スター☆トゥインクルプリキュア 〜星々達の煌めき〜 作:シロX
本編スタートです!
「この見覚えのある公園は……本当に帰って来たんだ」
不思議な穴を通り抜けるとそこは、流星の実家近くの公園に行き着いた
「……帰るか」
しばらく歩き家の前で佇んでいた。そして
ピンポーン♪
「はーい」
「…ただいま」
「流…星?」
家から出て来たのは流星のお母さんであった
「全く、半年近くも何処にいたの?」
「そ…それは」
流星はプリキュア の事については伏せて、これまでの事をかなり誤魔化し話した
「変な人に捕まり、そこで助けてくれた人達に色々お世話になったと」
「そ…そんな感じ」
「でも良かった。帰って来てくれて」
そして夜になり流星のお父さんも帰り、星空家全員が揃った
「宴じゃ!食え飲め!」
「この感じ久し振り過ぎて疲れるわ…」
「ご飯はいっぱいあるから食べてね」
「それで流星。あっちでコレは出来たのか?」
流星のお父さんは小指を立てながらニヤついていた
「…気になる子はいたよ」
「子供はいつ出来るの!」
「あんたらぶっ飛ばすよ?」
流星は、自分の部屋に戻り思い出に浸りきっていた
「うはぁ〜ベットだー♪」
「久し振りにこのゲームやろ!」
「ふう〜満喫した〜」
(……これで良かったんだ。これで…)
次の日から家でダラけながらも家族全員で幸せな日々を過ごしていた
「楽しかった〜!部屋で休んでくるね」
「ご飯の時また呼ぶね」
「はーい」
部屋に戻ってゲームやらで時間を潰して時間になるまで待っていた
「この漫画面白いな。今度ひかるにでも見せて……そうだった。ここにはもう誰も」
「少し寝るか」
気がつくと真っ白な空間にポツンと立っていた
「ここは?」
「夢の中だ」
声の方へ振り向くと
「今度は何?黒と来たら今度は白ですか」
「当たり!さっすが僕!黒が有れば白もあるってね」
「僕の中に一体何人住人がいるんだよ…それで何の用?」
「それは──」
もう1人の流星こと『白流星』と呼ぼう。そいつはスターカラーペンダントとペンを取り出した
「カラーチャージ!」
変身しキュアアースとなり流星に襲い掛かってきた
「おわっ!いきなり何だ!」
「そっちも変身したら?」
「何言って──」
すると流星の首元と掌からペンダントとペンが現れた
「なるほど。夢の中だから何でもありか…それなら!」
「スターカラーペンダント!カラーチャージ!」
「全てを包み込む母なる惑星!キュアアース!」
「くらえっ!」
「はっ!」
アースの攻撃を白アースは見事に片手で受け止めた
「ふっ!はっ!」
「よっ!」
アースは何度も仕掛けるが中々当たらない
「お互い力は同じ。後は…自分の技量次第だっ!」
「くっ!それなら!」
「「アース・スラッシュ!」」
白アースはアースとほぼ同時にアース・スラッシュを繰り出した
「何!?」
「僕は僕だよ。自分がどのタイミングで攻撃を繰り出すのかも分かる」
「てか、アンタの目的は何だよ!?最初の質問から全く答えてないだろう!?」
「お!そうだった……でもその前に僕を倒すね」
「スターカラーペンダント!カラーチェンジ!」
白アースはプライムスタイルまでに変身した
「幾ら何でも反則だろ!?」
「宇宙に輝く星々よその光を集わせ全てを照しだせ!」
プライムスタイルに変身したのだ、当然この技だって出来る
「プリキュア !プライム・シューティング!」
アースはまともに技を受け変身が解ける
「あ゛〜負けた!」
