スター☆トゥインクルプリキュア 〜星々達の煌めき〜   作:シロX

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特に無し!

番外編どうぞ〜


番外編 その2 後編 嘘か真か

「だぁーー!!もう!!」

 

「怒ってもどうにもならないルン…」

 

「暇だ!暇過ぎる!!」

 

城から脱出した後、野宿出来る場所を探しては身を寄せ合って、体の体温を下げない様にしてる

 

時刻も分からない。AIもいなければ、時計すら持ってない。だけど、日は上がって来てるから6時は回ってる筈だ

 

「それよりも作戦はどうするルン?」

 

昨日の戦いで、城に何か重要な物を守ってるのを察して一時退散をして来たのだが

 

「もう普通に突撃で良いかなぁ〜なんて…」

 

「それ、本気で言ってるルン?」

 

ララから何かしらの圧が掛かって、思わず目を背けたくなる

 

「そんな事言ったって、前回忍び込んで見つかったじゃん。絶対警備が厳しくなってるよ」

 

「で、でも!何もしないよりかはマシルン!」

 

「…なら仲間集めでもする?」

 

「仲間…集めルン?」

 

 

 

 

 

//////

 

「えれな〜!」

 

「あっ!昨日の!」

 

流星の言う仲間集めはえれな、まどかを引き入れる事だった

 

先ずは、えれなからスカウトするが

 

「それは無理かな」

 

「「え!?」」

 

「あたしたち、あの城の人たちのお陰で暮らしているから…」

 

「そ、そんな〜…」

 

「ま、まどかの所にも行ってみるルン!」

 

「多分無理だと思うよ」

 

えれなだけでは無く、まどかまで無理と言われた

 

「それでも決め付けは無しルン!」

 

 

 

 

 

「すみません」

 

「振られた…まどかに振られたよ……。もう生きていけない…」

 

「流星しっかりするルン!傷は浅いルン!」

 

「??」

 

ショックのあまりにへたり込む流星を、半ば引きずってその場を後にした

 

「畜生!!この世界を破壊してやる!!」

 

「ひかるやユニはどうルン?」

 

「あの2人は駄目だ。一度会ったけど、そもそもペンダントすら持ってなかった」

 

「結局、わたしたちだけでやるしかないルン」

 

「…ララ、これを」

 

流星は3本のギャラクシースターカラーペンを全部渡す

 

「こうなったら突撃の選択肢意外道は無い!」

 

「…分かったルン。やってやるルン!」

 

ペンを受け取り気合いを入れ直す

 

そして、作戦など考えずに再度城へと乗り込むのであった

 

 

 

 

 

////////

 

「来たな…」

 

城の中にある防犯カメラから、アースとミルキーが暴れ進んでるのを確認した

 

 

『ミルキーこっちだ!』

 

『地下に進むルン?』

 

『人ってのは隠したい物は大体二つに分けられて隠す。ひとつは自分の手元、ふたつは人の目の届かない場所。今回の場合は恐らく地下だろ』

 

『ひとつ目は分かるけど、何で地下って分かるルン?』

 

『城といったら地下でしょ!』

 

『確証も無く進んでるルン!?』

 

わー!わー!わー!

 

 

「やはり、地下に進んでいるな」

 

騒がしい画面を目を離して、ローブの人物も地下へと向かって行った

 

 

 

 

 

「えぇい!まどろっこしい!床をブチ抜く!!」

 

アースが、アース・スマッシュの構えを取る

 

「オヨ!?ま、待つルン!」

 

「アース・スマッシュ!」

 

激しい音が城中に響く

 

「っしゃぁぁ!!先ず1枚!」

 

「だからストッ──」

 

「スマッシュ!」

 

ミルキーの事など無視して床を次々と砕いてく

 

「スマッシュ!スマッシュ!アース・スマッシュ!!」

 

そして最下層にまで一気に辿り着いた

 

「お…オヨ〜……」

 

「痛い…手がメッチャ痛い……」

 

1人は瓦礫の上でダウンして、もう1人は手に激しい痛みに耐えてる

 

「もう…アースとは絶対に2人っきりにはなりたく無いルン…」

 

「さ、先へ進もう」

 

服に着いた汚れを払い除け、重い足取りで2人は先へ進んで行く

 

進んだ先には大きな装置が設置してあった

 

「これは何ルン?」

 

「何だろ?」

 

アースは触れようとした時

 

「おめでとう。良くここまで来たね」

 

「「!?」」

 

振り返るとローブの人物が立っていた

 

「その装置はこの世界を維持する為の物」

 

「おし!壊そう!」

 

「触れては困る!!」

 

腕を払う風圧で2人は吹き飛ばす

 

「オヨ…!」

 

「ぐぐっ!」

 

更に、地面から黒い紐状の物が2人に絡み付く

 

「う、動けないルン…!」

 

「どう?俺の髪の毛は?」

 

「「か、髪の毛!?」」

 

ローブを取ると髪の毛が大量に下まで伸びきっていた

 

「髪の毛って衛生的にどうなの?」

 

「呑気に言ってる場合じゃないルン!」

 

2人はペンを気合いでペンダントに挿し込む

 

「「スターカラーペンダント!カラーチェンジ!」」

 

アースはプライムスタイル、ミルキーはビッグバンスタイルに変身し、同時に髪の毛を引き千切る

 

「何でこんな事するルン!!」

 

「そうだ!名前を教えろ!」

 

「着眼点が間違ってるルン!?」

 

「質問は順番に。名前は『ヘアン』。目的としては、絶対の支配」

 

