スター☆トゥインクルプリキュア 〜星々達の煌めき〜   作:シロX

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今月で終わらせるぞ!と意気込んだものの無理ですね。ええ、はい。

ではスタートです!




失われし星々の思い出

「まどかさん!流星君!おはよう!!」

 

「ごきげんよう、ひかる」

 

「おはよう!」

 

今日はあのメンバーで天文台で待ち合わせをしていた。えれなも、一時帰国で昨日から観星町へと帰っていた

 

「久し振りの4人の集まり!沢山遊ぼう!」

 

「え〜と、最初は何処に行こうか?」

 

「そうだなぁ……?」

 

「流星君どうしましたか?」

 

「いや、あれ」

 

流星が空を指した。そこには、とても見覚えのある物体が突然現れた

 

1年前、友達のそれに乗って宇宙の彼方まで旅した乗り物。ララのロケットだ

 

「あれってもしかして!!」

 

「待って、なんか様子がおかしいよ」

 

ロケットはフラフラとして、所々傷だらけの煙りを吹かしていた。最終的に森の中へ墜落して行った

 

「行ってみよう!」

 

ロケットが墜落した場所に着くと、丁度中からララとプルンスが出て来た

 

「ララ大丈夫でプルンスか?」

 

「ルン…ルルン…」

 

「ララ!!」

 

「ルン!?ひか…る…!」

 

「ララ、翻訳機でプルンス」

 

アイワーンお手製の翻訳機をララは身に付ける

 

「あー、あー。ちゃんと聞こえてるルン?」

 

「うん!聞こえるよ!!」

 

「ひかる!」

 

「ララ!」

 

唐突な展開とはいえ、感動の再会に2人は抱き合って喜びを噛み締める

 

「おっと!これはまあ超展開!」

 

遅れて来て流星達に、ロケットの中からユニとフワも一緒に出て来た

 

「皆んな久し振りニャン」

 

「フワ!」

 

「お久し振りです!」

 

「元気そうで良かった!」

 

「ルン!……ってそうじゃないルン!大変ルン!」

 

ララは重要な事を思い出した。軽く挨拶を済ませてからその問題の話をする

 

ララ達は、何故地球へ再びやって来たのかを説明した

 

「それは一大事です!」

 

「ねぇララ!わたしたちにも何か出来る事はないの?」

 

「それならゾディアークからコレを預かってるルン」

 

ララは流星たちにも、人工で作り上げたスターカラーペンダントをそれぞれに渡した

 

「何これ重!?」

 

「み、見た目通りだね」

 

「変身出来る時間も限られてるルン。合わせて20分が限界と言ってたルン」

 

「ララたちも変身して戦ってたって話てたけど…」

 

「わたしたちは後10分ってところね」

 

「どんな相手でも、最初から本気出して行けば充分な時間だ」

 

「簡単に言うでプルンス」

 

事件とはいつも突然だ。眩い閃光と爆発音が観星町から鳴り響く

 

「何!?」

 

「とうとう来てしまったルン」

 

「それなら、早いとこ迎えに行っておもてなしをしないとな!」

 

急いで町へ行ってみると、広場の中心にバイトが立っていた。そしてその周辺には、記憶と力を奪われた町の人たちが倒れていた

 

「被害が拡大する前に倒すルン!」

 

「ララたちは下がっていて。僕たちで奴をなんとかする」

 

「それは無茶ルン!」

 

「ララだってさっきまで戦っていたんでしょ?まだ疲れが取れてない筈だよ」

 

「ララ…。一度流星たちに任せるのが良い」

 

ユニもその意見に賛成らしく、ララと一緒に離れる

 

「最初から全力で行くぞ!」

 

「「「うん!(はい!)」」」

 

 

 

「「「スターカラーペンダント!カラーチャージ!」」」

 

「スターゲイザーペン!」

 

 

「宇宙(そら)に輝くキラキラ星!キュアスター!」

 

「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」

 

「夜空に輝く!神秘の月あかり!キュアセレーネ!」

 

「全てを包み込む母なる惑星!キュアアース!」

 

 

 

変身するとバイトがこちらに気付いた。不気味に笑い、こちらにのそのそのと歩いて来る

 