「さて、話をしようか」
「コロコロさっきから変わりやがって!」
「一応自分何だよ?」
「余計腹が立つわ!!」
「真剣な話……チャンスをやる」
急に真面目な態度に切り替わり流星は少し戸惑う
「な、何だよ」
「観星町……即ちひかるたちの元に帰りたくないか?」
「は?」
「どうする?」
「ふ……ふざけるな!!」
突然の言葉に理解が出来ず荒々しいく責め立てる
「帰るも何も、もうあっちの世界にはもう帰れないだぞ!?それに僕はやっとの想いで、みんなの気持ちを押し切ってここまで来たんだぞ!それをお前は!!」
「本当にそうなのか?それが本当にお前自身の気持ちなのか?」
「ぶっ飛ばす!」
流星は拳を振るうが簡単に避ける
「最後までよく聞け。帰れる方法はある。だからこそ、こうやって選択の余地を与えに来た」
「選択だと?」
「言ったろ?『チャンスをやる』って。お前がプリキュア になるなら、あちらの扉が開く。だが残るなら、このまま何もしなくていい」
「何もしなくていいって…それにプリキュア になるって」
「近いうちに招かれざる客が来る。それを迎え撃つがどうかが鍵になる」
その言葉に更なる疑問を持つ
「プリキュア になるも何もペンダントとペンが無い」
「あるじゃないか?」
「まさか!?」
流星はそれを確認する
「夢の筈だ」
「僕が手配する♪」
「そんな事が可能なのか?」
「とにかく運命の日までに選ぶんだな。今度こそ二度とチャンスが無いと思った方がいい」
またも流星に選択を迫られる。友か家族かを
「そして二度とチャンスが無いと言う事は……どちらかはもう会えない」
空間が歪んでく
「夢から覚めるらしいね」
「ま、待ちやがれ!」
「二つに一つだ。運命の日楽しみにしてるよ……僕がどんな未来を選ぶか」
「っ!?」
夢から覚め勢いよく体を起こす。そして手の中に何か違和感を感じた
「ペンダントとペンがある」
それと同時に怒りも爆発する
「クソッタレが!!」
壁に思いっ切り投げ付け手放す
「一体どこまで苦しめれば気が済むんだよ……」
//////
流星が帰って来てから2週間が経ち、只今家族3人でデパートでお出掛け中
「いや〜こんなに買っちゃった」
「買い過ぎ」
「楽しいわね」
仲良く歩いてると流星のお母さんが写真屋を目にする
「折角だから家族で写真撮らない?」
「いいね!行くぞ流星」
「はいはい」
写真屋で家族写真を撮ってもらってくれた
「その場で現像するしで色々良い店だったな」
「ついつい、3人分の写真も現像してもらったね。1枚有れば充分なのにね」
「別に良いんじゃない?」
幸せな日々が続いていた。だが、その日は来てしまった
「なんか外が騒がしいな?」
「また物騒ね」
窓の外を見ると信じられない光景があった
「ノットレイ〜!」
「何あれ?」
「よく分からないわね?」
(な、何でノットレイがここにいるんだ!…まさかこれが!」
『──近いうちに招かれざる客が来る。それを迎え撃つがどうかが鍵になる』
「父さん、母さん逃げよう!」
急いで3人は外へ避難する。そして巨大なノットレイは警官が相手にしているが呆気なく吹き飛ばされる
「早く逃げるんだ!」
街に色んな悲鳴が聞こえてくる。だが、そんなものは聞こえないフリをし安全な場所になんとか避難出来た
「ここまで来れば安心だよ」
(しかし本当に良かったのか?念の為にペンダントとペンは持って来たが……考えるな!僕は家族が大事なんだ!家族が!)
