スター☆トゥインクルプリキュア 〜星々達の煌めき〜   作:シロX

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ひかる回

遂にここまで来ました!


第57話 ひかるとキラキラ輝く星の光

「トゥインクルイマジネーション…」

 

まだお昼時。外は雨が降っており中も外も薄暗い。明かりも付けずに、ひかるはベッドに寝転がってなにやら悩んでいた

 

「ひかる〜?ララちゃん来たわよ〜」

 

「あっ!そうだった」

 

雨の日でもお構いなく、ロケットにみんなは集まる。そこでは、えれなの留学の話や、ユニの部屋について話していた。

ひかるも流石に、みんなの前では明るく振る舞い知られない様に隠していた

 

「あれ?流星君は?」

 

「流星なら今用事で出掛けてるルン」

 

 

 

 

 

「遼じいさん、これってココでいいですか?」

 

「うん。そこでいいよ」

 

流星は少し前に遼じいに手伝いを頼まれていた、「冬の星座教室」の準備をしていた

 

「少し外を見てるよ。準備引き続きお願い出来るかな?」

 

「勿論です」

 

1人黙々と準備をしてるいと

 

「え〜っと、この荷物をあっちかな?……ん?ひかる?」

 

フワを抱えたひかるが来ていた

 

「流星君?どうして?」

 

「星座教室の手伝い。そういえば、今日はロケットで集まるんじゃなかったのか?」

 

「それは…」

 

「いや、聞かない事にする。それよりも、ここに来たって事は何か手伝いでも任された?」

 

ひかるの気持ちに察して話題をすり替えた。ひかるも星座教室の手伝いで、その時に使うはくちょう座の絵を描いていた

 

「わたし、この教室で星座が好きになったんだよね」

 

「そうだったんだ。オカルトは父親で、宇宙や星に関しては遼じいさんの影響か」

 

「うん!だからわたし、オリジナルの星座を作る様にもなったんだよね!年に一度、お父さんは七夕に帰ってくるでしょ?わたしがデネブで、織姫のベガがお母さん、彦星のアルタイルがお父さんだって」

 

「上手いな。夏の大三角形をそう例えるなんて」

 

「フワ!」

 

「流石ひかる上手いね」

 

先程の話を遼じいも聞いていたらしい

 

「でもさ何で?はくちょう座は夏の星座なのに?」

 

遼じいはひかるの質問にプラネタリウムで説明する事にした。流星は、まだやる事があるらしく残って準備に励む

 

「はくちょう座は夏に良く見えるけどね、デネブの輝きは冬でも良く見える。それを皆んなに教えたくて」

「…珍しいね。近頃、天文台に来る時はララちゃん達と一緒だったのに」

 

遼じいが気になっていた事を話す

 

「一緒か…だよね」

 

少し話そうか迷っていたけど、遼じいには今の自分の悩みを打ち明けた

 

「わたしさ、いつも自分が楽しければ1人だって平気だった」

 

「そうだね。ひかるは小さい頃から『人は人、自分は自分』て感じだったもんね」

 

「でも今は、ララたちが…みんながとっても気になるの。…自分だけ進んでない、取り残されてるって思ったり…焦ったり……。何か、わたしおかしいんだよ…」

 

やはり、ひかるは自分がトゥインクルイマジネーションを見つけれてない事を気にしていた。それだけでは無く、自分のやりたい事も見つけ始めてる

 

それに対して遼じいは

 

「友達ができると言うのはそうゆう事さ」

 

「え?」

 

「おかしな事なんてないよ」

 

ひかるが思ってる今の気持ちを全然おかしくないと言う

 

「友達と…時には比較しまうよ。時のうつろいと共に周りは変わる。焦りや戸惑いだってあるさ」

 

ひかるよりも長く生きて来ただけあって、その言葉の重みがしっかり伝わる

 

「夏と冬ではデネブの周りで輝く星、星座は違う。デネブはおよそ8千年後には、北極の近くで輝く」

 

「確か、北極星になるんだよね?」

 

「その通り。環境や状況が変わっても、デネブは変わらず輝き続けるんだろうね」

 

「クシュン…フワ?」

 

丁度話の区切りがいいところで、フワがくしゃみをして立ち上がる

 

「わたし、ララたちの所へ行くね」

 

「行ってらっしゃい」

 

少しは気持ちが楽になったのか、ララたちが待つロケットに行く事にした

 

「流星君ロケットは?」

 

「5分かそこらで行けるから気にせず行っておいで」

 

「待ってるね」

 

流星は準備の方に再度取り掛かり、言ってた通り5分程で出来て天文台を出た

 

