないぜ。何故なら小沢さんは朝早くから毛利探偵の所に仕事の依頼に行って、そのままこのクローバーヒルズに戻って来た。望月さんの見回りの後、小沢さんがクローバーヒルズに来たって証拠もねぇ。これがどういう意味か分かるか?」

 

小五郎「確かに、犯行時刻となる時間帯に俺の所に来ていては小沢さんでは()()()が出来ないから犯人ではないな」

 

そんな矢口のに対して服部が呟いた後に正邪(コナン)が否定してそう問うと何かに気づいた小五郎がそう言う。

 

矢口「な、何ですか、ある事とは!?それが小沢さんが無実だと言う事と繋がるんですか!?」

 

服部「分からんのか、矢口さん?」

 

わめく矢口に服部がそう問うとああ!と後藤が声をあげる。

 

後藤「小沢さんには蛇腹の蓋を引き揚げる時間がない。そう言う事でしょ!」

 

服部「その通りや!」

 

小五郎「と言う事です矢口さん。小沢さんに犯行は不可能なのが分かりましたね」

 

指摘されて矢口は呻いてから玲香を見る。

 

矢口「だ、だったら玲香さんは!」

 

伊御「玲香さんにも無理です。彼女には中和剤をなじませてから戻って水を入れるまでのアリバイが有ります」

 

正邪(コナン)「先に言っておくが原田さんも無理だぜ?凶器である五キロぐらいある。片手しかつかえない原田さんじゃそれを使うのは無理だ!」

 

榊「凶器はこのカードにある岩だな。両手を使わないと持ち上げられないからな」

 

伊御の後に正邪(コナン)が原田の無実を言い、真実カード『凶器は落ちていた岩』を矢口に翳しながら榊が追従する。

 

和葉「確かにこの重さの岩を、片手で持って相手を殺すのは不可能や!」

 

真宵「しかも使えるのは利き手じゃない方の手だからもっと難しいんじゃよ」

 

原田「フフ、まさかこの怪我が私の無実を証明してくれるとは……これこそまさにケガの功名ですな」

 

安堵する原田のに矢口はさらに呻く。

 

正邪(コナン)「さあ矢口さん。そろそろ観念したらどうだ?」

 

矢口「観念なんて出来ませんよ。だって私は『無実』なんですからね!」

 

眼を見開いて矢口は自分は犯人じゃないと主張する。

 

服部「ほぉ……まだ言うんか?」

 

正邪(コナン)「んじゃその理由は?」

 

矢口「見ればわかるでしょ!私の身長は167センチ!()()()()()()()()()()()()()()()!殴る事なんてできませんよ!!」

 

問う2人に矢口はそう言い放つ。

 

服部「アホやなぁ、あんたが簡単に社長の頭を殴れる証拠はあるんや」

 

伊御「それはこの滴下痕です。現場にあったこの滴下痕は床上20cm程度の高さから滴り落ちていた血痕ばかりでした」

 

そう言って伊御は真実カード『滴下痕』を見せる。

 

柳下「それは俺が探偵君に知らせた奴か」

 

正邪(コナン)「アンタは中和剤でぬるぬるすべるようになった岩に悪戦苦闘している社長に物置にあったホースを垂らして引き上げた」

 

佐藤「なるほど…。それでホースに血痕がついていたのね」

 

矢口「………ぐっ…」

 

服部「その後アンタはホースか何かが足元に落ちた、足が悪いから屈むのが一苦労だとか何とか言って被害者を屈ませたところで…ボカッ!っと被害者を殺したんや!!」

 

推理を披露した2人のに矢口はさらに呻く。

 

玲香「嘘…矢口さんが、そんなに残酷に、社長を……」

 

小沢「でも玲香さん。社長は誰にも頭を下げたことがないというのが自慢の一つだった。そのくらいの理由がなければ、屈みこむなんて事ありえないと思うが……」

 

信じられないと呟く玲香に筋は通っていると小沢は言う。

 

矢口「……フン、私からは妄想としかいいようがないですね。でも探偵のお嬢さん。一番大切な事忘れていませんか?」

 

姫「一番大切な事?」

 

冷たく言った矢口のに首を傾げる姫のに答える様に矢口は言う。

 

矢口「お嬢さんの説だと、私は玲香さんが水を張った後物置から出た事になりますが…玲香さんは掃除を終えた時、渡し板と共にバックヤードに戻ったんです!()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()…!?!?」

