スター☆トゥインクルプリキュア 〜星々達の煌めき〜   作:シロX

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ユニ回

本編をどうぞ〜


第48話 ユニと愛ある特別な赦し

『トゥインクルイマジネーションの情報の分析完了』

 

「おぉ〜!何か分かった?」

 

『結論から申し上げますと…』

 

「うんうん!」

 

トゥインクルイマジネーションについて、ひかるはキラキラした目でその答えを待つも

 

『何も分かりませんでした』

 

「おいおい…」

 

「こうなったら奥の手ニャン。探索も科学的な分析も駄目なら…星読みしかないわ」

 

「星読みって占星術の事ですか?」

 

「えぇ、宇宙一の占い師に占って貰うのよ」

 

「宇宙一の占い師!キラやば〜っ☆」

 

ユニの情報をもとにその占い師が居る星にやって来た

 

「あの星よウラナイン星」

 

降りてみると、見れば右も左も占い師が沢山居た

 

「この星では占いが盛んなの」

 

「キラやば〜っ☆楽しそう!」

 

「で、どの占い師なの?」

 

それから少し歩き街の外に出て一つのテントに辿り着いた

 

「ここよ」

 

「宇宙一の占い師がここに!」

 

「その割にはこじんまりした所でプルンスな」

 

「わたしの中では宇宙一なの」

 

「はぁ?わたしの中って?」

 

「う、うるさいニャン!」

 

若干不安も残すも中から人が出て来た

 

「レインボーの少女か?」

 

「しばらくね」

 

「この方は!?」

 

「バケニャーン…ではないか」

 

その人はかつて、ユニがノットレイダーにいた時に変装していたバケニャーンの姿そのものだった

 

「その通り確かにこの目は見えないが…このハッケニャーン!心の目で全てお見通しなのだ!」

 

「わたしたちこっちルン」

 

杖で指すも全く別方向に指す

 

「ゴホンッ… このハッケニャーン!心の目で全てお見通しなのだ!お見通しなのだ!オミトウシナノダ!」

 

またやり直すも今度はプルンスに杖が向けられる。しかも、ご丁寧にセルフエコーまでしてくれる

 

「やっぱり不安だ…」

 

「当たるもはっけ、当たらぬもはっけ、とにかく占ってもらおうよ」

 

「ほぅ…何を見る?」

 

「トゥインクルイマジネーション」

 

ここで本来の目的であるトゥインクルイマジネーションについて占ってもらう事に

 

「おっ…」

 

「見つかれば、わたしの星が元に戻るの」

 

「探し物は大切な物だと見える」

 

「お願い!ハッケニャーンさん!」

 

「…良かろう」

 

準備をする為みんなはそれを待つ事にした

 

「星読みは奥の手と言っていましたが」

 

「あまり乗り気じゃない感じ?」

 

「まあね、心の中を見透かされそうで苦手ニャン」

 

話してる中、流星とひかるが3人の下へやって来た

 

「この星、星が沢山で綺麗だよ」

 

「いっぱい星座描いちゃった!この星空キラやば〜っだよ!」

 

「クンクン、ハッケニャーンに貰ったフワ」

 

「それマタークッキールン!」

 

「食べちゃ駄目でプルンス!!」

 

今度はフワがマタークッキーを食べてしまいそうなので、みんながそれを全力で阻止する

 

「ひと口だけフワ!」

 

「駄目だよー!」

 

「じゃあふた口フワ!」

 

「増えてるでプルンス!」

 

「面白くなりそうだから食べろ食べろ!」

 

「「「「「流星〜!(君〜!)」」」」」

 

フワを追いかけみんなで楽しく騒ぐ

 

その様子を遠くからアイワーンが見ていた

 

「アイツ…うん?」

 

そしてアイワーンはテントから出て来るハッケニャーンの姿を目にした

 

「バケニャーン?」

 

騒ぎが収まった流星たちはフワを抱えてハッケニャーンに向かった

 

「星読みの準備出来た?」

 

「いや、読む必要が無い」

 

そこからは、ユニとハッケニャーンで2人きりにさせた

 

「この野草で淹れる茶は格別でね。皆んなに振る舞おう」

 

「お茶なんていいわ!どうして星読みをしてくれないの?」

 

予想外の事でユニは声を荒げて言ってしまう

 

「トゥインクルイマジネーションはあなたが言ってた、わたしの運命の星かも知れないのに!」

 

 

『──違った…』

 

『──レインボー星人で無くて残念だったか?』

 

ユニは昔、レインボー星人を追っていて丁度このハッケニャーンの下に辿り着いた

 

『──わたしの星読みはね、目が見えぬわたしに代わって依頼者に星を見てもらう』

 

『──星読みってわたし別に…』

 

『──さて、何が見える?』

 

『──えっ?』

 

『──さあ』

 

言われるがままに星空を見上げるも

 

『──何も見えない』

 

『──全てを失ったか』

 

図星を突かれた

 

『──大切な人々を失ったお前の激しい怒り、憎しみがわたしには見える』

 

