こっちあっち…いや逆だ?!×名探偵コナン~新マリオネット行進曲~   作:Dr.クロ

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原田のお願い、それは探偵達を急かすことであった。



DETECTIVE.Ⅵ~原田からの依頼、次なる手掛かり~

小五郎「はぁ…お願いとは、何でしょうか?」

 

原田「ええ…あなたは今日のお昼…12時までに謎を解く事が出来ますかな?」

 

姫「12時までに謎を!?」

 

榊「おいおい、12時ってもうすぐじゃねぇか!?」

 

ええ!?と誰もが原田の口から出たお願いの時間制限に驚く。

 

小五郎「それはまた、厳しいタイムリミットですな…」

 

バディア「だが何故12時までになのだ?」

 

針妙丸「何かあるの?」

 

それに小五郎は唸り、バディアと針妙丸が時間指定の理由を聞く。

 

原田「私は午後から始まる1周年セレモニーに出たいんですよ。ですが、この事件の犯人が捕まらない限り、私は水族館の外に行く事が出来ない。だから早期の事件解決を望んでおります」

 

正邪「(おいおい、そんな私的な理由かよ…)」」

 

針妙丸「(流石にそれって自分勝手すぎな様な…)」

 

答えられた事に正邪は呆れ、針妙丸も何とも言えない顔をする。

 

原田「無論、タダでとは言いません。首尾よく私がセレモニーに出席できた暁には、私のポケットマネーから、報奨金として200万円を差し上げましょう…!」

 

小五郎「に、200万!?」

 

榊「マジか!?」

 

真宵「太っ腹すぎじゃよ!」

 

元太「おおおおおおーーっ!すっげっーーーー!!」

 

まさかの値段に誰もが驚く。

 

原田「フフフ…どうですかな?これだけの報奨金があれば…皆さん全員に行き渡るでしょう…」

 

伊御「(そう言う問題かな…?;)」

 

バディア「(金で解決しようとするのがちょっと気に食わないな…)」

 

そう言った原田だが、伊御は内心冷や汗を掻き、バディアは気分を害して顔を顰める。

 

少年探偵団や佳奈、和葉は純粋に凄いと感じているが一部が良い顔をしていない。

 

興奮していた小五郎はそんなバディアやメンバーの反応に気づき、なんとも言えない顔になった後に咳払いする。

 

小五郎「分かりました。男、毛利小五郎。探偵としても早めに事件を解決を目指して頑張ってやります。では、てがかりを探しに行くのでこれで!」

 

そう言って小五郎は駆け出して行く。

 

元太「200万円かぁ……それだけあったら、どれだけうな重が食べられっかな…?」

 

歩美「きっと、ものすごーくおっきなうな重を食べられるね!!」

 

光彦「善は急げです…!みなさん急ぎましょう…!!」

 

おー!と元気に言ってから少年探偵団も走り出す。

 

姫「どどど、どうしましょう!」

 

針妙丸「制限時間付いちゃったね…」

 

佳奈「とにかく追いかけよー!」

 

慌てる姫と呟いた針妙丸に佳奈が姫を引っ張って走る。

 

針妙丸は哀ちゃんと行動するから~とそんな走る佳奈へとそう言う。

 

服部「やる気マンマンやな…」

 

真宵「まああんな額のお金出されたら仕方ないんじゃよ」

 

榊「人ってのは欲には弱い生き物だからな…」

 

少年探偵団のに呆れる服部に真宵と榊はそう言う中で原田が残念そうな顔をする。

 

原田「……しかし、私としてはアテが外れたと言わざるを得ませんね…私は毛利探偵と服部少年に協力して欲しくて、報奨金の話を振ったんですが…逆効果だったようですね…」

 

バディア「(当たり前だ。服部がそんな人間じゃないことぐらい分かるだろ)」

 

苛立つバディアはこれだからお金で解決しようとする奴は…と遠ざかる原田を睨む。

 

伊御「バディア、怖い顏になってるぞ」

 

バディア「む、すまない…」

 

それに気づいた伊御が窘めて、バディアも謝罪して眉間を揉む。

 

コナン「ねえねえ、せめて、ここに残った人の合間だけでも情報を整理してから当たってみようよ!」

 

服部「そうやな。謎があり過ぎて、収拾がつかへんしなあ……」

 

