こっちあっち…いや逆だ?!×名探偵コナン~新マリオネット行進曲~   作:Dr.クロ

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探偵団は佳奈たちと共に証拠集めに赴く。


DETECTIVE.Ⅲ~頑張る探偵K達~

コナンとは別に行動する少年探偵団と佳奈と針妙丸は水族館のカフェに来ていた。

 

ちなみに時刻は10時15分である。

 

元太「―――にしてもおっちゃん、ムカつくよなぁ…」

 

光彦「本当ですよ!確かに僕たちは子供ですけど…」

 

歩美「色んな難事件を解決した、少年探偵団なのにね!」

 

佳奈「おお、凄いね~」

 

針妙丸「なら、私達も協力するからあの探偵さんより事件解決のを見つけよう!」

 

小五郎の自分達の態度に不満な3人の言った事に佳奈は感心し、針妙丸のにおお~と言う。

 

哀「…………」

 

佳奈「?どうしたの哀ちゃん?」

 

そんなメンバーを横目に何かを考え込んでいる哀に佳奈は話しかける。

 

哀「え、あ、いえ、ちょっと朝から色々と歩いて疲れたので丁度カフェに来ているので休憩がてらに何かを頼もうかと考えてたんですよ」

 

声を掛けられて哀は慌てた様子で言う。

 

針妙丸「そう言えば喉乾いたねー」

 

元太「でもよー、ここ、うな重も置いてないし…」

 

歩美「わたし、まだ全然疲れてないよ!」

 

それに対して針妙丸はそう言うと元太と歩美はふんすとガッツポーズする。

 

うな重なんて置いてる訳ないでしょうがと元太のに対して光彦がツッコミを入れた後に警備をしている望月に気づく。

 

光彦「あ、見てください!あそこに望月さんが居ます…!!」

 

佳奈「あ、ホントだ!」

 

元太「よくお前、名前知ってたな…」

 

名前を言った光彦のに元太は感心してると光彦はフフフと笑い…

 

光彦「この真実カードと一緒にあった人物ファイルをしっかりチェックしてますからね!」

 

針妙丸「すごーい!」

 

佳奈「やるね光彦君!」

 

歩美「光彦君、えらい!」

 

いえーと照れる光彦の後にようし!と元太が望月へと駆け出す。

 

元太「おーい、兄ちゃーん!ちょっと待ってくれよ!」

 

追いつくと望月の腕を引っ張って戻って来る。

 

望月「とと、引っ張るなって…!んん…?事件解決のために聞きたい事があるって言われてきたってのになんだよ、子供しかいないじゃないか」

 

哀「まあ、そう言わないで…私達、毛利探偵の助手みたいなものなの」

 

針妙丸「それに、警察に証言するまでまだ時間があるから暇つぶしの相手になると思うよ」

 

引っ張られて来た望月はメンツを見てぼやくと哀がそう言い、針妙丸が付け加える。

 

哀の言い方が意外だったのか望月は少し驚いた様子で哀を見る。

 

望月「へえ…なかなか大人っぽい事、言うじゃないか…びっくりしたよ」

 

その後にふうむと頭を摩る。

 

しばし考えて……

 

望月「まあ、いいか!」

 

佳奈「ホント!」

 

その後に了承した望月はああと肯定する。

 

望月「暇を持て余してたし、ぶっちゃけ誰かにこの話メールしたり、ネットで呟いたりしたいけど、それはダメっておっかない女刑事に怒られちゃったんだよ」

 

佳奈「(おっかない女刑事って佐藤刑事のことだよね?)」

 

苦笑して言う望月だが普通に怒られても仕方がない。

 

なんたって下手な情報は騒ぎの原因にもなるし被害者に親しい者に対する風当たりが強くなる可能性が高い。

 

情報漏洩と言うのは本当に危ないのだ。

 

望月「喋りたくて、口がウズウズしてるんだよなー…だからちょっとだけ話してやるよ」

 

笑って言う望月のに対して哀を除いたメンバーはちょっと待ってくださいねと言って集まって小声で話し合う。

 

歩美「望月さん、不真面目そうな人だね…」

 

元太「この人なら森山社長の遺体を見逃しても、不思議じゃねーよな…」

 

光彦「話し相手になってやるって、偉そうに言う事なんでしょうか…」

 

針妙丸「ん~?どうかな?」

 

佳奈「取りあえず聞いてみようか」

 

ひそひそとちゃんと聞けるかで悩む中で哀は大人の対応で礼を言う。

 

哀「フフ、そう言ってもらえると嬉しいわ。じゃあまず、昨日の話を聞かせてもらえるかしら?」

 

望月「ああ、わかった…でも、何から話せばいいんだ?」

 

そう聞かれて哀はそうね…と少し考えてからまずは当たり障りのない質問からと決めて口を開く。

 

