スター☆トゥインクルプリキュア 〜星々達の煌めき〜   作:シロX

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若干の描写の手抜き感でお送りします

本編スタートです!


第62話 神とあの時の約束

「あ……我…がっ…!」

 

「良いぞこの力!」

 

腹を貫いた腕から、へびつかい座の力を奪って自分の力に変える

 

「今すぐ離れなさい!」

 

「言われんでもそうするさ」

 

十分に力を奪ったゾディアークはへびつかい座をゴミの様に捨てる

 

「プリキュア を滅ぼす…」

 

ゾディアークが宙に浮きドス黒いオーラが身を包み込む

 

「そんな…アースは…?」

 

「死んだ」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「そんな…そんな筈はありません!だってアースは──」

 

「現実を受け入れろ」

 

ゾディアークの包み込むオーラがドンドン膨れ上がり、いつの間にかスターパレス以上の大きさになった

 

「奴は…星空流星は故郷と共に滅びを迎えた」

 

「…アースは約束してくれました。だからわたくしは!!」

 

包み込んでいたオーラを払い姿を現す。全身が闇そのもの、体に12星座の星座記号が刻まれてある

 

「僕は…否!我は『神』」

 

「神?」

 

「神は絶対、如何なる行為も全て無力なり」

 

巨大な手がパレスへと向けられる

 

「サジタリアス」

 

手が矢へと変わる

 

「みんな!」

 

スターの合図で全員が構える

 

「神に歯向かうか?愚かな」

 

(アースは絶対──)

 

矢が放たれた

 

「アーースーー!!」

 

 

 

 

 

「……?」

 

襲って来る矢に目を瞑るがいくら待っても来ない。ふと目を開けると

 

『大丈夫ですの?星奈さん?』

 

「えっ?ええぇぇぇ!!?」

 

姫ノ城のシルエットがスターを守っていた。

守って居たのは姫ノ城だけではなかった

 

『ララルン、そんな怖い顔をしないで笑おうぜ!』

 

「カルノリルン!?」

 

『お姉ちゃんもしかしてビックリした?』

 

「とうま!?」

 

『香久矢家たる者恐る必要など無い』

 

「お父様!?」

 

『レインボーの少女よ手を貸そう』

 

「ハッケニャーン!?何で…」

 

1人1人に守る者が付いており、その人物たちに驚きを隠せなかった

 

「ギリギリ!セーフ!」

 

ひょこっとスターの近くからアースが顔を出す

 

「「「「「アース!」」」」」

 

「何故生きている?」

 

「脱出出来たからに決まってるだろ?」

 

「アース大丈夫ですか?」

 

「それよりこれはどうゆう事よ!説明しなさい!」

 

「イマジネーションの爆発?」

 

「説明になってない!!」

 

「まぁまぁ落ち着いて!」

 

食いつくコスモをソレイユは宥めて抑えようとする

 

「まぁ良い。どちらにしろ、我には関係の無い事。増えたなら減らすのみ」

 

「ものの数分見ないうちに大きくなったもんだ」

 

「感心してる場合じゃないルン!」

 

「分かってる。ハァッ!」

 

レインボーイマジネーションペンで線を描くと、小さな星がキラキラとアースたちに降り注ぐ

 

「キラやば〜っ☆」

 

「みんなにプリンセスの力を少しの間使える様にしといた。念じればいつでも力を行使出来るよ」

 

「そんな事可能ルン!?」

 

「レインボーイマジネーションペンに不可能は無い!……多分」

 

「そこは自信持って言いなさいよ…」

 

「最後の余興は済んだか?」

 

「済んだよ」

 

アースたちは目の色を変えて横一列に並ぶ

 

「さぁ!繋がろう!」

 

「喚くな、人の子よ」

 

神となったゾディアークから先制攻撃。目から赤い光線が出るも、全員空へと散って避ける

 

「しし座ミルキー・ショック!」

 

トゥインクルスタイル、レインボーイマジネーションペン、プリンセスの力を複合した一撃は目を見張るものだった。

それは電撃では無く雷撃

 

「凄い威力ルン…こんなの初めてルン」

 

あまりの力に放ったミルキー自信ですら驚く

 

「セレーネいくよ!」

 

「はい!」

 

「ソレイユ・シュート!」

 

ソレイユ・シュートはゾディアークを超えて遥か上空で静止する

 

「セレーネ・アロー!」

 