榊「まず最初はどの謎から考えるか…」

 

そう提案するコナンに服部も同意して榊はうーむと唸る。

 

京谷「犯人がどうやって殺したかも考えねえとな……」

 

コナン「遺体の動きも掴めてないし…水槽の上で社長を殺したとして、そのままにしておくわけにはいかないよね?」

 

哀「殺した後、どこに遺体を置いておくのか…そしていつ、水槽に遺体は落とされたのか…玲香さんが犯人でないとすると…」

 

バディア「それらを全て彼女の目を盗んでやらないといけないが……可能かそんなこと?」

 

正邪「普通は無理だよな。水の中に長時間は浸かってた筈の遺体を朝、珊瑚の夢で見なかったって言う望月って言う警備員の証言が気になるよな…」

 

気になる謎について各自述べた後に誰もが唸る。

 

コナン「遺体がどういう動きをしたのか、はっきりさせたいね!」

 

服部「ボウズの言う通りやな。その為にはさっき、ちっさい姉ちゃんが調べてくれた玲香さんの動きを調べた方がええな」

 

咲「玲香さんの動きね…」

 

バディア「詳しく調べた方が良いな……」

 

哀「分かったわ。確か玲香さんは警察から事情を聞かれてるんだったかしら?私と少名さんはカフェの方に行ってみる事にするわ…」

 

コナンの言った事に服部も同意して咲とバディアのに哀はそう言う。

 

伊御「うん、気をつけてね哀ちゃん」

 

分かったわと哀は笑ってから針妙丸と共にカフェへと向かう。

 

その後に蘭がそう言えばと思い出す様に言う。

 

蘭「原田さんの話は聞いたけど…私、他の皆にも動機があるかどうか気になる…」

 

つみき「……蘭の言うとおりね。色々とあの人たちは複雑な関係がありそうだし…」

 

正邪「んじゃ私達はそこら辺調べてみるか」

 

和葉「アタシも手伝うで、蘭ちゃん!」

 

コナン「僕達も、動機について聞けるチャンスがあったら蘭姉ちゃんたちに伝えるね!」

 

そんな蘭のにつみきと正邪と和葉も同意し、コナンのに蘭はお礼を述べた後にまた後でと和葉とつみき、咲と共に別の場所に向かう。

 

その際咲が京谷をからかってたが些細である。

 

可南子「私も、少し調べたい事があるんです。記憶の欠片を取り戻せそう…そんな気がした場所があって…」

 

伊御「でも一人じゃ……」

 

バディア「では我が一緒に行動する。それなら大丈夫だろ?」

 

コナン「そうだね。誰か一緒にいた方が良いよ」

 

終ったのを見計らってそう言う可南子に伊御は記憶喪失なのもあって純粋に心配したので、バディアが申し出る。

 

可南子「大丈夫よ、ありがとう…」

 

服部「いやいや、音無も流石に記憶喪失の人を1人だけにする事を心配しとるから、誰か1人はおった方がええ、だから名乗り上げた王様系姉ちゃんが付いて行った方がええやろ(それに、可南子さんも怪しい可能性もありえるから音無達の誰か1人は傍にいた方がええやろうしな…)」

 

バディア「王様系姉ちゃんか…」

 

断ろうとする可南子に服部が念押しし、バディアはそう見られてたのかと思いながら行くぞと可南子の背中を押して行く。

 

服部「フゥ、こうやって外堀を埋めて行けば、今ん所の一番の謎……容疑者4人が抱える色んな事情が犯行を不可能にしているちゅう謎も解けるかもしれへんな……」

 

榊「そうだな……んじゃ俺達は残っている謎を調べるとするか」

 

伊御「残っている謎と言うと確か……」

 

見送ってからそういう服部のに榊はうっしと気合を入れて、伊御も思い出そうとして…

 

コナン「あ、あれ玲香さんだ」

 

服部「おお、丁度ええやないか」

 

真宵「話を聞いてみるんじゃよ!」

 

京谷「だな」

 

そう言ってメンバーは事情聴取を終えた玲香へと近づいて行き、言おうとした伊御は後にするかと続く。

 

 

 

 

10:50

 

意気揚々と飛び出した少年探偵団と姫、佳奈はバックヤードに来ていた。

 

元太「おおぉ…ここ、スッゲェーな!!」

 