哀「昨日、お客さんは水族館にいたのかしら?珊瑚の夢で2時に殺人事件が起こっていたら目撃していた人もいそうだけど…」

 

そう聞かれて望月は少し考えてから申し訳ない顔をする。

 

望月「いや、昨日はこの四つ葉アクアリウムは閉館してたんだ」

 

歩美「ええっ、そうなの?どうして水族館、閉館しちゃってたの…?」

 

出て来た言葉に歩美は目を丸くすると望月がなぜ閉館していたかの理由を説明する。

 

望月「今日、クローバーヒルズの開業一周年記念式典があるだろう?ウェストリーフで行われるセレモニーで、ペンギンパレードとアシカのショーをやる予定だったんだよ」

 

佳奈「アシカのショーにペンギンパレード!?」

 

針妙丸「見てみたい!」

 

目を輝かせる2人に哀はこの2人はホント吉田さん達と似た感じねと内心苦笑する。

 

望月「そのために動物を搬送したり、段取りをつけたりで大変だったんだ。飼育員も作業中の人を除いて、全員がセレモニーの方に行っちゃっててさあ…で、夕方の四時近くだったかな。なんかトラブルがあったみたいで、作業中の人もウェストリーフに呼ばれてその時間には水族館はものすごくがらーんとしてたぜ!その後、五時過ぎに作業中だった人は戻ってきたみたいだけどな」

 

そんな2人のに望月も微笑ましそう見ながら言った最後のに光彦は目ざとく指摘する。

 

光彦「作業中の人が居たんですか?一体、どんな作業をしてたんでしょう?」

 

望月「例えば、『珊瑚の夢』の水を抜いての水槽掃除とかだなー。珊瑚の夢は人気スポットだから水槽は綺麗にしておかなきゃダメなんだが…魚を別の水槽に移して水を抜く作業は水族館が閉館してる時にしかできないんだ」

 

歩美「へえ、そうなんだ…………!」

 

佳奈「そうやって掃除するんだー!」

 

目を輝かせる2人に望月は気分よく説明を続ける。

 

望月「ああ!もともと、昨日、今日、明日と水族館は閉館予定だったしな!飼育員の玲香さんは三日前から準備してていねいに掃除してだぜ!」

 

光彦「そんな玲香さんやあと何人かを除いて昨日は水族館の中にほとんど人が居なかったってことですね?」

 

確認する光彦に望月はそうだよと肯定する。

 

哀「…望月さん。それほど人目がなかったのなら通りすがりの誰かが水族館に潜入して社長を殺したという可能性はないの?」

 

佳奈「あ、確かに!」

 

気づいた事を質問する哀に誰もがそう言えばと納得するが望月は否定する。

 

望月「うーん、それはあり得ないな!入口のシャッターは降りていたし非常口付近にある監視カメラにも、怪しい人影は映ってなかったんだよ。昨日水族館に出入りできたのは、カードキーを持っている関係者だけだ!」

 

佳奈「カードキー?」

 

光彦「確かにそうだとすると人が限られますね」

 

うーんと光彦が唸ると望月が何か思い出したのかそうそうと口を開く。

 

望月「あ、あとさっき警察にも証言したんだけどさ、その日一番最初にカードキーを使った時間が、出勤時間として記録されるんだよな…!」

 

光彦「なるほど…だったらそれを調べる事で、アリバイをハッキリさせる事ができるかもしれません!」

 

そうだなと光彦のに望月は頷いた後にため息を吐く。

 

望月「ハァ、それにしても、ついてないぜ…。遺体まで見つけちゃうしよぉ…夢に出そう…」

 

歩美「大変だったんだね…」

 

針妙丸「大変だね…」

 

そうぼやく望月に歩美と針妙丸はそう言う。

 

光彦「アシカのショーやペンギンのパレードを見て、気晴らしを摺るといいですよ!」

 

姫「さ、流石にやらないんじゃないでしょうか…」

 

そう言う光彦だが姫のにあ、そっかーとすぐさま気づく。

 

望月「その子の言う通り、さすがに殺人があっちゃ、パレードもショーも中止だと思うぜ」

 

それを聞いてそっか…と残念そうな元太に望月は苦笑する。

 

望月「ハハハハ…もう聞きたいことはなさそうだな?じゃあな、探偵団。思ったより楽しめたぜ…!!」

 

礼を述べると望月は警備に戻り、歩いて行く。

 

歩美「望月さんのお話、面白かったね!」

 

佳奈「うん!そうだね!」

 

光彦「真実カードにできるような事が得られなかったのが残念ですけどね」

 

姫「あ、そうですね」

 

楽しげに言う歩美と佳奈に光彦はそう返すと姫もそう言えばと気づく。

 

確かに話を聞いてみるとカードに出来そうな手がかりはなかったのに姫はどうしましょうと困り果てる。

 

すると何か考え込んでいた哀が口を開く。

 

哀「ちょっと出てくるわ…あなた達、ここでお茶を飲んでなさい」

 

