スター☆トゥインクルプリキュア 〜星々達の煌めき〜 作:シロX
12月24日、クリスマス。まだ日が登ってる時、ロケットでクリスマスパーティーを開いていた
「ララもユニも初めてのクリスマスだよね!」
「サンタクロースって言うのが、プレゼントを配る日だって本で読んだルン」
「わたしは大きなケーキを食べる日だって」
「どっちも正解!」
「それにしても最近ユニってさ食べ物ばっかだよね。そんなに、考えたり食べたりすると太るぞ?」
「何か言ったかしら?流星?」
笑顔でこちらを向くユニの表情。思わずとはいえ、言ってしまった失言を酷く後悔しながらも反省をする
『アブラハム監督からの着信です』
話によると観星町に一隻の宇宙船が墜落したらしく、その救出を求められた。
全員驚きつつも、その墜落現場に向かうと白い煙が舞い上がっていた
「誰でプルンス?」
煙を晴れていき、宇宙船の形が見え始めると
「ま、まさか!サンタクロース!?」
「ルン!本物ルン?」
「これが…?」
「き、キラやば〜っ☆」
「サプラ〜イズ!」
すると見た目がトナカイに似た1人の男性が飛び出した
「サンター星人!?」
「「「「「サンター星人?」」」」」
「イエ〜イじゃん!」
「軽っ!」
何か知っているユニによると、そのサンター星人とはサプライズでプレゼントを配る異星人とのこと。宇宙怪盗時代にお世話になっていた異星人でもあるらしい
「サンタが宇宙人だったなんて…!」
「驚きです!」
「でも、僕たちの知ってるサンタとは随分とイメージがかけ離れている様だが…」
「地球人達には、何故か空飛ぶトナカイとお爺さんって勘違いされてるけどな!ハハッ〜!ウケんじゃ〜ん!」
『プレゼント 配る』
船の上では赤いロボットが起動して立ち上がった。そして、そんなロボットに興味を持つのは当然
「キラやば〜っ☆ロボット?」
「イェ〜イ!相棒の配達ロボじゃ〜ん!」
拳を合わせ様と手を出すが少し様子がおかしかった。その場でクルクルと回り、最終的に倒れて煙を出していた。急いでロケットに運び、AIに診断させる事に
『落下の衝撃で故障した模様。故障箇所の修理には9時間37分28秒掛かります』
「ルン!修理開始するルン!」
修理には相当な時間が必要な様だ。それを聞いたサンター星人は焦っていた
「相棒居ないと今晩中にプレゼント配れないじゃ〜ん!サプラ〜イズ出来ないんじゃ、サンター星人失格じゃん!どうする俺!」
頭を抱える様子に、ひかるは閃いた
「じゃ、わたしたちが手伝うよ!」
「え?マジ?」
「ねっ!」
こうして、流星たちは困ったサンター星人と共にプレゼントを配る手伝いをする事になった
そして夜、ロケットの前
「準備OK!」
「それで流星は何でカメラで撮ってるの?」
えれなは、パシャパシャと写真を撮る流星に質問する
「そりゃあサンタコスなんて今だけだよ!将来恥ずかしくて着てくれない可能性があるから、今の内に保存しないといけないし」
そう、今回手伝いするのに合わせて全員がサンタコスチュームに衣装チェンジしていた
「ほらほら!ひかるにララこっち向いて!」
「「イェ〜イ!」」
「うんうん、可愛いね〜!惚れ惚れしちゃう〜」
「流星君流星君!わたくしもどうですか?」
「天使が神へとランクアップしました」
「急がないと日が暮れるわよ?」
全員サンター星人の宇宙船に乗り込み空へと飛びだった
「でも、ちょっと遅くない?」
「遅過ぎるでプルンス」
「応急処置の修理じゃ、これ以上スピード出せないじゃん」
「フワープ!」
スピードが出せない代わりに、フワープで移動して時間短縮を図る
「町中の子供達がプレゼントと待ってるじゃ〜ん!」
「プレゼントってこれだけルン?」
後ろを見ると、少し大きな袋が一つあるだけ
「中を開くじゃん」
中を開くと大量のカプセルが入っており、更にそのカプセルにはマイクラ化で小さくしたプレゼントがぎっしりと詰まっていた
「よぉ〜し!どんどん配るぞ〜!」
「「「「「おぉ〜!」」」」」
それから観星町の空をフワープで駆け巡り、子供たちにプレゼントを配って行く
プレゼントの配達もひと段落。次の日の子供たちの驚く顔を想像しながら楽しみにする
「来年もまた、みんなでサンタやるルン!」
「来年」
「どうかしましたか?」
「あたしさ、決めたんだ。ママみたいに、みんなを笑顔にする通訳になるって!」