佳奈「色んなものがたくさんあるねー!」

 

歩美「ねえねえ見てみて!お薬のお風呂に、お魚さんが入ってるよ」

 

佳奈「へぇ~、お薬のお風呂なんてのもあるんだね」

 

それに誰もがおお!と目を輝かせる。

 

姫「こっちはなんでしょうか?」

 

ほへぇーと置かれてるのを興味深くみていた姫の隣で光彦はバックヤードを見渡す。

 

光彦「こんなに面白い所ですから、ぱっと見ただけでは凶器と分からない様な何かが隠されてるかもしれません」

 

佳奈「もしくはトリックの道具とかあるかもね!」

 

元太「ようし!少年探偵団、出動!」

 

おお!と元気よく言ってから調べ始める。

 

佳奈「あれ?ねぇねぇ、何かキラキラするもの見つけたよ!」

 

ゴミ箱を調べた佳奈はある物を取り出す。

 

姫「これは…アルミですね」

 

佳奈「なんか細長くなっていて、そこにいっぱいあったよ」

 

なんであるんだろう?と誰もが思う中で光彦が声をあげる。

 

光彦「あ、これ、アルミはアルミでもアクリルミラーですよ」

 

佳奈「アクリルミラー?」

 

姫「えっと、なんですっけ?」

 

歩美「思い出した!薄くてカッターナイフで切れる鏡だよ。前に万華鏡を皆で作った時に使うまで知らなかったんだよね」

 

首を傾げる2人に歩美が思い出して言うと佳奈もおお、凄いと思った後にんん?と眉を顰めて手を見る。

 

佳奈「なんかねちゃねちゃしてるよ?」

 

元太「ホントだ。後ろがベトベトしてるぞこれ…」

 

光彦「これは…のりですね。幅は見た限り2センチ程度に、均一に切られてるみたいですね。でも、何でこんなものがあるんでしょう?」

 

同じ様に触った元太の後に光彦はゴミ箱にあるアクリルミラーを見て呟く。

 

元太「水族館の誰かが、万華鏡を作ってたんじゃねーのか?オレ達もアクリルミラーの後ろにのりを付けて厚紙に張って、筒に入れただろー?」

 

光彦「…その場合、こんなに沢山の廃棄物が作られるでしょうか?」

 

姫「……もしかしてこれに張ったんじゃないでしょうか?」

 

そう言った元太のに光彦がそう言うと姫が薬水の入った水槽の近くに置かれていた折り畳みの蓋を指す。

 

それに光彦はそうか!と閃く。

 

光彦「折り畳みの蓋にこのアクリルミラーを張り付け、社長さんを隠したんですね!」

 

佳奈「そっか!そうすれば望月さんも監視の時に見ても気づかないね!」

 

姫「それなら、もしかしてこの竿も使われたんじゃないでしょうか?」

 

自身の思い付いた事を言う光彦に佳奈も納得して姫が水槽の隣にあった竿を見る。

 

光彦「確かに、それを使えば社長さんを隠していた折り畳み蓋を水の上から取り出せますね」

 

佳奈「でもこれ、片腕じゃ無理だよね?」

 

姫「そうなると両腕が使える人に限られますね」

 

竿を見て光彦はそう言って佳奈が呟くのに姫がそう言う。

 

光彦「とにかく、蓋を除いて竿とアクリルミラーのを真実カードにしますね」

 

姫「え?蓋のことはしないんですか?」

 

そう言って別々に取ってカードにし始める光彦のに姫は首を傾げる。

 

元太「そうか!コナンに凄いなって言わせる為だな」

 

歩美「あ、それ良いかも」

 

光彦「はい、それに…なんと言うかこれは勘ですけど、そうした方が良いかなと思ったんですよ」

 

佳奈「勘?」

 

すぐさまそう言う2人に光彦は頷いてから真剣な顔で言った事に佳奈は首を傾げる。

 

光彦「真実カードので僕達以外に見ている人がいたのを過程して、もしも犯人が見ていて、証拠のを出し過ぎていたらミステイクさせる為のカードを出してくる可能性もありえそうだと思ったんですよ」

 

姫「あ、なるほど!」

 

佳奈「確かにありえるかもね!」

 

ありえそうだと光彦の仮説に誰もが納得する。

 