ご丁寧に質問された事を答えてくれた

 

「支配って…」

 

「簡単な事だ。俺がこの世界の王となる。ただそれだけ」

 

「そんなの自己満足じゃないか!」

 

「俺がこの世界の王となる!」

 

「駄目ルン。全く聞いてないルン」

 

「だったら装置を壊せば目を向けてくれるかも!」

 

2人で装置へ飛び出す

 

「困ると言った筈だ!」

 

髪の毛がひとりでに動き、矢のように先端を鋭くして串刺しにしようとする

 

「オヨっ!?」

 

「危なっ!?」

 

ミルキーはくの字、アースは海老反りで鋭い攻撃を寸前でかわす

 

「スターカラーペンダント!カラーチェンジ!」

 

ミルキーはノヴァスタイルに変身して一気に接近戦に持ち込む気だ

 

「行け!」

 

「ルン!」

 

地面に蹴り跡が残るぐらいに力を込めて走る

 

「そんな事では俺の勢いは止まらないぞ!」

 

四方八方から髪の毛が2人を拘束しようと襲い掛かる

 

だが、スピードを活かして髪の毛の猛攻を掻い潜る

 

「ビッグバン・スラッシュ!」

 

「ノヴァミルキー・ショック!」

 

「ハァッ!」

 

体を大量の髪の毛で覆い尽くして2人の攻撃を弾き返した

 

「オヨ!?」

 

「馬鹿な!?」

 

「締め付けろ」

 

一瞬油断が出来た時を見逃さなかった

 

「オヨヨ〜!!」

 

「クソ!離せ!」

 

「フンッ!」

 

「がはっ…!」

 

「う゛っ!」

 

締め付けられた状態から、何度も地面に叩き付ける

 

「さっきの勢いが無くなってるぞ?」

 

「この!…だっ…!」

 

「アース!ぐっ…!」

 

「これが…実力の差ってやつさ!」

 

勢い良く壁に叩き付けられて大きく土煙りが上がる

 

「ウォーミングアップのつもりだったんだけどね」

 

「……だろうな!」

 

「…!?」

 

「このくらい全然平気ルン!」

 

アースとミルキー、ボロボロで肩で息をしてるがまだまだ余力は充分だった

 

「なら、見せて貰おうか!」

 

 

「スターゲイザーペン!」

 

 

88本のペンが、アースとミルキーを守る様に周りを囲い込みヘアンの髪の毛を弾いた

 

「やぎ座!」

 

アースの両手にトンファーが召喚される

 

「僕が盾になる!」

 

「分かったルン!」

 

鞭の様に攻撃する髪の毛に対して、両腕で体をガッチリ固めてすり足でちょっとずつ間合いを詰める

 

「どうしたどうした?」

 

「うっ…くっ!」

 

「アース…」

 

「大丈夫だ。ミルキーも集中してくれ」

 

「…ルン!」

 

深く辛抱して

 

(確実に当たる間合いまで詰めて)

 

そして一気に

 

「ここだ!」

 

アースの合図と共に後ろに控えてたミルキーがジャンプして飛び出す

 

「やあぁぁ!!」

 

ミルキーだってただ隠れてた訳では無い。アースの後ろで、電撃を最大までチャージする事に専念していた

 

「しし座ミルキー・ショック!!」

 

ミルキーの電撃がヘアンを両側から、挟み込み直撃する

 

「うごっ……!?」

 

「今ルン!」

 

「決める!!」

 

 

「星座の輝きここに集まれ!」

 

「想いをひとつに!」

 

「プリキュア!スパークル・スターゲイザー!」

 

 

星座の光が辺りを包み込み、装置ごと部屋全体を呑み込んだ

 

 

 

 

 

////////

 

「う…うぅん…」

 

「オヨ…?」

 

気がつくと、天文台近くの原っぱに2人で倒れていた

 

「ララ、大丈夫か?」

 

「大丈夫ルン……オヨ!流星アレ!」

 

ララが指差す方向を見ると

 

「無くなってる…」

 

城が存在した場所には何も無かった

 

「調べて来る」

 

「待つルン!わたしも行くルン!」

 

先程の戦闘で、体力も使った後の山道を歩くのはかなり苦労した

 

「着いた」

 

「跡形も無く消えてるルン…」

 

「という事は…!」

 

「「戻って来たー!(ルン!)」」

 

嬉しい気持ちでいっぱいになり、お互い抱きしめ合う

 

「やった!帰って来た!」

 

「やったルン!」

 

「何が『やった』ですか?」

 

ピシッ!

 

意図しない声が聞こえて、固い首を向けさせると

 

「随分と楽しそうですね〜!」

 

にこやかに笑うまどかが居た

 

「わたくしも混ぜて貰えませんか?」

 

「そ、それは!」

 

「オヨ、オヨヨ!!」

 

少し遅れてえれなたちも合流した

 

「まどか、2人は見つかった?」

 

「はい!無事見つかりました!」

 

「えっ…」

 

まどかの足下にはララが倒れ、流星はまどかに関節技を決められてる途中だった

 

この光景には、流石のえれなもドン引きだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不思議な体験をした。ひかるやえれな、まどかやユニも飛ばされる直前までの記憶が無かった。

急に流星とララが消えたと言う

 

自分たちの出来事を話すと「夢ではありませんか?」と言われた

 

夢にしては妙にリアル過ぎる

 

本当に流星たちが体験した事は夢だったのか?

 

それとも────

 

その真相は生涯解決する事は無かった




毎回「前書き」「後書き」を考えるのしんどい…

ここまでの拝読ありがとうございました!
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