「やっぱり降ってんな。傘傘っと……」

 

傘をさそうとした時、1人の人物が流星に近付く

 

「よっ!」

 

「ゾディアーク…」

 

いつもの鎧姿では無く、地球にある服を着て傘もさして現れた

 

「話がある。時間はいいか?」

 

「…あぁ」

 

話だけならと思い場所を移動する

 

「それで何か?」

 

「一時休戦といこう。そして、一緒にノットレイダーを倒さないか?」

 

思わぬ提案に驚きも冷静に考える

 

「それは無理だ。そもそも敵同士」

 

「敵の敵は敵…そうだろ?」

 

「それでもだ。目の前の利害が一致してるだけ合って、先の事までは保証出来ない」

 

「そうか…。なら話は終わりだ。帰るよ。次に会う時こそ……最後の時だよ」

 

立ち去ろうとするが足を止めて振り返ると

 

「言い忘れてた、星奈ひかる…あの子の所にノットレイダーと一緒だったのを見たよ」

 

「!?」

 

「早く行った方が良くない?あの子今1人なんだろう?」

 

流星は急いでひかるの元へ行った

 

 

 

 

 

////////

 

ひかるはキュアスターに変身してカッパードと戦っていた。だが、現在の天気は雨。いつも以上にパワーアップしたカッパードに、手も足も出ずに苦戦を強いられていた

 

「フハハハッ!水が体に染み渡る!最高だ!」

 

カッパードの気分は最高潮に達して巨大な水の塊を構えていた

 

「カッパード・ストライク!」

 

今までとは桁違いの技がスターに降り注ぐ

 

「スター・パンチ!」

 

スターも対抗するが

 

「駄目!?うわぁぁ!!」

 

押し返す事も出来ずに巨大な水の塊がスターを飲み込んだ

 

「この星の水…思い出す」

「俺の故郷…旅人に分け与える程豊かな資源…麗しき星を…そして思い起こさせるあの惨劇を!」

 

止めの一撃を放つ為近付く

 

「我らの善意は…奴らの悪意を増長させたのだ!!」

 

怒りのまま近付く

 

「全て!奪われた!!この憤りが…お前には理解出来まい。ぬくぬくと生きている…お前にはな!!」

 

振りかざす武器、しかし

 

「フ〜ワ〜プ!」

 

フワがスターの元へ駆け込んでワープで空中へと脱出した

 

「早く逃げるフワ!」

 

「無駄だ!」

 

だがそんなフワの頑張りも虚しく、既にカッパードは背後に回っておりカッパード・ストライクの体勢に入っていた

 

そして無慈悲に放たれ叩き付けられた

 

「スター!スター!スター!!」

 

フワを庇って助けたが、ダメージが蓄積して変身が解けてしまった

 

「人は変わる…イマジネーションなどすぐ歪む。それなのにお前は『大好き』、『キラやば』いつもいつもそればかり!そんなものは無力!…終わりだ」

 

絶対絶命のピンチに空から3つの光がカッパードに向かっていく

 

「ハッ!」

 

それを難なく振り落とす

 

「ようやくおでましか」

 

ひかるのピンチに、アースたちが駆け付けた。先程の光は、ソレイユ、セレーネ、コスモによる攻撃だった。

アースとミルキーはひかるの前に、ソレイユたち3人はカッパードの後ろに立つ

 

「みんな…」

 

「やれ!」

 

そんな3人はノットレイの相手をして、カッパードは未だにひかるを狙う

 

「…!」

 

「いい目だ。恐怖に…歪んでいる!!」

 

怖がるひかるにミルキーがバリアーを貼り守る

 

「ミルキー!」

 

「スターカラーペンダント!カラーチェンジ!」

 

ビッグバンスタイルになったアース。無防備となっている背後に攻撃を仕掛けようとするも

 

「それで不意を突いたつもりか!!」

 

繰り出す拳を片手で受け止める

 

「そんな!?」

 

「くらえ!」

 

「グハッ!」

 

振り解き、水を纏った左手でアースを木々に薙ぎ払った

 

「アース!」

 

「無駄だ!」

 

「うわぁ!」

 

とうとうバリアーさえも破られミルキーも倒れる

 

「ミルキー!」

 

心配と同時にひかるは自分の情け無い事に涙ぐみ責める

 

「わたしのせいだ…わたしがトゥインクルイマジネーションを見つけられないから…。みんな…ごめん」

 

「見つけられる筈が無いだろう。お前如きが。この宇宙の現実も知らず、異星人同士が理解出来るなどと綺麗事を言っている…お前ではな!」

 