 

あっとその言葉に誰もが声を漏らす。

 

目暮「確かに、矢口さんの脚は詐病ではない。渡し板がない限り、彼は岩場の行き来ができないはずだ」

 

矢口「その通りです!私が犯人だというなら、どうやって私は……現場から戻ってきたんですか!?」

 

呻く目暮のに証明して見せろと矢口は正邪(コナン)に言い渡す。

 

針妙丸「せ、正邪。大丈夫?」

 

正邪(コナン)「安心してください少名姫。あんたの切り札だと思ってるそれ、種はもう割れてますからね」

 

不安そうに聞く針妙丸に正邪(コナン)は自信満々に返す。

 

矢口「ほぉ…だというなら私の質問に答えろ!蛇正(じゃせい)神那(じんな)!!」

 

答えられる訳がないとばかりに叫ぶ矢口に正邪(コナン)は静かに返す。

 

正邪(コナン)「アンタが岩場に戻った方法、それはとある物で足場を作ったからだ」

 

矢口「ハッ、どうやって足場を作ると言うんですか?このアクアリウムには予備の渡し板はありませんよ…!」

 

玲香「そうね。渡し板になるような備品もない……」

 

吐き捨てる矢口のに玲香も思い出して言うが、あるんだよと正邪(コナン)は告げる。

 

正邪(コナン)「矢口さん。アンタが橋代わりに使ったものは備品とか、予備とか、そんなレベルのものじゃねぇ!アンタが使ったのはそれよりもっと恐ろしいものなんだよ!」

 

矢口「ふ、フン…もったいぶらないでさっさと答えてくださいよ…!」

 

良いぜと返した正邪(コナン)のに矢口は思わずたじろぐ。

 

正邪(コナン)「ああ。アンタの使った禁断の『渡し板』。それは……死んだ森山社長の遺体だ!!」

 

「「「!?」」」

 

誰もが告げられた事に戦慄する。

 

服部「死後硬直が急激に進んだ被害者の遺体を橋代わりにしてアンタは岩と岩の間を渡ったんや!」

 

小五郎「死体は時間が経てば立つ程固くなる。あんたはそれを利用したと言う訳だ」

 

正邪(コナン)「死後硬直は筋肉質な男性ほど早く、強く完成する。森山社長みたいな体系ならアンタが岩の間を渡るのに十分な条件が揃ってるって言えるんだよ!」

 

目暮「な、なんだって……!?」

 

原田「遺体に乗り、狭間を渡るなんて……そんなの死者への冒涜じゃないか!!」

 

玲香「ほ、本当なの…?矢口さん」

 

2人の探偵と正邪(コナン)の言葉に目暮は目を見開き、原田は叫び、玲香は両手で口を抑えながら矢口を見る。

 

矢口「本当なわけ、ないじゃないですか!全部、この子たちの妄想ですよ!!」

 

正邪(コナン)「妄想なんかじゃねぇよ。それを裏付ける証拠もばっちりあるしな」

 

なあ服部と声をかける正邪(コナン)におうさと返してから服部は真実カード『血濡れた指紋』を突き付ける。

 

服部「右の岩場のヘリに微量の血液がついてたんや。両手を挙げさせた遺体を橋代わりにせんかったならそんなところに血がつくはずがないんや…!!」

 

榊「あ!万歳直立状態で発見された遺体もそれが理由か!」

 

成程と榊が手をポンとすると柳下も合点が言ったと納得する。

 

柳下「考えてみれば、万歳、直立したポーズで遺体が発見されたことも不自然だな……」

 

佐藤「物置にいる間に、社長をその格好にして死後硬直が進むのを待ったんでしょうね……」

 

高木「ウェイトベルトで重りが巻きついてからではなく、死後硬直でもともと直立していたと考えた方がよさそうですね…」

 

誰もが顔を顰める中で矢口はまだ言い訳しようとする。

 

矢口「た、確かに面白い推論ではあります……でもお嬢さん。あなたの推理は今の段階ではただの仮設。犯人が私、矢口隆だと特定できる物的証拠は……」

 

正邪(コナン)「あるぜ。物的証拠は。玲香さんに来た『社内便』のプリントと言うのがな!」

 

これですと伊御が真実カード『3時50分のメール』を見せる。

 

矢口「!?そ、それが何故証拠になるというんですか!?」

 

本題はメールやない!と叫ぶ矢口に向けて服部は突き付ける。

 

