東方紅目録   作:家鴨

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本当にすみませんでした。
理由はトラブルがおこったからです。
今日から通常投稿に戻します。
戻す理由は思った以上に早くトラブルが解決したからです。

※ここからは大切なお知らせです。絶対に見てください。

明日、午後6時頃より、東方紅録のタイトルを変更します。
新タイトルは東方紅目録(とうほうくれないもくろく)です。
理由は自分で検索した時に同じタイトルで投稿していた方がおられたからです。
小説検索で間違えないようにお願いします。

見れないようにした事、本当にすみませんでした。
それではどうぞ


五話 過去が似ている女の子

私達が階段を降りると、部屋を見つけた。

魔理沙は迷わずにその部屋の扉を開ける。

そしてベッドの上に棺桶を見つけた。

魔理沙は棺桶に近づくと、ベッドの柱(?)に箒を立て掛けて、その棺桶をそっと開ける。

でもその中には何も無く、魔理沙はちょっと安心したように溜息をつく。

 

「誰?」

 

閉めた瞬間に聞こえた女の子の声。

そしてさっきまで暗かった部屋が急に明るくなる。

 

「貴方達は、だぁれ?」

 

扉の方を見ても誰もいない。

私は上を見ると、宝石らしきものを付けた羽が生えている女の子が居た。

魔理沙は私を庇うような体制になると、とりあえず自己紹介をし始める。

 

「私は霧雨魔理沙。普通の魔法使いだ!」

 

すると女の子は魔理沙に近づき、顔を覗き込む。

 

「へー……咲夜以外の人間なんて初めて見た。そこの人間は?」

「あ、えっと、松村茜…」

「私はフラン。フランドール・スカーレット。」

 

女の子――フランは魔理沙からある程度離れるとクルリと振り向く。

そして喋り出す。

 

「私ね、ずっと独りだったんだ。遊んでくれる人も居なかった。だから…」

 

私は《ずっと独り》《遊んでくれる人も居なかった》

その言葉を聞くと、頭が痛くなり、思い出したくも無いことを思い出した。

虐待を受けた事。

虐めを受けた事。

外でヒソヒソと言われた事。

全て、全て、思い出してしまった。

私は頭を抱えてその場に叫びながら蹲った。

 

「いやぁぁぁぁぁ!!!!」

「?!茜!!どうした?!茜!」

 

魔理沙が私を気にかけてくれる。

フランはその場で固まっている。

魔理沙ははっとする。

きっと思い出したのだろう。

私が幻想郷に来る前の事を。

 

「まさか……思い出しちまったか?」

「……」

 

私は黙ったまま頷く。

でも多分だけど、フランの方が私よりも独りの時が多いだろう。

だって、フランには羽が生えてるし、あの「咲夜以外の人間なんて初めて見た。」という言葉。

人間ではないのは確か。

もしも、人間より長生きする種族だったら?もしも、生まれた時から独りだったら?

なら、私よりも独りの時が長いはず。

 

「ねぇ、アカネ、どうしたの?」

 

我に返ったフランが私に話し掛けてくる。

私は顔を上げると、フランにきいた。

 

「ねぇ、キミはさ、何年ここに居るの?」

「っ?!………………495年……」

 

私は驚く。

私の予想の遥か上を行っていた。

フランは泣きそうな声で私に向かって言葉を発する。

 

「……それを聞いてどうなるの?貴方が私を助けてくれるの?私の苦しみなんか分からないくせに……」

「……確かにね。私は495年も生きられないから。でもこれだけは言えるよ。もし、私がキミの立場なら、確実に自殺してるよ。だって、14年で死のうとしたんだから。」

「茜って14歳なのか……?」

「そうだよ?何歳だと思ってたの?」

「…………6……」

「幼すぎない?!せめて10にしてよ!いや、その前に6歳だと字も分かんないじゃん!」

「そうなのか。外の世界の事はよく分からねぇぜ」

 

そんな会話のドッチボールをしていたらフランが口を開いた。

 

「アカネって……私と同じなの?」

「……私は、生まれた時からこの赤い髪でね、親から虐待、学校では虐め、外に出たら気持ち悪いって言われてた。」

「ギャクタイって何?ガッコウって何?」

「……虐待って言うのはね、産んだ子供をその親が殴ったり蹴ったりする事。学校は文字とか計算とか習う場所。」

「……アカネはそのギャクタイってやつをオヤにされてきたの?」

「……うん。……ねぇ、魔理沙、先に行ってて。」

「な?!だが、茜が……」

「私はフランと話したい。きっとフランは私と同じだから。」

「……分かった。」

 

魔理沙はそれだけ言うと、扉を開けて、先に言った。

私とフランは話の続きをした。

そして私の過去を話すと、フランも自身の過去を話してくれた。

 

「……だから私はその能力のせいでここに閉じ込められてる。ね?怖いでしょ?今此処でアカネを殺せるんだよ?」

「《ありとあらゆるものを破壊する程度の能力》……うん。確かに怖いね……」

「だから、私には近づかない方が――」

「でもさ、能力って言うのは本人の意思で使えるんでしょ?なら、本人が……フランが使い方を間違わなければいいじゃん。」

「アカネ……」

 

フランは私の名前を呟いた後に立ち上がって(話の途中、二人とも足が疲れて座った)私に抱きついてきた。

そしてこう言った。

 

「ありがとう!」

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