「それって…」
「だからあたし、留学してもっと勉強しようと思う」
来年…そう、3年組は来年から高校生。自分の将来に向けて道を進まなければならない
「みんなには心配かけたけど、もう迷いはないんだ。今は凄く楽しみ!」
「いい笑顔です!」
「そっか、えれなさん留学するんだ。まどかさんは?」
「わたくしはまだ考え中ですが…」
「留学って遠い所に住むって事ルン?」
「そうだね、今までみたいには…会えなくなるのかなあ」
「ユニは惑星レインボーが戻ったらどうするの?」
今度はユニにこれからの事を尋ねる
「もちろん帰るニャン。だって、その為に今まで頑張って来たんだし」
「…流星君は?」
「僕は旅をしようかなぁ〜」
「旅ですか?」
「あぁ、ララには言ったけど世界を見て周ろうと思うんだ。だから高校は外国語を中心に頑張って、卒業したらそのまま外の世界へ」
「それだったら、偶然あたしと出会っちゃうかもね!」
「楽しみにしてるよ」
流星は進学したら世界へ旅、えれなは留学で通訳の仕事、まどかは未だに保留だが確実に一歩ずつ進んでる、ユニは故郷へ。
みんなそれぞれ自分の道を進み始める
「そっか…寂しくなるけど、みんな頑張ってね!」
どこか寂しそうな表情をしたが、いつもの明るい表情を作るひかる。それをララは心配そうに見つめていた
「雪が強くなったでプルンス」
「よし!雲の上に出るぞ相棒!」
「フワ〜プ!」
フワープで雲の上まで移動する。そして、そこで見た光景は月が良く く見えて美しかった
「フワが居るから大丈夫フワ」
「…!」
「みんなといつでも会えるフワ!」
フワは自身満々で言う。別におかしくはない。フワープでならいつだって、何処へだって行けるのだから
「フワ!ずっとずっと一緒だよ!」
みんな笑顔になって良い感じになったその時
「「「「「うわぁぁ!!」」」」」
「な、何だ!?」
突然宇宙船にダメージが入り大きく揺れ動いた
「雲の上なのにイナズマじゃん!?」
なんとか体勢を立て直し軌道修正する
だが、そこで待ち受けていたのは
「ダークネスト…」
月をバックにダークネストが空中で佇んでいた
「器…器を我が手に」
そして両手を前に遠距離からの攻撃を仕掛けて来た
「うわっ!ヤバイ!」
サンター星人の咄嗟の判断で回避して、雲の中へと隠れた
「器器しつこいな!」
「みんな!」
「「「「「スターカラーペンダント!カラーチャージ!」」」」」
「スターゲイザーペン!」
「宇宙(そら)に輝くキラキラ星!キュアスター!」
「天にあまねくミルキーウェイ!キュアミルキー!」
「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」
「夜空に輝く!神秘の月あかり!キュアセレーネ!」
「銀河に光る!虹色のスペクトル!キュアコスモ!」
「全てを包み込む母なる惑星!キュアアース!」
「「「「「「スター☆トゥインクルプリキュア!」」」」」」
変身と同時に雲を抜けて両者対峙する
「オオォ…器を渡せ」
「フワは渡さない!」
フワをプルンスに預ける
「器を…」
背中から黒い羽を広げてこちらに迫って来る。だがそれを、ソレイユが先行して船から飛び出した
「ハァァッ!」
勢いのある飛び蹴りを仕掛けるも、ダークネストの攻撃により阻まれて逆に跳ね返された
「「ソレイユ!」」
「マジかよ!?」
「フワを頼むでプルンス!」
プルンスが飛び出してソレイユを救出する。だが、ダークネストは止まらず一気にアースたちの目の前まで接近する
「邪魔をするなァァ」
「行くルン!」
ミルキー、セレーネが電撃と弓矢で仕掛けるも
「「うわぁぁ!!」」
「2人とも!!」
今度はアースが船から飛び出す
「ペガサス座!」
唯一空中戦が可能なアースが飛び出してダークネストを抑える
「グゥゥ!!フワ早く!」
「フワープ!」
アースが時間を稼いだお陰でワープでその場を離脱した
「いけるか…?」
アースは変身用のスターカラーペンを取り出して、あの時発現した力を使えるかどうかを試す為にペンダントに挿し込む
「やっぱり駄目か…ここは!」
使えない力を頼りにしても駄目と判断して
「さそり座!」
アースはさそり座の力で槍を召喚した
(空中だと召喚出来るものもかなり限定される。ここは僕が頑張らないと!)
