それではどうぞ
三話 紅い空
次の日、私達はいつも通り三人で集まっていた。
そしたら急に空が紅くなる。
「わ?!何?!」
「はぁー、異変ね」
「異変だな。」
「魔理沙、霊夢、異変って?」
私は異変というのが分からなかったから二人に聞く。
そしたら霊夢が答えてくれた。
「異変って言うのはね、名前の通り、普通じゃありえないことが起きるの。で、そんな異変を解決するのが博麗の巫女の仕事。」
「じゃあ、霊夢は行くの?」
「ええ。」
「霊夢、忘れんな、私もその一人だろ?」
「あーはいはい。」
「ちょ?!」
霊夢は魔理沙の言葉を流し、私の方を向く。
「……茜、異変解決って言うのはね、危ないの。外来人である貴方には行かせられない。だから留守番をしていてくれないかしら?」
「私も行きたい。」
「茜、霊夢の言う通り危ない。だから待っててくれないか?」
「嫌。私も行きたい。実戦を見て、二人の役に立てるようになりたい。だから……行かせて!」
二人は黙る。
先に口を開いたのは霊夢だった。
「……分かったわよ。でも茜はまだ能力も無いの。私達の後ろにいてくれないかしら?」
「うん…!ありがとう!」
私はドタバタと走って行くと、おにぎりを持って来る。
「それは……おにぎり?」
「うん。異変解決した後はお腹空くでしょ?きっと。二人は闘ったりして形が変わるかもしれないから私が持っとくね!」
「ああ。ありがとうな、茜。」
私は飛べないから三人で歩いていく事にした。
霊夢の勘で絶対道じゃないでしょって言いたくなる所を通っているけど、魔理沙曰く霊夢の勘ほど信じられるものは無い。
ということだからとりあえずついて行ってる。
そしたら女の子が現れる。
「貴方は食べてもいい人類?」
霊夢と魔理沙はそれぞれ戦闘態勢になるけど、私はそれを止める。
そしたらその女の子は倒れた。
「うう、お腹がすいたのだー……」
「お腹がすいたならこれ、食べる?」
私は自分のおにぎりをその女の子に差し出した。
「いいのかー?」
「うん。食べて。」
「ありがとうなのだー。……美味しいのだー!」
おにぎりを食べた女の子は立ち上がって、自己紹介をした。
「私はルーミア。お姉さんは誰なのだ?」
「私は松村 茜。茜でいいよ。よろしくねルーミアちゃん。」
「よろしくなのだー。それじゃ私は行くのだー」
「倒れるんじゃないわよ」
「はーい!またねなのだー茜〜」
霊夢が声をかけるとそれに返事をして、ルーミアちゃんは走って行った。
「凄いわね、茜。私なら直ぐに攻撃してたわ。」
「私も、直ぐにマスパぶち込んでたな」
「えぇ……」
そしてちょっと歩いた時、霊夢が私に聞いてきた。
「ねぇ、茜って本当の名前って何なの?」
「え?」
「茜って名前、偽名だったのか?!」
「えっと……」
「あ、嫌だったら言わなくていいわよ?」
「いや、言うよ。別にその名前で呼んでくれなきゃいいから。」
「そ、そう?」
「私の本来の名前は松村 枯葉。」
そう言うと、霊夢は首を傾げる。
「枯葉って……木の枯葉?」
「うん。つけられた理由は"早く木の枯葉みたいに散ってしまえばいいから"だから松村 枯葉。」
「おいおい、そんな名前を付けるなんて茜の親御さんどうかしてるぜ……」
「あはは……でも、仕方なかったんだよ。私は髪の色がおかしかったんだから……あ、ほら!見えてきたよ!あれじゃない?」
「茜……」
「魔理沙、言いたい事は分かるわ。でもね、今は目の前の敵に集中するわよ」
「……ああ。そうだな。」