服部「森山コーポレーションはプリントなどのサーバーを通したものをすべて記録しているという証言や」

 

矢口「………!!!」

 

突き付けられたのに矢口は目を見開く。

 

服部「社長はメールでの連絡をアシがつくからと言って嫌っとった。だからいつも、人に知られたくないときはわざわざ要件をプリントして社内便で運ばせるのが常やった」

 

正邪(コナン)「ですがプリンターで印刷してもアシはつくんだぜ、矢口さん!」

 

矢口「………!お、思い出しましたよ。その、玲香さんを呼び出すプリントは社長に頼まれた事なんです。だから、私は知りません…!!!」

 

告げられた事に慌てて思い出した様に言う矢口に往生際の悪いやっちゃと服部は内心毒づく。

 

正邪(コナン)「社長に頼まれたねぇ……じゃあその社長に来た怪文書も社長に頼まれたものっていうつもりかい?矢口さん」

 

矢口「!!」

 

再び突き付けられた事に矢口はハッとなる。

 

真実カード『社長の部屋の怪文書』を見せながら伊御が言う。

 

伊御「流石にこれは社長が頼んだものではなくあなた自身が作ったものですよね?」

 

矢口「そ、それは……!」

 

正邪(コナン)「そろそろ諦めた方がいいぜ矢口さん。アンタにはもう逆転できる手は残ってないんだよ!」

 

突き付けた正邪(コナン)に矢口は唸り声をあげた後に項垂れて膝を付く。

 

矢口「そこまで見破られていたなら……もう、逃げ切れはしない、か……」

 

原田「そんな……!!」

 

小沢「ほ、本当に矢口さんが犯人だったんですか……!?!?」

 

力弱く呟く矢口に原田と小沢は信じられないと声を漏らす。

 

玲香「でも、なぜ…!!どうして社長を…あの人を殺したの…!!!」

 

玲香自身もなんでと詰め寄る中で和葉がある事を思い出してもしかしてと呟く。

 

和葉「仕事を辞めて、独立したかったから、なんか……?」

 

そういう事ねと佐藤も思い出して呟く。

 

佐藤「『従業員が辞意を表明したときは強制的に引き留めることはできない…』そう、法律で決まっているけれど……」

 

矢口「……仕方がなかったんだ……。辞めたら、私の実家の工務店が仕事を受けている先に圧力をかけてお前もろとも、家族を路頭に迷わせてやる。そう言われたから……」

 

全てを曝け出されたからか、疲れた顔で矢口は自白する。

 

姫「けど…何も殺さなくても……」

 

和葉「そうや!やりようはあったやろ!!」

 

高木「二人の言う通りです!法廷で正々堂々戦えば……」

 

悲しい顔で言う姫と怒鳴る和葉に高木も同意する中で矢口は首を弱弱しく振る。

 

矢口「私はあまりにも、森山コーポレーションの暗部を知りすぎてしまった。私は手を染めていなかった筈の悪事もいつの間にか私のせいにされていたんだ……このクローバーヒルズも……叩けば埃だらけになる、黒い存在……」

 

可南子「………!なんですって…?」

 

出てきた言葉に誰もが驚く。

 

矢口「だから社長は、私の独立を認めず……底なし沼に一緒に引きずり込もうとしたんだ……!耐えられなかった……だから、だから私は……!!」

 

泣き崩れる矢口に、矢口が折れると共に目を覚ました正邪は起き上がりながら睨む。

 

正邪「……仕方がない?そんな理由でアンタは人を殺した上にそれを隠すためだけにその遺体を踏んだのか?開き直ってんじゃねえぞ!!」

 

小五郎「神那くんの言う通りだ。あんたは人を殺しておきながら罪から逃れようとチマチマと小細工を施した挙句、死んだ人間の尊厳をぶち壊す事をしている!!」

 

バディア「貴様は人として最低な事をしてしまったのだ。裁きを受け、刑に服し、反省するのだな」

 

矢口「……君たちの言う通りだね。ああ、そうするよ……」

 

3人の言葉に矢口は項垂れながらそう返す。

 

目暮「…………では、行きましょうか矢口さん」

 

矢口「はい…………」

 

榊「ふぅ、これで一件落着だな」

 

伊御「ああ、そうだな」

 

そう言って肩を叩く目暮に頷く矢口に榊はそう呟き、伊御も何とも言えない顔で返す。

 

玲香「…う、うぅうっ……社長……弘道さん……!!」

 

コナン「(玲香さん……。矢口さんに、彼女の嘆きが、痛みが……届けばいいが……)」

 

そう言ってチラッと見る。

 

矢口「(ニヤリ)」

 

コナン「(…………!?い、今のは一体……!?)」

 

正邪「…………」

 

次の瞬間、矢口が笑みを浮かべた事にコナンと正邪は気づく。

 

そんな矢口に対し、正邪は問おうとして……

 

ぐさっ!?