元太「おい見ろよ。パソコンあったぜ」

 

佳奈「なんかしているみたいだね」

 

すると元太がパソコンに気づいて言い、佳奈が覗き込む。

 

佳奈「ブログの更新中?」

 

元太「触らないでくださいって書いてあるな…ブログの更新って、どんな事をするんだ…?」

 

そう言って操作しようとした元太を光彦が制止する。

 

光彦「元太君!触っちゃ駄目と書いてあったじゃないですか!」

 

姫「イタズラしちゃ駄目ですよ!」

 

2人に言われて元太はおおっとそうだったと伸ばしていた手を戻す。

 

佳奈「気を付けないとね」

 

姫「あれ?誰か来たみたいですよ?」

 

うんうんと佳奈が頷いた後に姫が足音に気づく。

 

見て見るといたのは原田であった。

 

原田「おや君達は…こんな所まで入って来ちゃいけないよ。ここは水族館の大事な所だし…病気のお魚さんもゆっくり寝ているからね」

 

元太「さわっちゃダメって書いてある物には触ってねえぞ!」

 

歩美「うん!水槽にも、もちろん触ってないよ!」

 

佳奈「原田さんは何でここに?」

 

注意する原田に元太と歩美はそう返し、佳奈は聞く。

 

原田「私も色々と探していたんだよ」

 

佳奈「へ~そうなんだ」

 

姫「頑張って手がかりを探しませんとね」

 

光彦「あの、原田さん。少し聞いても宜しいでしょうか?」

 

そう返した原田に佳奈は納得すると光彦が質問しても良いか聞く。

 

原田「なんだい、坊や達……何か質問があるのかな?」

 

歩美「うん。さっき鏡の切れ端みたいなのを見つけたんだけど…」

 

佳奈「これってここでは何に使っているの?」

 

そう言ってアクリルミラーを見せると原田は首を傾げる。

 

原田「いや、こんなのを使ったのはやってないね…」

 

元太「じゃあ、やっぱり…」

 

光彦「やはり犯人がこれを水中に沈めて社長の遺体を包んだんですよ!そうすれば遺体は、視界から消えますね!」

 

佳奈「そうやって望月さんの目を誤魔化したんだね」

 

推理を聞いて原田はふうむと左手で顎を摩る。

 

原田「確かに良い線を行ってますが…アクリルミラーは薄いからね…水槽に入れても浮かび上がってしまう…重りを付けようにもゴミ箱の中のを見るからに重りは付けられてないみたいだね。遺体を包むならこんな風に切り刻んだりしないと思うのだが?」

 

姫「あ、それなら大丈夫です。今は話せませんけどちゃんとこうなっている理由を説明します」

 

指摘する原田に姫がそう返す。

 

原田「成程、確かにそう言うのは探偵の推理の時に聞くものだね。分かりました。その時に聞きましょう」

 

それではと原田はその場を去る。

 

佳奈「ねえ、あの事なんで秘密にしたの?」

 

姫「秘密にしちゃいましたが、それを言えばあの人も納得したと思いますよね?」

 

光彦「確かにそうですけど、原田さんが言った様に推理の時に話した方が説得力があると思いますし」

 

そんな原田の姿が見えなくなった後に佳奈が蓋の事について聞き、光彦がそう返す。

 

佳奈「あ、それに誰が犯人かまだ分からないしね」

 

光彦「そこですね。さっき思い付いたのだと原田さんは除外されます。理由は右腕を骨折してるので」

 

姫「そうですよね…矢口さんは足が不自由ですけど釣り竿は使えますね」

 

佳奈のに光彦はそう返し、姫も思い出して言う。

 

歩美「それじゃあ怪しくなるのは矢口さんなのかな?」

 

元太「けどよ。足を怪我してるのに踏ん張れるか?」

 

佳奈「あ~そう言えばそうだね…」

 

んーと誰もが唸るが光彦はとにかくと話を進める。

 

光彦「他の所にも行って情報を集めましょう!」

 

佳奈「そうだね!」

 

姫「それじゃあ行きましょう!」

 

おお!と元気よく返事をしてから少年探偵団と佳奈と姫は次の場所へ歩き出す。

 

集まる手がかり、次に手がかりを見つけるのは…




つみき「次回『少女たちの情報収集』よ」

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