『──許さないニャン…みんなを石にしたアイツだけは…』

 

『──深い悲しみに囚われているな。故郷の仲間と似た者が居る。その噂を頼りに此処へ来たそうだね?』

 

『──仲間がいるわけないよね…」

 

そんなユニにハッケニャーンは

 

『──皆を戻す方法はある』

 

『──えっ?本当ニャン?』

 

『──星読みは嘘をつかない。お前の運命の星を見つけるのだ』

 

『──運命の星?』

 

その運命の星に導いてく言葉

 

『──この星空界よりもずっとずっと、遙か遠くの空に輝く星。その星がお前をいざない、共に光り輝くであろう』

 

『──星空界よりも遠く』

 

『──案ずる事はない』

 

ハッケニャーンはひとつの映像を出す

 

『──若い頃は、わたしも遠い宇宙を旅したものだ。今となっては叶わぬがね』

『──と言う事で星読みは終いだ。で、お代だが…』

 

『──えっ?お金持って無いニャン』

 

『──仕方ないな。では、お代の代わりにその目で見て来ておくれ。宇宙をわたしの代わりに』

 

『──あなたの代わり?』

 

 

これが、ユニとハッケニャーンが出会った頃の話

 

「良いか、お前は既に運命の星を見つけている」

 

「えっ!」

 

「お前の探し物は運命の星が誘う。見つけた星と共にある」

 

「星って一体…」

 

「…!何か来る!」

 

ハッケニャーンは何かを察知した

 

「アイワーン!」

 

それはアイワーンが乗る宇宙船だった

 

 

 

////////

 

それはかつての記憶

 

『──あらお嬢ちゃん、何処から潜り込んだの?』

 

『──アタイは寝ること無くてここ何処だっつーの?』

 

『──フフ…此処は行く当ての無い者達の集まる地』

 

『──居場所が無いならば此処で生きよ』

 

『──えっ?』

 

『──見捨てた者達への怒り、憎しみを力に変えるのだ』

 

これがノットレイダーとの出会いだった

 

ノットレイダーに入ったアイワーンは、その頭脳で色んな発明していった

 

 

「お前が居場所を奪ったっつーの!」

 

ハッケニャーンを引き連れて逃げるユニも思い出す

 

 

『──ケヒャハハハ!暴発しないっつーの。実験良い感じだっつーの』

 

『──実験?』

 

『──この調子でダークペンを完成させるっつーの』

 

それを聞いたユニは、若かりし頃のハッケニャーンの姿でアイワーンに近づいて行った

 

『──お噂は聞いております。わたしの力、超天才科学者のあなた様のお役に立てるかと』

 

『──超天才科学者?ケヒャハハハ!で、アンタの名前は?』

 

『──ハッケ…あっいえ、バケニャーンでございます』

 

そしてユニはバケニャーンとしてノットレイダーに潜入し、2人の出会いだった

 

 

「お前だけは!」

 

「闇のケミストリー!爆発だっつーの!」

 

「アイワーンロボ23号だっつーの!」

 

パワーアップしたアイワーンロボがユニたちに襲いかかる

 

「よくもアタイを利用したっつーの!只では置かないっつーの!」

 

「それはこっちの台詞よ!わたしの星を…みんなを返して!」

 

 

「スターカラーペンダント!カラーチャージ!」

 

「銀河に光る!虹色のスペクトル!キュアコスモ!」

 

 

お互いが一気に詰め寄りコスモとアイワーンロボの拳が激突する

 

「アアァァ!!」

 

コスモが大きく飛ばされるも壁に着地し、そこから勢いを付けて再度アタックする

 

「タァッ!」

 

地面に叩き落とすもアイワーンロボは無傷だった

 

「改良を重ねた23号を舐めるなっつーの!」

 

アイワーンロボが両手両足を使ってブーストでコスモに突進を仕掛ける

 

「あっ!」

 

「うおぉぉ!!」

 

「かに座ミルキー・ショック!」

 

ミルキーがアイワーンロボの軌道を変え

 

「みずがめ座セレーネ・アロー!」

「おとめ座ソレイユ・シュート!」

 

アイワーンロボの背中にソレイユとセレーネの技が当たる

 

「うお座スター・パンチ!」

「くじゃく座アース・スラッシュ!」

 

更にアースとスターが追撃し、アイワーンロボは壁に激突する

 

「大丈夫?」

 

「助かったニャン」

 

「間に合ったでプルンス!」

 

「超天才科学者のアタイは…」

 

アイワーンロボから砲台が出てきて

 

「負けないっつーの!」

 

「避けて!!」

 

「舐めるな!」

 

黒い光線が発射される。スターたちは避けるもアースだけはたて座でそれを防ぐ

 

「アース何やってるの!?」

 

「この程度何の!」

 

「無駄だっつーの!」

 

光線を浴びた盾がだんだんと石化してゆく

 

「やば──」

 

とうとう光線が盾を貫きアースに降り注ぐ

 

「新発明だっつーの!」

 