元太「何だよ、灰原…ぬけがけしようってのか!?」

 

佳奈「ぬけがけはダメだよ!」

 

そう言う2人に哀は違うわよと言ってから理由を言う。

 

哀「博士に電話をかけるだけよ……予定より帰りが遅くなるけど、心配しないでって…」

 

姫「ああ、そうなんですか」

 

そう言ってから歩き出す哀の背を見ながら針妙丸はんーと唸る。

 

少年探偵団と姫達から別れた哀は四つ葉アクアリウムに足を運ぶと鼻歌を歌う望月を見つける。

 

哀「(望月さん…死人が出た直後に口笛はどうかと思うわよ…)」

 

針妙丸「あーいちゃん」

 

そんな望月に哀は呆れていると針妙丸が駆け寄って来る。

 

哀「少名さん!?何でここに!?」

 

針妙丸「哀ちゃんを追ってきたの」

 

そう答える針妙丸に哀はどうしようかと思ったがそこに鼻歌を止めた望月の独り言が聞こえて来る。

 

望月「しかし、綺麗な大水槽だよなぁ…でも俺、やっぱりクビになっちゃうのかな…まあ、そしたらその時、身の振り方を考えればいいかァ…」

 

哀「(…………まあ、こういう人だからこそ、私や探偵団のみんなにも、情報を教えてくれるのかも…)」

 

針妙丸「大変だね、望月さん…」

 

聞こえて来たのに哀は呆れたがすぐにそう思い、針妙丸のを聞きながら彼に近寄る。

 

哀「望月さん!」

 

望月「おお…?なんだ、さっきの女の子たちじゃないか…いったい、何の用だい?」

 

声を掛けられて気づいた望月はそう聞く。

 

哀「あなたが話したことで少し気になることがあってそれで追いかけて来たのよ」

 

針妙丸「気になること?」

 

出て来た言葉に望月もそうだが針妙丸も首を傾げる。

 

哀「これよ」

 

望月「その真実カードは…」

 

そう言って哀は真実カード《容疑者達のアリバイ》を見せる。

 

哀「玲香さんが水槽を掃除しているところを誰かが見ていたという話だけど他の飼育員はほとんどいなかったのよね。どうして玲香さんは都合よくアリバイを証明できたのかしら?」

 

針妙丸「あ、そう言えば…」

 

言われて針妙丸も気づくと望月はうーんと唸った後にそれについて自分なりに思い当たったのを言う。

 

望月「飼育員は確かに居なかったけどさ…俺は玲香さんの居る『珊瑚の夢』には何度も足を運んだんだ。あと、アルバイトの女の子…後藤さんが、掃除中の写真をいっぱい撮ってたんだよな。俺も一枚、玲香さんの写真貰っちゃったしね!それで、アリバイとして認められたんじゃないかなぁ?」

 

針妙丸「確かにそれじゃあ犯行は無理だね」

 

写真を貰ったという望月の部分以外に針妙丸も納得する隣で哀もそうなのね…と呟く。

 

哀「ずっと水槽の掃除をしていたわけじゃあなかったのね?」

 

望月「ああ、そうみたいだね…!!ってこんな話…何かの役に立つのかい?」

 

確認する哀に望月は肯定してから訝しげに聞く。

 

哀「ええ、とっても。他にも、何か噂話があれば聞かせてもらいたいわ。あなたは水族館の内部事情に詳しそうだし…」

 

望月「ええー、わかる?俺が事情通だって事。参ったな~、こんな小さな子にまでバレバレだなんて。イケメンオーラが出ているのかな~?」

 

そんな哀のに望月は照れ臭そうに笑う。

 

針妙丸「(イケメンオーラで言うなら伊御君の方が高いと思うな…;)」

 

哀「………(突っ込みたいところは多々あるけれど…情報収集のため、我慢しましょう…)」

 

そんな望月に2人は呆れていると望月が何かを思い出した様に声を出す。

 

望月「そうだ、思い出したぜ!前、俺のタブレット端末が、バックヤードのパソコンにうまくつながらなくなった時、通りかかった美人建築家の島崎可南子さんが、ちゃちゃっと直してくれたんだ!!」

 

哀「そうなの…彼女、機会にも明るいのかしら?」

 

出て来たのに哀はそう呟く中で明るい?と言うのに首を傾げる針妙丸に詳しいと言う事よと苦笑しながら教える。

 

望月「みたいだな!建築に使う計算でパソコンを使う必要があったらしいぜ。やってみたら面白くなっていろいろ勉強したって言ってたからさー!」

 

哀「ふーん…努力家なのね、彼女………」

 

これ以上は情報はなさそうだと思った哀は望月にお礼を言って元太達の所へと戻る事にした。

 

少年探偵団も探し出して事件解決の手がかりは見つけられるのだろうか……




哀「次回は『少女達の探索と小さな異常』に続くわ」
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