 

矢口「がっ!?」

 

矢口の額に何かが突き刺さる。

 

目暮「なんだ!?」

 

誰もが驚く中で伊御は矢口の額に刺さったのがガイアメモリだと気づく。

 

シー!!

 

矢口「ぐ、ぎゃ、がぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

ガイアメモリはそのまま矢口に吸い込まれ、矢口は変貌する。

 

全体が波を模した装甲を重ねた姿で顔が渦巻きの様なドーパントへと……

 

小五郎「な、なんだ!?」

 

真宵「(今刺さったのってガイアメモリ!?一体何処から来たんじゃよ!?)」

 

誰もが矢口の変貌に驚く中でシードーパントは体を光らせると大量の水を放出する。

 

服部「どわっ!?」

 

京谷「ぬおっ!?」

 

それにより誰もが飲み込まれる。

 

バディア「(いきなり攻撃を仕掛けてくるとは…!?)」

 

伊御「(この状態じゃあ変身が!)」

 

誰もが苦しむ中、コナンだけは放出先とは別の方に逃げていた事で難を逃れていた。

 

攻撃しようにも、ドーパントに自分のキック増力シューズなどが効くかどうか分からない。

 

コクーンの時はサポートがあったからいけたが今回はそうもいかない。

 

コナン「くそ!どうすりゃ……」

 

懐を探り、手に当たったのを手に取る。

 

それはストライカーメモリだ。

 

真宵『ちなみに変身する際は誰にも見られない様に注意じゃよ』

 

コナン「ははっ、まさかいきなり使う羽目になるとはな……」

 

忠告を思い出して苦笑してからコナンはロストドライバーも取り出して腰に当てるとベルトが伸びて自動的に装着される。

 

ストライカー!

 

コナン「力を貸して貰うぜ!変身!」

 

小声でだが、力強く言ってロストドライバーにセットして展開する。

 

ストライカー!

 

音声の後にコナンは光に包まれ、光りが高校生位に大きくなると下から変化して行く。

 

光りが弾け飛ぶと立っていたのは、仮面ライダードライブのカラーを赤い所を青に、ライダースーツを白に変え、胸部分を仮面ライダージョーカーの黒い所を青に、胸のラインの色を紫から白に変えた仮面ライダーであった。

 

コナン→ストライカー「これがストライカー……お、声もちゃんと俺の声だ」

 

手を見てから喉を触って元の自分の声になっているのに気づく。

 

よし!と気合を入れて水を放出してるシードーパントをみつえる。

 

変身したからか、メモリが闘い方を教えてくれる。

 

ストライカーは右足を光らせるとその前にサッカーボール型のエネルギー弾が形成される。

 

それをストライカーは勢い良くシード―パントに向けて蹴り飛ばす。

 

ドゴーン!

 

シードーパント「!?」

 

攻撃を受けた事でシードーパントは床に倒れ、水の放出が止まる。

 

小五郎「げほ、げほ!!」

 

元太「た、助かった」

 

つみき「か、間一髪ね……」

 

姫「はひぃ……」

 

それにより飲み込まれていた伊御達も解放されて誰もが咳き込む中でドーパントとストライカーの戦いを見る。

 

ストライカー「はっ!」

 

シードーパント「!?」

 

連続で回し蹴りを浴びせて行くストライカーにシードーパントはよろけた後にストレート蹴りで吹き飛ぶ。

 

立ち上がった後に床を叩いて津波を数発放つがストライカーは華麗なフットワークで避けて飛び蹴りを浴びせる。

 

榊「す、すげぇ」

 

正邪「相手の攻撃をああも簡単に避けてやがる……」

 

驚いている正邪たちだが、元々コナン、工藤新一はサッカーの練習をベースに幼少時から鍛錬していて、反射神経も優れており、ふざけているとはいえ蘭の蹴りを軽くかわせるなど、運動神経も抜群で本格的な武道専門の使い手には及ばないながらも、総合的に戦闘能力は並の成人男性にも劣らないレベルの持ち主である。

 

それが真宵の言った通りストライカーメモリとの適合率が高いのもあって彼はメモリの力を短時間で自分の物にしていた。

 

ストライカー「あんたの罪、ここで終わらせる」

 

ストライカー!