そこへセレーネの矢を放ち、静止した火の球が派手に飛び散り炎の雨を降らせる

 

「わたしも行くニャン!」

 

「コスモ!ペンを想像してごらん!」

 

「え?分かったわ!」

 

コスモはアースに言われるがままに頭の中で思い浮かべる。

すると、手にプリンセススターカラーペンが具現化した

 

「なるほどこれは便利ね!」

 

 

「プリンセススターカラーペン!いて座!クルクルチャージ!」

 

「プリキュア !レインボースプラッシュ!」

 

 

「オオォォ!」

 

だがそれをホワイトホールであらぬ方向へと流す

 

「人の子よ。無駄な努力はせぬ方が良い」

 

「スター一緒に!」

 

「うん!」

 

「「プリキュア !」」

 

「うお座スター・パンチ!」

 

「ビッグバン・スラッシュ!」

 

「アリーズ」

 

羊型の盾が2人の攻撃を阻んだ

 

「それが人の限界」

 

「それでもあたしたちは限界を超えて来た!アース!」

 

「あの人だな!任せろ!」

 

アースの言うあの人とは

 

『お前らの熱いハート!受け取ったじゃけぇ!』

 

「ナイスアース!」

 

アースが呼び出したのは、プルルン星でお世話になった親方だった

 

「さそり座ソレイユ・シュート!」

 

『ファイヤーーー!!』

 

プリンセスの力と親方の炎が合体して、太陽に近い火力のソレイユ・シュートがゾディアークに向かってく

 

「通用せぬ」

 

ホワイトホールで吸収して受け流すのだが

 

「…!」

 

吸収し切れずに穴が弾けてソレイユの攻撃が決まった

 

「やった!」

 

「ほう…これは中々。だが、もう終いではないか?」

 

ここまでの戦闘は連戦。疲労が溜まり体力もピーク。

それに引き換えゾディアークは、まだ余力を残している

 

「みんな大丈夫か?」

 

「わたしたちなら大丈夫だよ!」

 

「ルン!まだまだいけるルン!」

 

アースの思ってる事とは裏腹にスターたちはピンピンしていた

 

「そうか…なら、最後の仕上げといきますか!」

 

今度はそれぞれが所持してるプリンセススターカラーペンを持つ

 

スターはおうし座、ミルキーはしし座、ソレイユはてんびん座、セレーネはやぎ座、コスモはおとめ座

 

「星を描く!!」

 

レインボーイマジネーションペンの力を借りて、全員が星を描く

 

そしてスターたちの姿が変わり始めた

 

「あの姿は!」

 

それぞれが使ったプリンセスのドレスを見に纏い、トゥインクルスタイルから12星座ドレスへと変身した

 

「キラやば〜っ☆プリンセスのドレスだ!」

 

「煌びやかです!」

 

「これならいけるニャン!」

 

プリンセスの特徴的な部分を残しつつドレスを光らせる

 

「どれだけ強化しようと神には通じん」

 

「例えそうだとしても諦めない!だって僕たちは!!」

 

「「「「「「プリキュア だから!!」」」」」」

 

全員が一斉に飛び出す

 

「人間風情が調子に乗るな!!」

 

ゾディアークも12星座の力をフルに使い全て呼び出す

 

「調子に乗ってなんか無いルン!」

 

ミルキーの雷撃がアクエリアスを撃破する

 

「あたしたちは、みんなの笑顔を守る為に戦ってる!」

 

ソレイユの蹴りがアリーズを砕く

 

「その『みんな』に貴方も、ゾディアークも入っています!」

 

セレーネの矢がリーブラを撃ち抜く

 

「こんな事が…!?」

 

「色んな人に出会い、経験をして、仲良くなって来た!」

 

コスモの張り手でおうし座を沈める

 

「わたしたちのイマジネーションはどこまでも広がっていく!」

 

スターのパンチがサジタリアスの矢を弾く

 

「その想いは誰にも消されない!!」

 

レインボーイマジネーションペンによって、スコーピオが拘束された

 

「ならば…我が消し去る!!」

 

ゾディアークの右拳にエネルギーが集約される

 

「神の裁きを食らうがいい!!」

 

「みんな…力を貸してくれ!!」

 

アースはこれまで出会った人たちをペンで描く

 

「その様な玩具を使わなければ何も出来ないお前たちに繋がりだと?笑止!神に繋がりなど不必要!ありとあらゆる出来事を思いのままに操るこの力こそ正義!」

 