「流星は強いね。お母さん達をここまで避難させてくれるなんて」
「流石は俺の息子だな!がはは!」
「そ、そんな事は無いよ」
「いつもそうだったね。どんな人でも困ってる人がいれば駆け付ける、立派に成長したね」
流星の頭には2人の手が置かれた
(ああ、そうだったね。僕は本当は──)
「……父さん、母さんごめん僕行ってくる」
「何か事情があるみたいだな。行ってこい!」
2人に押され流星は街へ走って行くのであった
「大きな背中。半年も見ない間に」
「親として俺達も行くぞ」
「政府の応援はまだか!?」
「まだです!」
警官が必死に耐えるがもう保ちそうにもない
「任せろ!」
そのピンチに流星が間に合った
「君!早く逃げるんだ!」
「アイツは僕が倒す」
ふと目を閉じる。そして白流星が瞼の裏に現れた
「僕が本当に恐れてるものは何だ?家族を失うこと?友と会えないこと?違う…本当に恐れてる事は大切な人を守れないことだろ?」
「その通りだよ……今この状況で逃げても意味がない。逃げたら後に残るのは、助けれる力を持っていながら助けなかった事の後悔だ!」
「決まったな」
「僕がプリキュア になった理由は、フワを…宇宙のみんなを守りたいからなんだ!」
目を開け流星の覚悟が決まった
「僕がこの世界に帰って来た理由があるとすれば…それはお前の様な奴からこの世界を守る為だ!!」
ペンダントとペンを持ち構える。そして
「変ッ身!!」
走りながら変身しノットレイに立ち向かって行く
「オラァ!」
「ノットレイ!」
「かかと落とし!」
「ノット…レイ!」
顔に拳をぶつけ更に空中で体制を変え、かかと落としで地に伏せさせる
「全てを包み込む母なる惑星!キュアアース!」
「僕はこの世界を守る……プリキュア だ!!」
「ノットレイ!」
「でえぇりやあぁぁぁ!!」
攻撃を掻い潜りノットレイの腹に必殺の一撃を決め空中に飛ばす
「刮目しろ!これが!星空流星の最初にして最後の晴れ舞台だ!!」
「プリキュア !アース・スラッシュ!!」
「ノッ…トレイーー!!」
アースの渾身の一撃によりノットレイは消えていった
「やっちまったよ…」
アースは変身を解くと流星の親も到着した
「流星…」
「父さん、母さん話したい事があるんだ」
流星は今度は何も隠さず真実を伝えた
「そう…もう会えないんだね」
「良いではないか!自分の人生に悔いは残すな!」
「うん」
流星の体が光だし足先から消えていくのが分かった
「時間だね」
「流星…あっちに気になる人が居るんだろ?子作り頑張れよ!」
「やめろ!さっき話したのもう忘れたのか!?相手は中学生だぞ!!」
「お母さん、流星とその人がイチャイチャしてる所を見たかったなぁ」
「あんたら、僕を見送りしたいのか怒らせたいのかどっちなんだよ」
「「どっちも〜♪」」
「この馬鹿夫婦が〜っ!」
とうとう胴体半分も消え別れが近づく
「気をつけるんだぞ!」
「ファイト!」
「「いってらっしゃい!私たちの大切な宝物」」
「いってきます!」
涙は見せない。いつも通り家を出て行く感じに送り出してくれた。
最後の家族写真を握り締めて
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「ロケットに帰って夏限定のスタードーナッツ食べるルン!」
「さぁ!行こう!!」
ひかるたちはロケットに向け歩きだすが
「…流星君にも食べさせてあげたかったです」
あれから2週間経ってもみんなの心から流星が消える事は無かった
「流星がいたらきっと『僕の保護者か!?』って言ってたね」
「あ〜確かに言いそうルン」
「あなたたち、いつまで引きずってるつもり?」
「分かってますけど…」
「ユニ…時間が経てばみんな元気になるから、ね?」
「ごめん言い過ぎたわ。わたしも少しイライラしてるね」
「着いたルン」
ロケットの中に入ると
「お!何処行ってたんだ?」
そこにはここに居るはずの無い人物……流星が居た
「全く。夏休みだからって遊ぶのも大概にしないと──」
「流星君!!」
まどかは流星に思いっ切り抱き付き後ろに倒れる
「お、おい!まどか」
「流星君…流星君……流星君!!」
「一体どうゆう事でプルンス!?」
「説明する。説明するからまどかを引き剥がしてくれ!」
あちらの世界に帰った事、どうやって帰って来た事も全部説明した
「流星、家族と別れて良かったの?」
「心配するな!…それよりまどか離れてくれない…よね?」
「嫌です♪」
ガッチリ腕をホールドされて身動き出来ない
「良かったルン!」
「帰って来なくても良かったニャン」
「その割にはユニ、尻尾が左右に揺れているよ」
「うるさいニャン!」
「流星君まだだったよね?」
「何が?」
それは
「「「「「おかえり!」」」」」
「っ!…ああ!ただいま!」
オリ主のノリは親譲り
ここまでの拝読ありがとうございます!