「見つけた。プリキュア !」

 

「こっちとしては見つかりたくなかったよ!」

 

「セレーネ・アロー!」

 

「先ずは試食!」

 

手の平の口が、勢い良く飛んで来るセレーネ・アローをそのまま飲み込んだ

 

「ゴクン……美味!」

 

「本当に食べちゃった!?」

 

「食べらない様に注意しろよ。話が本当なら、記憶と力が奪われてしまうからな!」

 

「来るよ!」

 

バイトは攻撃と言うより、口を開けて食べようとして来る。アースたちは、それを別方向に散開して捕まらない様に逃げ回る

 

「ソレイユ・シュート!」

 

「セレーネ・アロー!」

 

「いて座アース・アロー!」

 

遠距離での攻撃も、全て3つの口の中に吸い込まれる様に吸収された

 

「星座の力までも!?ちょっと泣きたい!」

 

「だったら直接!」

 

「捕まってしまったら元も子もありません!」

 

「それだと、あたしとスターが戦えない!」

 

「アース何か策はありませんか?」

 

アースはペンを両手に持ち打開策が探す

 

「あれでもない、これでもない…違う違う……これだ!」

 

アースが取り出したのはじょうぎ座

 

「じょうぎ座!」

 

星図をスターへ向けて描くと、じょうぎ座の力がスターへと移った

 

「じょうぎ座!……どうするの?」

 

「殴れ!」

 

「よし!やあぁぁ!!」

 

スターが拳を振り抜くと、遠くにいたバイトの顔が歪み尻餅をつく

 

「じょうぎ座は距離の概念を無くせる。どんな距離からでも不可視の攻撃が出来るってね」

 

「でしたら、わたくしたちでスターを援護しましょう!」

 

「アース、あたしたちにも!」

 

ソレイユはブラックペン、セレーネはプライムペンを手にする

 

「「スターカラーペンダント!カラーチェンジ!」」

 

ソレイユはブラックホールの力を身に纏い、セレーネはプライムの力に姿も変わった。菫色の部分が白色に変化する

 

「姿が変わった?それに力も増してる…」

 

「一気に攻めるぞ!」

 

もう一度、アースとソレイユとセレーネの3人で必殺技を放つ

 

「何度やっても…ぶぼっ!?」

 

吸収しようとするバイトを、スターがじょうぎ座の力でバイトの顎を跳ね上げた。

体勢が崩れ、そのまま3人の必殺技が直撃する

 

「これで…決めます!!」

 

セレーネは天高くジャンプし両手を大きく開ける

 

 

「宇宙に輝く星々よ、その光を集わせ全てを照しだして!」

 

淡く光る、青い粒子が集まりプリキュア のエンブレムを作り出す

 

「プリキュア !プライム・シューティング!」

 

 

セレーネの両手から凄まじいエネルギーが放たれた

 

「オオォォォォォオオオオ!!」

 

それでもバイトは抗う。全てのエネルギーを食い尽くそうと

 

「プライムの力を甘く見ないで下さい!」

 

更に出力が増して青い閃光が辺りを包み込んだ

 

「勝ち…ました…」

 

セレーネも力を使い果たしてその場にへたり込んでしまう。

アースたちもその場に駆け寄る

 

「凄いよセレーネ!」

 

「これでみんなが元に戻る!」

 

ララたちもその様子を遠くから見守っていた

 

「良かったルン」

 

「これで安心して帰れるニャン」

 

『いえ、まだです。土煙りの中から熱源体を確認しました』

 

「「っ!?」」

 

AIからの通信でアースたちへ目を向ける。土煙りの中から迫る影を見た

 

「みんな後ろルン!!」

 

「「「後ろ?」」」

 

「っ!みなさん離れて下さい!!」

 

いち早く気付いたセレーネが3人を突き飛ばす

 

「あうっ!」

 

「流石にもう終わりかと思った。だが、運は吾輩に味方した様だ!」

 

セレーネの首を掴み地面に固定させる

 

「先ずは前菜といこうじゃないか!」

 

「あっ…!ああ……」

 

「セレーネ!」

 

全て吸い付くされ変身が解けてた。

バイトはまどかを蹴り飛ばし、アースが何とかキャッチした

 