「愚かな」
「そんなの…やってみなくちゃ分かんねーだろ!」
「みんなを助けてフワ!」
「やるしかないじゃん!」
空中へ放り出されたミルキー、セレーネを救出して次の攻撃に備える
「もう限界じゃん!相棒ワープを!」
「お腹が空いてもうワープ出来ないフワ〜…」
一難去ってまた一難。宇宙船のエンジンに煙が舞い上がり、そしてフワもワープが出来ない状態
そして船に大きな衝撃が走った。その衝撃はアースが宇宙船に叩き付けられたものだった
「アース!」
「ボサッとするな!来るぞ!」
アースが顔を向ける方向には、ダークネストがこちらに向かって飛んで来ていた
「ハァァ!」
ダークネストの攻撃をコスモシャイニングで相殺するも、間髪入れずに連続で流れ弾が降って来る
「舐められてたまるか!オリオン座!」
アースの背後から上半身のみだが巨人の姿が現れた
「振り払ってやる!」
アースが腕を振るうと、その動きに連動してオリオン座も振るい全て弾き返す
「アース──」
力を溜めて必殺を放とうとする時、ダークネストも切り替えて光弾を放った
「アース・スラッシュ!」
アース・スラッシュと激突する寸前で、ダークネストが放った光弾が急に軌道を変えてすり抜けていった
「そんなのありか!?」
両腕をクロスにして宇宙船を守るが、それすらもかわされて宇宙船に直撃した
「「「うわぁぁ!!」」」
そのまま真っ逆さまに雲の中へと落ちていった
「ふたご座!」
アースは分身を作り幾つかのペンをその分身に渡した
「これで足りる筈だ!後は頼んだぞ!」
本物の方のアースはペガサス座で、振り落とされたスターとフワを追いかけた
「りゅうこつ座!とも座!ほ座!らしんばん座!」
分身のアースは渡された4本のペンを使い組み合わせて、大きな一隻の船を完成させた
「な、なんとか助かったでプルンス」
星座で作った船の上に宇宙船が落ちてこれ以上の落下を防いだ
「危機一髪だったな」
「それよりスターは!?」
「フワもいません!」
「スターたちなら、本物の僕が追いかけて行った。後は上がって来るのを待つしかない」
「器を…渡すのだ!」
「器…なんかじゃない!」
スターはフワを抱えてダークネストと落下しながらも交戦していた
「フワは…フワだよ!」
ダークネスト自ら近付くいて攻撃が当たるも簡単に受け止められてしまう
「フワとは、ずっと一緒にいるんだから!」
「無駄だ!」
顔面に直撃したものの、何も無かったかの様に襲い掛かって来る
「効かない!?」
「スター!!」
「アース!」
「うおおぉりゃあぁぁ!!」
上から勢い任せで背中に蹴りを食らわせてスターを助ける
「早くみんなと合流するんだ!」
「アース後ろ!」
「何!?早過ぎるぞ!」
蹴りで弾き飛ばしたとはいえ、リカバリーが早くアースの背後に接近して翼を掴んだ
「終わりだ」
さっきのお返しと言わんばかりに背中に膝蹴りを貰い、翼も引きちぎられて再度落下する
「アース!!くっ…!」
アースも心配だが今はフワ。助けれなかった悔しさを噛み締めて、スターは上へと星型の足場を作りながら駆け上がる
雲を超えて巻いたと思われたが
「しまった!?」
ダークネストは追い付き、そしてスターの真上を取られた
「今度こそ終わりだ」
ダークネストが構えると、雲の中から大きな音が聞こえた。
その正体は、ロケットだった。アースもロケットにへばりついていた
「突撃ィィィィ!」