「…そんな事…ないルン」

 

その言葉にひかるは顔を上げる

 

「綺麗事なんかじゃ…ないルン!」

 

「ミルキー…」

 

ミルキーはひかるを庇うように立ち上がる

 

「ちゃんと仲良くなれたルン。ひかるやえれな、まどかたち。それだけじゃないルン。あなたも見たルン?2年3組のみんなを!」

 

ミルキーも正体が知られた時は苦しんだ。だけど、それでもみんなは受け入れてくれた

 

「みんなが受け入れてくれたルン!わたしらしくしてても、ちゃんと理解し合えるって…ひかるが教えてくれたルン!」

 

「ララ…」

 

「ひかるは…ひかるルン!」

 

「…!」

 

その言葉は、自分がララに向けて言った言葉。今度はミルキー…ララがひかるに向けて言った

 

 

『──デネブは変わらず輝き続けるんだろうね』

 

 

「そっか、遼じいが言ってた周りが変わってもデネブは変わらず輝くって…」

 

「フワ?」

 

「わたし知りたい。宇宙の事、みんなの事…もっと知りたい!」

 

立ち上がったひかるはそのままカッパードへと歩き出す

 

「それに、カッパードあなたの事も!」

 

「知るだと?緩い環境で育ったお前に!何が分かる!」

 

「そうだよ分からない。…でも、だからわたし…あなたの輝きももっともっと…知りたいの!」

 

流す涙がペンダントに落ちて微量ながら光り出す

 

「みんな星みたくさキラキラ輝いてる、その輝きは教えてくれるの。輝きはそれぞれ違うんだって!わたしはわたし!輝いていたんだー!!」

 

握り締めるペンダントからピンクの光りが激しく照らす

 

「この力は!?」

 

「トゥインクルイマジネーションフワ!」

 

 

 

「スターカラーペンダント!カラーチャージ!」

 

 

「宇宙(そら)に輝くキラキラ星!キュアスター!」

 

 

 

「キュアスター!!」

 

雄叫びを上げならもカッパードは拳を放つが

 

「何!?」

 

それを片手でスターは受け止めた

 

「怖くない。あなたの事が少し分かったから」

 

「ほざけ!お前らに何が分かる!」

 

カッパードの武器の形状が変わり三叉槍に

 

「カッパード、他の星の人の事信じられないかも知れない。でもさ、わたしの事やみんなの事も分かって欲しい。知って欲しいの!」

 

「黙れぇぇ!!」

 

「怖がらないで」

 

攻撃を避けつつカッパードの事を思い、そして優しく言葉を掛ける

 

「俺が恐れているだとーー!?」

 

怒りに身を任せ、またも特大のカッパード・ストライクの構えをする

 

「砕け散れぇぇ!!」

 

迫る攻撃にスターは今まで以上の力を発揮する

 

「プリキュア !スター・パンチ!」

 

トゥインクルイマジネーションの力によって、プリンセス以上の力で渾身の一撃を粉砕した

 

「おのれ…おのれぇぇぇ!!」

 

「みんな力を貸して!」

 

 

「みんなの思い!重ねるフワ〜!」

 

「シャイニートゥインクルペン!」

 

「声を重ねるフワ!」

 

「キラキラ〜!」

 

「トゥインクル!」

 

「キラキラ〜!」

 

「トゥインクル!」

 

「「「「「イマジネーションの輝き!なりたい自分に!」」」」」

 

「星の力輝くフワ〜!」

 

「思いを重ねて!」

 

「「「「「プリキュア!スタートゥインクル・イマジネーション!」」」」」

 

 

「グッ…うぉぉ!!」

 

武器も破壊されカッパードは這いつくばる

 

「クッ…!?」

 

そんなカッパードに光が…スターが手を差し伸べる

 

その手を取ろうとする

 

「…!」

 

だが、突然現れたワームホールがカッパードを連れ去った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とうとう、トゥインクルイマジネーションが揃ったでプルンス〜!」

 

 

 

「お前の激しい歪み、憤りを滾らせるのだ!」

 

 

 

「2人とも準備は出来たか?行くぞ!」

 

 

ある者は揃った事に喜び、ある者は計画を進め、ある者は出撃する

 

プリキュア 、ノットレイダー、ゾディアークによる三つ巴の最終決戦が今始まろうとする




出来を見返しだけど、ひかる成分が足りなかった…
物語もいよいよ佳境に入って来ました!

そして今月でスタプリが終わる…
と、言う事はこの小説の終わりも近し

ここまでの拝読ありがとうございました!
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