「まどか!まどか!!」

 

「うぅ…」

 

意識はハッキリしてる。大した怪我は無く安心するが、次の一言で絶句する

 

「あなたは…誰、ですか?」

 

「嘘だろ…?僕だよ!流星だよ!」

 

「分かりません。それに、わたくしの名前も…」

 

「フフフ…ギャハハハハ!」

 

高笑いするバイトが紫に輝く

 

「この力!この記憶!これがプリキュア !正に最高級!!」

 

バイトの姿が変化し始めた。黒い体が一度丸くなり、そこから新たに形成される。

その姿は先程まで見ていた姿

 

「何で…その姿!」

 

「どう流星君?吾輩綺麗?」

 

美しく彩っていた菫色は無く黒に染まり、バイトはキュアセレーネとして変化した

 

「まどかを返して!」

 

ソレイユが突っ込み怒涛の蹴り技を仕掛ける

 

「一撃一撃は強くてもまだまだ」

 

「くっ…!」

 

お互いに一旦距離を取り

 

「ブラックソレイユ・シュート!」

 

「セレーネ・アロー!」

 

二つの技がぶつかり合う。互角と思われたソレイユ・シュートが、バイトのセレーネ・アローが貫いた

 

「うわぁぁぁぁ!」

 

「「ソレイユ!!」」

 

「呆気ないもの」

 

バイトの腕が巨大な獣の顎へと変わりソレイユを喰った。

そして吐き出され、変身が解けたえれなをスターが受け止めた

 

更に黄色に光りまたも姿が変化する

 

今度はキュアソレイユの姿になり変わった

 

「見ていられないルン!」

 

「わたしたちも変身するわよ!アース!」

 

「だったらコレを使え!」

 

ララはビッグバンペン、コスモはスーパーノヴァペンを手にして変身する

 

 

「「スターカラーペンダント!カラーチャージ!」」

 

 

「ギャラクシースターカラーペン!スーパーノヴァ!クルクルチャージ!」

 

「プリキュア !ビッグバンミルキー・ショック!」

 

「プリキュア !レインボースプラッシュ!」

 

 

変身と同時にギャラクシースターカラーペンの力で必殺技を放つが

 

「ハァ!」

 

横に蹴りを放っただけでミルキーとコスモの技が打ち破られた

 

「更に力が増してるニャン!」

 

「今度はお前だ!」

 

バイトはコスモを標的にした

 

「させないよ!」

 

「負けるか!」

 

スターとアースが背後から攻撃するも、腕を掴み逆に投げ飛ばされた

 

「プリキュア !コスモ──」

 

「遅い!ソレイユ・シュート!」

 

コスモより早くバイトが放ち、パフュームを構える途中で直撃した

 

「そん…な…」

 

崩れ落ちるコスモをバイトが受け止める

 

「食事の時間だ」

 

「みん…な…。後は、頼んだわよ……」

 

姿が変わる。次はキュアコスモの姿に

 

「これ以上は危険過ぎるルン!」

 

「だったらサザンクロス・ショットだ!」

 

「でも、えれなさんとまどかさんがいないと…」

 

「ふたご座!みなみじゅうじ座!」

 

ふたご座で分身したもう1人のアースと、自分自身にトゥインクルステッキを握る

 

「僕が2人の代わりをする!いくよ!」

 

 

「「「「プリキュア・サザンクロス・ショット!」」」」

 

「プリキュア !コスモシャイニング!」

 

 

「なんてパワールン!」

 

「それでも負けないよ!」

 

「押し切ってみせる!」

 

「今更その程度!」

 

サザンクロスにヒビが入る。少しずつ、バイトのコスモシャイニングに押される

 

「こ、こぎつね座!」

 

1匹の子狐がアースの肩に乗る

 

「頼む!」

 

撃ち砕かれるサザンクロス・ショットの前に子狐が走り出す

 

そして敵であるバイトの姿に変化する

 

だが、一瞬で光の粒子となり消滅した。アースたちも、こぎつね座が身代わりになった事により直撃は避けれたものの、爆発の余波で転がる

 

「プリキュア の力はこんなものニャン?」

 

ミルキーの触手を掴み上げ顔を舐めあげる

 