そのままロケットの体当たりでダークネストはいとも簡単に吹き飛ばされた
『ご無事ですか?』
「AIさん!それにアースも!良かった」
「落下中にAIが助けてくれたんだよ」
一瞬動きの止まったダークネストにミルキーたちも駆け付けた
「このチャンス逃がさないルン!」
「みずがめ座セレーネ・アロー!」
「おとめ座ソレイユ・シュート!」
「プリキュア !コスモシャイニング!」
「かに座ミルキー・ショック!」
「りゅうこつ座アース・スラッシュ!」
連続でミルキーたちの技が次々と決まっていき
「スターいくぞ!」
2人は飛び出す
「プリキュア !うお座スター・パンチ!」
「プリキュア !おおぐま座アース・スラッシュ!」
アースとスターの渾身の必殺技が更にダークネストを吹き飛ばした
「みんなの思い!重ねるフワ〜!」
「シャイニートゥインクルペン!」
「声を重ねるフワ!」
「キラキラ〜!」
「トゥインクル!」
「キラキラ〜!」
「トゥインクル!」
「「「「「イマジネーションの輝き!なりたい自分に!」」」」」
「星の力輝くフワ〜!」
「思いを重ねて!」
「「「「「プリキュア!スタートゥインクル・イマジネーション!」」」」」
スタートゥインクル・イマジネーションが決まると、ダークネストの仮面が砕け散りその素顔を晒した
「ノットレイ!?」
そして黒いもやがワームホールを作り、力を無くしたノットレイが消えていった
「フフフ…歪みが足りぬか。だが…鎧の力は試された」
「鎧の力を試す為の人体実験…。そのやり方は気に食わないな」
ダークネストが笑う中、ゾディアークはゴミを見るような目でダークネストを見ていた
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次の日の朝
町中ではプレゼントを貰った子供たちの笑顔で溢れていた
「やれば出来るじゃ〜ん!とんだ邪魔が入ったけど、皆んなのお陰でクリスマスプレゼントも配り終えてサプライズ成功じゃ〜ん!」
「力を合わせれば何とかなりますね」
「ニャン!」
「お手伝いロボも直ったルン!」
配達も無事終わりロボットも直った事もあり、サンター星人も大喜び
「感激じゃん!!これはプリキュア サンタからのプレゼントじゃん!」
「サプライズ成功!」
「サンター星人さん、また来てくれる?」
「勿論じゃん!」
「最高フワ!」
「来年も宜しくな!」
そして地球での仕事も終えてサンター星人は空へと帰って行った
「「「「「「メリークリスマス!」」」」」」
一方で、ダークネストのやり方に気に食わなかったゾディアークはイライラしていた
「……」
「手を切りますか?」
「いや…捨てるには勿体無い。こちらとしても保険として、ダークネストとはこのまま友好的にいるのがいい」
「だけどよぉ、ああ言うのは一番──」
「分かっている!!」
思わず声を荒げる
「分かっている。使えない部下であってもあの仕打ちは許せない。けれど、今は目を瞑るしか無い…」
「…そうかよ。まぁどのみち、ダークネストには頑張って貰わないといけないからな!」
「そうだ。ダークネストにはもっと力を蓄えて貰わないと…な」
ゾディアークは手の中にあるダークマターペンを弄りながら呟いた
「やるぞ……最終調整だ」
TV観て思ったけど羽の生えたダークネスト様が蛾にしか見えなかった…
ここまでの拝読ありがとうございました!