 

蘭「!?」

 

そう言ったストライカーの言葉に蘭が反応する中でよろけるシードーパントを見据え、ロストドライバーからストライカーメモリを抜いてマキシマムスロットにセットする。

 

ストライカー!マキシマムドライブ!!

 

それにより先ほどよりもエネルギーが収束したサッカーボール型エネルギー弾が出現し、右足にもエネルギーが収束する。

 

ストライカー「ライダーシュート!!」

 

エネルギー弾を少し浮かばせてから蹴り飛ばすストライカーにシードーパントは津波の壁を形成するがエネルギー弾にあっさりと貫かれ……

 

シードーパント「!?」

 

シードーパントに炸裂して、火花を散らしながら爆発する。

 

矢口「あ、ああ……」

 

爆発の後には白目剥いて気絶した矢口と壊れたシーメモリの破片があった。

 

元太&光彦&歩美&針妙丸&佳奈「やったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ボフン!

 

それに元太達が喜びの声を上げた後、全体を包む煙が起こる。

 

新手と伊御は思ったが裾をくいくいと引っ張られてみると橙の姿があった。

 

橙「にゃあ、大丈夫ですよ~これなら探偵さんも安心して変身解けますでしょう?」

 

伊御「あ、なるほど」

 

と言うか大丈夫だったの?と聞いて嫌な予感がして先に逃げましたと返される中で煙が晴れる。

 

小五郎「げほこほ、なんだったんださっきの煙」

 

バディア「さあな。我にはわからん」

 

咲「とにかく助かって良かったですよ」

 

煙が晴れると共にストライカーの姿がなく、別の方向から蘭姉ちゃんとコナンが走って来る。

 

蘭「コナン君!無事だったのね!」

 

コナン「うん」

 

安堵する蘭に良かったわねとつみきが声をかけてる間、矢口は目暮の判断で病院に連れて行かれる様で、目暮と高木に支えられながら出て行く。

 

和葉「それにしても神那ちゃん、凄い推理やったで!」

 

正邪「ん?そうか?」

 

服部「せやな。探偵顔負けの推理やったぜ(ま、ほぼ工藤がやったけどな)」

 

照れる正邪に服部はそう言う。

 

小五郎「全くだ。流石あの人の助手だな」

 

正邪「(ほとんど寝てたんだけどな私)」

 

真宵「(しかも助手ではなく、あくまでお手伝いする立場じゃし)」

 

褒める小五郎に正邪は複雑な顔をし、真宵もそう考える。

 

コナン「………」

 

伊御「どうしたのコナン君?」

 

何か考え込むコナンに伊御は聞く。

 

ちょいちょいと耳を近づける様に仕草するコナンに伊御は言われた通りにする。

 

コナン「ドーパントになる前、矢口さんは笑みを浮かばせていたんだ」

 

伊御「笑みを?捕まったのに?」

 

ああとコナンは頷く。

 

コナン「その笑みに俺は嫌な予感を拭いきれねぇんだ」

 

伊御「いやな予感か……」

 

真剣な顔で言うコナンに伊御は否定できなかった。

 

そして同じ様に見ていた正邪もまた考えていた。

 

正邪「(……もしかしたらあの犯行理由……嘘なのかもしれないな)」

 

無論、経営などのは嘘ではないだろう。

 

だが、全部話したと言うのが嘘で、経営のを隠れ蓑にし、別の理由を隠してる可能性がある。

 

正邪「(一体何を隠しているんだ?アイツ……)」

 

 

 

 

そんな不安を感じずにはいられない探偵達をある者が見ていた。

 

???「せっかく水族館だから水関連のガイアメモリを使わせたがやはり急だったのと相手が悪かったか……」

 

そう呟いた後にまあいいと呟く。

 

???「まだ私の人形は数人残っているからな」

 

そう言った後にくくくと笑う。

 

???「さあ、私をもっと楽しませてくれよ?探偵ども」

 

これからが本番なのだからとその存在は笑う。

 

コナンの嫌な予感はこの後、的中する事となる。




伊御「次回『正装と王子』だよ」
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