「舐めてこの味。これだから食べれるのは辞められない!」

 

バイトはミルキーの唇を奪い、記憶と力を飲み物の様に吸い上げて吸収した

 

「そろそろ余興も終わろう」

 

ララが変身が解ける入れ替わりで、バイトがキュアミルキーへと変わった

 

「メインディッシュはすぐ目の前ルン」

 

今度の狙いはアース。全身に電撃を身に纏い走って来る

 

「奥の手だ。とけい座!」

 

アースの背後に振り子時計が出現して鐘を鳴らす。

その瞬間、アース以外の時間が止まる(・・・・・・)

 

「ガラ空きだ!」

 

止まってるバイトの腹に拳を減り込ませる。そして再度振り子時計の鐘が鳴る

 

「がはっ…!?」

 

鐘が鳴り、時間が止まる

 

「プリキュア !アース・スマッシュ!」

 

鐘が鳴り、時間が動く

 

「ゲボッ!!?」

 

「とけい座の力は時間操作。3秒だけなら速くしたり、遅くしたり、進めたり、止めたり出来る」

 

「まだそんな力を吾輩に隠してたのか…!」

 

「いくら敵でも友達の顔を殴るのは辞めたいけど、次は容赦無く殴るよ」

 

「ククッ!それで勝ったつもりルン?」

 

空に雷雲が観星町に浮き渡る

 

「プリキュア !ミルキー・ショック!」

 

本来ならミルキーの触手から放たれる技なのだが、雷雲から町全体に夥しい数の雷が降り落ちる

 

「町が!」

 

建物が崩れ落ち草木が燃え上がる。バイトの雷撃で観星町がほぼ壊滅する

 

「これ以上好き勝手やらせるかよ!とけい座!」

 

再び時間が止まる

 

「りゅう座アース・スラッ──」

 

「その力は見切った」

 

動けない筈のバイトがアースの腕を掴み、技を中断させた

 

そして鐘が鳴り響き時間が動きだす

 

「全てを喰らうのが吾輩。時間も喰らうのは当然ルン」

 

「この!離せよ!てか、さっきからララの真似しやがって!」

 

「無駄話は終了。その記憶、力。吾輩の一部となるがよい!」

 

顔を近付けるのを必死に引き剥がそうと頑張るも、バイトが今まで喰らって来た人数を考えるとほぼ不可能に近かった

 

「この姿は便利。何せ、口が更に二つ増えたのだから」

 

バイトはキュアミルキー特有の触手を顎に変えた

 

「では、頂こう」

 

触手がアースを丸々呑み込んだ

 

「アース!!」

 

「オヨ〜、今まで食べた事の無い味がする」

 

「そんな、アースまで…」

 

「ん?何か歯に引っかかって…」

 

バイトは少し違和感を感じてすぐさま吐き出した。

だけど少し今までと違う。記憶と力を抜き取られたら、強制変身解除させられるのに対して、今回は変身解除までとはいかないが通常の姿に戻って吐き出された

 

「アース!大丈夫?わたしの事覚えてる?」

 

「あぁ…ハッキリくっきりと覚えてるよ」

 

「姿が変わらない。…そういう事か、一部しか吸収出来なかったか」

 

再び顎をアースとスターへ向けさせる

 

 

 

 

 

「アリーズ!!」

 

 

 

 

 

アースたちの目の前に羊型の盾が割り込んだ

 

「滑り込みセーフって感じだな」

 

「「ゾディアーク!?」」

 

「一旦退くぞ!」

 

「逃すか!」

 

「パイシーズ!」

 

地面から海獣が躍り出てバイトの前に立ち塞がる

 

『ガアァァァァァァ!!』

 

その咆哮と共にバイトの周りに渦潮がいくつも出来視界を遮る

 

「プリキュア !レインボースプラッシュ!」

 

渦潮は弾け散り視界は良好になるが、その場にはアースたちの姿は見当たらなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プリキュア たちは撤退を余儀無くされ、観星町は火の海に包まれる

 

そして────終わりの時が近づく




どうちよ。自分で考えた敵なのに倒し方が分かんないで御座る…

次回で嘘偽り無しのマジもんの完結です

ここまでの拝読ありがとうございました!
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