光線を受けた場所が石になってしまった。幸い、アースは寸前でペガサス座で避けたものの右翼は完全に石化してしまった

 

「あ…そんな……」

 

コスモは過去のトラウマが蘇りその場にへたり込む

 

「みんなみんな石にしてやるっつーの!」

 

「もうやめて!!」

 

「邪魔するなっつーの!」

 

「ルン!」

 

光線はミルキーのバリアーで受け流したが、ブーストで突っ込んでスターたちごと貫いた

 

「しし座!おひつじ座!」

 

右手に獅子、左手に羊の顔をしたガントレットで殴り掛かる

 

「ダァッ!オラァ!」

 

「うぐっ!」

 

「今だ!しし座──」

 

「隙ありだっつーの!」

 

アースが大振りになったのを見逃さず、アイワーンロボの巨大な手がアースを叩き落とた

 

「止めだっつーの」

 

呆けてるコスモに砲台が向けられ止めをさしに来る

 

けれど、コスモを庇う様にハッケニャーンがアイワーンの前に現る

 

「バケニャーン?」

 

アイワーンは光線を放つのをやめた

 

「遠い星を見上げているばかりでは気付かぬものだ。足元の花の美しさに」

 

 

『──あなたには関係ない!何も知らない他人でしょ!』

 

『──だからこそ知りたい!』

 

『──えっ?』

 

『──だってさキラやば〜っだよ!だからわたしは守りたい!』

 

 

「何、訳の分かんない事言ってるっつーの…どいつもこいつも知らないっつーの!」

 

再度光線の準備に入るもそれをコスモが蹴り上げあらぬ方向へ飛ばす

 

「うぅ……許せない…許せないっつーの。アタイの居場所を無くしたお前だけは絶対許せないっつーの!」

 

今度は誰にも邪魔されず光線がコスモに向けて放たれた

 

 

『──許せないニャン…みんなを石にしたあいつだけは…!』

 

 

(同じだ…アイワーンとわたし)

 

その時コスモのブローチが光り輝き光線を吸収していく

 

「何だっつーの!」

 

(わたし…あなたの事傷つけてた)

 

知らずのうちにコスモもアイワーンを傷つけてた事に気付き

 

「ごめんニャン」

 

謝った

 

「何謝ってるんだっつーの…」

 

「今なら分かる。あなたの気持ち」

 

「何が分かるんだっつーの!」

 

「苦しかったんでしょ?アイワーン」

 

「…!」

 

「わたし…わたし決めたニャン!あなたを…赦す!」

 

「何で…何でそんな事言うんだっつーの!

 

いきなり赦されて困惑する

 

「過去だけを見るんじゃなくて前に進んで行きたい…あなたと一緒に!」

 

コスモは一歩ずつ歩み寄る

 

「自分だけじゃなくて、わたしはみんなと一緒に…未来に行きたい!!」

 

その言葉に呼応する様に更に輝きが青に増し、その光りがアイワーンを照らした

 

「…!」

 

その光りを介して、アイワーンはコスモの過去を見てその悲しみを知った

 

「フワ…」

 

光りの力にプリンセス、ダークネスト、ゾディアークが反応した

 

 

「…!」

 

「この力は…!」

 

「まだそんな力が…」

 

 

そしてその光りの正体はすぐに分かった

 

「トゥインクルイマジネーションフワ!」

 

「みんな」

 

 

「みんなの思い!重ねるフワ〜!」

 

「シャイニートゥインクルペン!」

 

「声を重ねるフワ!」

 

「キラキラ〜!」

 

「トゥインクル!」

 

「キラキラ〜!」

 

「トゥインクル!」

 

「「「「「イマジネーションの輝き!なりたい自分に!」」」」」

 

「星の力輝くフワ〜!」

 

「思いを重ねて!」

 

「「「「「プリキュア!スタートゥインクル・イマジネーション!」」」」」

 

 

 

 

 

////////

 

全てが終わり、座り込むアイワーンにユニは手を差し伸べる

 

「行く所が無いんでしょ。だったら…」

 

「地球に来ればいいじゃん!」

 

全員がそれに言わずも賛成し返事を待ち返って来た言葉は

 

「よ、余計なお世話だっつーの!覚えてろっつーの!」

 

それだけ言って宇宙船でまた何処かへ行ってしまった

 

「本当世話が焼けるニャン」

 

流星たちはハッケニャーンとお別れし、ウラナイン星を出発した

 

「トゥインクルイマジネーションも見つかったし、ウラナイン星キラやば〜っだったね!」

 

今日の出来事をひかるはトゥインクルブックに絵で描いていた

 

「ひかる良く描けてるルン」

 

「まぁ、中々いい線いってるニャン」

 

「本当素直に褒めないねぇ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、旅立ったロケットを見送るハッケニャーンは

 

「見つけたな探していた星を。レインボーの少女よ」

 

そう呟いた




今年最後の目標はこの小説がアニメに追い付きたい

ここまでの拝読ありがとうございました!
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