「だったら見せてやる!人の繋がりを!!」

 

 

「虹色に輝く想いよ繋がれ!」

 

1人1人の光がペンに集まり、そして六芒星を描く。

人の想いを全て込めた虹色の星を、ペンで突いて放った

 

「プリキュア !ギャラクシー・イマジネーション!」

 

 

 

眩い星の閃光と黒く禍々しい拳がぶつかり合う

 

だが、アースの最後で最大の力を込めた攻撃すらも押し返され始める

 

「神の力の前に平伏すが良い!!」

 

「1人じゃない!みんなの想いが込もったこの星は、絶対に壊れない!!」

 

「みんないくよ!」

 

スターの呼び掛けで、12星座ドレスからトゥインクルスタイルに戻りアースの加勢に入る

 

「スター・パンチ!」

「ミルキー・ショック!」

「ソレイユ・シュート!」

「セレーネ・アロー!」

「コスモシャイニング!」

 

スターたちの援護もあり押し返す

 

「神であるこの我が…負けるだと!?」

 

「アンタは十分に頑張った。だからもう、楽になってもいいんだよ」

 

アースたちのギャラクシー・イマジネーションがゾディアークの腹を貫通して、内部から浄化していく

 

「ば、バカな!?…ありえ…ん!…だが、タダでは!!」

 

崩れゆく巨大な体を両手で腹の部分を埋めて、体の内部にあるギャラクシースターカラーペンを砕いた

 

「何…これ!」

 

「引っ張られます!?」

 

砕いた事により、ペンに眠る強大なエネルギーが空間を捻じ曲げ一時的にブラックホールが出来てしまった

 

徐々にアースたちどころか、星ごと呑み込もうとする

 

「皆さん!早くパレスの方へ!」

 

「呑み込まれるでプルンス!」

 

プリンセスたちが、最後の力を振り絞ってパレス全体に結界を張りみんなを守る

 

「あたしたちも早く!」

 

「良し…おわっ!?」

 

アースがその場を離れようとすると何か足に巻き付いた。それを辿ってみると

 

「流星ィィィィィ!!」

 

ゾディアークが僅かなオーラでアースの足に巻き付いていた

 

「我と…僕と一緒に地獄の旅行と行こうじゃないか!!」

 

「フッ!」

 

レインボーイマジネーションペンでスターの力を宿らせ、星形のエネルギー体で足場を作り踏ん張る

 

「僕ごと道連れに…!」

 

「僕と繋がりたいんだろ?だったら僕と一緒に!!」

 

「ゾディアーク…」

 

アースは踏ん張る事をやめた

 

「いいよ。何処までも付いて行くよ」

 

「…!?」

 

「折角そっちから繋がり始めたんだ。それを無碍には出来ないよ」

 

アースは笑顔でそう言い、ゾディアークは呆気に取られていた

 

「何を言ってるの!?こっちへ来なさい!!」

 

「アース…ハッ!」

 

「セレーネ待って!」

 

セレーネは飛び出してソレイユが掴もうとするも、手が届かなかった

 

「アース!」

 

「な!?おい馬鹿!何で来ちゃったの!?」

 

セレーネはアースに抱き付き戻って来た

 

「アース約束しましたよね?この先どんな事があってもずっと一瞬、と」

 

「セレーネ…」

 

「もう離しません。わたくしも一緒に」

 

セレーネはアースの手を握る

 

「覚悟は出来ています」

 

「そうかよ…」

 

説得しようと思うも、今のセレーネには何言っても聞かないと感じて諦めた

 

「そんなの駄目!!」

 

パレスから声が聞こえた。スターだった

 

「これ以上誰かがいなくなるのは嫌だよ!お願いだから帰って来て!!」

 

スターの必死のお願い。アースはそれを目でセレーネに聞くが

 

「…」

 

セレーネは首を横に振るう

 

「そんな…」

 

「そろそろ時間だ」

 

アースは足場を解き、セレーネと手を繋いで呑み込まれて行く

 

「アース!セレーネ!」

 

 

 

 

 

「「スター、ありがとう」」

 

 

 

 

 

最後にそう言い残して、2人は呑み込まれる寸前にゾディアークの手を取って、3人手を繋いだ状態で消えた

 

そしてブラックホールもまた消えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後に残ったのは『悔しさ』と『叫びの声』だけだった




おっと!次回はどうなるか?

ここまでの拝読ありがとうございました!
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